みやき町議会 > 2010-06-09 >
2010-06-09 平成22年第2回定例会(第2日) 本文
2010-06-09 平成22年第2回定例会(第2日) 名簿

  • "老人等"(/)
ツイート シェア
  1. みやき町議会 2010-06-09
    2010-06-09 平成22年第2回定例会(第2日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(宮原宏典君)  平成22年第2回みやき町議会定例会3日目の会議、御出席ありがとうございます。  全員出席です。直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しております日程表のとおりでございます。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(宮原宏典君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第1号、2番田中俊彦議員の一般質問を許可いたします。田中議員。 3 ◯2番(田中俊彦君)  皆様おはようございます。議席番号2番、田中俊彦でございます。私は、平成22年第2回定例会におきまして、さきの通告書に基づき一般質問を行います。どうぞよろしくお願い申し上げます。  なお、質問は次の3項目です。1つ、町道の新設計画について。2つ、町道の事故防止策について。3つ、町内7小・中学校について。  まず、1項目めの町道の新設計画について、次の2点御質問いたします。  1)西島交差点から板部間の取り組み。2)その他の町道の新設計画の有無。  それでは、1点目の西島交差点から板部間の取り組みについてですが、平成22年3月定例会の町長所信表明の中で、「便利で暮らしよいまちの基盤づくり」として、中原、北茂安を経て三根校区までみやき町を縦断する南北の幹線道路を今年度から平成26年度までの5カ年間で整備するとのことでした。このことについて、早速町民の方から、どのようなルートになるのか、この道路がみやき町3校区の町民相互のさらなる融和につながることを期待するなどの御質問をいただいております。もちろん私も、この道路に期待する町民の一人でもあります。町長の所信表明から短い期間ではありますが、現在までの経過や今後のスケジュールなどをお伺いするものです。  次に、2点目の新たな町道の設置計画の有無について御質問いたします。  地域に道路が1本通るだけで、新たな人や車の流れができ、地域の活性化、発展など、大きく寄与すると考えます。そこで、今現在、道路の新設について、いずれかの地区から要望があっているのか、ないのか。また、要望があっている場合、その取り組みはどうなっているのかなどについてお伺いするものです。  以上で1回目の質問を終わります。  なお、2回目からの質問及び2項目、3項目めの質問は自席にて行いますので、よろしくお願いいたします。 4 ◯議長(宮原宏典君)
     町長。 5 ◯町長(末安伸之君)  おはようございます。通告1号、2番田中議員の御質問にお答えをいたします。  まず、町道新設計画についての1項目めの西島交差点から板部間の取り組みについて御回答を差し上げます。  みやき町を縦断する町道の整備計画としまして、道整備交付金事業によりまして、西島交差点から県道の板部交差点までの区間、約4,000メートルを計画いたしております。4月に国土交通省九州地方整備局に対して交付金の交付申請を行ったところであります。今後は、国からの交付決定を受け、路線の測量設計業務用地測量等を行い、その後、地権者、関係地区への説明会等を開催して、平成23年度より用地買収、工事に着手していく計画であります。なお、できるだけ今の既存の農道も含む既存道路を活用しながら整備を進めていきたいと考えております。  2点目のその他町道新設計画の有無についての御質問でありますが、各行政区からの要望等は、まちづくり環境整備事業において緊急順位のランクづけを行い、事業の実施をいたしております。平成19年12月に当初策定を行い、3カ年ごとの見直しを行うこととしておりましたので、平成21年の12月に事業の見直し作業を行いました。このとき、各行政区より292の要望が提出されましたけれども、その中で新設道路の要望は現時点ではあっておりません。  以上、御質問にお答えを終わります。 6 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 7 ◯2番(田中俊彦君)  ありがとうございました。  まず、西島交差点-板部間でございます。約4,000メートルを交付金申請を行ったと。来年度、平成23年度から用地買収にかかる。なお、現在の農道を活用するという部分でございます。確かに、それこそ今まさに計画の段階でございますので、正式なルート等々は言えないかもしれません。この計画は5年間という部分でございます。これに間違いございませんでしょうか。  それと、平成21年12月、事業見直しということで、ここでは新たな町道はあっていないということでございます。これは確認させていただくだけで結構かと思います。何かございましたらお答えいただきたいと思います。 8 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 9 ◯建設課長(中島 識君)  田中議員の2回目の質問にお答えします。  先ほど町長のほうから答弁がなされたように、西島交差点から板部の交差点までの間につきましては、既存の町道を利用しながら、用地買収等も含め、今後、設計に入るわけでございますけれども、そういう点につきましては、やはり先ほど議員が申し上げられたとおり、まだルートの決定をいたしておりませんので、どのような形になるというのはまだこの段階では発表を差し控えさせていただきます。  それから、5年間の事業については間違いないかということでございます。これにつきましては、もう決められたとおり26年までの事業実施年度、5年間ということでございまして、この5年間のうちに事業を終了しなければ、その時点で交付金の事業としては終了するという意味でございます。あとは、どうしてもできない場合については単独でしていかなければならないような状態になるかも、ちょっと今の段階では考えなければならないかもわかりません。これについては、まだはっきりわかりませんので、御了解いただきたいと思います。  なお、1の2のその他の道路新設関係ですけれども、先ほど町長が申し上げたとおり、昨年、要望書をとった段階においては、新しい町道をということでは要望はあっておりません。  以上でございます。 10 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 11 ◯2番(田中俊彦君)  先ほど申しましたように、町民の方から、どのようなルートになるのか、この道路が開通した時点でみやき町3校区の町民相互のさらなる融和につながる、これを期待いたしますよという部分でございます。ぜひ5年間という長きの工事ではございますが、ひとつ一刻も早く開通、そして活用できることをお願いして、1点目を終わりたいと思います。  続きまして、2点目の町道の事故防止について御質問いたします。  まず、質問に入る前に、地域はもちろん、多くの町民の方々が望んでありました町道西尾山田線の姫方から簑原に入る手前の極端に狭い箇所、約180メートルの拡幅工事が完成したことに伴い、通学路であるこの道路の事故防止、車両通行の安全、利便性に大いに寄与すると、多くの町民の方々が町の取り組みに喜ばれ、感謝の声を上げられていることをお伝えいたします。  なお、拡幅完成後に測量されたこの拡幅道路の南側の側溝及び大倉団地に向かう西側道路の側溝などの改修がいつになるのか、ことしの梅雨時期までには完了するのかと楽しみに待っておられますので、そのスケジュールを明らかにしていただけたら、さらに喜ばれると感じる次第です。  それでは、2項目めの町道の事故防止策について、次の2点御質問いたします。  1)町道中原香田線JR長崎線北浦踏切から南へ約300メートルの区間で、のり面の数カ所が再三崩落し、処置後二、三年でまた崩落する実態を踏まえ、恒久的な崩落防止策への取り組みの進捗状況。2)町道の維持管理、補修整備などへの対応。  1点目の町道中原香田線JR長崎線北浦踏切から南へ約300メートルの区間で、のり面の数カ所が再三崩落し、処置後二、三年でまた崩落する実態を踏まえ、恒久的な崩落防止策への取り組みについて、私の平成18年第3回定例会の一般質問の回答では、「町道と水路の間に民地があり、恒久的な改善はできないが、安全対策を図りながら関係者との協議を行っていく」。次に、平成20年第3回定例会では、「この区間の地権者は15名程度で、約半分、7名の方がみやき町、あと残りの方が町外で、セキスイさんが大阪、あとは佐賀、神埼、鳥栖と近目であるが、恒久的な建造物をつくるには早急な用地交渉が必要である。交渉は早急に地権者の方と行う必要があり、地権者の同意を得ながら十分建設課としても進めていきたいと思う」との回答でした。さらに、平成21年第2回定例会では、「現在、関係用地が16筆、地権者15名、地権者の方に連絡し、まず事業概要の説明を個別的に開始したが、相続を伴う箇所、管理がなされていない箇所が幾つかあり、交渉が難航することが考えられるが、今後も一部相続などの事務手続を行うとともに、引き続き地権者の皆さんに御理解いただくような説明、交渉を行い、土地売買契約の締結をしたいと思っている。スムーズにいけば、一部、今年度中でも着手したいが、相続が非常に複雑なところもあるので、それについては所有権移転が困難な場合は、管理をされている方の施工同意でもいただいて工事を進めていきたいと考えている」との回答でございました。御承知のとおり、この道路の幅はそんなに広くありません。その中で、一般車両や大型コンテナ車など、交通量が多く、車両のみならず、自転車、歩行者の転落事故につながることも考えられる危険な状況であり、なおかつ近ごろの天候不順による局地的大雨などのときには真っ先に崩落する危険をはらんでいることから、崩落防止への早急な取り組みを期待し、質問するものです。  次に、2点目の町道の維持管理、補修整備などへの対応についてです。  現在、町道にでこぼこやアスファルトの欠けなど、傷んでいる箇所がよく目につきます。原因はいろいろあるかと思いますが、交通量の増加、あるいは水道管埋設工事や部分的な切り裂き工事など、いろいろあると思われます。網の目のように張りめぐらされている町道の維持管理は大変かとは思いますが、安全・安心のみやき町の観点から、事故につながる要因は一刻も早く取り除くことが必要不可欠と思います。そこで、現在、地区要望を含めたふぐあい箇所の確認から補修完了までの流れ、維持管理に取り組んである人員などについてお伺いするものです。よろしくお願い申し上げます。 12 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 13 ◯町長(末安伸之君)  2点目の町道の事故防止策についての2項目について御回答を差し上げます。  まず、1点目の町道中原香田線JR長崎線北浦踏切から南に300メートル区間の崩落防止策の進捗状況と今後の取り組みについて御回答を差し上げます。  町道中原香田線と並行してある法定外公共物、いわゆる水路の間に民地が存在をしておりまして、今、その民地部分が崩落をしている状況でございます。平成21年度予算におきまして、公有財産購入費及び工事請負費を計上させていただき、民地の崩落箇所を含む関係用地の9筆、地権者10名のうち、6筆、地権者6名については土地売買契約を締結しております。所有権移転まで、既にその6名の方には完了しております。残り3筆の地権者4名につきましては、所有者、もしくは管理者より内諾、土地売買契約書等はいただいておりますが、相続等の事務手続があり、現在も引き続き協議をお願いしているところであります。よって、現時点では地権者の方、また管理者の方と、そして相続権者の御理解はいただいておりますが、相続の手続がまだ済んでいないという状況であります。また、工事につきましては、平成21年度におきまして、国道34号線から北へ約100メートル程度、側溝敷設及び舗装補修を実施いたしております。今年度当初予算におきましても工事請負費を計上させていただいており、崩落防止工事を含め、合併特例債等を活用しながら、継続的に年次計画にて実施をしていきたいと考えております。  2点目の町道の維持管理、補修整備などへの対応について御回答をいたします。  町道の維持管理、補修工事の対応につきましては、くぼみとか段差等につきましては、補修材料による作業と請負業者による抜本的な補修工事を実施しているところであります。情報収集は、区長さんや住民の方々からの要請、そしてまた臨時職員による週2回程度の道路パトロール、また防犯パトロールとの連携による情報提供などを実施しております。まず、情報が入りますと、現場確認を行い、補修材料でいいのか、請負業者による補修工事を実施するのがいいのか、また補修工法等はいずれがいいのかを判断いたしております。補修材料の場合には即時に現場を対応し、業者による工事の場合は危険性がないように応急対策を行い、その後、本格的な工事を行っております。請負業者等は年度当初に入札を行い、即対応できる体制づくりに努めております。それらに対応する人的な配置につきましては、担当課のほうから答弁をいたします。  いずれにしましても、西尾山田線の簑原地区から姫方地区に入る約180メートルにつきましては長年の懸案事項でございました。田中議員には、直接、地権者の方の交渉にも幾度となくお手伝い等をいただきまして、長年未解決であったのが解決できましたことを、まず厚く御礼を申し上げさせていただきます。  今、集落内道路の町が管理する道路等については、情報が迅速に入って、その対応をさせていただいていますが、特に国県道並びに集落間道路等については、なかなか情報が迅速に入手できませんし、把握できない等もございますので、それらについて、より住民の方からの情報の御提供等もお願いしていかなければならないし、あわせて国県道を含むパトロールも強化していかなければならないと認識をしているところでございます。  以上です。 14 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 15 ◯建設課長(中島 識君)  田中議員の御質問にお答えします。  先ほど町長から答弁なされておりますけれども、いわゆる補修の体制ということでございます。現在、緊急雇用の職員、また臨時職員を利用しながら、これにつきましては5名でございますけれども、あと職員が同行したり、また職員が現場を回ったときにそういうくぼみ等を見つけた場合については、そのように即対応できる部分については対応するようにいたしております。そういう意味で、原材料、これは21年度予算の中で御承認いただいておりますけれども、原材料、いわゆる補修材料でございますけれども、レミファルトなりエースパッチ等、これにつきましては1,500千円程度の原材料を確保しておりますし、また工事請負費としまして約12,000千円、これにつきましては、やはりどうしても補修材料では対応できない部分ということで、根本的にやり直さなければならないという部分があった場合については、そういう部分を工事請負費で請負業者に対応していただくというようなことで、現在、対応している状態ということになります。  以上です。 16 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 17 ◯2番(田中俊彦君)  まず、1点目の町道の中原香田線、崩落する部分でございます。  21年度、関係用地で6名の方ですかね、所有権移転。3名の方は内諾をいただいているというようなお話だったかと思います。もし数字が違っていたら、もう一度教えてください。  ここでございますけど、先ほど申しましたように、平成18年度からこの取り組みについてお尋ねしているわけでございます。そういう意味では、少しずつ進んでいるのかなという気はするものの、ただ、先ほど申しましたように、今の天候不順、局地的な大雨が降ったりしますと、真っ先にここが崩落するんじゃないか。まして、先ほども同じように申し上げました大型のコンテナ、そういうものが通る。それから、車の量、通行量、非常に多うございます。ですから、そういうことからいきますと、逆に、いつまでに目に見える崩落防止の工事が完了するのかということをお教えいただきたい。また、そういうことが地域の方、あるいはこの事故防止、本当の事故防止につながると思います。事故が起こってからでは遅いんじゃないかという気がいたすところでございます。ですから、この300メートル一気に──これは私の考えでございます。一気にするんじゃなくて、例えば、大きなクスノキがあったりして、特別、今崩れないだろうというような箇所もございます。ただ、セキスイ団地、あの周辺、それから自転車置き場の倉庫ですかね、あるあそこら辺だけでもいいですから、早目に取りかかっていただきたい、このように思うものでございます。これについて、またお聞かせいただきたいと思います。  それから、2点目の町道の維持管理でございます。  補修の体制、5名体制で進んでいる。それから、対応のできる部分は現場で対応するというようなお話ございました。しかし、なかなかこれだけの町道、5名体制で果たしてどこまで行っているのかということでございますので、これも、例えば、ふぐあい箇所、だれがどこに連絡するのか。先ほども町長の答弁でありました。区長さんの要望書、これで行くのか。それとも、住民の方から直接、じゃ、どこに電話すればいいのか、どこに連絡すればいいのか、ここら辺も明らかにお教えいただきたい、このように思うものでございます。  以上、よろしくお願いします。 18 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 19 ◯建設課長(中島 識君)  田中議員の2回目の質問にお答えします。  まず、中原香田線の関係でございます。これにつきましては、21年度末におきまして完了している部分、いわゆる登記関係が済んでいる部分については、町長も申したとおり6筆でございます。あとにつきましては、いわゆる工事承諾書、また相続関係ができていない部分もございますけれども、一応全体的には了解をいただいております。  それから、21年度100メートル、国道から上のほうにやっておりますけれども、あとの残りの部分について、いつごろやるのか、どのような方法でやるのかということでございます。これにつきましては、残り、崩落部分につきましては約250メートルございますけれども、全体的には450メートルということで、残り350メートルになりますけれども、この部分につきましては、先ほど議員から申し上げられたとおり、危険な箇所につきましては、やはり私たちとしても早急にやっていかなければならないし、例えば、二度手間がないように、簡単な防止策ではなく、永久的なもので、半永久的なもので構築していかなければならないというような考え方を持っております。そういう意味で、距離的にも長いし、また金額的にもどうしても相当の額が必要でございます。そういう意味では、年次計画を立てた中で、やはり危険箇所を早急に整備しながら、今後、中原香田線につきましては工事完了というような形の方向で持っていきたいというような考え方を持っております。  それから、町道の補修でございます。先ほどから申し上げられるように、そういう場所が、くぼみなり段差等があった場合については、どのように連絡すればいいかということでございます。そういう意味の中では、町としましては、やはり区長さんを、要望じゃなくても結構でございます。電話でこういうところがくぼみがあったということで言ってもらえば、町のほうから、私たち現地を見て、対応できる部分については即対応していきたいというふうな考え方でございますので、個人的に言われた場合については、やはり区長さんのほうが自分が知らなかったということで、後で建設課のほうに苦情、トラブルがあった場合もございますので、そういうことを考えれば、なるべくなら区長さんを通していただきたいというふうに考え方を持っております。  以上でございます。 20 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 21 ◯2番(田中俊彦君)  まず、1点目の町道中原香田線でございます。  全体的な了解をいただいて、危険箇所を早急に整備するというようなものでございますけど、例えば、一気呵成に全線をするんじゃなくて、先ほど何回でも申していますこの崩落部分だけでも先に工事をしていただく。もちろんその前提として、所有権移転とか、もろもろがあるかと思いますけど、そして後からつなげていくというようなものはできないでしょうか。ここは本当に地域の方、大変心配されておるし、またそれを見る私どもも本当に大丈夫かなと。まして目の前に時期的に梅雨というものが来ております。ですから、一刻も早く、この場所だけでも、崩落している場所、距離的にすれば二、三十メートルでしょうかね、50メートルぐらいでしょうかね、その箇所だけをそういうような形でお願いできたらというふうに思っております。ぜひ前向きな御検討をお願いしたい、このように思うものでございます。  次に、2点目の町道の維持管理。  区長さんをすべて通すんでしょうか。それとも、個人的にと。住民の方から、一々区長さんに言わないかんかったらというようなお声もあるんですね。ですから、例えば、区長さんには関係部門が、こういうものが来ましたと、逆にフィードバックをするというようなこともできるんじゃないかというふうに思います。あるいは要望という形で一覧表にまとめて、ここからこんなものが来ましたというようなことで、これもお返しすれば、区長さんが知らんかったという、そういうものも解消されていくんじゃないかというふうに思っております。ぜひこういうようなことからいろんな対応をとって、危険、あるいは事故につながるんじゃないかと思われるものは、やっぱり一刻でも早く取り除いていただきたい。それが安全・安心のみやき町、誇りでもあるんじゃないか、それにつながるんじゃないかというふうに思っております。よろしくお願いします。 22 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 23 ◯建設課長(中島 識君)  田中議員の3回目の質問にお答えします。  中原香田線につきましては、全体的な工事区間があと350メートル程度残っております。こういう部分については年次計画というようなことで考えておりますけれども、先ほどから議員が言われる50メートル程度につきましては、現地をよく確認させていただきながら、今年度の予算の中で緊急的に、本来ならば道路、河川等についても同じことでございますけれども、部分的にやるんじゃなくて、やはり継続的に続けていったほうが一番効果的な方法だと思いますけれども、そういう部分があるということの認識の中で、現地を確認させていただきながら、今年度予算の中で対応できる分については対応させていただきたいというふうな考え方を持っております。  それから、2点目の維持補修でございますけれども、先ほど議員のほうから、区長さんのほうに逆にフィードバックしたらどうかということでございます。そういう意味では、今後、十分に建設課内の中で協議をし、本来ならば個人的には余り建設課としては受け付けをしていくような考え方はないわけですけれども、そういうふうな方法も今後検討していかなければならないというふうな考え、気持ちでございますので、検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 24 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 25 ◯2番(田中俊彦君)  ありがとうございました。  それでは、次に3項目めの町内7小・中学校について、次の3点を御質問いたします。  まず1点目として、各学校ごとの創立から現在までの経過年数と節目の創立記念式典の有無。2点目に、学校ごとの校舎建設から現在までの経過年数及び耐震工事の進捗状況、それから20年前、10年前及び現在の児童・生徒数の推移。3点目に、今後の小・中学校の統廃合。  以上でございます。  1点目の各学校ごとの創立から現在までの経過年数と節目の創立記念式典の有無についてです。  義務教育の場として地元に根づいた小・中学校、この小・中学校の創立記念を契機に、学校の歴史や思い出など、再確認することで、いま一度地元への認識が深まると同時に、現在の児童・生徒と年代を超えた町内、地域の先輩方との同窓のきずなづくりなど、必ずや新たなみやき町づくりにつながるものと確信し、その契機として節目の創立記念式典を行ったらとの思いで質問するものです。  なお、2)、3)については、答弁をいただき、2回目から質問させていただきます。  以上です。 26 ◯議長(宮原宏典君)  森教育委員会事務局長。 27 ◯教育委員会事務局長(森 要兒君)  教育委員会に関連する御質問でございますので、まず教育委員会のほうから御回答をさせていただきたいと思います。  まず、1点目の各学校の創立から現在までの経過年数、それから記念式典の節目の有無関係についての御質問でございます。  まず、小学校のほうでございますが、小学校は御承知のとおり4校ございます。創立日についてでございますが、まず創立日のとらえ方がいろいろあろうかと思います。いつを起点とするかというふうなものでございます。考え方といたしましては、学校の前身、一番最初に開校されたとき、またもう1つの考え方といたしましては、現在の学校の敷地に学校が建てられたときというふうなことで、学校の創設日、起点をとらえられる部分があるかと思っております。  現在、4校ございまして、三根西小学校が、現在、開校日というふうなことで記念日を設けられております。三根西小学校については、現在地に明治31年の6月1日に三川尋常小学校というふうなことで設置をされ、その日をもって開校日というようなことでなされているようでございます。また、平成11年11月には100周年を迎えられまして、100周年の記念式典が行われておるというふうなことで聞いております。また、6月1日を毎年開校記念日といたしまして、学校内で小運動会を実施されているというようなことで聞いておるところでございます。  次に、三根西小学校以外の3校につきましては、中原小学校が明治21年に開校をされておるようでございます。また、現在地には明治43年に尋常高等小学校として設置をされているようでございます。次に、北茂安小学校につきましては、明治8年に開校され、現在地には明治25年に尋常小学校として設置をなされているようでございます。最後に、三根東小学校につきましては、北茂安同様に明治8年に開校され、現在地に明治25年に南茂安尋常小学校として設置をされているようでございます。経過年数でございますが、3小学校とも開校日を起算日というふうなことで考えますと、現在、120年以上が経過をしておるところでございます。また、三根西小学校と開校日を同様の考え方をするといたしますなら、中原小学校についてはことしが100年目、北茂安、三根東小学校については118年の経過年数というふうなことになるわけでございます。今後、創立日を既に決められておる三根西小学校と同様に準じて決めていくかにつきましては、当然学校と協議する必要がございますので、今後、協議をさせていただきたいというふうに思っておるところでございます。
     次に、三根西小学校以外の小学校の3校については、記念式典は当然のこと、行われておられないのが実情でございます。  次に、中学校の3校につきましては、終戦後の教育改革によりまして、昭和22年、中学校の制度ができておりますので、現在、60年を経過いたしておるというふうなことで思っております。ただし、三根中学校につきましては、町村合併によりまして昭和38年に開校されております。したがいまして、47年の経過年数となると思っております。  中学校の3校につきましては、今まで記念式典はなされていないのが実情でございます。  それから、2点目の御質問でございます。  まず最初に、学校ごとの校舎建設から現在までの経過年数でございます。  まず、小学校のほうからでございますが、中原小学校は昭和46年から53年の建設でございまして、32年から39年の経過をいたしております。北茂安小学校につきましては、昭和38年から60年の建設でございまして、25年から47年の経過をいたしております。次に、三根東小学校につきましては、昭和49年から平成3年建設で19年から36年の経過をいたしております。小学校の最後でございますが、三根西小学校につきましては、昭和56年から57年までの建設でございまして、28年から29年の経過となっておるところでございます。  次に、中学校でございますが、中原中学校につきましては昭和50年から57年の建設で28年から35年の経過、北茂安中学校が昭和54年から56年の建設で29年から31年の経過、三根中学校が平成20年の建設で2年の経過というようなことになっております。  次に、耐震工事の進捗状況でございますが、国の方針に沿いまして、現在みやき町でも三根中学校以外の6校の小・中学校の耐震補強工事を平成21年度から24年度までの4年間の中で順次計画的に実施をいたしております。本年で2年目になるわけでございます。対象校につきましては、先ほども言いましたとおり三根中学校を除きました小・中学校で、6校で14施設があります。進捗状況につきましては、今年度までの完了は7施設でございまして、次年度以降、23年度以降につきましては7施設というふうなことになっておるのが現状でございます。  次に、20年前、10年前及び現在の児童・生徒数の推移でございます。  まず、小学校からでございますが、中原小学校が20年前683人、10年前が563人、現在が469人でございます。現在と20年前、10年前の比較をいたしますが、20年前の比較につきましてはマイナスの214人、10年前と比較しますとマイナスの94人でございます。次に、北茂安小学校でございますが、20年前952人、10年前606人、現在501人、20年前と比較しますとマイナスの451人、10年前と比較しますとマイナスの105人。次に、三根東小学校でございますが、20年前348人、10年前233人、現在194人、20年前と比較しますとマイナスの154人、10年前につきましてはマイナスの39人でございます。小学校の最後でございますが、三根西小学校につきましては、20年前305人、10年前236人、現在202人、20年前と比較しますとマイナスの103人、10年前と比較しますとマイナス34人でございます。小学校の4校全体でいきますと、20年前は2,288人、10年前1,638人、現在1,366人となっております。20年前と比較しますとマイナスの922人、10年前と比較しますとマイナスの272人になっております。  次に、中学校でございます。中原中学校が20年前449人、10年前303人、現在205人、20年前と比較しますとマイナスの244人、10年前と比較しますとマイナス98人。次に、北茂安中学校でございますが、20年前556人、10年前385人、現在245人、20年前と比較しますとマイナスの311人、10年前と比較しますとマイナスの140人。それから、三根中学校でございますが、20年前315人、10年前240人、現在198人、20年前と比較しますとマイナスの117人、10年前と比較しますとマイナスの42人。中学校3校の合計でございますが、20年前1,320人、10年前928人、現在648人、20年前と現在比較しますとマイナスの672人、10年前と比較しますとマイナスの280人というふうな状況になっております。  そしたら、3番目の事項についての1回目の御回答をさせていただきます。  2番目の御質問の中で回答しましたとおり、現在と20年前の児童数を比較しますと、小学校4校全体では40%相当のマイナスとなっております。また、中学校3校では全体で50%相当の減少となっているのが現状でございます。このような状況につきましては、社会的な要因での少子化の要因があると思っております。また、その状況につきましては、全国的な要因であるかというふうなことで思っているところでございます。  学校教育法の施行規則の中で、小・中学校の1校当たりの規模数といいますか、クラス数、標準学級数というようなものが定めをされております。「12学級以上18学級以下を標準とする。」と。「ただし、地域の実態その他により特別の事情のあるときは、この限りでない。」というような規定があるわけでございます。この規定の標準学級数を本町に当てはめますと、現在、中原、北茂安小学校の2校につきましては満たしておるところでございますが、残りの小学校、3中学校については、現在、満たしておらないというふうな状況でございます。この傾向につきましては、今後も続くものと予測をいたしているところでございます。  このような状況の中でございますが、統廃合の計画になりますと、児童・生徒の通学距離、それから小規模校に対するメリット、デメリット等を当然考慮しながら、子供たちにとってどうあるべきかをまず最優先に考えて、保護者の理解、あわせて地域の理解を得ていかなければならないというようなことで思っております。  また、統廃合になりますと、多額の財源等も伴うことも予測をされるわけでございます。現在、県下でも、合併等を機にいたしまして取り組みをされておる自治体もあるわけでございますので、まずは内部等での調査を行っていく時期ではないかというようなことで教育委員会としては考えをいたしております。  以上で1回目の御質問の御回答とさせていただきます。 28 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 29 ◯2番(田中俊彦君)  今るる御説明いただきまして、ありがとうございました。  まず、1点目の創立記念日、記念式典というものでございます。  創立年度、現在地に学校が建設されてからということで、中原、北茂安、それぞれ小・中学校、お話がありました。それからいきますと、経過年数、中原100年、北茂安、三根東小118年、三根西小110年、中原中、北茂安中60年、三根中47年ということでございます。その中で、三根西小学校がこの記念式典という部分を行った。そして、なおかつ今現在でも6月に小運動会をしているということでございます。非常に三根西小学校、私はすばらしいと思います。逆に、中原小、北茂安小、三根東小、これでいいだろうかというふうに思うものでございます。確かに、開校、あるいは現在の場所に建てられた、この創立年度をどうするのかというお話はあるかと思います。今現在、必ずや住民の方々、みやき町出身ではない方もたくさんいらっしゃるかと思います。そういう意味で、現在の児童・生徒の保護者の方、この方たちももちろん他町村出身の場合は地元の小・中学校に対する認識が多少少ない、あるいは薄いというふうなものも考えられるかと思います。  そこで、記念式典を契機に、子供と保護者、それから地域の方々との連帯感、一体感ができる、いや、つくらなければならないというふうに思うものでございます。そこで、ぜひ前向きに記念式典、大がかりな式典という部分じゃなくても結構かと思います。学校、それから校区ごとに、例えば、この節目、いつですよ。だから、この日、どういうお話をします。この学校ができた生い立ちであるとか、そういうようなお話でも結構かと思います。それから、地域の方、先輩と言われる地域の方たちから昔の思い出、あるいはこの学びやに対するそういう思いを述べていただく。そういうような場を設けることで、現在の児童・生徒との結びつき、これもしっかりできるかというふうに思っております。ぜひ前向きに御検討いただきたいと思います。  それから、先ほど申しました建設そのものは、校舎建設はいろんな年代にまたがっているということで、一番長いところで47年ですかね。それから、約40年というようなことを承りました。後ほどまた御質問させていただきます。  それから、次に子供たちの数でございます。  何と小学校全体で、20年前、4校で2,288名が10年前1,638名、現在1,366名、20年前に比べると40%相当の減少である。中学校、20年前1,320名、10年前928名、現在3校で648名ということでございます。20年前に比べると50%相当というようなものでございます。そういう意味から考えますと、このままで本当にいいのだろうかという気はいたします。教育という部分は、素人の私が言うのもなんでございますけど、集団の中で行うことが望まれるものではなかろうかというふうに思っております。よく言われる、人間は群れで生活する動物であるということからいきますと、社会に出れば1億数千万人の日本人、それから外国の方、いろいろとの切磋琢磨、あるいは競争という部分はあるかと思います。それが、大変申しわけない、こんな言い方をすれば申しわけないんですけど、約200名ぐらいの中学校、あるいは200名ぐらいの小学校、これで本当にいいでしょうかと思うものでございます。また後ほどお話しさせていただきます。  そこで、小・中学校統廃合ということにつながっていくかとも思いますが、特に中学校の部活の試合という部分は、一生懸命練習に日ごろの取り組み、この頑張ってきた発表の場であるかというふうに思っております。それが、部によっては人数が足りず、試合に出られないとなれば、日ごろの練習への取り組み、これに対する熱が入らない、あるいはほかのほうに逃げていくというようなものもあるかと思いますので、ぜひここら辺も御検討いただきたい。そして、それが統廃合という部分につながっていくんじゃないか。あるいは統廃合を今すぐしなさいという部分ではございません。例えば、統廃合するにしても、10年、20年ぐらいの、あるいはもっと長い年月を要するかもしれません。しかし、いつかは、話は前後しますが、校舎の年数、校舎を建てかえる時期に統廃合するとか、そういうものもあるかもしれません。ですから、いろんな角度から検討していく。そして、子供たちにとってどうあるべきか、これを優先に考えて、保護者の理解、地域の理解を得なきゃいけない。そのために、もう既に取りかかる時期が来ているんじゃないかというふうに思っております。  私は、昭和58年以降の佐賀県の小・中学校の統合の状況という部分をここに持っております。これからいきますと、多久、伊万里、唐津というようなところが統廃合を昭和58年から進められておるかと思います。それから、一方では小学校の何とか分校というようなところを統廃合しているというようなものもございますけど、私ども、このみやき町には分校ということはございません。しかし、例えば、多久の北部中学校、南部中学校は昭和58年に中央中へ統合されたというようなものもございますので、ひとつ先ほどから申します今の時期から検討する、また検討しておかなきゃいけないんじゃないかというふうに思っておるものでございます。  以上で終わります。 30 ◯議長(宮原宏典君)  教育長。 31 ◯教育長(大坪春美君)  それでは、田中議員の2回目の質問に少し私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。  まず、各学校の創立記念日についてなんですが、確かに本当に節目の年に当たる、特に中原小学校は100年目ということで、私自身もおっとという思いは実はしております。そういう中で、三根西小学校のこともずっと伺っておりました。そういう中で、今後、やはり教育現場の先生方は異動がありますですね。長くて8年、5年、そういう形で異動がありますので、校長先生方も長くて3年という中で、なかなかこういった式典とかに、こういうもう長い時間かけた中での歴史についてはなかなか先生方も疎かったと思います。やはりここは教育委員会がしっかりすべきだったと反省をしております。だから、今回、もう22年度始まって3カ月目に入っておりますので、できることなら今年度、中原校区は100年目だということで、できる範囲で何かできることを、例えば、青少年会議の中で小・中交流の主張会もしております。そういう中で、何か地域の方の力をかりながら、こういった、もう中原小は100年だよというしっかりした歴史を子供たちに伝えていきたいと思っております。本当に今後、またいろんな小・中学校、120年とか、どこかで130年とか、150年とか、節目の年に、ぜひこういった式典を取り組めるように、教育委員会はしっかりと取り組んでまいりたいと思いますので、この件についてはよろしくお願いいたします。  それから、先ほどから子供たちの減少数、学校の建設、いろんなことが言われておりますが、先ほど局長のほうから申し上げましたように、学校教育法施行規則の中で12学級以上18学級以下を基準とするということに一応なっておりますけれども、今回、基準学級数に当てはまるのはということで、実は中原小が16学級です。その中に支援学級は2クラス入っております。それから、北茂安小学校が18学級で、その中に支援学級2という中で、そこの中小と北小の部分が一応基準に達している学級数でもあります。東小が実は8クラス、その中で1が支援学級。西小も同じく8クラスで1クラス支援学級です。それから、中学校のほうなんですが、もう本当に少なくて、中中が7クラス、そして支援学級1です。それから、北中が9クラスで支援学級1です。それから、三根中7クラスで支援学級1と、非常に小規模校の学校を抱えているみやき町の現状でもあります。だから、小学校全部合わせても50学級です。それから、中学校3校合わせても23学級というと、本当に少のうございます。特に中学校の23学級というのは、もう近隣の鳥栖中学校の1校分にしか値しません。神中なんかはもう全然及ばないというようなクラス数でもあります。でも、その中でしっかりと、数は少ないけれども、頑張っていこうという思いを学校現場には落としてきているつもりであります。  それとちなんで、もう統廃合まで参りますけれども、確かに小規模校のメリットもたくさんあります。しかし、やっぱりそれぞれの地区の中に学校があるということは元気出ますよね。元気になると、私はそう思っております。まず、小学校が統廃合すれば、スクールバスとかになってきますね。そうなると、もう地域から子供の声がいよいよなくなります。もう今でも、昔はお宮さんとかで子供たちが元気に遊ぶ声がいつも聞こえていましたね。今ほとんどありません。ああ、地域から、村から、町から子供のおらんごとなったねという思いを私自身も感じている状況です。そういう中で、やはり地域の中に学校がなくなると、本当にそれでいいのかなという思いも持っております。今でも子供たち、小学校は歩いて行きます。その中で、登下校のサポーターの皆さんが、「おはよう」「今帰りよんね」という地域との触れ合い、そういった部分では、やはり小規模ながらでも、それぞれの地区に学校があったほうがいいのかなという思いも持っております。  しかし、先ほど議員が言われていましたように、やはり子供たちは数の中で育てたい。集団の中で育てて、切磋琢磨しながら、本当に子供たちの育ての中では、今、心の部分が一番欠けていると思います。やはり数の中で、思いやりとか、いろんな生きる力とか、そういったものをしっかり育てたいという思いもありますので、できることならば集団の数の多い中で育てていくのもいいのかなという思いも強くは持っています。それともう1点、もう教師間の資質向上にもつながりません。例えば、もう小規模校の場合は先生が13名しかいないんですよね。中学校なんか教科に1人なんですよ。同じ教科の先生と同じに勉強、学び合う場が、まず教師間がありません。もうそういったことで、なかなか学力向上につながらない部分も非常に多うございます。そういったことで、やはり教師の日々の研修の部分ではなかなかうまくいっていないかなという部分も持っております。  そういったことで、なかなかいろんな問題、統廃合については問題がありますけれども、今後、遠い将来、やはり子供たちにとってどうあるべきかということをしっかり念頭に置きながら、地域、保護者、PTA、地域の皆さんの理解も絶対必要になってくると思いますので、これについても今後しっかり私自身も学習させていただきたいと思っております。  それから、特に中学校が非常に少のうございますので、部活動も元気がありません。でも、元気がない、ないと言ってはおれませんので、何とか、もうそれぞれの学校に、いろんなたくみのわざを持っていられる先生を少しずつ各学校に配置してまいりました。今後、また3校とも元気になることを本当に私自身が一番願っていることですので、そういった形で取り組んでまいりたいと思っております。  近隣で、特に21年度は唐津のほうなんかでも統廃合が進みました。唐津のほうは特に島とかが多うございますので、3校がもう統廃合になりましたね。そういった意味で、近隣、特に西部地区のほうがこれは進んでいるようです。そういったことで、そういうこともしっかり念頭に置きながら、今後、頑張ってまいりたいと思っております。  以上です。 32 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 33 ◯2番(田中俊彦君)  今、しっかりした思いを受けとめさせていただきました。ぜひ子供たちにとってどうあるべきか、これを最優先に考えて取り組んでいただきたいというふうに思っております。  最後に、特に統廃合にポイントを絞って、町長のほうからありましたらお考えをお聞かせいただきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。 34 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 35 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  統廃合の件については、まず教育委員会、独立した機関でございますので、教育委員会の意向等を踏まえながら対応していかなければならないと思っています。個人的には、三根校区の両小学校については、やはり小規模校でありますので、将来の建てかえ等の際は、当然統廃合についての検討を加えていかなければならないのではないかという個人的な見解を持っております。  以上です。 36 ◯議長(宮原宏典君)  以上をもちまして、通告第1号、2番田中俊彦議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。休憩をとりたいと思いますが、10時55分再開したいと思います。よろしくお願いします。                 午前10時40分 休憩                 午前10時55分 再開 37 ◯議長(宮原宏典君)  休憩中の本会議を再開いたします。  通告第2号、9番古賀通議員の一般質問を許可いたします。古賀議員。 38 ◯9番(古賀 通君)  おはようございます。議席番号9番、古賀通です。通告2号により一般質問を行いますが、今回は5項目について質問いたします。  第1項目、我が国の経済発展は陸上交通の劇的な進展により実現したものであり、高速化、大量化、道路網のインフラ等に加えて、モータリゼーションの技術革新と安全性は今日の豊かな社会に貢献しております。経済の基幹である人、物、金及び情報の移動や交流は必要不可欠であり、特に人の交流は魅力ある都市間のバロメーターであります。  ところで、みやき町内についても、九州交通の要衝でもある鳥栖市や久留米市を控え、交通量も多く、活用度は多大であります。去る3月5日の新聞報道によると、「江見線一部廃止へ」と見出しがあって驚いたところです。その内容は、西鉄は佐賀駅バスセンターと西鉄久留米駅を結ぶバス路線について、特急を全廃、一般バスも久留米駅発で、みやき町の寄人橋で折り返し、佐賀方面は通さない廃止案を佐賀県バス対策協議会に申し入れるとの記事に、少子・高齢化と田舎路線の切り捨てが現実化されたものかなと危惧したものです。日ごろ買い物や通勤、通学など、なれ親しんだ路線番号45番江見線の廃止は、住民生活には重大な影響を及ぼすことになります。  このことについて、行政当局はどのような状況把握で、どのような対応を施策されているのか。1)利用者と運行状況、2)県バス協議会へ提出された西鉄の計画案、3)公共交通の重要性と対策など、以上3点について答弁を求めます。残りの4番と5番については、自席より発言いたしますので、よろしくお願いします。  以上です。 39 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 40 ◯町長(末安伸之君)  通告2号、9番古賀議員の御質問にお答えをいたします。  まず、路線バス運行一部廃止、江見線についての御質問でありますが、1点目の利用者人員と運行状況につきましては、今回の赤字路線となっております江見線については、久留米から佐賀までの区間で、1日当たりの利用者数は江見線が6系統、全体で約750名の方が利用をされております。そのうち赤字路線としての3系統についての運行回数につきましては、往復15回となっており、本町内での利用人員としましては、約250名の方が通勤や通学等の手段として利用をされている状況となっております。  今回、廃止区間として申し出があっている寄人橋から神埼、佐賀市方面へは町内の方で約30名の方が利用されているところであります。今回、報道されております赤字を解消するためには、寄人橋から佐賀方面への現在の1日当たりの利用人員から約140名の増が必要となってくると試算をしているところであります。  次に、2点目の県バス協議会と西鉄の計画の提出についてでありますが、平成22年3月5日に新聞等で報道がありましたとおり、特急の佐賀と久留米間において、また江見線についても、寄人橋から佐賀方面について、来年3月をもって廃止とのことで、佐賀県バス対策協議会に計画を提出されているところであります。平成22年の3月5日の佐賀新聞に掲載されておりましたが、西鉄は佐賀市や神埼市、みやき町の2市1町と1年かけて協議をし、補助金など自治体の支援が得られなければ、来年3月に路線を廃止するという記事が掲載されておりますので、自治体からの支援があれば存続をするという意向というふうに読み取られているかもしれません。  3点目に公共交通の重要性と今後の対策についての御質問でありますけれども、本路線につきましては、本町の南部地域における唯一の公共交通機関となっておりますので、本町の公共交通におきまして、非常に重要な路線であると認識をしております。現在、県及び沿線自治体と路線の存続に向けて協議を行っており、今後の対応につきましては、その中で検討を行っていきたいと考えております。  以上、御質問にお答えを終わります。 41 ◯議長(宮原宏典君)  古賀議員。 42 ◯9番(古賀 通君)  江見線の一部廃止については、町長より現状を説明していただきましたけれども、これは順次、少子・高齢化の波が寄せてくる、あるいは利用者の減少ということで、自治体の補てんを目的としたものかどうか、それは非常に疑問があるところでございますが、非常に緊急かつ重大なことで、この新聞報道の後、私が電話で受けたのが、こういうことがあったわけです。ある江見線の路線から、70歳代のばあちゃんからですね、実は馬渡島から縁があってうちのほうに下宿しておると。これは佐賀の女子高の特進科に行っておりますと。これは来年の3月までで廃止となると、後はどがんなっちゃろうかいと。わざわざ離島から来ているということで、そのおばあちゃんは大変心配して電話されたわけです。このほかにも老齢者の方から、佐賀の好生館に通院しておると。これは長くかかるから、とにかく今後の生活に事欠くと。タクシーでは行き切らんもんなたというような、そういう非常に現実的な日ごろないような電話があったもんだから、私は早速神埼市の企画のほうに参りまして、どうでしょうかということで尋ねましたところ、もう千代田においては、さまざまな弊害があると。この西鉄久留米駅から佐賀駅までの区間ですね。だからこの区間で、わずかたとえ1キロであろうと、100メートルであろうと、これが途絶えるということは、その線は死んでしまう。交通弱者である年寄り、子供、通学、これは非常に甚大な影響があると思うわけですね。これは既に地方路線の廃止というのは、どの地方でもあっていることでございますが、身近な問題としては、佐賀市営バスの千代田迎島ですね、城島の六五郎橋と佐賀市、千代田の原の町までの廃止が平成20年度、だから21年の3月で打ち切りになっておるわけです。そういうような現状を踏まえまして、みやき町、神埼市、また終点の佐賀市、それぞれの交通を利用される、あるいは交流人口が少なくなる、途絶えるということは、それぞれマイナス面が多いということだから、それぞれの公共自治体においても連携をしながら、何とかこの廃止案を撤回させてほしい。そういうことで、一部の方にお話をしたところです。  現在はそういうぐあいに6系統のうち3系統は250名の利用者があるけれども、残り3系統ではマイナス140名の赤字、いわゆる損益分岐点は140名、現状利用が30名ですから、170名はいわゆる江見線の損益分岐点かなというふうにとれるわけですよね。当然、年々そういう利用者も減少するでしょうし、将来的にも限度があるというふうに思います。  現在は5月27日よりそれぞれの区長さんたち、お話ししていただいて、西鉄バス江見線存続のお願いということで、それぞれの署名運動を、当初は江見線だから豆津橋から江見線通って三根の続命院までぐらいの署名でいいんじゃないかという話もあったそうですけれども、それぞれ企画のほうで努力していただいて、このみやき町全域の地区で「平成22年3月の西日本鉄道株式会社から来年4月より江見線のバスが特急全面廃止、普通の一部区間廃止が発表されました。この点について、この路線がなくなったら、生活に重大な事欠くということで、西鉄バス江見線の現状維持を強くお願いします」という署名運動をみやき町長様あてに、それぞれ集約していただいているところでございます。本当にありがたいことです。  そういうことで、そういうふうな署名運動も活用しながら、西鉄バス株式会社に対する要望、そういうような要望はなされているものか、バス対策協議会では、どういう協議をなされているものか。いわゆる先ほどの町長答弁においては、最重要補てん、補てんが重要であろう。そして3市町村でみやき町、神埼市、佐賀市でそれぞれ話し合いをやっておるということでございますが、どの辺まで突っ込んだ内容になっているのか。その辺について御答弁があればと思います。いわゆる地域住民の要望と計画撤回活動、そして今後の行政の具体的支援、それについて答弁をお願いします。 43 ◯議長(宮原宏典君)  森企画課長。 44 ◯企画課長(森 幸司君)  古賀通議員の西鉄の要望はしたかということですけれども、これについては、佐賀県バス対策協議会というふうなことがあります。これについては、正式には9月から動き出すようになっております。なぜかといいますと、西鉄の決算が7月をもって平成21年の10月から3月分の決算が出てきます。その中で協議をしていきたいと思います。現在、資料としては、ある程度の資料をもらっておりますけれども、正式にはそういうふうになります。そこで、追加資料としまして、寄人橋から佐賀駅分の損益収支関係の資料を具体的なところを出してくれというふうなことで、西鉄側には再度要求をしております。  それで、協議会では何を協議したかということですけれども、正式には9月から協議会が発足しますけれども、今現在、関係市町としまして、佐賀市、神埼市、みやき町、久留米市は県が窓口となっておりますけれども、その3市町で2回ほど協議を行っております。そういうふうな基本的な考え方、そういうような資料の請求、どういう資料をくれというようなことで一応協議をし、西鉄側とは佐賀県が窓口となって今現在協議をいたしているところでございます。  以上です。 45 ◯議長(宮原宏典君)  古賀議員。 46 ◯9番(古賀 通君)  この具体的な撤回活動ですね。この西鉄バスに対する撤回活動を神埼市においては、これは3月11日の西鉄バス江見線存続のお願いということで、6,486名の署名をもって、福岡県福岡市博多区の西日本鉄道株式会社代表取締役社長、竹島和幸様あてに署名ともども強く要望しますと、路線継続を強く要望しますということで、要望に出向いておられるようです。当みやき町長の考えでは、この署名自体は町長に来ておるような文面なんですね、これは。だから当事者は、これはみやき町が年頭から補正を組んで、例えば、現在2路線ですかね、一般会計新年度予算で2路線の5,649千円、これは予算を当初予算に出してあります。だから、この補てんをするというのが最優先で、事業元の西鉄に対する撤回、そういう姿勢は見当たらないかなというふうに、ちょっと疑問に思ったわけですよ。  そして、西鉄当局が7月の決算で、この寄人橋から佐賀駅までのマイナス決算、要するに損益がどのくらい出るかということが出て初めてバス協議会において、西鉄側と、さらに3市町で協議を持ち、それぞれの案分というか、受益者負担というか、補償補てんの割合を決められるのじゃないかなと思うんですよ。その辺がみやき町長様で要請しているから、当事者に対する要望が欠落しているかなというふうに思ったんですが、町長いかがでしょうか。いわゆるこの点については、将来どこでもやはり交通弱者が出現されて、少子・高齢化も、それから人口減少、そしてまた佐賀、久留米、鳥栖に対する通勤度合い、通学度合いも縮小経済の中では、今後大いに考えると思うんですね。だから、補正で、補てんでカバーすることが最優先よりも、まず当局者に申し出る。そして、それで非常に困難であるというときに初めて補正を立て、つくり、そして3市町で割合案分を考えていただければと。そして存続をしていただく、来年の23年の4月1日からも動くようにですね。もう1つ、高速バスについては、それぞれ福岡空港の路線もありますけれども、それについてはそれぞれのまた必要以上の過大な負担がかかると思いますので、高速については、そこまではどうかなというふうに私自身は思っております。  町長、いかがでしょうか、今後の対応策についてですね。そういうような今後の具体的な指針というか、それぞれ3市町の案分度、あるいは事業者に対する要望、いかがでしょうか、答弁をお願いします。 47 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 48 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まずは、みやき町内に鳥栖川久保線から綾部線と鳥栖神埼線というのがあります。過去同じように西鉄バスのほうから廃止という案が示された中で、公共交通機関ですので、交通弱者に対する対応をしなければならないということで、今、沿線自治体で協議して、財政的支援を行って存続をしている状況であります。よって、その例に倣って、存続に向けての協議を開始するような下準備を今しているところでありますので、西鉄の決算が出てから正式にその協議のテーブルについていかなければならないと思っています。いずれにしても、江見線については重要な公共交通機関でありますので、存続に向けて取り組んでいかなければならないと認識をしております。
     それと、要望者が当局当時者になっていないということでありますけれども、実は住民の代表の方から御相談がありまして、公共交通機関ですから、やはり町が責任持って窓口として交渉をしていかなければなりませんという認識で、住民の方が単に要望されたとしても、対住民と西鉄バスの交渉というのはなされませんから、町がそこは責任を持たなければならないということで、みやき町長あてに要望書を賜りたいと。その要望書、署名が集まったものを持って住民の代表の方と本社のほうに要望活動に行きましょうという話し合いのもとで今署名活動をしていただいているところであります。そのような住民の皆さんとの要望や要請活動をともに行うということで、署名活動の準備を今していただいているところであります。  それとあわせて、旧千代田町の自治会の代表の方が市長あてにも要望書を先日出されています。みずから地域を挙げて江見線の乗車キャンペーンを張って、乗車率を上げることも表明されているということで、大変ありがたいことです。存続の可否には、やはり乗車率が大きな重要なポイントになりますので、地域の方々も要望は要望として、それとあわせて乗車率を向上させるような、利用率を上げていただくようなこともあわせて沿線自治体の住民の方にもお願いをしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 49 ◯議長(宮原宏典君)  古賀議員。 50 ◯9番(古賀 通君)  この件についてはありがとうございます。それで、3市町における相互連携で、強力な存続の行動をとっていただきたい。そして、最悪の場合は補てんを検討していただくということで、前向きに検討をお願いします。ありがとうございました。  第2項目に入ります。生活汚水と三根校区下水道計画について。  生活環境の多様化により、各家庭や事業所から排出される未処理の生活排水などの流入によって、周辺住宅河川や海域など公共用水の水質汚濁が進んでいます。第1次みやき町総合計画にある「きれいな水の環境をつくるまち」として、主要施策に1)下水道の推進、2)生活環境を快適にする浄化槽設置の促進を挙げてあります。既に特別会計等により財源措置も講じて、中原校区、北茂安校区ともに一部供用されております。全体計画、処理人口1万9,100人に対して供用された現状と進捗状況、また第2次処理計画はどのような内容になっているか、答弁を求めます。 51 ◯議長(宮原宏典君)  江越下水道課長。 52 ◯下水道課長(江越 勉君)  古賀議員の質問にお答えいたします。  環境浄化と下水道事業の現状ということでございます。  住みよい生活環境の整備は、まちづくりの基本であり、下水道は快適な住環境の整備と公共用水域の水質保全に欠かすことのできない生活インフラでございます。しかしながら、生活雑排水による公共用水域の水質汚濁の進行は、生活形態の都市化傾向と生活環境の著しい変化とともに、我が町においても加速的に進んできました。そのため、みやき町におきましては、個別合併処理浄化槽設置事業、農業集落排水事業、公共下水道事業等、各種汚水処理手法により生活環境の改善に努めてまいりました。その結果、平成21年度3月末現在における汚水処理人口普及率は54.9%と、全住民の約半数程度となっております。  内訳といたしまして、平成22年度3月末住民基本台帳人口2万6,448人に対し、公共下水道事業が5,366人、20.3%、農業集落排水事業1,150人、4.3%、個別合併処理浄化槽設置事業8,016人、30.3%となっております。そのうち公共下水道事業につきましては、北茂安処理区及び中原処理区とも平成12年度に認可し、着工し、平成18年度に供用を開始しております。  平成21年度末における事業の進捗状況につきましては、北茂安処理区では124ヘクタールが施工済みとなっております。第2次認可面積186.3ヘクタールに対し66.6%、全体計画310ヘクタールに対し40%の進捗となる見込みであります。また、中原処理区では65ヘクタールが施工済みとなり、第2次認可面積106.5ヘクタールに対し61%、全体計画で202.7ヘクタールに対し32.1%の進捗となる見込みであります。  以上です。 53 ◯議長(宮原宏典君)  古賀議員。 54 ◯9番(古賀 通君)  先ほど説明していただいた全体的には21年度、22年度においては33%の利益者供用というような、計画に対する進捗状況ですね、それが可能であると言われております。既に特別会計928,650千円、この中には一般会計の繰出金237,000千円も含まれておりますが、公共下水道、農業集落排水それぞれ合わせながら、確実に汚水処理に対しては進展しているということです。  当然、三根校区においても、それぞれの経過がありました。そのときも私も参加しておりましたけれども、基本構想まで至ったものの計画の具体的な実施については、さまざまな障害、町長がかわったとか、あるいは町村合併の問題も出てきたというようなことで、凍結というよりも先送りということで、そういうふうな状況になったまま今日に至っているというふうに思うわけです。三根校区における構想も基本計画も現在はない。合併5年が経過、さらに総合計画から3年を経ても白紙の状態では住民の納得は得られない。会合のたびに、有識者は下水道はどうなっておるかいと。声ばっかり聞くばってん、いっちょん話は具体的にならんじゃっかいということで、よくそういうことで住民の声が出てくるんです。  みやき町都市計画マスタープランは、総合計画に基づき実現するために整備指針を示すプランの中で大きく上げておられます。3区域に分けてですね。1、みやき町北部は農村集落排水事業、2、みやき町中央部は公共下水道、3、みやき町南部は、その他地域住民意向と整備効果を踏まえた検討とあります。このその他で3年も5年も住民には具体的に指針、方向性も示されないということは、さまざまな経過があるにしろ、対等な合併、同等の生活基準、これを求める町民は、やはりそれなりにレベルアップを考えるんじゃないでしょうか。  それで、これまでも一応役場内部で検討委員会、あるいはアンケートなどをとっておられるようでございますが、その内容がどういう内容であったか、質問をしたいと思います。  三根校区における人口も7,272人、27.2%、世帯比率にして2,171、23.8%の世帯を有する地域です。ただ、低平地であって、非常に工法も困難、密集度が少ない、密度が少ないということは言えるでしょう。だが、そういうことを理由に先延ばしは許されないと思うんですね。これまでも何かそういうさまざまな町長あるいはそれぞれの部長の説明会、懇談会においても、三根校区はせんばいかんめえばってん、100億円要っばんた。期間は50年先ばんたと。もうそがな話ばかり出ておるわけです。50年先はみんな生きとらん。100億円というなら、聞いただけでも膨大な費用です。それを前提に説明したら、アンケート幾らとったっちゃ一緒。これはじいちゃん、ばあちゃんばかりになる。孫はしっかり払っていこうばってん、じいちゃん、ばあちゃんは、あの世で下水道使わんば。とんでもないことですよ。やはり、みやき町はすばらしい町である、環境もいい、人情豊かな町であるということを打ち出す。それで住みよい町づくりができるのではないかというふうに思うわけですね。  いずれにせよ公共下水道にしろ、農業集落排水にしろ、あるいは合併処理浄化槽の個別管理、公的な管理、それぞれの町で推進される方向性は出さにゃいかん。そのうちばんた、あのうちばんた、来年22年までは県の汚水処理計画プラン出さにゃいかんばんた。それは言いよったっちゃ、言いよっばかりですね。町民には納得できない。そういうことがありますので、そのアンケートと検討内容がどういうふうに進展しているかということを説明を求めます。 55 ◯議長(宮原宏典君)  最所事業部長。 56 ◯事業部長(最所和美君)  9番古賀議員の2回目の御質問でございますが、これまでの経過、それからアンケート調査の結果、今後の三根校区に対します、いわゆる汚水処理の基本構想なり基本計画、どのように取り組んでいくのかというような御質問でございますが、まとめてお答えいたしたいと思います。  先ほど古賀議員のほうからもお話がありましたように、三根校区の汚水処理計画につきましては、平成8年に下水道事業計画に着手はされております。しかし、平成10年に事業計画の一時凍結が決定された状態で、平成16年、17年に合併を迎えたわけでございますが、その合併する際の合併協議の中において、下水道事業計画につきましては、平成16年度に策定されております汚水処理整備構想を基本に、新町において調整するということとなっております。そのため、現在まで三根校区においては一時凍結されておりました事業計画に係る精査の再検証について、外部機関に委託をいたしております。また、平成19年度には、古賀議員がおっしゃるように、三根校区内の整備手法について、住民の方のアンケート調査を行ったわけでございますが、特に下水道事業につきましては、事業の成否を左右する加入率、これがアンケート調査では回答率が82%、その中で将来まで含めた下水道の利用割合が60%という非常に厳しい結果が出ております。汚水処理法につきましては、特定環境保全公共下水道事業、それから農業集落排水事業、市町村設置型の合併処理浄化槽の設置事業、それから現在、町のほうで補助事業で取り組んでおります合併処理浄化槽設置事業、いずれの組み合わせにおきましても、メリット、デメリットがあるわけでございますが、それぞれの視点、いわゆる経済性をもって処理計画を進めていくのか、あるいはスピードをもって計画をしていくのか、その整備の手法によって方向性が異なるものと思っております。そういったことから、総合的、多面的に検討を行い、現在まで計画確立が非常に遅延していることにつきましては申しわけなく思っているところでございます。  そういったことで、整備方針を早急に決定しなければならないということは、継続的な課題でもあるわけでございますが、その重要性と必要性は強く認識しておりますので、平成21年度において汚水処理整備構想の見直しを行ってきたところでございます。この構想につきましては、下水道事業計画においては上位の計画でありまして、みやき町の未認可区域、いわゆる北茂安、中原処理区に係る第3次認可区域がまだ残っております。これがまだ未認可になっております。それと三根校区の未整備区域について、処理区域、それから整備手法等を明確にするものであります。  そのうちに三根校区の汚水処理区域、整備手法に係る整備構想の策定に当たりましては、その構想を実効性のあるものとするために、副町長を委員長といたしまして、関係部課長を委員とする三根校区汚水処理計画検討委員会を昨年5月に立ち上げ、現在まで議論を重ねてまいったところでございます。当委員会といたしましては、三根校区における汚水処理手法として、全域公共下水道が有利という21年度末の中間取りまとめを行ったところでありますが、平成22年度におきましては、財政的検証、それから事業の効果発現の時期、それから今後の社会情勢の変化等の条件を付加し、最終案として取りまとめを行っていくこととなっております。その中には、個人設置型の合併処理浄化槽への上乗せの補助等につきましても、集合処理との組み合わせとして検討すべき事項であると認識いたしておるところでございます。下水道事業は使用料といたしまして、一般会計と異なる公営企業であります。そういったことから、短期間ということじゃなくて、やはり50年という長期のスパンを1サイクルとして収支のバランスを考慮した財政計画のもとに、事業推進、経営をしていくものであるわけでございますが、また旧三根町の特定環境保全公共下水道事業計画におきましては、事業費ベースで100億円、一般財源ベースで60億円、これは起債も含むわけでございますが、という大型事業でもあります。そういったことから、後年度の町財政にできるだけ負担をかけない、そういった計画が必要であるというふうなことから、慎重な計画策定と住民サービスの向上という大きな命題を整理していかなければならないところであるわけでございます。  そういった中、地方財政計画におきましては、平成14年度以降、平成22年度まで、9年連続いたしまして、対前年度比で漸減をいたしております。特に昨年の政権交代に伴いまして、政府の行政運営の基本理念であります「コンクリートから人へ」を反映して、下水道事業補助金につきましても、社会資本整備総合交付金に再編されるとともに、政権交代後の昨年11月に実施されました行政刷新会議事業仕分けにおきましても、より軽コストで整備可能な合併処理浄化槽へのシフトが示されるなど、今後なお不透明な部分も多い状況であります。  下水道事業を取り巻く状況につきましては、非常に厳しいものがありますが、合併以来、重要検討課題となっておりました三根校区の汚水処理計画につきましては、21年度中に国の指針に沿った総合判定を終わりまして、平成22年度において、財政計画及びその他社会的要因等をリンクさせた、みやき町汚水処理整備構想を策定するスケジュールとなっております。事業計画につきましては、住民と議会の皆様の合意なくしては実効性のあるものではないと思っております。今後は地域住民の方の意見を十分拝聴するとともに、議員の皆様方との連携を密にとらせていただきながら、今年度中には実効性のある汚水処理手法の決定を行ってまいりたいと考えているところでございます。現在、住民の皆様方に方向性をお示しすることができるよう最大限の努力を行っているところでございますので、何とぞ御理解いただきますようお願い申し上げたいと思います。  以上でございます。 57 ◯議長(宮原宏典君)  古賀議員。 58 ◯9番(古賀 通君)  一歩前進の答弁を得たようでございます。それに先立って、私は今回議会に参加させていただき、以前から注目しておりました資料の請求。私は資料請求は普通の一般資料請求でいいと思って、すぐ三根校区の汚水処理計画検討委員会の内容について、資料が欲しいと出しましたけれども、それじゃ出されんばんた、それはわかった。そしたら、今度は一般質問の資料請求をしなかったんです、私は。資料請求は通ると思ったんです。今回、前日に、そのアンケート集約の結果、また検討委員会の検討内容について資料を請求しております。これ一般質問用の資料としてですね。資料はもらっていませんけど、どういう事情で出せなかったかということで、あとお願いします。  それで、今、部長の答弁では、アンケートは概略82%の回答があって、利用者の希望というのは60%であったと。今後、上位計画を踏まえながら、第3次計画プラス三根校区の汚水計画について、22年中、みやき町汚水計画を作成すると、実効性のある計画を出しますよということで、大変前向きの答弁をしていただき、ありがとうございました。  既に皆さんたち御存じのとおり、筑後川の外側にあります三根校区、坂口地区、それから土井外地区、ここにおいては土井外地区の久留米市南部浄化センター建設当初、平成3年10月の補償契約の中で、「下水道促進は三根町より区域外流入の申し入れがあったときは、実現に努力する」と、この補償契約の中に一文が入っております。これ平成3年です。その後に、さらに久留米市とJA久留米が設置した西部土づくりセンター建設に伴う覚書、平成19年11月30日では具体的にその覚書の中に、この明文化されたものがあります。料金まで明文化されたというか、これは復命書、あと申し上げます。  覚書。土井外区、久留米市農業協同組合、みやき町、久留米市とは、久留米市農業協同組合が設置する西部土づくりセンター建設に伴い次のとおり覚書を締結する。これは土井外区長さん、JA久留米代表理事平田さん、みやき町末安町長、久留米市長江藤守國、この4名の署名があります。この覚書の5項目に、5、下水道加入促進について。下水道使用料につきましては、久留米市の料金体系(久留米市と同水準である)適用を基本にみやき町と協議を行います。6、金銭による不安除去的保障、これは将来どうなるか、非常に経済的に明確でないということで、これを明文化してあるわけですね。不安除去的保障。下水道の受益者負担金(加入金)につきましては、みやき町との協議によって、土井外区住民の負担が久留米市の制限と同水準になるよう最大限の努力をいたしますということで覚書が出ております。  そしたら、その料金体系はどうなっているかということで、これは平成19年11月5日の久留米市の説明会であったものですけども、協議の内容ということで、これは森企画課長の復命書だと思うんですよね、これね。協議内容の5)下水道加入促進は、久留米市とみやき町の下水道使用料、みやき町4,700円、久留米市3,300円、差額1,400円をみやき町の使用料とするということです。5)の金銭による不安除去的保障、久留米市下水道の加入金の補てんとして、敷地500平方メートル以上の例では、みやき町180千円、久留米市85,500円、差額94,500円、これを久留米市の加入金とし、みやき町は土井外地区の下水道敷設業務を久留米市に事務委託をし、負担金として久留米市へ納入する形態をとることとなる。これは一応、土井外地区の公民館で説明会が具体的にあったものを記録してあるものです。  こういう具体的に隣は浄化センターでどんどんしよる。土井外地区、坂口は非常に優遇されてとるということで、これだけうたってあるから、方向性、いわゆる基本構想、基本計画ができれば、すぐにでも着工できるわけですよ。これは当然、森企画課長も古賀副町長も末安町長も、それから下水道のプロである江越課長も合意だと思うんですよ。そうであるなら、地域住民が要望するんだったら、たとえ特定地域、土井外、坂口だけでも、全体の計画をまとめて、この地域だけはこの計画で早急にやりますよという計画は出せないものでしょうか。地区の区長さんも住民の方も要望されております。確かに飛び地です。飛び地とは悪いけれども、それは筑後川挟んで、ちょっと距離が長いけれども。そういうような久留米市から好条件を出されている。それをそのまま放置しておるということは、やはり住民感情よくない。当然、もちろんこのJAの土づくりセンターのときには道路の拡幅もちゃんと覚書の中に入っておりますよ。おかげさまで拡幅されておるようでございます。そういうような経過を踏まえて、一日でも早く地域住民に指針を出してほしい。その点、町長いかがでしょうか、答弁を求めます。 59 ◯議長(宮原宏典君)  済みません、資料のこともちょっと答弁の中にお願いします。末安町長。 60 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、下水道の基本構想等については、先ほど部長のほうから答弁いたしましたとおり、集合処理すべてで行うとすれば、莫大な事業費を要するという中で、合併してからよりベターな手法はないかということで今日まで検討を加えてまいりました。  まず、浄化処理施設については、既に江口地区内にありますので、三根の処理人口約7,500人については能力的に可能であるという判断をまずいたしました。しかし、それから三根が東西に長いという関係で、最初に早く受益を受ける方と最後に受ける方は25年から30年あると。そういう中で受益格差があるのではないかということで、よりベターな手法はないかということも考えまして、より経済的な実効性のある手法はないかということも検討を加え、第2弾として市町村設置型合併処理浄化槽との組み合わせを検討しました。確かにイニシアル的には安価になりますけれども、実質、町の持ち出しについては、ランニングコストはむしろ市町村設置型のほうが公共下水道の集合処理よりか高くつくと。ある検討結果も出まして、その結果等を踏まえて、平成19年に住民の皆さんに意向調査をしましたところ、非常に集合処理、農業集落も含みますが、公共下水、農業集落等の集合処理についての御意向というのが結果として厳しい数値でありました。御承知のように、独立した会計ですので、やはり7割から8割近くの加入率がないと採算性が合わないという中で、住民の方の意向が非常に低いということで、集合処理を行った場合、将来にわたってのランニングコストが大きな財政負担になるという判断をしたところであります。よって、再度また検討を今加えていく中で、集合処理と小型合併処理浄化槽の単独上乗せのほうが、よりベターではないかという検討も加えました。なぜなら、既に三根校区内においても、合併処理浄化槽を設置されておりますので、重複しないと、いわゆる二重投資にならないということもあって、財政上は小型合併処理浄化槽の単独上乗せがいいのではないかという判断をしました。よって、まず線引きをどうするかということで、現地を踏査しました。どこまでを公共下水道、いわゆる集合処理の区域に設定したほうがいいのか、どこからを小型合併処理浄化槽の単独上乗せをしたがいいのかということで現地を踏査しましたが、非常にその判断がつけにくいと。幹線道路で切るのか、幹線水路で切るのか。そうすると、お隣同士で片や合併処理浄化槽、片や公共下水道という地区もありますので、その点を含まえてどのように今後やっていこうかということで、今、県とも協議していく中で、集合処理、いわゆる公共下水道で全部整備しますよという構想を策定して、あと住民の方の意向を踏まえて、単独合併処理浄化槽に変更することは可能だそうです。最初から集合処理区域、ここは合併処理区域としてしまったら、その変更がしにくいということであります。  今、内部の方向性としては、全体を集合処理という構想を策定しながら、より実効性のある小型合併処理浄化槽の単独上乗せと組み合わせて行ったほうがいいのではないかということの最終的な議論をしておりますが、いずれにしましても、今度、中原、北茂安校区との関連も出てきます。三根校区だけ単独合併処理浄化槽の上乗せを補助するという大義名分も要りますし、そうすると、みやき町全体にまた小型合併処理浄化槽含めて見直しも一部かけなければならない、三根校区だけの問題ではないという現実もありまして時間がかかっている状況です。しかし、22年度中には決定をします。その意味で、内部の大体最終的な方向性は、あと微調整ありますけれども、集約しつつありますので、本議会終了後、議会の皆様の代表の方、特に三根校区が主ですので、御意見を再度いただいて、それを集約して、なおかつ議会と執行部との意見の集約調整を行って、同じ方向性を持って地区の大字単位での区長さん方と、また御意見を拝聴したいという考えで準備を進めておりますので、本議会終了後、議会、議長に申し入れをしますので、ぜひその基本構想策定に向けた議会の皆さんの御指導、御教示を賜りたいと考えております。  それと、土井外、坂口の問題につきましては、土井外地区については、平成3年の補償契約に基づいて久留米南部浄化センターのつなぎ込みについてという約束がなされています。それに基づいて、平成19年に土づくりセンターの問題を機に、より明文化をしなければならないと。これを機に明文化、具体的に幾ら料金をするとかいうのを明確に示してもらわないと、みやき町としては協力できませんと。この下水道問題じゃなく道路の問題も含んでということで確約をしていただきましたから、みやき町として地元説明というか、地元の御理解をいただくように久留米市と一緒に行ったところであります。  よって、その中で土井外地区については、より明文化できた覚書を締結しました。坂口地区は含まれていません。坂口地区を久留米南部浄化センターにつなぎ込むとなれば、本管の布設がキロ数で物すごく長いんですよ。それと堤防敷を行かなければならないという問題、河川も広川を横断しなければならないということで、現実的に集合処理というのは莫大なコストがかかるということで、はっきり言って極めて困難です、久留米南部浄化センターに坂口地区をつなぐということはですね。よって、その地区においては、合併処理浄化槽のほうが一番ベターではないかというような考え方していますので、もし坂口地区の方が久留米南部浄化センターにつなぎ込みということを期待されているとするならば、それは非常に極めて広川を横断しなければならない問題、堤防に埋設していかなければならない。それは国交省の許可を得るには、物すごい年月を要すということと莫大なコストを要すということから、極めて現実性はないと、厳しいということをぜひ御説明いただければ大変ありがたいと思っております。  それと、土井外地区においては、もう久留米市と覚書を締結しているなら、すぐにでも下水道整備できるんじゃないかという御意見でございますが、土井外地区を久留米の南部浄化センターにつなぐにしても、一たん下水道認可区域を設定しなければなりません。土井外だけじゃなくて。みやき町、三根校区の下水道認可区域を設定しなければ、久留米のほうにもつなぎ込みできません。その条件として今、みやき町の2次認可区域、今、中津隈とかやっていますけれども、中原、西寒水とか、この区域が7割以上終わらないと次の第3次認可区域が設定できないようになっています。よって、現在66%でございますので、新たな認可区域の設定の手続に入るには7割を超えないといけませんので、当然、来年度以降ということになります。第3次認可区域の設定の協議にはですね。それからまた時間要しますので、今すぐ久留米がいいという覚書を締結したとしても、そのような手続を踏まえ、現状の2次認可区域が7割に到達していないということを踏まえて、すぐ実行はできないということも御理解いただきたいと思いますが、いずれにしましても、22年度中には、もう何回も約束していますが、最終的に22年度中にその整備手法を決定します。その中で第3次認可区域についてもある程度エリアの絞り込みをしますので、当然その中に土井外地区というのは優先的に入ってくるだろうというふうに考えておりますので、議会終了後、また議会の皆さんの代表の方と率直な意見交換、むしろ御指導を賜りながら、今年度の早い時期に三根校区の下水道基本計画とあわせて、みやき町の全体についても、また一部見直しも図りたいと考えているところであります。  以上です。 61 ◯議長(宮原宏典君)  執行部におかれて、アンケートの資料を古賀議員に出されなかったあたりを。(「集約した結果をお知らせ、以前しておるですよ」と呼ぶ者あり)最所事業部長。 62 ◯事業部長(最所和美君)  古賀議員の御質問の中に、前回、検討委員会の結果の資料提出をお願いしたが、できなかったというようなお話をいただきましたが、そのときも申し上げたと思いますが、検討委員会は、その段階では5回ほど実施しておったわけでございますが、まだ結論的な報告は出ておりませんというようなことで、結果についての資料の提出はできませんというようなお話をしたかと思います。そういったことで、お断りさせていただいたわけでございますが、アンケート調査の結果につきましては、住民の方にも公表しておりますし、必要ということであれば、その結果につきましては、またこちらのほうから提出させていただきたいというように思っております。 63 ◯議長(宮原宏典君)  請求をされておる中で、できなかった。今回の一般質問で請求されておると思うんですが。(「今回ですか」と呼ぶ者あり)古賀副町長。 64 ◯副町長(古賀利男君)  先ほど部長のほうから答弁ございましたように、3月の議会のときに、確かに資料請求ということで古賀議員のほうからなされております。そういった中で、検討委員会の経緯ということで、資料請求については今部長が言ったように、まだ最終的なことでございませんので、中途ということで、資料請求については差し控えさせていただきたいということで、部長のほうにも一応話をしております。  アンケートの結果については、今回の一般質問に間に合うようにということで、そういったこちらのほうもちょっと理解していなかったものですから、アンケートの結果については、結果として出てまいっておりますので、その分については資料請求としてこちらのほうで準備して、早い時期に差し上げたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 65 ◯議長(宮原宏典君)  古賀議員。 66 ◯9番(古賀 通君)  3月の時点において、アンケートと検討委員会の内容について1回出した。そして、今度の議会前に事務局長に出しておりますよ。一般質問を資料請求で出しております。アンケートと、結果じゃなくて、その経過。それがどういう経過で一般質問の資料請求が行っているかと。ちょっと事務局長、どういうルートとっていっているのか。余り受けとらんて言いよっじゃんね。 67 ◯議長(宮原宏典君)  お諮りいたします。質問途中でございますけれども、ここで休憩をとりたいと思いますが、いかがですか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯議長(宮原宏典君)  異議なしと認め、休憩をとりたいと思います。  再開を13時から行いたいと思いますので、よろしくお願いします。                 午後0時2分 休憩                 午後1時   再開 69 ◯議長(宮原宏典君)  休憩中の本会議を再開いたします。  資料提出のことについての発言がございましたので、その件について、執行部のほうの見解をお願いしたいと思います。原野総務部長。 70 ◯総務部長(原野 茂君)  午前中の一般質問の中で資料の提出についてということで、収受について問題があったようでございますけど、今後、こうした議員からの一般質問の資料につきまして、事務局からはやったばかり、こちらは受けるということで、お互いに確認の意識がない状況の中で来ておりましたので、今後、一般質問と同じように資料請求があった場合は、素早く速やかに情報系通信に載せていただき、現物の押印があるものにつきましては、後日でも総務課のほうにお互い送っていただいて、どの議員が執行部からのまだ資料が来ていないということで事務局も確認していただくということで、お互いにそういったやりとりしてから一般質問等に支障のないようにしていきたいと思っておりますので、古賀議員にはまことに申しわけございませんけど、こういうことで今後処理させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 71 ◯議長(宮原宏典君)  この問題については、事務局、執行部等も逓送に関しては十分気をつけていただくように、今後とも慎重にお願いしたいと思います。  では、古賀議員の質問を続行させていただきたいと思います。古賀議員。 72 ◯9番(古賀 通君)  その件ではとにかく、やった取った、おらんやったわからんやったで、そのまま済ますということもどうかと思います。とにかく紛失した、あるいは取りにいっていないということは、究明だけはしてください。あとは情報通信を使用して、そういうことが再発しないように厳重に保管していただきたいと思います。  3項目に入ります。コミュニティーセンターの利用計画について。  北茂安中央公民館の県道拡幅工事による移転新築となりました。建設は3月議会で請負契約が可決され、いよいよ工事実施になります。これまで箱物のサービスは、計画から完成直後までは夢があって非常に町民受けするものの、月日がたつに従って自然に熱気が冷めるというのがこれまでの例でありましたが、あとは残債の重みだけとなっては、せっかくの計画も無駄になります。そういう後遺症がないように、有効利用計画や企画展示のインパクトのある、そういう展示をしていただきたい。  そこで、1)町内外の利用想定、2)維持管理費、また使用料について答弁を求めます。  以上です。 73 ◯議長(宮原宏典君)  山崎社会教育課長。 74 ◯社会教育課長(山崎宏敏君)  古賀議員のコミュニティーセンターの利用計画についてということで、3点ほど御質問が上がっておりますのでお答えいたします。  まず第1点目の、町内及び町外の利用想定というところでございますけれども、今現在の北茂安公民館の利用状況ですけれども、20年度の利用者数については、年間2万8,434人、回数的には1,770件、また21年度の利用者数については、年間3万3,253人、回数的には1,723件と、多くの北茂安校区の住民の方々が利用されております。特に、文化協会を初め、多くの各種団体の方々に利用していただいているところであります。  町内、町外の割合ですけれども、ほとんどが町内利用者であります。今回、建設中のコミュニティーセンター内の施設には、公民館機能として、研修室、和室、会議室、それから図書室などを計画しているところでございます。また、他機能として、文化発表会、成人式などができる多目的ホール、ふれあいホール、展示コーナーなどを計画し、生涯学習の拠点となり、人づくり、地域づくりに貢献する支所として、子供からお年寄りまで、あらゆる世代の方が楽しみながら学び、交流や憩いの場となるような複合施設を持った整備計画にしたところであります。  北茂安公民館の面積は1,239平米であります。今回、コミュニティーセンターの面積については3,187平米となるわけですけれども、約2.5倍の広さになります。公民館機能を備えた複合施設でありますので、利用者についても、今後かなりふえてくるんではないかと考えているところでございます。  2)番目の、維持管理費等使用料及び返済計画についてでございますけれども、コミュニティーセンターの維持管理費につきましては、見込みではありますけれども、年間19,000千円程度の維持管理費が必要ではないかと考えているところでございます。
     また、使用料については、他の施設の使用料についても見直しの検討を行っておるところでございますけれども、同時に使用料条例の議会提出を検討しているところでございます。  返済計画につきましては、3月議会でも御答弁申し上げましたが、コミュニティーセンター建設については合併特例債を活用することで考えているところでございます。総事業費1,197,496千円、うち起債対象として、建設工事、地質調査、設計委託料、管理委託料の計1,162,294千円であります。起債対象の充当率は95%で、起債額は1,104,100千円となりまして、仮に借入利息1.5%で20年の償還で試算すると、元利償還が1,282,080千円となります。この元利償還の7割の897,456千円が交付税に算入され、移転補償費を差し引けば、一般財源としては262,690,170円になります。これを20年で割り返すと、年間約13,000千円程度の支払いを見込んだ返済計画となるところでございます。  3)番目の展示品内容の検討についてでございますけれども、ふれあいホールの中に展示コーナーを設けておりますけれども、その展示品については、町内出身者の著名人及び文化財関係の展示品等を展示し、後世に伝えていきたいと考えているところでございます。  また、その展示コーナーの中で、年間通してではなく、一定期間でローテーションをし、住民の方にお知らせするような展示コーナーも考えているところでございます。  展示内容については、今後またいろいろと検討してまいりたいとは思っているところでございます。  以上、1回目の質問のお答え、終わります。 75 ◯議長(宮原宏典君)  古賀議員。 76 ◯9番(古賀 通君)  コミュニティーセンターという、最近にはまれに見る近代設備で大がかりな建物だと思います。いわゆる合併特例債を利用した建設、あるいは立ち退き料ということで、元利償還というには非常に有利に運ぶものと思いますが、こういう箱物についての世間体の非常に厳しい目、追及で、一過性に終わらないように、それなりの複合施設としての町民サービスができますようにお願いしたいと思います。  ところで、1階フロアに展示コーナーが設けてありますけれども、これは7メートル掛け8メートルですかね、56平米ぐらいの展示コーナーですけれども、著名人のということで、どういう方で、どのような目的でその方を、そういうような展示品を展示されるものか、もう少し具体的に答弁をしていただきたい。これは、展示品については、町内、あるいは議会、町民、それぞれの要望を踏まえた後のそういう決定されたものであるかどうかもお尋ねします。  以上です。 77 ◯議長(宮原宏典君)  山崎社会教育課長。 78 ◯社会教育課長(山崎宏敏君)  議員質問の展示内容についてですけれども、今現在考えているところは、著名人として、リコー創設者の市村清さんとか、それとか、町民栄誉賞の柔道の古賀稔彦さんとかを考えているところでございます。今内部で検討しているところは、そういった方々を展示したいと思っております。  それと、文化財関係についても、常設コーナーでは、昔からの縄文時代、弥生時代とか、最近の発掘調査からについては西寒水の四本柳遺跡の発掘分とか、そこら辺の検討を今しているところでございます。  以上です。 79 ◯議長(宮原宏典君)  古賀議員。 80 ◯9番(古賀 通君)  展示品コーナーの展示物については、それぞれ町内の、特に北茂安校区内における、非常にメジャー受けする人物なり、品物なりが展示されると思います。飽きのこない、そして、それぞれ町民に訴える、何かしら感動を与える、そういうものを展示してほしいと。今答弁になかったけれども、一部遺族関係の遺品も展示されるかというふうに聞いておりますけど、町長いかがでしょうか、答弁をお願いします。 81 ◯議長(宮原宏典君)  教育長。 82 ◯教育長(大坪春美君)  飛び入りで失礼いたしますが、いろんな展示コーナーの部分なんですが、実は教育委員会の中には文化財審議委員会という会を持っております。その中でも以前から、歴史資料館、あるいはいろんな遺跡を発掘したものとか、そういった歴史資料館的なものをみやき町にぜひつくっていただきたいという要望もずっと以前から上がっておりました。その部分でも、教育委員会でも今後検討をしていこうという思いは十分に持っております。  それから、戦没者の関係も、治安の里まではいきませんけれども、できれば昔の方の戦後のいろんなことを子供たちにも伝えていきたいという思いを持っておりますので、また、歴史資料館についても今後検討を加えながら、コミュニティーセンターの中でできる部分は展示をしてまいりたいとは思っているところです。  以上です。 83 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 84 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  展示コーナーにきましては、著名人というか、名誉町民がお2人いらっしゃいます。その功績なり業績などを後世にお伝えしていこうと、そういうコーナーを設けたいというのを今担当のほうから申し上げたと思います。  それと、後については、文化財関係については、文化財審議委員会の御意見等も踏まえて、また、常設にするか、ある程度ローテーションをしてするかについても今後検討を加えていきたいというふうに思っております。  それと、戦没者の遺品についても、やはり8月が終戦記念日の月間ですので、そのような折、平和を祈願する一環として展示できるようなコーナー、これは、いわゆる常設というのは公民館の目的からいうと、なじむかどうかについては内部でもっと検討をしなきゃならないと思いますし、いずれにしましてもコミュニティーセンターですから、運営協議会なり運営審議会というのができると思いますから、その中で有効的に活用していくことを、その審議委員さんというか、町民の皆さんで検討を加えていただきたいと思っております。  現時点で町として考えているのは、名誉町民のお2人のコーナーということと、あと文化財審議会委員の御意見等を拝聴して文化財の展示と、その他については、先ほど申し上げたように、各層から成る運営協議会というか、連絡協議会というか、そういう組織をつくりながら有効に活用していく方法を検討を加えたいと考えております。 85 ◯議長(宮原宏典君)  古賀議員。 86 ◯9番(古賀 通君)  展示品については、もうちょっと1つだけ、ダンスとか、日舞とか、それぞれの会の要望がありまして、大きな姿見の鏡を掲示してほしいという要望がありましたので、ちょっと教育長、耳にしておってください。  済みません、4番、失業対策と企業誘致について。  平成20年9月アメリカ経済で発生したサブプライムローンの不良債権は、グローバル化された世界経済に波及し、金融不安による企業倒産や企業活動の停滞に続き、個人消費の低迷とブラックエコノミーと称されるように、お先真っ暗な世界同時不況に至った状況です。その延長では、今年の4月、ギリシャ通貨の不安、さらには、きのう、おとといのハンガリーの通貨不安ということで、欧州通貨のユーロ不安と続き、こういう現象の中で、GNP第2位の日本の国内失業率は実に5.1%、356万人、昨年7月の最悪期5.6%に迫る勢いです。この間、県内では、前年同月比2,272人の完全失業率を示しており、非常に増加しております。町内においても、国民健康保険税の滞納や生活保護申請、自己破産が急増しておるところです。本年度予算は、町内予算において225,000千円の、それぞれ緊急対策とふるさと雇用の事業により182名の雇用創出となっておりますが、その町側の費用対効果、どれだけの効果があったものか、町が受けた効果ですね。それと、就業者の年齢層について説明をお願いします。  以上です。 87 ◯議長(宮原宏典君)  山崎課長。 88 ◯産業課長(山崎秀二君)  古賀通議員の質問にお答えいたします。  失業対策事業の内容を説明しますと、現下の雇用失業情勢にかんがみ、緊急雇用創出事業及びふるさと雇用再生特別基金事業が平成21年度中途より始まっています。  緊急雇用創出事業は、離職を余儀なくされた非正規労働者、中高年齢者等の失業者に対して、次の雇用までの短期の雇用、就業機会を創出、提供するものであり、委託事業と市町事業ができます。平成22年度当初予算において13事業、総予算約102,000千円を計上しております。人件費の割合は、約9割の90,000千円となっています。  一方、ふるさと雇用再生特別基金事業は、雇用失業情勢の厳しい地域において、地域の実情に応じた市町の工夫に基づき、地域の雇用再生のために地域で職を求める人を雇い入れて、地域における継続的な雇用機会の創出を図ることとしています。この事業は、平成23年度末まで実施され、委託事業のみとなっています。平成22年度予算において16事業、総予算約123,000千円を計上しております。人件費の割合は、約7割の86,000千円となっております。それぞれの経費は、すべて国からの交付金で賄っております。  費用対効果でございますけれども、この事業はすべて交付金ということで、総人件費が175,000千円、それに加え、住環境の整備美化、農業・商業・観光の振興、教育支援、文化の振興、健康増進、人的交流など、ハード面、ソフト面において、町民にとってははかり知れない経済効果があると確信しています。  雇用した年齢層でございますけれども、平成21年度データで、緊急雇用が、95人のうち約6割の56人が60歳以上で、中高年齢者に対する短期の就業機会の提供がなされております。それに対しまして、約4割の39人が60歳未満であることから、短期の雇用で生活の安定を図りながら次の雇用を模索するという図式がうかがえます。  一方、ふるさと雇用では、31人のうち約7割の22人が60歳未満であり、みやき町の実情に応じた事業と継続的な雇用機会の創出が相まって、経験豊富な知識を生かした業務に携わっていただいています。  以上でございます。 89 ◯議長(宮原宏典君)  古賀議員。 90 ◯9番(古賀 通君)  この費用対効果はそれぞれ具体的な数値は提示できないと思いますけれども、年齢構造が60歳以上、これはいわゆる暫定年金受給者の年齢が6割を超えておるということで、真に40代、50代の家計支出が最も増大する年代層で非常に少ないというのは、本当に失業対策に貢献しているかということでちょっと疑問がありますけれども、それはそれなりに応募者があり仕事はあって、そして、国県支出金のこの金額を雇用失業対策に利用されておることは非常にいいことだと思います。今後できれば若年層も視野に入れて採用していただきたいということで終わります。いいです。答弁要りません。  5番、光ファイバー網推進について、1)電気通信事業の媒体は、携帯電話及びパソコンなど、IT技術の急激な進歩により、企業活動と国民生活に革新的な変化をもたらしております。最近のiPhoneやiPadは、ビジネスモデルを変えるほどの大きな潮流となっています。パソコンにおいても、日常活動の必需品であって、ノウハウも多様化している現状です。  総務省では、通信の高速大容量ブロードバンド普及をさせて、通信の進展を図って情報の格差をなくす、至っては経済の格差をなくそうということで、壮大な計画があっているようです。  そこで、三養基郡内の光ファイバーの埋設及び架設はどの辺まで普及しているのか説明を求めます。そして、今後のインターネットの住民の活用というのは、ビジネスもあります、個人もあります。それぞれ情報を多く仕入れて、多く発信するこれからの時代です。どうなっているか説明を求めます。  以上です。 91 ◯議長(宮原宏典君)  加茂行政推進室長。 92 ◯行政推進室長(加茂秀文君)  古賀議員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。  今光ファイバーのみやき町内における状況でございますけれども、時間がございませんので、簡単に簡明に御説明させていただきます。  三養基郡内におきますところのみやき町内でございますが、光高速ブロードバンドのサービス状況といたしましては、今現在、光BBIQがみやき町内の一部ということで、西寒水、東寒水、34号線上の一部と、それから、板部、白石の一部、それから同じく東尾、西尾の一部、それから石貝団地、笹野、それと三根校区の直代、続命院、南里ケ里の一部ということで、この三根校区の先ほど申しました直代、続命院、南里ケ里の一部につきましては、今現在、拡大工事中でございます。  光ファイバーについては以上でございますけれども、みやき町内のADSLの接続につきましては、佐賀県のほうで、ブロードバンド100%というふうな見解が出されておりますので、ADSLの普及率といたしましては、みやき町内は全部100%カバーできておるというふうなことで考えておるところでございます。  それと、今後の見通しでございますけれども、光ファイバーにつきましては、先ほども申されましたように、インターネット上での通信等について、やはり受ける側と送る側というふうなことで、それぞれ商業的なものも利用される方々もいらっしゃるかと思いますので、インターネットにつきましては、高速化が当然必要でございますので、今現在みやき町内におきます光ファイバー、先ほど状況を御説明しましたQTNetさんのほうが普及をされておりますので、そちらのほうへの協力をしながら光ファイバーのエリア拡大の推進をしていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。(「以上、終わります。ありがとうございました」と呼ぶ者あり) 93 ◯議長(宮原宏典君)  以上をもちまして、通告第2号、9番古賀通議員の一般質問を終わります。  通告第3号、17番益田清議員の一般質問を許可いたします。益田議員。 94 ◯17番(益田 清君)  平成22年第2回定例会における一般質問をただいまから行います。今回5項目上げております。1点目から行きたいと思います。簡潔な答弁をよろしくお願いします。  1点目は、みやき町行政区西寒水一部地域で第2次認可区域の箇所でございますが、範囲に入っておりますが、下水道の本管布設ができない状況になっております。その対応と対策についてお伺いをするものでございます。  昭和45年ごろ、西日本土地開発株式会社の開発した分譲住宅(西寒水)で、道路が不動産会社所有のため「下水道管の布設の工事ができない」との声が寄せられておりました。当分譲地は、分譲されて以降、道路舗装など問題となっておりましたが、舗装もされ、この問題は解決していたと私自身理解しておりましたが、問題を引きずっているようです。  道路台帳では、元町営西部保育所前の道路、元西寒水住宅から西寒水公園につながる主要道路などが私道になっているために、相当な影響が出ているものだというふうに思います。影響件数と布設管延長とその面積、この問題点と今後の解決に当たっての対応についてお伺いするものでございます。  以上です。 95 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 96 ◯町長(末安伸之君)  通告3号、17番議員の御質問にお答えします。  御指摘の場所については、昭和40年代に開発されたところでありまして、その当時、宅地造成した土地の中の道路に関しては、町に寄附をするという念書が入っております。しかし、それがまだ履行されていない状態であります。  旧町時代、中原町時代も幾度となく御相談しておりますけれども、舗装について承諾していただいたところもあります。まだ承諾いただけなかったところもあります。いずれにしましても、町と開発者だけの問題じゃなくて住民の一部の方との問題であるということで、その理由については定かに把握しておりませんけれども、町と会う必要はないと。町と会っても解決する糸口はないというような、かたくなな姿勢をとっておられます。  平成19年10月5日に、地区の懇談会でこの問題についても御意見がございました。この私道路については、町で勝手に工事ができないこと、先ほど申し上げたように、町が面会を求めても会っていただけないこと、いわゆる地区の特定の方としか会わないということで、今日の旧西部保育所の南側の舗装についても、地区の特定の方が交渉窓口となって解決したことはございます。しかしながら、念書も入っているということで法的な対応ができないかということを、平成19年の10月18日に弁護士、法律事務所に協議に行きました。そのとき、念書の内容があいまいであると、時効取得は無理であろうという見解を受け、そのとき時点では、法的解決策については見通しが立たなかったということであります。  今回、下水道工事に伴って、担当課のほうではお会いしていただきました。しかし、まだ解決には至っておりません。先ほど申し上げたように、町との問題ではなくて、あくまで地元との問題で、その点を解決することが前提であるというような御回答をいただいたところということでございます。しかしながら、長年、住民の生活に関して大変不自由をされておりますし、今回特に下水道の布設工事ができないとなれば大きな問題でございますので、所有者の同意が得られないことも想定した法的な対応についても検討を加え、法律事務所、弁護士とも協議をしておりますけれども、公衆用道路という地目になっておりますけれども、これはあくまで登記簿上の地目の表示にすぎないということで、道路として正式に取り扱う目安になるものではないと、当該土地所有者の同意なくして勝手に工事することはできませんという見解でございます。よって、あくまで所有者の同意がないと下水道管の布設工事もできないということの法的な立場の方の見解をいただいておりますので、関係地区と御相談しながら、とにかく解決策を見出していかなければならないと考えているところでございます。  以上でございます。 97 ◯議長(宮原宏典君)  江越下水道課長。 98 ◯下水道課長(江越 勉君)  益田議員の質問にお答えいたします。  西寒水地区の西側の道路に埋設する幹線に流入を予定される家屋、あるいは事業所、これについては大体160戸、一応流入される予定です。そのうち、不動産会社の接続するのが61カ所となっております。  今年度の予定しておりました延長については、894メートルということでございます。  以上でございます。 99 ◯議長(宮原宏典君)  益田議員。 100 ◯17番(益田 清君)  とにかく町長の答弁では、法的な対応を加えてもなかなか難しいというふうなことではなかったかと思いますが、そうすると、もうひたすらお願いに行くしかないということでしょうかね。
     私道というふうなことで、この道路の中には、抵当権設定もされているというふうなことも伺っております。そういった問題も含めて、既にこの第2次認可区域の中に含まれていて、そして既に下水道の接続できるような積み立ても行っておられる方もおられるわけですよ。ですから、本当に期待されたものがそれができないというようなことで、肩を落とされた方もおられます。ですから、果たしてこの場所が、今のような町と会わないと、特定の方と会って進めていくしかないというようなことだろうというふうに思いますが、特定の方に話されている条件提示というものは町に対してあっているのかどうかですね。その条件提示の中で、クリアできるのかクリアできないのかという問題点もあるのかどうかですね、その点、もう少し詳しく御説明願えませんか。  そして、今の町長の答弁では、結局ここは認可区域から外さなければいけないというような事態も起きてくるのではないかというふうに危惧するわけですよ。だから、認可区域から外すというだけではいけないというタイムリミットというか、そういうものはどのように考えておられるのか、そういうふうなことにはなっちゃいかんというふうに思いますので、その点、不安に思っている方についても説明を私どもはしていかなければいけませんので、その点でも説明をお願いしたいというふうに思います。 101 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 102 ◯町長(末安伸之君)  まず、条件提示は町にあっておりません。町に条件──いわゆる町との問題じゃないと。だから、町が何回来ても会う必要はないということです。その地区の方が十分御承知だと、どういう条件を満たせばどういう解決策があるということは、当時、地区の中で協力をいただいた方が十分御承知だと、それだけしかいつもいただいておりません。  以上です。  そして、認可区域から等については、事業部長のほうから答弁をいたします。 103 ◯議長(宮原宏典君)  最所事業部長。 104 ◯事業部長(最所和美君)  ただいまの益田議員の御質問でございますが、第2次認可区域につきましては、平成25年までというふうなことで現在工事を進めているわけでございますが、この西寒水地区については、東側の西寒水田島線、これと西側に幹線的な道路があるわけですが、その間に西寒水の住宅が建ち並んでいるわけでございますが、下水道計画といたしましては、この中央付近ぐらいから西のほうが西のほうに下がっていると。したがいまして、それから東については、西寒水田島線のほうに埋設します管のほうにつなぎ込みをしていくわけでございますが、中央から西部につきましては、西のほうに幹線4号を入れる予定になっております。これがずっと北上する予定になっておるわけでございます。したがいまして、どうしてもこの分について年限を重ねても了解がとれないということになりますと、大がかりな見直し、いわゆる幹線の見直しになりますと、これは国の補助手続上も非常に時間を要するわけでございます。  そういった事態が参るわけでございますが、現在のところでは、西寒水田島線のほうをまずできるほうからやっていくというふうな中で、この点につきましても、先ほど町長のほうから答弁いたしましたように、地区との問題もあるようでございますので、地区のほうにもいろいろ御相談しながら何とか解決策を見出し、そして、下水道工事が仮に、今年度この分については取り組みができないにしても25年度までにはできるようにというふうなことで、今後とも地区との話を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。そういったことで、できるだけ計画どおりに工事を続けてまいりたいということで、町といたしては現在のところ考えているところでございます。  以上でございます。 105 ◯議長(宮原宏典君)  益田議員。 106 ◯17番(益田 清君)  そうすると、全体的には、このままでいくとタイムリミットということはないというふうなことで私どもは説明していいわけですね。  それと、西寒水の箇所なんだけれども、床屋さんがございますもんね。床屋さんから上に坂が上っていく道がありますけれども、その右側に河川の壊れているところがあるんですよ。そこについては整備してほしいというふうに建設課に話したけれども、それは私有地だからだめですよというふうなことを言われたと、その方の説明を受けております。そういった河川の崩壊などについても、それは対応ができないものなのかですね。そういうところまで許可が必要なのかですね。実質には生活道路でございますので、その点、御回答願いたいというふうに思います。  もう3回目ですので、いずれにしても何とか一日も早く下水道の本管が布設できるような取り組みをお願いしたいというふうに思います。 107 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 108 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  この問題につきましては、先ほど申し上げたように、平成19年の地区懇談会等、弁護士とも確認をして、また最近、下水道管布設ができないのかという法的な対応できないかという協議もしていますが、あくまでも法律事務所の見解としては、開発により通行の用に供されている今の道路、長期間、実際もう道路として利用していますので、この道路の通行利用を妨げることは幾ら所有者でもできませんと。もし、妨げした場合においては、その所有者に対し、妨げないような排除を求めることができるということであります。しかし、新たに下水道なり上水道等の布設工事を行う際については、私有地ですから、当該土地の所有者の同意がなくて勝手にやったり工事をすることはできませんということです。  それと、この水路についても、過去幾度となく整備をさせてもらえないかという相談は地元の窓口になっていただいた方も何回も行っていただきましたし、私としても幾度となくお会いしたいということを申し上げますが、結局今のままで自分はいいと。繰り返しますが、まずは過去の問題をきちっと住民の皆さんが約束に基づいて解決をすること、それさえしてもらえれば、いつでも念書の履行もするし、住民の皆さんの不便を来さないようなことをやりますということを、ここ十数年同じようなことを繰り返されております。よって、先ほど申し上げた、町に対しては何らそういう条件もないし、お会いしても別に意味はないということの繰り返しです。  ただ、水路が崩落して、例えば、自然発生的な通行の妨げが、それが法的対応できるかどうかはもう一回確認します。意図的に通行の妨げをしたらその排除はできるということですが、自然発生的に崩落してそこが通行できないことについては、またちょっと別の法的な見解を求めたいというふうに考えています。  以上でございます。 109 ◯議長(宮原宏典君)  最所事業部長。 110 ◯事業部長(最所和美君)  工事のタイムリミットの件での内容の答弁であったというようなことを申し上げられましたが、一応2次認可区域については平成25年度までに工事を終わるという、現在での計画ではそのようになっておりますので、現在のところは平成25年がタイムリミットというふうに考えております。  以上でございます。 111 ◯議長(宮原宏典君)  益田議員。 112 ◯17番(益田 清君)  2番目に行きます。  東部水道企業団の水道料金引き下げの問題について質問いたします。3月議会一般質問で中尾議員からも上がっておりましたが、今回私も取り上げました。  私どもが行います町民アンケートでは、不況により収入が減っていく状況で生活ができない。水道料金も高過ぎるという声が目立ちました。水道料金は平成18年6月、平均8.9%引き下げられておりますが、それでも佐賀市、鳥栖市と比べて高い料金設定になっております。東部水道企業団の平成20年度の決算状況では、利益剰余金は用水供給事業と水道事業で2,530,000千円にもなっております。この蓄えを一部活用して料金引き下げはできないものでしょうか。企業団と議会ではどのような論議がされているのか、負担軽減はできないものか、再度声を上げていただくように町長の見解を求めるものでございます。 113 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 114 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  御質問の水道料金の引き下げにつきましては、料金の変遷については、まず、昭和56年1月の佐賀東部水道企業団への水道事業経営統合に伴いまして、三根・北茂安町においては従来の水道料金が引き継がれています。その後、使用料金の改定が幾度となく繰り返されまして、平成18年6月に現在の料金に改定があっております。いわゆる基本料金が1,900円、超過料金が230円、消費税は別途です。(発言する者あり)超過料金が230円です。(「230円」と呼ぶ者あり)消費税がかかって──別です。あわせて、特例として5トン以下の使用料の少ない世帯においては使用料金が1,680円、これは消費税込みです。料金改定がされ、今日に至っております。  料金の新たな改定につきましては、事業の運営面による採算性や財政計画などを見据えながら、公共料金としてふさわしい料金設定をされているものであると認識しております。御指摘のとおり、4年前にはこれらの条件のもと、料金の引き下げがなされております。幾度となく組合議会でも指摘をさせていただき、今日に至っております。現在の運営状況を勘案すると、さらなる料金の値下げについては、4年しか経過していないということでありますので、企業団のほうも慎重に検討する必要があると認識をしておりますという回答をいただいておるところでありますので、今後、組合議員、構成自治体の一員として、当然、減価償却等をして行革を進めていくと料金が上がることはありませんので、料金がその分値下げに反映されるように、組合議員の一員として議論を加えていきたいと考えております。  以上です。 115 ◯議長(宮原宏典君)  益田議員。 116 ◯17番(益田 清君)  私ども日本共産党のほうも、水道料金引き下げを求める要請書ということで、2010年2月2日、当地区議員団でこの水道料金の引き下げを求める要請書というのを行っております。直接、企業長の諸永浩様と懇談をさせていただいたところでございます。  その中で、東部水道企業団の水道料金をさらに引き下げていただくこと、2つ目に、5トン未満の使用水量世帯への特例料金1,600円は、基本料金1,900円の84%の水準であり、さらなる引き下げを求めます。2つのことを要望しておりました。  例えば、今、ひとり暮らし、老夫婦、5トン未満というところが節約される形で、そういうところがふえてきているのではないかというふうに思いますが、今3万8,730世帯というふうなことで、その1割3,837戸を5トン未満の世帯とした場合、大体600円引き下げ、月1,600円から1千円とした場合は、12カ月で27,620千円ほどで、これは可能な計算になります。30,000千円ほどあれば、低所得者に対する、この5トン未満に対する600円引き下げは可能というふうに試算しておりますけれども、そんなにこの25億円、もちろん今後設備投資、また鉛管のかえなど、もろもろと経費というのは要るというふうに思いますが、しかし、これぐらいのお金なら、この内部留保、剰余金の中からやはり生かして、そして、こういう福祉対策としてお金を活用してもよろしいんじゃなかろうかというふうに私どもは訴えてきた次第でございます。  その点、本当に今、7月にも今度ガス代と電気代が引き上げられるというふうな状況でございます。ですので、本当に今、生活ができないという悲鳴の声が寄せられているわけですよ。公共料金が非常に高過ぎる事態になっておりますので、そういう点で何としても内部留保を一部生かすやり方で引き下げの検討を大いに進言していただきたいというふうに思います。  今、見通しというのはどんなですかね。企業団の執行部の動きについては、値下げについて検討事項ということで、それを具体的にどこまでを話が進んでいるのか、町長は今、検討事項というようなことを言われましたので、実際、どういうふうな状況になっているのか、その点での報告と、私の今の低所得者のほうをまずは着手してもいいんじゃないかという提案でございますので、回答をいただきたいというふうに思います。 117 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 118 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、あくまで水道料金は公共料金でありますので、政治的な影響とか働きかけで料金が上がったり下がったりするものではないし、また、あってはならないと思います。  そこで、4年前に、平成18年6月に実施した値下げは率にして8.9%です。当時の利益剰余金も毎年、年々減少傾向にあります。この間、企業団では、高利子──高い利率の企業債の繰り上げ償還など経費の節減に努めて、さらに、行財政改革プラン、水道ビジョンを策定して効率的な経営と経費削減に努力されています。これは、組合議会のほうからかなり厳しく水道企業団の行革と、それと、経営についての見直しというか、やはり適正な経営をし、それを公共性のある料金設定をすべきという厳しい議会での追及ではありませんけれども指摘のもとで、一緒になって行革プラン等も策定して値下げにつながってきたところであります。  現在も経費節減に努力しておりますが、さっき申し上げたように、利益剰余金、いわゆる内部留保資金というのはだんだん減少していますので、それを値下げに使ったとしても、それは恒久財源ではありませんから、貯金を一時的に使ったと、そのときだけは値下げになるかもしれませんけれども、恒久的に値下げの財源としてはできませんから、ある意味では、それは、内部留保資金は将来の投資、いろんな災害等も発生する可能性もないとも言えませんし、耐震化等で補強する工事も施工しなければならないでしょうし、そういうときのための内部留保資金というのは当然とっておくべきだと思っております。  いずれにしましても、建設改良計画を立案するように求めていきたいと思っています。それと、中長期的財政計画も示すように組合議会の中で求めていきたいと思っておりますので、当然だれが考えても減価償却していきますから、新たな大きな投資をしない限りは減価償却等々を料金の値下げに還元していかないと適正な公共料金のあり方とは言えませんので、それらを組合議員として注視していかなければならない。そして、来るべき新たな値下げについての我々も組合議員として根拠を示して当執行部と議論をしていかなければならないと思っています。  よって、まだ4年しかたっていませんので、今はその状況を見ていく中では、今すぐ料金値下げをできるという状況ではないと認識しています。ただし、将来的には当然料金値下げはできると思っていますので、それをできるだけ早い時期に適正な公共料金としての設定をする検討は早くしていかなければならないと考えております。  よって、御質問の、どこまで検討しているかということで、具体的に値下げに向けた検討はあっておりません。いかに値下げにつなげることができるかということで、さっき申し上げたように、行財政改革に基づいた水道ビジョン並びに財政計画を今後策定していくということでありますので、その中で、さっき申し上げたように、水道事業の長期健全経営の安定化、使用料金の低減化に向けて、議会の一員としてその責任を全うしていきたいと考えております。  以上です。 119 ◯議長(宮原宏典君)  益田議員。 120 ◯17番(益田 清君)  この内部留保というのは、利益剰余金というのが大体、利益の何%ぐらいを常時確保すればいいというふうな論議なのかですね、長期財政計画というふうなことでございますが、そういうふうなことも含めて、やはり4年前も8.9%の引き下げというふうなことで、4年間たって今期の場合、前年度と若干三角に出ておりますけれども、やっぱり常時利益を生み出してきたというふうに考えるわけです。  ですから、やはり今、鳥栖市が10トン1,500円ですかね、佐賀市が1,300円というようなことで、東部水道企業団のエリアというのが1,900円、高いんじゃないかというようなことで、そういう声が出されているわけです。ですから、やはりしっかり5トン制をつくって、それは大変大きな前進だと思いますけれども、さらに、やはり低所得者につきましては、早急に30,000千円、1割というふうなことでございましょうけれども、そんなに大きなお金じゃないというふうに思いますので、引き下げればもっと水道を使っていただくこともできるのじゃないかなというふうに思いますし、また、よそからも、ああ、住んでもいいというような、そういうような町づくりの一つの政策になっていくのではないかというふうに思いますので、そこら辺はできるだけ早い対応を願いたいというふうに思います。  以上です。 121 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 122 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  確かに佐賀市と鳥栖市に比べると、まだ若干高いです。高い理由は、佐賀市は、今の構成する前は佐賀市独自でもう水道事業をやっていましたから、いわゆる聞くところによると、大正とか昭和初期ぐらいの水道管等を使用していますから、もう既に減価償却は終わっているんですよね。鳥栖市も早い時期にしています。ですから、いずれ更新時期は佐賀市、鳥栖市も来ます。そうなると、むしろ高くなることは当然なんですよ。単純に、鳥栖、佐賀、東部水道企業団の比較というのは、短絡的にその部分だけできないと思います。将来、更新を鳥栖、佐賀がしたときは、むしろ水道料金に反映されますから今の佐賀東部水道企業団よりか当然高くなります。だから、そういう論法での議論というのは、必ずしも私としては適切ではない議論だというふうに考えております。  いずれにいたしましても、先ほど申し上げたように、適正な公共料金になるように議会議員としてその責任を全うしていきますので、こういう御質問をいただきながら貴重な勉強をさせていただいておりますので、益田議員の御質問をもとに、さらに勉強させていただきまして、御期待にこたえるよう努力をしていきたいと考えております。  以上です。 123 ◯議長(宮原宏典君)  お諮りいたします。休憩をとりたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 124 ◯議長(宮原宏典君)  再開を14時20分といたしたいと思います。よろしくお願いします。                 午後2時4分 休憩                 午後2時20分 再開 125 ◯議長(宮原宏典君)  休憩中の本会議を再開いたします。  質問の途中でございましたので。益田議員。 126 ◯17番(益田 清君)  3番目に移ります。  梅雨時期を迎えております。今日、気象状況の著しい変化もあり、大量の雨量が予想されます。昨年は寒水川堤防からあふれる越水箇所と、そのおそれがあった箇所、合わせて5カ所あります。1つは、夢の里西にかかる中川原橋付近の西南、2つ目は、旧国道にかかる六ノ坪から石井橋にかかる河川で3カ所、3つ目が石井橋から以南に1カ所です。  1級河川は県の管轄ですが、何ら越水、洪水防止対策はなされておりません。ヨシなどが一面を覆い、大木も放置されております。川底のしゅんせつもされず放置されております。ことしもこれらの箇所については破損のおそれもあり、心配の声が上がっております。町民の生活を脅かす洪水対策について、河川の整備について、県への要請は、対策についての御回答を求めるものでございます。 127 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 128 ◯建設課長(中島 識君)  それでは、益田議員の質問にお答えします。  先ほど言われたように、近年、異常気象によるということで、1時間100ミリ以上の雨がいわゆるゲリラ豪雨というふうに言われておりますけれども、これが各地で頻繁に発生をしております。そういう中で、昨年7月豪雨におきましては、みやき町内の県1級河川、また筑後川本川においても、非常にいろんな面で水防活動等を行っておるわけでございます。  そういう中で、堤防が越水したということで、5カ所というようなことでございますけれども、これは、先ほど言われた部分につきましては中原校区のみでございますけれども、寒水川につきましてはまだこれから、言われた以南につきましては本当にあと5カ所ないし6カ所の越水がしており、また、それに伴って水防活動、また排水機の運転を行っております。そういうことで、堤防の水が越水しますと当然農作物に被害が出ております。  そういう中で、言われたように寒水川、これは1級河川でございまして、県の管理でございます。そういう意味で、鳥栖土木事務所におきましては年2回、堤防除草を予定されております。  また、しゅんせつ等につきましては、地区の要望書が提出された場合などは、速やかに土木事務所に要請をしているわけでございます。これは、要望書が提出されたから町が言うということじゃなくて、当然、その1級河川の管理の中では県のほうも重視をしておりますし、そういう意味で、いろんな面で──工事面、それから管理面についてやっていくということで私たちは要請をしておりますし、また県のほうもそういうふうな考え方でございます。
     これにつきましては現在、行政報告でも報告いたしましたけれども、寒水川のしゅんせつ改修事業ということで、6月6日に寒水川の放水路の通水式が行われておるわけでございまして、今後は上流側に事業が移行されるということで、当然この放水路に非常にお金がかかったということで、上流部のほうになかなか移れなかったというのが事実でございまして、当然、計画的には34号線まで寒水川はするようになっております。そういう意味で、今後、事業の展開がまた行われるというようなことで考えております。  今まで本当に沿線住民の方々には迷惑をかけております。そういう意味では、安全・安心確保のために河川改修の早期完成を、今後要望を粘り強く行っていく考え方でおります。  以上でございます。 129 ◯議長(宮原宏典君)  益田議員。 130 ◯17番(益田 清君)  私は今、5カ所ということで指摘させていただいております。これは昨年、こういう事故があっているんですよ。昨年、大雨のときに。だから、消防の方も来られて土のうを積み上げたりされたところもあります。だから、そういうところについては、当然ながらそれは県に、こういう状況だから早く対応をということで、これは要請、要望書というのは提出されているんですかね。提出されていますか。(発言する者あり)いや、提出されているのか、されていないのか。去年の事件でございますのでね。それで、その要望書に対してどうであったのかということについて、住民にやっぱり返していく必要があると思うんです。  みやき町の立派な洪水ハザードマップというのをいただいております。これには、災害に対する備えに役立ててくださいということで、「備えあれば憂いなし」という立場から説明されているわけです。これについてもですよ、やはり放水路ということで今回お金が要ったというのはわかります。しかし、危険箇所というのは大体わかるわけですよ。ですから、この地図を見ても0.5メートル未満、浸水深ですかね、深さの目安というようなことでですね。ということで、この沿線沿いについては、これは綾部の県道まで、206号線まで、0.5メートル未満ということで黄色の色で塗られております。ですから、ここもやはり危険なんですね。そして、実際にはそういった事件が起こっている、そういった事故が起こっている。  私もそういった方たちの声を伺っておりますと、やはり心配だと。ことしもこのような大雨のときにはおびえて生活しなければいけないのかということで、本当に深刻な状況なんですよ。ですから、これらについては、そういう方については、県が対応できないということであれば、町として最低限どういうことができるのかと。こういうことをやって、少しでもそういった恐れを除いていきましょうというようなことでなければ意味がないと思うんです。ですから、この5カ所についてどういうふうな対応をされるつもりなのか、ちょっと回答を願いたいというふうに思います。 131 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 132 ◯建設課長(中島 識君)  2回目の益田議員の質問にお答えします。  先ほどから中原校区の5カ所につきましては、当然県のほうも把握をしております。これは寒水川自体の──大雨のときにはすべての部分について私たちもいろんな情報、いわゆる水防の活動の中でどの部分を現在やっているかというのを把握しておりますので、その部分については当然鳥栖土木事務所のほうに報告し、それに基づいて県のほうも対応しておるわけでございます。  それで、要望書を提出したかということでございますけれども、要望書については現在提出をしておりません。しかしながら、先ほど申し上げたとおり、現地については当然県のほうも把握し、私たちも現地においても、こういう部分がございますということで、その場所で話をしているところでございます。  ただ、どのようにやるかという課題につきましては、私たちも本来ならば最低限こういうところでいつごろまでにやりますよということで地区の皆様方にお返しするのが本当でしょうけれども、そこまで至っていなかったというのは県、または私たちの部分で非常に不徳のいたすところでございます。  そういう部分で、今後につきましては県のほうと町のほうがよく──町というよりも建設課のほうがよく連絡をとり合って話をさせていただきたい。これは今回、水防協議会がございましたけれども、その中でもやはり、ある地区の区長さんのほうから、要望をしても非常に、なかなか時間がかかって、それに対して答えが出てこないというような話もあっておりますので、それについても県のほうも町のほうも今後は十分注意して速やかに、いろんな面でどのようになるということを御報告しますということで言っておりますので、こういうことにつきましても当然、この部分につきましても話を県のほうとつなぎたいと思っております。  また、この部分以外にもいろんな面で回答、中原校区以外にもありますし、また、そういう面も含めたところで考えていくようにしております。  ただ、先ほど申し上げましたとおり、ハザードマップにつきましては、当然それにつきましては備えあれば憂いなしというようなことで、当然町民の方が知って、大雨なりのときにどのように対処するかというのを出されておるわけでございます。22年度の水防協議の中にも今言われた部分についてはBランクのゾーンになっておりますので、当然、今後は放水路が終了いたしました関係上、いろんな面で工事の展開が行われるものというふうに私たちも思っておりますし、また、1回目に申し上げましたとおり、県に粘り強く要請をしていきたいと思っております。  以上です。 133 ◯議長(宮原宏典君)  益田議員。 134 ◯17番(益田 清君)  ですから、町として6月から7月大雨の時期を迎えますので、そのところについては応急的にどういうことができるのだろうかと、応急的にですね。だから、例えば、川の中に大木が何本かございます。川の中に大木がですね。その大木が流れて、それが堰にとまって、そしてあふれるということもあり得ることだと思うんです。大木を切ったり、また、ヨシあたりも相当これは背丈以上に茂って、一面茂っておる。そして、しゅんせつ。こういうのもやっていかなければいけないと思いますが、これなんかはちょっと大変だというように思いますが。  また、例えば、姫方の中川原の橋の北側ですね。この間決壊したところですけれども、あそこは土のうが今も少し積まれていますよね。ですから、そういうところは土のうをもう少し強固に積むなりして、少しでも心配を緩和していくことが必要じゃなかろうかというふうに思います。全体としてそういうふうに、今5カ所私指摘しましたけれども、そういうところも点検しながら、そして具体的な形でですね、本来は県、国がするべきこれは河川管理だと思いますが、当然被害を出さないためにも、そういう町としての対応を施していただきたいというふうに思いますので、答弁願いたいというふうに思います。 135 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 136 ◯町長(末安伸之君)  町としての対応についてお答えします。  実は同様に六ノ坪橋から下、いわゆる石井地区から川原地区にかかる付近に竹林、民地の竹林が河川のほうにかなり繁茂しております。河川床のほうにも草木が繁茂しておりますので、この除去については結構大々的にかかります。よって、土木事務所にも要望しましたが、なかなか諸般の事情で迅速にできないということでありましたので、緊急的に、町のほうで緊急雇用の職員の方々で今その作業をしております。  よって、御質問の町として何ができるかということで、雨季を目前にしておりますので、今の御指摘のあった箇所を早速きょう、あすでも視察に行きます。現地を踏査させて、そして応急的に町として対応できる──土のうを積むとか、河川床の繁茂した除草作業とか、そういうものができる部分についてはやります。あと恒久的な対策については、引き続き土木事務所のほうに要望していきたいと考えておりますので。  そのほかに寒水川だけじゃなくて、せんだっては幹線水路の入り口、いわゆる土地改良の管轄外というか、そこに土砂が堆積をしているということの相談を受けましたので、旧町時代は幾らかの、1,000千円ぐらいの補助金をいただいて土地改良のほうでしゅんせつしていたという御相談を受けましたので、今回、町のほうで緊急雇用の方々で、その予算でしゅんせつをしております。よって、今ちょうど緊急雇用の方々もいらっしゃいますので、町としての応急的な対応はできるだけ行っていきたいと思っておりますので、先ほど申し上げたように、御質問の箇所については、きょうあすにでも担当のほうで巡回をし、応急的対応をしていきたいと考えております。  以上です。 137 ◯議長(宮原宏典君)  益田議員。 138 ◯17番(益田 清君)  4番目に移ります。  4番目については、古賀議員のほうから詳しく質問がありましたけれども、1つ2つちょっとわからないことがありましたので、再度質問をしたいというふうに思います。  取扱団体の区長連絡会から西鉄バス江見線存続のお願いということで、町長あて署名用紙が全世帯に配布され、そして今隣保班のほうで集めておられるところでございます。内容は、平成22年3月、西日本鉄道株式会社から、来年4月から江見線のバスが特急全面廃止、普通の一部区間の廃止を発表、西鉄バス江見線の現状維持について、バス事業者へ強い要請をお願いしますという内容でございます。この路線は何としても維持してほしいという声が私のところにも寄せられているわけでございます。  この署名用紙に添付されている新聞記事によりますと、西鉄は佐賀市や神埼市、みやき町の2市1町と1年かけて協議し、補助金など支援を得なければ来年3年に廃止すると記されております。支援金というのは、この協議については9月から行っていくというようなことで、その損益分岐点というようなことで、170人というふうな不足というのが、これが赤字分だというふうな説明がございましたけれども、この補助金、支援金の決算時期じゃないとわからんというようなことでございましたけれども、大体どれほどの提示がなされているものなのか、答弁願いたいというふうに思います。  それと、この記事を見ておりますと、路線廃止の背景にあるのは、昨年3月からの週末限定の高速道千円乗り放題導入、一般路線バスの赤字を補てんしていた高速バスの収益が激減したというふうになっているわけでございますが、やはり国の政策というのがこういう形でローカル線切り捨てというふうな状況になってきているのではないかというふうに察するものでございます。高速料金無料化というふうな流れもなりつつありますけれども、そういう中で地域の足がやはり途絶えていく、守れないというふうなことであれば、やっぱりいけないのではないかというふうに思いますが、これについてやはり国、県についても、こういう補助金の要請という、そういうものはあり得るのかどうか、こういう点もお聞きしておきたいというふうに思います。 139 ◯議長(宮原宏典君)  森企画課長。 140 ◯企画課長(森 幸司君)  西鉄側から出された赤字の内容といいますか、具体的な内容ですけれども、先ほど申しましたように、あくまで21年度の上半期の決算でありますので、全体的なことはちょっと具体的に言えませんけれども、西鉄からの提示としまして赤字額が3路線あります、赤字が。3系統ですね。全体として今のところ、27,000千円程度というようなことになっております。  今までの例でいきますと、これを各市、町の路線延長で割って負担をしていくというような格好になるわけです。しかし、これについては久留米も絡んでおりますし、また久留米の出方とか、そういったのもいろいろありますけれども、それについては今後バス協議会の中で検討して、どういうふうな割合、負担額にするかというようなことは今後検討していくつもりであります。  ただ、決算としてはまだ、去年の10月からことしの3月、上半期の分が出ていません。これについても西鉄がまだ出せない状況でありますので、それを見ながら県のほうで全体的な詳細な詰めを行っていきたいというふうなことを今現在考えているところです。  それと、国、県の対応についてということですけれども、これについてはこの前ちょっと、これ協議会の下部組織で分科会というのがあります。これは関係します佐賀、神埼、みやきの中で話をしておりましたところ、県としては一応補助対象になるであろうと。これもいろいろ条件があります、補助対象になる条件がいろいろありまして、条件としましては、複数市町にまたがって10キロ以上とか、あとは1日の輸送量が15人以上150人以下、運送回数が3回以上と、そのあたりは云々関数ありますけれども、一応、今のところそれに該当するだろうということで、国、県としても2分の1ずつですけれども、それに対して助成は考えているというような、一応口頭ですけど話は聞いております。それ以外の赤字分について各市町で負担するということになります。  以上です。 141 ◯議長(宮原宏典君)  益田議員。 142 ◯17番(益田 清君)  この件はこれでいいんですけれども、上半期だけですけれども、これは下半期も含めると2倍の54,000千円ぐらいということですかね。合わせると、大体。可能性としてはですね。  それと、2分の1というのは市町村の負担を除いて、全額の2分の1は国と県ということですか。そこら辺が一つもわかりませんでしたのでちょっと反復しますけれども、ちょっと答弁、しっかりお願いします。 143 ◯議長(宮原宏典君)  森企画課長。 144 ◯企画課長(森 幸司君)  赤字部分は半年分かということですけれども、これは1年に直したところでの計算ですので、倍になるということではありません。(「27,000千円……」と呼ぶ者あり)に直したところでの、今までのあらかたの計算です。  補助の制度ですけれども、これについては経常収入がありまして、それプラスのみなし運転経費というのが計算があります、国の計算の仕方がですね。その分の残りの分に対して、2分の1ずつ国と県が補助すると。そして、みなし運転以上の分の、経常経費にならん分を各市町で負担してくださいというのが一応制度となっております。  以上です。 145 ◯議長(宮原宏典君)  益田議員。 146 ◯17番(益田 清君)  またいろいろと、よく勉強させていただきます。いずれにしても、やはり守ってほしいと、維持してほしいというような声が切実でございますので、よろしく対応を願いたいというふうに思います。  5番目に行きます。「寝たきり老人」等に介護者手当支給を求める質問です。  「等」とは、痴呆症老人、重度障害者、常時介護が必要な方も含みます。現在、寝たきりお年寄りを特別養護老人ホームやグループホームへ入居させるには、月130千円以上が必要となってきております。入所を待たれている方、所得が少なく入所をあきらめておられる方もいます。家庭での24時間介護は大変な心労でございます。介護者の労をねぎらう福祉増進の立場から、介護者手当制度設置を願うものでございます。見解を求めます。 147 ◯議長(宮原宏典君)  古賀地域包括支援センター所長。 148 ◯地域包括支援センター所長(古賀政彦君)  17番益田議員の御質問にお答えいたします。  我が国では、人口の急速な高齢化に伴いまして、かつて経験したことのない少子・高齢化という新しい時代を迎えようとしております。今後、高齢化の進展に伴いまして、寝たきりや認知症の高齢者が急速にふえることと思われます。  また、介護が必要な期間が長期化し、介護する家族の高齢化も進んでおります。家族で十分な対応が困難となっております。そういったことで、介護問題が国民の老後生活最大の不安要因となっております。そうした経緯を踏まえまして、介護問題を家族から国が解決すべく、平成12年度、2000年に介護保険制度がスタートし、10年を経過し、ことし11年目に入っているところでございます。  みやき町でも高齢化が急速に進んでおります。平成22年の4月末でございますが、高齢者率が27.3%、介護保険の対象者、要支援・要介護が1,246名、全体の4.7%になっております。今後、高齢化がさらに進み、寝たきりや認知症の高齢者が急速に増加していることと思います。  旧中原町では、重度心身障害者等に対する介護手当の支給条例を制定しまして、平成3年11月1日から施行されておりました。条例の内容につきましては、在宅で寝たきりの方に対しまして、福祉の増進を図るために月に5千円、年間60千円を介護手当として支給しておりました。旧中原町で最後に支給されました、合併前ですね、16年度の重度心身障害者等の介護手当支給決算額につきましては135千円と、決算額になっております。仮に年間60千円としますと、全体で延べ2名程度ということになろうかと思います。  今現在、在宅での寝たきりの方などで介護の問題を抱えておられる家族の方や担当区の民生委員さんから毎日御相談をお受けしておりますが、それぞれの問題をケアマネジャーが毎日対応しております。また、困難事例につきましても、後日、ケアマネジャー、看護師、社会福祉士、3者で協議検討を行っております。  議員の御質問であります、在宅で介護している方への介護手当の復活でございます。旧中原町では実施していた制度でございますが、介護問題を解決するためには、介護手当の支給という方法ではなくて、在宅で介護されている皆さんの負担を幾らかでも軽減するように、介護保険制度の周知徹底を図り、施設サービス、在宅サービス等、お一人お一人に合った介護サービスの利用ができるようにすることが、家族の介護を和らげ、また、家族の介護を支えることだと考えております。  例えば、要介護3であれば、利用できる上限が一月に267,500円になります。この金額の範囲内で介護サービスの組み合わせを、ケアプランを立てまして作成するわけでございますけど、自己負担ですから1割分が26,750円となります。また、本人の希望によって、その予算金額範囲内でケアプランを作成することもできますし、自分に合ったサービスをお受けいただきたいと思っております。  また、御質問にありましたグループホームとか施設サービス等でございますが、130千円からということでございましたけど、一般的には、基準的にはユニット型の個室であれば大体130千円程度になりますけど、多床室ですね、個室じゃなくて4人以上とか、そういった多床室であれば金額が落ちます。これが88千円程度になります。  また、所得の段階に応じて変わってきます。生保とか福祉年金等を受給されている非課税世帯でですね、そういった方については多床室関係についてはゼロでございますので、食費関係が自己負担が最高300円ということで、300円の30日で9千円と高額医療の最低が15千円ですから、25千円程度が自己負担になります。  以上でございます。 149 ◯議長(宮原宏典君)  益田議員。 150 ◯17番(益田 清君)  私は支給を求める質問をしていたんですけれども、介護保険じゃないんですよね。福祉の立場からお願いしておったんですけれども。介護保険の説明じゃないとですよ。 151 ◯議長(宮原宏典君)  答弁の内容は、復活を求める……古賀地域包括支援センター所長。 152 ◯地域包括支援センター所長(古賀政彦君)  介護問題を解決するためには、介護手当等の支給の方法ではなくて、在宅介護されている皆さんの負担を幾らかでも軽減するために介護保険制度の十分な利活用をしていただきたいと。そういうことで、これが家族介護を和らげ、家族介護の支援になるということで答弁させていただいたところでございます。  以上でございます。(「できないですね」「できないということですか。検討もできないということかな。ちょっとわからんね、私は」と呼ぶ者あり) 153 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 154 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、現在、介護手当制度については、特別障害者手当──成人の場合ですね。それが、支給機関が県、市、福祉事務所です。支給対象者は、特別障害者に認定された人、必ずしも身体障害者手帳所持者とは限りませんと。支給に値する障害程度が判断できる診断書で認定が可能ということであります。よって、現在、みやき町内では19名の方が支給を受けられております。支給額が月額26,440円ですので、ぜひこちらの制度を活用していただきたいと考えています。  旧町時代は、たしかに中原町が5千円しておりましたけれども、その当時は介護保険制度はありませんでしたので、幾らかなりとも現金支給することで、いわゆる介護用品とか材料購入に充てていただいてと、経済的な負担を助成しようということでありました。  よって、今回、介護保険制度ができましたので、いわゆる精神的な負担を軽減することを主に、介護されておる方々にアフターフォローというか、支援していこうということで、その中で今、包括支援センターのほうから申し上げたように、介護保険制度を有効に活用していただいて、精神的な負担を、肉体的軽減を図るようなことをお勧めしていきたいという回答をしましたので、よって、新たな現金での支給については考えておりません。  なぜなら、介護保険のほうを有効に活用していただきたい。それと、別個にある特別障害者手当、こちらの制度のほうを活用していただきたいということで、両面による救済措置があるという判断をしていますので、新たな現金支給については考えておりません。  以上です。 155 ◯議長(宮原宏典君)  益田議員。
    156 ◯17番(益田 清君)  神埼市の場合が今、寝たきり老人等に対する介護者手当支給条例というのを設けております。鳥栖市も久留米市も基山もですね、これは町のほうでやるのか、社協でするのかは別にしても、こういった手当支給というのはなされているというふうに思います。5千円、10千円、15千円、月ですね。それはやはり、私は最初に言いましたように、24時間大変な精神的な苦労、老老介護とも言われたり、いろいろとテレビでも──やはりいろいろ事件が起こったり、やはり大変な心労だと思うんです。それに対して労をねぎらうということなんですよ、労をねぎらう。  介護保険、介護保険と言われますけれども、これは今先ほど課長も言われましたけれども、要介護3にしても260千円、1割まで使えますけれども、その上については確かに補助金があります。限度額があります。しかし、それはあくまでも償還払いなんですよ、償還払い。償還払いというのは、現金を全部出して返ってくるという仕組みでしょう、介護保険は。介護保険は全部そうですよ。一部この間、改善しましたけどね。全部払って、そして後で返ってくる。その全部を払うという元金がないんですよね。  特に今、国民年金につきましては支給が46千円、みやき町の平均が。月46千円もらって、そして細々とやっておられる方もおられます。援助などもあって、何とかやっていけるというふうに思いますが、そういう老夫婦に対してなどは、やっぱり非常に今は生きづらい状況じゃなかろうかというふうに思うんです。だから私は、いろいろ制度はもちろん生かせばいいじゃないかと言われますけれども、今はやはり現金のなからにゃいかんような状況になっておりますので、少しでも福祉の増進の立場から、みやき町でもこれは町のほうでやるのか、社協でやるのか、それは別にしてもですね、考えてもいいのではなかろうかというふうに思います。今、社協ではそういうのをやられていますか。手当は。 157 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 158 ◯町長(末安伸之君)  まず、他市町の例を質問されましたけれども、みやき町で社協のほうで介護者教室、いわゆる介護されている家族の方々の交流会、研修会を実施しております。私も参加をさせていただきました。その中で一緒に意見交換会、いわゆる介護されている方々でいろんな御苦労話、また、食事をしながらいろいろお話をしましたが、こういう機会を設けていただいて本当にありがたかったと、同じ介護をする家族の立場として、いろんな苦労話をお互い意見交換して、またはいろんな情報をいただいて介護のほうに生かされると、いわゆる金銭でははかり知れないものを得たというようなことも実際いただきました。  よって、みやき町としては短絡的に金銭給付による労をねぎらうことよりも、このような交流会、研修会を重ねていくことで家族の介護者の精神的な負担を軽減しようと。なおかつ、介護保険制度というのがありますので、これを有効に活用していただいて、公的な手段を持った軽減も図っていきながら、社協や包括センターの中で新たにこういう交流会とか研修会等を通じて、家庭介護されている方々の労をねぎらっていきたいと考えているところでございます。  以上です。 159 ◯議長(宮原宏典君)  終わったです。(「終わった」と呼ぶ者あり)3回やろ。(「あと1回やろ」と呼ぶ者あり)あと1回ある。(「終わったよ」「3回やろ、3回目やろ」と呼ぶ者あり)終わったです。(「終わった」と呼ぶ者あり)答弁、どこがしとらんと。(「いや、答弁じゃなか。最後を締めとかにゃいかんめえもん」と呼ぶ者あり)いや、3回は質問されておりますんで。(「3回した」と呼ぶ者あり)  以上をもちまして、通告第3号、17番益田清議員の一般質問を終わります。  通告第4号、16番岡廣明議員の一般質問を許可いたします。岡議員。 160 ◯16番(岡 廣明君)  ただいまより、通告第4号によりまして、平成22年第2回定例議会において一般質問を行います。  質問事項は4問であります。1点目は、産業遺産(佐賀県遺産)の保存について。2点目は、町道路側溝の改修について。3点目は、子宮頸がん集団接種取り組みについて。4点目は、快適・安全な生活環境づくりについて。以上、4問について質問を行います。  第1点目の、産業遺産(佐賀県遺産)の保存について質問をいたします。  みやき町内にもいろいろな産業遺産があると思います。そこには秘められた歴史があり、かつては繁栄した時代があり、時代の薫りが現在では失われつつあると痛感させられます。しかし、今日、全国的にも産業遺産について、22世紀に残す動きが出ております。  今日までは巨大廃虚であった島、長崎県の高島、端島というか、通称軍艦島が今や話題となって産業遺産となりました。以前は石炭の島で活気があり、島には学校等もあり、かつて繁栄した島だったが、閉山とともに建物等がそのままの状態で残されてきました。この島は、軍艦船に見えるその魅力と、上陸できるように長崎市文化観光課が取り組まれたために、今やブームを呼び、全国から観光客が7万人も訪れるとのことでございます。  また、そのほかにも岡山県、瀬戸内海にある犬島の銅精練所の跡の美術館に1万5,000人とか、群馬県・安中の鉄道橋、れんが積みですね、兵庫県養父市の明延鉱山の水力発電所とたくさんあります。  佐賀県も平成17年度より、22世紀に残す佐賀県遺産、佐賀県県土づくり本部まちづくり推進課が自治体等からの申請に基づき、平成17年度認定16カ所、平成18年度認定4カ所、平成19年度認定3カ所、平成20年度認定3カ所と、平成20年度までで26カ所認定されております。しかしながら、残念ですけど、鳥栖市、三養基郡の東部には1カ所もございません。申請がなかったのではないかと思います。  そこで、みやき町においては、1)木ろう精製工場及び赤れんが煙突の保存について町長はどのように判断されるのか、お尋ねをいたします。  旧中原町では、江戸時代から昭和30年代まで盛んだった、ハゼの実から木ろうづくりが行われてきました。私が学生ごろは、ハゼの木がどこの地区にもたくさん植えられていたが、時代の変化で宅地化、河川改修、圃場整備等で失われつつあります。まだまだ綾部地区を初め北部地帯には、いいハゼの実がとれる木がたくさんあります。  旧中原町の木ろうは、ろうそくだけではなく、力士のまげを結う油、びんづけとか、ポマードや化粧品として、口紅として重用されたそうでございます。また、ジャパンワックスとしても海外へ輸出され、町は潤ったそうです。それだけ、中原町では欠かせない産業の一つだったと思います。  学校においても、中原小学校の校歌の3番に「秋は錦の櫨もみじ」、中原中学校の校歌にも3番に「櫨紅葉照りそう丘辺」と歌詞が入っており、ハゼに対する特別な思いがあり、生徒にも少しでも伝えていくことが大切だと思います。  精製工場の原古賀地区の方に、先般お話を聞きに参りました。そこが昭和の初期、大阪でろう工場で働き、その後、ここで工場をつくり、昭和13年の11月か12月ごろより工場を建て昭和33年まで操業されたとのことでございました。海外に輸出していたジャパンワックスは、当時商標登録までされ、その型枠は皿山の白石焼で窯元の名もはっきりと残っております。  また、この製品には、商品名とかメード・イン・ジャパンの文字等も型に刻まれており、大変重要なものではないのかと判断をしたところでございます。精製に使っております機械は、幾らかは処分されておりますが、現在、先祖が残されました資料等の整理も今日行われておられるわけでございます。  昨年6月より、「中原の豊かな自然を守る会」が製ろうを復活させようと和ろうそくづくりに、昨年の夏祭り、風踊り、元民間保養施設でのイベント等にも火を灯していただいております。木ろうの歴史を物語る赤いれんがの煙突は、一段とそびえ、地域のシンボルでもあります。22世紀に残す、みやき町の産業遺産、佐賀県遺産としてぜひ後世に伝え、また観光協会とタイアップして、観光客を寄せる一つのルートとして検討する時期ではないのか、お尋ねをいたします。  また、保存については、体験学習の場として取り組むべきとも考えるが、町の取り組む考え方をお伺いいたすものでございます。  続いて、2)の皿山の登り窯について。  中原校区は風がささやく町、北茂安校区は炎が生み出す芸術の町、三根校区は生命の水が漂う町と、地域にマッチした個性のある校区だと思います。この炎が生み出す芸術の町、伝統産業白石焼は、1806年に白石鍋島家が御用窯の陶工を伊万里の大川内山から呼び寄せ、御用焼を命じたのが始まりと言われております。最盛期は10軒を超えた窯元があったそうでございますけれども、景気の低迷や後継者不足などで減少し、3年ほど前は協同組合が解散しておりますが、200年以上の歴史を誇る財産でもあります。  東の白石焼、西の有田焼と言われる名勝地でもあります。現在、埋蔵文化財発掘調査が平成17年度より23年度、来年度まで7年計画で国庫、県支出補助金をいただき登り窯の調査が行われ、全体の面積3,700平方メートルで、その中に大きな登り窯の型があります。発掘調査もだんだん進み、平成23年度には保存するか検討するべき時期になるわけでございますので、関係者、識見者の声を踏まえて、また、同時に白石焼の復活を生かすためにも、町のバックアップの施策が必要ではないのかと考える次第でございます。  そういうことにおきまして、この登り窯につきましても佐賀県遺産として保存できないのか、見解をお尋ねいたします。  3)その他にも遺産として、旧三根町には粘土がわら屋とか江見傘とか、また、旧北茂安の酒蔵とかありますが、これらの件についても何らかの形で後世に残すようなことができないのかお尋ねをして、1回目の質問といたします。 161 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 162 ◯町長(末安伸之君)  通告4号、16番議員の御質問にお答えします。  産業遺産の保存についての中で3項目御質問いただいております。議員の御質問のとおり、私も大変強くそのことを感じているところでありますので、そのことについてどう取り組んでいいかについて今検討を加えているところでございます。  まず、みやき町が合併して3校区57行政区すべて現地を踏査して、その地域が形成された歴史的な背景と、神社、仏閣を初め、さまざまな遺産、遺物等について私自身、今でも勉強中でございます。その中で、本当にみやき町は宝物が多いなと。その一つ一つの宝、財産を有機的に、点在しているものを線として活用すれば、観光面でも大きく活用できるし、教育面でも当然活用できるということで、そのことを今緊急雇用で、ふるさと再生雇用のほうで今配置しておりますスタッフで、研究と研さんと調査をあわせてさせていただいているところでございます。  なお、また文化財関係の町内の史跡とかのすべての調査もあわせて行っているところでありますので、御質問のように教育や環境面で生かしながら、新たな産業の振興等についての連関性も深めていきたいと考えているところでございます。  私が旧3町を回りまして特に感じたことが、自然景観遺産としては山田のハゼ山、それと新たに今、自然を守る会の方々で蛍の観光案内とマップ作成と環境整備もしていただいております。香田周辺の蛍が飛ぶ風景も、自然景観の遺産としても、今後、候補としても有力ではないかなと思っています。  歴史景観遺産としては、綾部城群と城下町、それと長崎街道中原宿の町並み、千栗八幡宮と千栗の町並み、そして成富兵庫茂安公が残していただいた遺産、白石神社とか白石焼もそうですが、お茶屋の堤とか、中原水道とか、千栗土居などがございます。  それと、三根校区については、江見の近世の町屋の町並み、それと市武に代官所があります。それと六田宿の町並み、このようなものが歴史景観遺産としても有力な候補であろうと考えています。これは佐賀県の遺産候補としても有力であろうと今思っているところであります。  そのほかに農山漁村の景観としては、山田の棚田の風景、三根クリーク等田園風景、筑後川と漁業風景も農山漁村の景観としても大切な財産であろうと思っております。  今御質問があった産業景観遺産としては、木ろう精製工場と煙突の風景、これは非常に歴史的なもの、また産業、経済と一つの時代を担ってこられた遺産でもありますし、特に木ろうについては今御質問がありましたように、化粧品を初め、さまざまな分野で活用されています。  10年ぐらい前に果樹園が廃園になったところを木ろう、ハゼを植えて、それを収入としながら、新たな産業を興そうということで取り組みを行いました。廃園されたミカン山には、今もうハゼの実が採取できるように育っております。水俣のほうにも「はぜのき館」というのがありましたので、一緒にハゼ振興組合の方々と視察に行きました。  当時は、反当300千円という高収入が得られるということで、ミカンをつくるよりましだということで取り組みをしていただきましたが、時代の変遷とともに急落、暴落しまして、非常に当時の所得見込みに対してかなり暴落しまして、いわゆる需要が減ったということでありましょうけれども、また新たな分野での用途も研究されていますので、またいずれそのような時期が来るのではないかと大いに期待をしているところでございます。  そのほかに白石焼、特に今御質問があったように白石の鍋島藩関連の遺産と皿山の町並み、天吹酒造の酒蔵の風景、六田川と和泉のかわら工場の風景、これも大切な産業遺産として有力な候補だろうと思っております。そのほかに眺望風景遺産というのも、中世山城、鷹取山からの眺望の風景とか、千栗八幡宮からの眺望の景観、そして天建寺橋からの筑後川の眺望景観、みやき町に本当たくさんの財産があります。  これを先ほど申し上げたように、今スタッフの中で一つの有効な財産として活用するため、さっき言った教育や観光、また新たな産業振興を含めて今調査研究等を行っておりますので、これからも岡議員初め議員さん方の御意見等、また御指導、御教示等を賜りながら、御期待にこたえるよう頑張っていきたいと考えております。  以上です。 163 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 164 ◯16番(岡 廣明君)  ただいま町長から大変前向きな御答弁をいただきまして、ありがとうございました。  その中で町長も中原町時代、末安町長が取り組まれたんですけれども、町内にハゼの木を植えて、ハゼの苗木を数年間補助した経緯がございます。先ほど申されましたように、水俣市とか、その他数カ所視察に行かれたという経緯もございますし、そのときは中原町に展示館でもつくったらというようなお話まで進んではいただろうと思っております。  そこで、先ほど山田のハゼ山の件が出ましたけれども、私も全く同感と思います。現在、ハゼ保存会に補助金として毎年480千円の管理費を支出されておられますけれども、現在は観賞用のみですもんね。いわゆる草刈りとか肥料をやるとか、そういうための補助金でございますので、何とかこれの、ハゼの実を活用しての和ろうそくづくりと申しますか、木ろうからいろいろな問題がとれますので、その辺をタイアップして、もう一度その辺の見直しができないだろうかと思う次第でございます。  また、昨年は中原小学校の3年生を対象に有志の方が小学校に働きをかけられて、いわゆる体験学習として工場見学をさせ、そしてまた小学校に帰られて、その型枠にろうを流して、いわゆる和ろうそくづくりをされてもおられます。最後はキャンドルサービスというような取り組みもされておりますし、また、今年度は中原小学校の放課後児童クラブ、いわゆるひまわり児童クラブが見学に行きたいというような問い合わせもあっております。  そういうものをいろいろ考えながら、この際、やはり町としても立ち上がって、何らかの形で保存することができないものか、私はかねがねから思っていたわけでございます。まして持ち主の方に聞けば、機械もかなり処分いたしましたけれども、少なくともある程度のろうそくができるだけの機械は現在もお持ちでありますし、その辺のことを踏まえながら、歴史が誇る一つのシンボルとして展示館をつくるなり、体験学習ができるようなコーナーを設けて取り組んでいただいたらどうかなと思った次第でございまして、せっかく、今思えば22世紀に残していくための町民の思いの詰まった町の宝でもあり、ひいては県の宝でもあるわけでございますので、そういうものを貴重な遺産として今後残すようにひとつ力を入れていただきたいと、かように思う次第でございます。  また、2項目めの皿山の登り窯についてでございますけれども、全体的な面積がかなり広うございます。そういうこともございましょうけれども、せっかく発掘調査費も国県の補助をいただいて、14,790千円でございますかね、かけて行ってきたわけでございますので、その登り窯とタイアップして陶器祭りですね、現在個人で細々とやっておられるようでございますけれども、その辺を抱っこしたような形で何かの取り組みができないものかと、常々から思っているところでございます。民地の問題が1つは絡んできますから、今後その辺を保存すれば、かなりの費用等もかかるかとは思うわけでございますけれども、その辺を踏まえて再度御検討をお願いしたい。  それともう1つは、町のいわゆるふるさと納税者に贈り物の記念品として、1つは、この白石焼を選定されているわけですよね。ですから、そういう意味においても、やはり貴重な伝統文化、芸術を守るという白石焼でございますので、その辺の町の協力なしでは、やはり守ることはできませんので、そのためについて、遺産の保存について再度御答弁をお願いしたいと思います。  それと粘土がわら、三根校区には私の記憶では煙突が2カ所、2地区ほど残っているようでございますし、まだまだかわら屋としては1軒、蔵があるような直代の一番下でございますかね、そういうところもあるようでございますし、また、酒蔵については北茂安も3軒ですかね、ありますし、1軒はまだ操業されておりますけれども、何らかの形で、どこかで集積するとか、まだ検討を今後も重ねていただきたいなと思っているところでございます。  そういう点について、町長のほうも今即やるとか、やらないとかいう答弁はできないと思いますけれども、その辺を踏まえて再度お尋ねをいたします。  以上です。 165 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 166 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  ハゼ、いわゆる木ろうについては、当時、反当収益がいいということでお勧めして、その後、今新たに商品として供給できていないというのが現状でありますけれども、今度の緑の分権改革の中でも、いわゆる低炭素化事業ですから、化石燃料等に頼らない新たなエネルギー、そして再生エネルギーということの中で、木ろうとハーブ等をうまく組み合わせて商品開発ができないかということも私は思っておりますので、単なる──今せっかく町民の方で木ろう、和ろうそくづくりをもう実際していただいています。これを何とか一つの特産品として商品化できないかという中で、ハーブというのは精神安定作用がありますので、これと組み合わせた商品開発も、この緑の分権改革の中で研究をしてみたいと考えているところでございます。  そのほかに、また文化財等のいわゆる展示館とか体験学習とか御質問をたくさんいただいておりますが、いずれにしましても庁内に文化財の審議会というのがありますし、教育委員会が所管ですので、教育委員会のほうから答弁をまずさせていただきたいと思います。  以上です。 167 ◯議長(宮原宏典君)  教育長。 168 ◯教育長(大坪春美君)  では、岡議員の2回目の質問にお答えしてまいりたいと思います。  まず、木ろうの部分ですが、これは町長のほうから詳しく述べていただきました。実は私の住んでいる裏は、全部で10本ぐらいの大きなハゼの木がいっぱいあります。その中でハゼの実をたくさん──私も実は自然を守る会のメンバーですので、何回か作業も参加をいたしました。最近はなかなか行っておりませんけれども、その中で子供たちの体験学習の場として本当に感謝をしているところであります。  石橋さんという方のおうちなんですが、あそこに参りますと、倉庫にきちっとしてあって、当然、いろんな作業工程ができます。その中で、石橋さん自身が一緒になって作業工程を説明していただきます。そういったことで、今後やはり、これは次世代の子供たちに残していただきたいという強い思いを持っています。  また、自然を守る会の皆さんを中心にして、夏祭りに向かってろうそくづくりにこれからばりばり入っていかれますので、ぜひ、お暇があったらのぞいて見られたらよろしいんじゃないかと思っているところです。今度ともよろしくお願いします。  それから、皿山の登り窯の件ですが、これは江戸時代に始まったとされる白石焼の登り窯であります。大小3基の登り窯を、ちょうど私も教育委員会に入った当初からですが、5カ年をかけて発掘調査を行いました。現在、調査成果のまとめ作業を行っているところであります。  今後の展望としてなんですが、その規模や地域にとっての重要性は十分に把握ができましたけれども、何分にも築造年代が江戸時代の後半ということで、窯跡の中では比較的新しいものであるということで、なかなか国の指定文化財には現在厳しい状況でもあります。もちろん申請、いろんなことをいたしました。その中で県の指定文化財には該当するかもしれませんが、もし該当するにしても整備に対する補助率が非常に国の場合は低いので、佐賀県の遺産制度を利用したほうが、非常に補助率が高うございます。そういったことで今後、佐賀県の中ででもこういった遺産としてぜひ残していただきたいという、制度活用を検討しながら進めている状況であります。  現在、実は登り窯は全部発掘したんですが、皆さん方も御存じのように、発掘の盗み、泥棒が入りまして、西のほうもいろんな新聞をにぎわしておりました。そういったことで、一応調査が終わった段階で埋め立てをしています、きれいにですね。  そういう中で、今後の私の思いですが、ぜひ掘り起こして、周りの環境を整えて、そして、今後はぜひ一般開放をして、先ほど議員が言われたように、皿山の登り窯のすばらしさ、それと同時に白石焼とタイアップして、ぜひ、みやき町、北茂安校区の観光地として──今、小学校の子供たちには遠足は皿山と決めています。そういう思いで、まず子供たちに知っていただく。白石焼を含め、それから皿山の登り窯、こういったものをしっかり整備環境も今後していかなければ、もちろん教育委員会としても一生懸命取り組んでまいりたいと思っていますので、町のほうにも要望してまいりたいと思っています。  それから、三根校区の川とかにちょっと私もまだ足を運んでおりませんので、とりあえず天吹酒造の件なんですが、あそこに多分足を運ばれた方がたくさんいらっしゃると思いますが、あそこの一番奥にある大きな酒蔵ですね。あそこの2階には本当にすばらしい、実は何回も酒蔵ミニコンサートが2階で行われました。100人も200人もいきませんが、五、六十人規模のミニコンサートが非常に酒蔵の中で行われております。そういったことで、ぜひ天吹酒造のあのつくり、木造のすばらしいものがありますので、ぜひこれもあわせて残していかなければと私自身願っております。  話は少し飛びますが、先日の日曜日に実は全国的な「ウオーク日本1800」という、全国のウオーキングの大会が佐賀県下で行われ、みやき町もinみやきということで日曜日にスタートを、ウオーキング大会が行われました。その中に、最後には170名近くの住民の皆さん、県外からも30名ぐらい来ておられましたけど、その中で、そのコースの中に、まず2キロコースはショウブ園を回りました。それから、6キロコースは皿山、窯元めぐりの6キロコースでした。もう1つは、天吹酒造は10キロコースでした。そういったふうで、みやき町の中にも、歩きながら、いろんな散策をしながら学べる場、楽しめる場がたくさんあるので、この間そういった──ウオーク1800というのは全国の市町村、1,800の町、村、市が挙げて参加をしているウオーク大会でもありました。  そういったことで、先日も参加をした中で、ああ、みやき町もいろんなものがあるなという思いをしましたし、子供から成人から老人クラブ、いろんな方がたくさん参加をいただきました。そういったことで、改めてみやき町のいろんなこういった産業遺産、そういったものを今後守り続けて、後世の子供たちにぜひ伝えていただければと願っています。  以上です。 169 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 170 ◯16番(岡 廣明君)  るる今教育長から御答弁いただきまして、保存するには大変経費がかかるという問題が、やはりかかってくるのではなかろうかと思います。この佐賀県遺産の場合については、私が聞いた範囲では、県が4割、町が4割、申請者が2割というようなことをお聞きいたしております。その辺を踏まえて、補助制度もあるわけでございますので、これを一つの機会として、しかも佐賀県の鳥栖市、三養基郡には保存がない、神埼郡だったらいわゆる仁比山神社の仁王山ですかね、それとか神埼にあります塚とか、そういうとが指定されているようでございます。  みやき町の第1次総合計画書の中にも、第3章の中に「魅力いっぱい活力づくり」ということで、第4節に「資源を活かし楽しさを発信するまち」ということがうたってあります。その中のあるところには、「豊かな自然、歴史・文化、特産品などをまちの魅力資源として積極的に広く情報発信・PRすることで、近隣の都市部から来訪者など観光交流人口を増やし、地域の活性化を促進します。」というようなことがうたってあるわけでございますので、やはり今後はいわゆる観光人口をふやすとともに、この産業遺産の保存とタイアップして、ぜひ取り組んでいただきますことを前提に、この質問を終わります。 171 ◯議長(宮原宏典君)  お諮りいたします。休憩をとりたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 172 ◯議長(宮原宏典君)  15時50分に再開をしたいと思います。よろしくお願いします。                 午後3時35分 休憩                 午後3時50分 再開 173 ◯議長(宮原宏典君)
     休憩中の本会議を再開いたします。  質問途中でございました。岡議員。 174 ◯16番(岡 廣明君)  次に、2問目の質問を行います。  町道路側溝の改修について。  みやき町総合計画基本構想の第1章に、便利で暮らしよいまちの基盤づくりとして、町民の皆様が安全で安心な生活をしていただくために、道路、水路の計画的な整備が進められるまちづくり環境整備事業が掲げられております。  しかしながら、今日、計画的な整備が立案されていないのが現状ではないかと判断をいたします。町民の要望をいろいろとお聞きいたしまして、執行部、行政側としては要望があったから現場視察に行くというようなことでなく、やはり定期的に巡回をし、危険性のある箇所などを点検する必要があるんではなかろうかと思っております。  そこで、1)町道白石東尾線について質問いたします。  大島病院の南側交差点より南方への道路側溝問題でございますけれども、雨天時は特に道路幅が、側溝幅が狭い箇所もあり、水がのみ込めない、また、水路の水の流れが悪い箇所もあります。東側、西側と側溝があるところと、途中、道路側溝がなく、西より東、また東より西への水路が連携されたりしております。水の流れが複雑でもあり、本来ならば道路端に沿って両方に側溝が埋設されるのが妥当だと思いますけれども、水は上から下へしか流れません。下方が狭くなっておりますので、理屈には合いません。上のほうは2カ所側溝があり、下のほうは1カ所しか側溝がないというような状況下でございますので、どうしてもやはりそこに土砂が堆積したり、流れが悪いために周辺の方は溝さらいをしなければならないというようなことをおっしゃっておられるわけでございますので、やはり今後はその辺の取り組みをどうされるものか。  この地区においては早急に側溝の改修をしていただき、ふたつきに改修ができないかというような要望等もあっております。まず、区長さんに要望書を出してくださいというようなことで私は返答しておりますけれども、やはり各分譲地ができていくたびに、側溝を設けてやるというような状況下で今日まで来られておったかと思いますので、その辺を今後もかなりの団地化もできておりますので、東側、西側が一本の水路として、いわゆる側溝としてつなげるような方向の検討をお願いするものでございます。  また、2点目の町道白壁千栗線につきましては、御存じのとおりこの道路には大きな水路が北側に長く2カ所あります。1つは、千栗交差点より北側に上る、いわゆる白石石貝線と交わる交差点より西側の北側の水路のところでございますけれども、この水路幅が広く、また水路の深さも深いところもありますし、危険性があると住民より指摘があっております。  この町道につきましては、隣接しております石貝地区でございますけれども、南側の水路にはガードレールが設置されております。しかし、北側の水路にはガードレールもなく、水路のふたもない状況下でございますし、また、白壁地区におきましても北側の水路に対しては安全対策がないという状況下でございます。  旧中原町時代でございますけれども、上地地区というところがございますけれども、いわゆるこういう水路に児童が落ち込んで流れたというような過去の経緯もあるわけでございまして、その後、旧中原町としては、道路に面したところはフェンスを張り、側溝には金網を張ったというような経緯があるわけで、全く同じようなケースだと考えますので、これの対応について、事故があってからでは遅過ぎますから、その辺の取り組みを、ふたをかぶせるなり、ガードレールを設置するなり、対応を講じていただきたいと思うものでございます。  また、3つ目の町道町南団地線でございますけれども、この団地は昭和40年代に町が国立療養所の払い下げを受けて、町が分譲地としてつくった団地でございまして、当時の道路幅員であり、側溝の改修は一回も行っておりません。道路側溝は年月とともに凹凸ができ、水路の流れも一部たまる箇所もあります。また、道路幅が狭く、車の離合ができない状況下でもありますし、知らない方はこの側溝に車を落とされたという方がたびたびあるような状況下でございます。  先般、公共下水道が供用されましたので悪臭等は減っておりますけれども、まだまだ全部がつなぎ込みはあっておりません。そういう意味におきましても、やはり水の流れが悪い、それとまた車の離合ができないというようなことでございますので、道路側溝の改修をお願いしたいと願うものでございまして、従来、中原町時代、西寒水住宅の側溝工事が終わったならば、次は町南団地へ移りますよというような計画がなされておりました。合併後は引き継がれたものか、計画はどうなったものか、その件についてお尋ねをしたいと思います。  4)町道姫方南住宅線でございますけれども、この住宅の道路側溝も昭和30年代に施工されたままの水路でございます。道路幅が狭い上に、側溝の一部が破損しております。そういう箇所もあるわけでございまして、おまけにまた、側溝幅が20センチ以下というかなり小さい側溝がいけてあり、雨水時はやはり流れきらなく、また、一部決壊しているところは児童公園に水が流れ込むということで、幼児等は遊具遊びが数時間はできないという状況下に置かれておりますので、車の離合対策、雨水対策、その辺をあわせて改修の御検討をしていただきたいと思います。  以上、1回目の質問を終わります。 175 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 176 ◯建設課長(中島 識君)  岡議員の質問にお答えします。  町道の管理に関しまして、側溝等の改修をできないかということで御質問されております。  まず、1点目でございますけれども、町道白石東尾線ということでございますけれども、この町道東尾線につきましては、北茂安中学校から大島病院までの沿線となっております。道となっております。この途中には民家と空き地が点在している状況であるわけでございます。当然、道路側溝はありますけれども、先ほど議員が申されたとおり、両側に側溝整備がなされておるわけではありません。そのため、宅地からの排水は、宅地前面に側溝がない場合はパイプ等により道路を横断しまして側溝までつなぎ込む形がとられておるのが現状でございます。  現在、この路線の整備につきましては、地区より要望書の提出があっておりますので、当然まちづくり環境整備の中で年次的に整備をしていくような考え方でおります。  それから、2点目でございますけれども、町道白壁千栗線につきましてでございます。  この路線につきましても、小・中学校の生徒の通学路として現在利用されておりますけれども、通学時間等などは車両の交通量もあり、危険な状況にあると、路線であるというふうに認識をしている次第でございます。道路の沿線は、用排水路が並行してある箇所や用排水路に防護さくが設置されていたり、設置されていなかったりということで、非常にばらばらな状態にあるわけでございます。そういう場所により整備内容がいろいろ違っております。  防護さくを設置した場合につきましては、道路幅員が狭くなるという形になりますし、また、逆に水路にふたをかけたら宅地の出入り口は高さが違ってくるというようなことで、いろんな障害も生じるわけでございます。当然、ふたをかぶせれば道路幅員も広くなるわけでございますけれども、そういうことで町といたしましては、沿線住民の方のこともよく考えて、今後十分にいろんな問題点につきまして関係地区と協議をしていきたいというふうに考えております。  なお、ここにつきましても要望書等も今後出てくると思っておりますし、また、現地的にはいろんな区長さんたちと話をしておりますので、今後、まちづくり環境整備事業の中で計画的に取り組んでいきたいというふうに考えております。  3番目の町道町南団地線でございますけれども、これにつきましても、住宅ができてから一回も側溝についてはいろんな問題についてやっていないということでございますけれども、現在、平成19年3月に策定いたしましたまちづくり環境整備事業をもとにしまして、その後、提出された各地区からの要望書などを国で見直す作業を行いまして、昨年12月に新たに策定をいたしましたまちづくり環境整備事業の推進のため合併特例債を活用し、町道、水路整備事業を進めているところでございます。  当路線につきましても、延長1,259メーターの整備につきましては、当然まちづくり環境整備事業の計画に基づきまして、他の路線と同じように年次的に推進を図っていく考え方でございます。  4点目でございますけれども、町道姫方南住宅線ということで、この住宅につきましては昭和30年につくられたということで、約半世紀も過ぎておりますけれども、そういう中で当然いろんな面で私たちも一遍現地を確認させていただいております。そういうことで、これも先ほど申し上げました町南団地線と同じように、要望書も出ております。そういうことで、延長360メーターの整備につきましては、今後計画的に整備を進めていきたいというふうな考え方でございます。  また、先ほど町南団地線については、旧中原町から引き継ぎがなされているかということでございますけれども、この部分につきましては、当然そのようなことで引き継ぎというよりも、今までの経緯を十分踏まえながら工事施工に当たっていき、また、早くできるものについてはやはりやっていかなければならないというふうな考え方でおります。  以上でございます。 177 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 178 ◯16番(岡 廣明君)  ただいま建設課長からるる答弁いただきました。  1点目の町道白石東尾線でございますけれども、やはり側溝があるところ、ないところ、いわゆるみやき町町道認定規則とか、みやき町生活道路整備事業補助金交付規則にも、業者とか個人がする場合は4メーター以上には側溝をつけなさいというような指示をされているわけですね。しかし、町がするやつは、結局は側溝をつけなくてそのまま逃れたというようなのがこの白石東尾線ではなかろうかと思います。ですから、開発されたところだけ、部分だけできて側溝を入れて、以前のところはそのままで放置された状況、ですから、水路が東に行ったり西に行ったり、途中で交差しておるわけですね。  そういう状況下でございますので、やはり昔、旧北茂安町がごみ捨て場にされておったあれから上のほうは1本しか水路がない、上は2本あると、極端に言えばですよ。これは1本ではのみ込めないわけですよね。のみ込めないためにどうしても途中の側溝の幅に土砂が流れ込んだりなんかでたまってそのままで、だから住民の方はさらわなくちゃならない。特に事業部長、あなたもいつもそこを通られると思いますから、あなたのおるから自分のところを初めにするというと、またいろいろ批判がありましょうから、しにくい面もあるかと思いますけれども、私はそれは思い切ってしていいと思うわけですよ。それが皆さんのためなれば、私は──ですから、事業部長、遠慮せんでいいですよ。自分のところからどんどんやってくださいよ。  そういうことで、その辺の工事もお願いしたいと思いますし、また、町道白壁千栗線については、最近はあそこに2軒のスーパー、ドラッグストアコスモスとかダイレックスとかいろいろな、ですから、買い物に来る人が今度は裏道を、結局、1つの店から次の店に買い物に行くとき、やっぱり県道に出ると交通が結構横断したりなんかせにゃいかんもんですから、頻繁に裏を通られるんですよね。ですから、急激に車の量もふえておりますし、また、昼と夜は、昼は水路がわかりますけど、夜はやっぱり知らない人は水路があるかなんてわからんときのあるとですよ、正直言ってですね。ですから、やはり石貝地区は南側はガードレールをつけて北側は放置したまま、今までの流れが何かあったか私はわかりません。しかし、やはり交通安全対策としてそれなりの対応を地元の有識者と協議の上、取り組んでいただきたいと切に望みます。  それと、3)の町南団地線でございますけれども、私は今回下水道工事で行われて、その後、舗装工事も行われたわけでございますから、当然、旧中原町の引き継ぎもあっておったんではなかろうかと自分なりに解釈をしておったもんですから、道路の改修もこの際行われるかなと思ったらもうそのままで来られたもんですから、ああいう団地を今後下水道工事等で取り組まれる場合は、その辺を吟味して、同時に施工して工事費が安く上がるような対策を今後講じていただければなと思うものでございます。  また、4番目の町道姫方南団地線でございますけれども、ここの方たちからもう私はいろいろな批判を受けました。というのが町長、いわゆる北住宅、南住宅、線路を挟んで北住宅、南住宅とあるんですよ。南住宅は昭和三十何年にできて、北住宅はそれよりか遅くできておるんですよ。しかし、北住宅のほうはきれいに改修されていると、何で早くできた団地が改修工事が行われんですかと、区長さんに言うてもしてくんしゃれんて、そういうような批判の声もいっぱい聞きます。  ですから、建設課長が2番議員の質問の中で町道路関係などが出て、計画的にやっておりますよと、一部は計画的に多分やられておると思います。しかし、私はやはり町が分譲した団地とか、町がつくった団地は、業者だったらやはりアフターサービスというとをやっていくんですよ。もう売ったら知るもんかということでなくて、やはり町がそういうことで分譲地で売った、払い下げしたということは、やはり担当者としても今後やはりそういうとの巡回といいますか、やはりたまには現場を回って、本当に危険性がないか、傷んでないかと目配りをしていただき、今後、やはりそういうものについては、私はどんどん年次計画を立てて進めていただきたい。  以上です。 179 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 180 ◯建設課長(中島 識君)  岡議員の2回目の質問にお答えします。  岡議員が言われるとおり、当然各旧町時代から引き継いだものもございますし、また、当然その中で既に施工されていた部分もございます。そういう意味の中で、引き続きというような言葉を使わせていただきましたけれども、先ほど4番目の姫方南住宅のほうにつきましては、建てた年度が違うというようなことで、そういうふうな問題もあったということにつきましては本当に申しわけなかったということで、今後、十分そのようなことがないように気をつけていきたいと思います。  また、各4つの路線について、やはり当然気配りなりをしながら現地的によく把握をして、今後、事故がないような対応を図っていかなければならないというような考え方でおります。  また、当然合併特別債を利用しながらでございますけれども、なるべくこういう危険な箇所につきましては順位を上げてでも考えなければなりませんので、そういう部分につきましては、やはり区長さんなり、また地区、そして用地買収等が伴うものにつきましては、用地買収等も考慮しながら関係地区、また区長さんとよく協議していきたいと思っております。  以上でございます。 181 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 182 ◯16番(岡 廣明君)  続きまして、3点目の質問を行います。  子宮頸がん集団接種取り組みについて。小学6年生の女児を対象に予防ワクチン集団接種助成をということで質問をいたします。  女性特有のがんで、8割の女性が一度は感染するとも言われております子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス──HPVが原因で発症、いわゆる病状があらわれる、特に性交渉を通じて感染するため、予防には若年性のワクチン接種が有効とされております。  子宮頸がんは、予防ワクチンを接種した場合、がん予防が7割超の有効であり、また、がんの中でも一番予防ができるがんであるそうでございます。平成21年12月から接種、保険適用外であり費用が高いという面もあり、また保険がきかないので大体五、六万円ほどかかるというわけでございますけれども、早期予防のためには先ほど申し上げましたように、若年性のワクチン接種が有効でありますので、ぜひ小学6年の女児を対象に子宮頸がん予防ワクチンの集団接種の取り組みをしていただきますことを検討してもらいたいと願うものでございます。  この子宮頸がんの方は、全国で200万人から300万人とも言われておりますし、1日につき10人ほどの方が死亡されているというのが現状でもあります。まず、予防が大切でございますので、県内ではみやき町は大変すばらしい町ばいと言われるように、先駆けてこの集団接種を公費で取り組みをしていただきたいとお尋ねするものでございます。  以上です。 183 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 184 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  御指摘のように子宮頸がんはウイルス性のがんでありまして、予防できるがんであるということを今認識させていただいております。よって、啓蒙、啓発も含めまして、この助成制度について検討してみたいと考えているところであります。  国、県の動向にも注意しながら情報収集を行いまして、助成制度の対象年齢とか助成額、また割合、集団接種で行うか個別接種で行うか、助成方法とその内容について先進的な市、町の情報収集等、新たな検討を加えるように指示しておりますので、本来なら国に保険適用になるようにしていただくのが一番ベターであろうと思っておりますので、どうか国政においてこのことも要望をあらゆる機会を通じてしていかなければならないと思っております。すべて地方のほうにゆだねるんじゃなくて、国を挙げてこういう問題を取り上げることが先ではないかと思っておりますが、いずれにしましても、啓蒙、啓発も含めまして検討は加えてみたいと思います。  担当課のほうから現時点での情報収集と検討の経過がありましたら答弁させます。  以上です。 185 ◯議長(宮原宏典君)  姉川保健課長。 186 ◯保健課長(姉川三根男君)  岡議員の御質問に答弁させていただきます。  今、町長が申しましたとおり、趨勢としてはこの子宮頸がんワクチンは有効なワクチンというふうに位置づけられていると思います。そして、これだけでなくて通常の定期の検診、2年に1回受けていただくようになっております子宮がん検診とあわせましたら撲滅できるがんと言われているのは議員のおっしゃるとおりでございます。  ただ、何分このワクチンが新しゅうございますので、この予防の持続期間でありますとか、あるいは2度接種できるかどうかとか、そういったことが今のところまだわかっていない部分がございます。それから、ヒトパピローマウイルスが、たくさん種類がございますけれども、このワクチンで防止できるのは2種類でございまして、ほかのウイルスには効果的じゃないということもわかっております。それから、ほかのワクチンも一緒でございますけれども、副反応でありますとか、予防接種事故とか、そういった面が新しいということで、それと、これが外国産のワクチンですので日本製のワクチンができないかとか、もう少し幅広いウイルスに対抗できるワクチンが開発されないかとか、厚生労働省のスタンスも今のところはそういったことのようでございます。  ただ、複数の党の議員の連盟の方がぜひ公費助成に上げたいということで検討もなされているようでございますので、私どものほうといたしましてはそういった情報を集めながら、そして、先発の町村、大体全国で今のところ10自治体が助成しておりまして、最近の一番新しい民間といいますか、法人の調査では29自治体に上っているというふうな情報もございます。  ですので、いずれにしても先発の自治体とか、あるいは国、県の動きを見きわめながら、それから議員がおっしゃいます接種方法、個別でいくか、あるいは集団でいくか、今のところは大体集団接種にはなじまないのかなという気持ちを一つ持っております。理由はいろいろございますけれども。それから、もう1つ大事な点が先ほど申しましたとおり、これが持続期間がまだ、大体メーカーは6.4年ぐらいと言っておりますけれども、防止できる持続期間がわからないということと、2度接種できるかどうかもわからないということがございますので、接種年齢、対象年齢を10歳以上と対象はなっておりますけれども、どのタイミングで行うかというのが非常に慎重に検討しなければならない点だと思っておりますので、もう少し情報収集を行いたいと思っているところでございます。  以上です。 187 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 188 ◯16番(岡 廣明君)  ただいま町長から、これについては検討してみた、集団でするか、また個人でするかと、それと、課長のほうは今後情報を収集したいというようなことでございますので、私もある程度情報は収集をいたしております。  今、我が町は女性特有のがんということで、乳がん、子宮がんの検診は行われております。あくまでもそれは大人対象というような形で、いわゆる子供対象の検診等はないわけでございますので、子供は日本の宝でもあり、将来を担う、何といいますか、予防することで人口も減少しないというようなことで、日本の宝ということであります。  現在、みやき町で小学6年生を仮に対象にした場合、100名ちょっとと思うわけですよ。そうすると五、六万円、大体2回か3回打てばいいというようなお話ですもんね。五、六万円したら100名、仮に60千円かかったって6,000千円ですよ、年間6,000千円。現在この予防ワクチン、集団接種、これが全国的に広がっております。集団がいいか、個別がいいか。栃木県の大田原市、これは小学6年生を対象に女児99%が希望し、全額市の助成で取り組まれたということで、また、東京の杉並区や静岡県の川根本町では補助金というようなことで取り組まれております。  ただ、この予防ワクチンを接種するために児童にどう伝えるか、それが問題だというようなことも報道されておりまして、事前に保護者や児童への説明会が必要であるというようなことでございます。  結局、栃木県の大田原市、ここの児童は集団接種で99%して、思ったより痛くないと、がんになるのは嫌だから注射してよかったというような声が大半だということです。ですから、集団接種すれば接種率が上がるということなんですよ、個別でなくて。ですから、集団で取り組んだほうが効果的ですよというようなことが報道されておりました。  ですから、我が町もやはり佐賀県のトップを切って、みやき町はすばらしい町ですよと、何か目玉ば一つつくらんですか。私はいい提案だと。そのためには費用というもの、費用、私はもしこれを取り組むとするならば、取り組みとしてボートピアの売上金、3月議会でみやき町こども未来基金条例の制定を行いました。この施行日は22年4月1日から、今年度の予算としては28,440千円計上されております。そのうちに、中学校までの医療費として22,741千円、育成資金に2,000千円、残りは未来基金として3,699千円を基金積み立てをされたわけです。  ですけど、今年度、私はボートピアからの環境整備協力費というのは年間約30,000千円ぐらい来るんじゃないかなと。そうすれば、今組まれております予算の中学校までの医療費と、いわゆる基金の積み立てを仮に今の段階で合わせても26,640千円という財源があるわけです。ですから、そのうちの毎年6,000千円ずつ予防費に回すとか、そういうことが取り組まれないものかですね。私はいいチャンスだと思うんですよ。こども未来基金、趣旨にもちゃんとうたってあります。次世代を担う子供たちへの有効活用を図ることを目的とした基金ということで。  ですから、私はこういう基金を利用して予防接種をやるというようなことを取り組んだらどうかなと思っておりますので、その点について答弁を求めます。 189 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 190 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まさに、こども未来基金の運用の目的、趣旨には合致するというふうに思っております。実施するならやはりこども未来基金のほうを活用したほうが、よりPRにもなるし、啓蒙、啓発も含めましてボートピアに対しての理解も深まるんじゃないかというふうに思っておりますので、実施するならこの基金の活用を行いたいと考えております。  ただ、歳入が見込みに対して、他の次世代支援のメニューを一回整理したいと思っています。メニューを整理した中で、どの事業を優先させるかという中で、この子宮頸がんの集団検診についても、特に優先順位は高いほうに位置すると思いますので、大変貴重な御提案をいただきましたので、先ほど申し上げたように、もう少し慎重に情報収集と検討を加えさせていただきたいと考えております。  以上です。 191 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 192 ◯16番(岡 廣明君)  先ほど、検討するというようなことでございますから、私はやはり予防が大事と思いますので、やはりそういうことで、特に佐賀県はがん死亡率が全国でもワースト3と、それから下らないということでございますので、みやき町もそういうことで小学6年生の女児を対象に、全額公費負担で無理のないようにしていただければなと思う次第でございます。
     前の回で町長の答弁の中でも県、国への働きかけと、当然やはり私は、これは国が全額補助でもするのが当然かとは思いますけれども、今の段階ではまだ政権のほうも落ちついておりませんし、ごたごたしておりますのでどうなるかわかりません。しかし、みやき町としてはできれば平成22年度からでも取り組んでいただきたい。  今、世界、オーストラリアは全額国が助成しております。アメリカは州により全額補助ということで接種されているようでございます。特に予防が可能なものでございますので、ぜひ公費負担での取り組みをお願いいたしまして、この質問を終わりたいと思います。答弁は要りません。  時間がございませんので、次に移らせていただきます。  次に、4点目の質問を行います。  快適・安全な生活環境づくりについて。1)防犯灯周辺の樹木伐採について、2)県道原古賀中津隈線(東寒水地区)の交通安全対策について、2項目について質問いたします。  1)防犯灯周辺の樹木伐採についてでございますけれども、新緑の季節を迎えまして若葉も枝も茂り、大変さわやかな時期となりました。しかし、防犯灯設置周辺にある樹木については、町民の方から枝が栄え、街灯が暗くなって夜は危険性があるのでどうにかならないでしょうかという相談もあっております。  そこで、現在町は緊急雇用創出事業交付金事業において環境美化対策、建設課、街並み景観事業、総務課、行政推進室ですかね──で整備事業がなされて、特に街並み景観事業では21年度は約50名の雇用ということで、道路、水路、庁舎、公園の除草や樹木伐採等が取り組まれております。  防犯灯周辺の樹木については、やはり持ち主があるわけでございますので、無断で伐採ができない問題等もあります。また、土地の所有者が剪定、伐採をしていただければよいわけでございますけれども、いわゆる大木で手に負えないと。また、はしごとか道具がない、ただ土地を保有しているだけと。それから、高齢になり樹木を切るのには危険であるとか問題がいろいろあるわけでございまして、そうなれば、やはりバケット車が必要な箇所、人的だけではできない状態の箇所があるわけでございますので、特に民家が少ない防犯灯付近は大木が多いわけですので、地権者の承諾をいただき、街並み景観事業での取り組みはできないのか、質問をいたします。  2)でございますけれども、県道原古賀中津隈線(東寒水地区)の交通安全対策についてお尋ねをいたします。  特に、東寒水地区のフレンドゾーン設置箇所では、私は中原町時代にも質問をし、時速30キロの区間であり、身体障害者施設、養護学校など4施設があるため、車運転者に注意を促すためにカラー舗装はできないかという質問をいたしました。  また、古川知事が初当選されました7年前に、各市町村で語る会が行われました。そのとき、私は勤労青少年ホームであったときに質問をし、古川知事に要望を行ったわけでございますけれども、知事は即対応していただきました。今のフレンドゾーンですね──の黄色い舗装、そしてまた道路標識、道路標示、それから側溝の改修、それから浸透性の舗装、そして横断歩道の標示と、こういうのを知事は即対応してくれたんですよ。  またその当時、県の土木事務所とか、警察とか、公安委員会とか、町の当局も多分出席されておると思いますけど、関係者が一同に現場を見て、いわゆる調査、視察され、いろいろ問題点をして、こういうふうに改良をされました。そしてまた、東寒水交差点についても手押し式の信号に変えますというようなことも、いろいろ具体的に検討されたとお聞きをいたしております。  この道路で、特に東寒水交差点四つ角から東佐賀病院までが道路幅が狭く、歩行する際は特に注意が必要な箇所でもございます。現在、大型車を初め、車両の通行が大変多くなっております。特に朝の通勤通学時、夕方の5時過ぎになると大型車の離合はもちろんできません。普通車同士の離合も路側帯まで乗り入れなければいけない状況下でございます。注意して歩行者が端を歩いていても車にはねられると。それとか、大型車がカーブミラーを壊すとか、いろいろな事故が今日まで起きております。  現在、中原小学校のスクールゾーンでもありますし、小学生は徒歩、中学生、三養基高校生は自転車、勤め人は車と、時間帯によって混雑をしております。特に、三養基高校は自転車は左通行とは決まっていないんですよ。速やかに正門に向かって登校する、そして校内に入る。というのが、左側通行していきよったら、一たん停止して34号線の南から横断せんばいかん。横断しますと34号線の車が進入してこられない。また、逆に県道中津隈原古賀線から今度34号線に出る人が、自転車が横切るために出られない。ですから、三養基高校はおのずと右側通行して正門に入ってくださいというような指導が今日まであっております。ですから、大変もう歩行者も、左も右もないような状況下でございます。  ですから、この中原、いわゆる34号線の交差点改良工事も必要でございますけれども、登校時間帯の問題でございますけれども、今現在、行きは右側通行でいいんです。帰りは左側通行で帰ってきます。ですから、もし事故があった場合、小学生がはねられた場合、どこが責任を持つかという問題が生じてくるわけです。やはり交通ルールはあくまでも人は右、車は左ですね、これが大原則です。ですから、その辺を学校側としてどういうふうに指導されておるのかわかりませんけれども、責任問題も今後出ないとも限りません。もし、今のフレンドゾーンを小学生のスクールゾーンとして利用するならば、それなりの道路標示ができないものか、いわゆる歩行者専用のマークが標示されないものかですね。それをスクールゾーンとして併用するならば、そういうふうな対策ができないものか。もしくは、時間帯を区切って午前7時から8時までは、大型車はこの県道については進入を御遠慮くださいとかいうような道路標識の標示ができないものかですね。  以前、私も警察に相談したんですけれども、やはり警察、公安委員会、そしてトラック協会へと何か物事がずっと進んで、トラック協会が許可しなければそれは無理でしょうとか、いろいろなお話も聞いた経緯があるわけでございますので、この東寒水の四つ角から療養所前までのあの区間だけでも何らか、いわゆる交通安全対策ができないものか、その点についてお尋ねをいたします。  以上です。 193 ◯議長(宮原宏典君)  田尻総務課長。 194 ◯総務課長(田尻茂喜君)  岡議員の御質問にお答えいたします。  まず、1番目の防犯灯周辺の樹木の伐採の件についてですけれども、現在、その樹木につきましては、あくまでも地権者の方に相談を申し上げております。そして、できる範囲については地権者の方で枝落としなりしてもらっています。  今言われます大木の処理についてですけれども、地権者の方に相談を受けまして、下から根こそぎ伐採という方法はやったことがございます。ただ、大規模工事になったり、機械を使ったりというのは現在やっておりません。その辺のノウハウを持った職員もおりませんので、現在のところはできない状態ですけれども、今後、要望があり次第、また考えていきたいと思っております。  それと、県道中津隈原古賀線の東寒水地区の交通安全対策の件ですけれども、これにつきましては、御指摘のとおり東寒水の交差点から南のほうの東佐賀病院までの約200メートルぐらいの幅だと思います。道路幅が狭くて非常に危険な場所です。  ここは、先ほど言われましたように古川知事との語る会の中で、議員から言われてフレンドゾーンが設置されました。ただ、このフレンドゾーンというのが佐賀県独自の指導標識で、身体障害者と健常者が仲よく道を通りましょうというような趣旨でできた道路だと聞いております。フレンドゾーンが歩行者専用のゾーンというわけではございませんので、車がすれ違う際には歩行者がいないのを確認して、車はゾーン内に入っているのが現況でございます。  まず、その中で歩行者専用の道路標識はつけないかということですけれども、この件につきましては、現在、鳥栖署の交通課のほうに確認をとりました。あくまでもゾーン設置者の承諾が必要ということで、県と協議をしてくれというふうな回答で、警察のほうでできるできないの判断はできないと言われました。ですので、一たん県のほうにも照会いたしますが、警察のほうとしては積極的に可能性があるというような答えは出ておりません。  それと、もう1点の時間帯によって大型車両の通行制限はできないかという質問ですけれども、これにつきましては、先ほど議員から言われましたとおり同じような回答が、以前もそういう要望が町からあっているけれども、最終的に協会との調整がつかず認可できなかったということで、関係協会、関係者からの承諾ができればこの辺については可能だという回答が警察のほうから来ております。  あと、児童・生徒の交通通学マナーですけれども、特に三養基高校生の交通の件につきましては、高校のほうも確かにこの時間帯で地域に迷惑をかけているというのはよく聞きますので、また改めて学校のほうともこの時間帯での交通ルールのマナーについて守っていただくように、こちらのほうからも対応をお願いしたいというふうに思っております。  以上です。 195 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 196 ◯16番(岡 廣明君)  ただいま総務課長からるる答弁いただきまして、内容等については理解をいたしております。  それで、1つ目の防犯灯周辺の樹木の伐採でございますけれども、やはり私は大木についての質問でございまして、いわゆる木というものは切れば次は倍ぐらい枝が出てくるんです。葉が出てくるんですよ、枝は。1つ切ったら2つ、3つは枝が出てくると。ですから、1年切れば来年はがばっと出るというのが大体木の性質ではなかろうかと思っております。  特に、大木についてはやはり危険性を、自分で切りよってもはね返ってきてけがするとかいうような、伐採をしてけがされた方というのは大変多いわけでございますので、せっかく平成21年の後半から緊急雇用創出事業で、平成21年9月の補正時は新規雇用ということで50名、22年度、23年度は新規雇用の計画は100名、100名になっとっとですよ。今のところ、100名も多分まだ22年度は採用されていないとは思うんですけれども。ですから、そういう方に特殊な免許、いわゆる大型車の免許を持っておられるとか、重機の操作を持っておられる方とか、そういう方の雇用ができれば、そういう方を専門的に雇用していただいて、そういうところの伐採事業を取り組んでいただきたい。  だんだん核家族になり、もう高齢者2人で生活されておるとか、そういう家庭がふえておりますので、なかなか大木までは手が出せないというような状況下ではなかろうかと思っております。特に、民家がないところなんかはやはりもう木が生い茂って、何といいますか、明かりが浸透していないというのが現状でございますので、その辺の取り組みを緊急雇用創出事業の中で望みたいと思っております。  それと、県道中津隈原古賀線の東寒水地区の問題でございますけれども、そういう何らか、今のフレンドゾーンを利用して併用、いわゆる身体障害者の車いすが通るのと、歩行者がそこを優先して通られますよというような道路標示、もしくは標識等が掲げられれば、そのほうが一番いいかなと自分は考えておりましたし、それからといってあそこに、いわゆるフレンドゾーン、歩行者専用で段を上げるとか、途中、途中に何か車道との区別をすると、またそれは障害者に対して車いすがいろいろ転落したとか、倒れたとか、また危険を伴ってもまずいなと思いますので、その辺の取り組み方を何か対策を講じていただけないものかですね。  あそこの区間、約300メーターほどもないところでございます。ここでは1人の方はですね、まだ1年ならんかな、女性の方が後ろからバイクで突き当てられておられます。やはり車同士が並列していきよったら、バイクなんかや自転車は全部そういう路側帯のほうを行かんと通行されんわけですよ。前を歩きよっとをわからんで突き当てとるわけですよ。その方は頭を打って、いわゆる脳障害を起こして意識が、今は戻っておられますけど、まともなお話はできないような状況下に陥っておられます。もう1人の方は、はねられて足がもとどおりにならないと、そういう事故が、結局、端を歩きよって後ろからやられておるわけですよ。  そういう状況下でございますので、そういう人たちから聞けば保険がですね、警察が調べて、警察もそれはどっちが悪いとは言いません。保険屋は言うですね。おたくが左側を通っとったけんが、おたくにも落ち度がありますよと、ですから、100%保険はおりませんよと、あくまでも人は右、車は左が原則ですよというのが保険屋でございます。そしたら残りの費用はだれが持つかですよ。特に小学校の場合でもし事故があった場合ですよ。ですから、やはりそこら辺の早急的な対策を取り組んでいただきますことを望んで、時間がございませんので、これをもちまして私の一般質問を終わります。  答弁をお願いいたします。 197 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 198 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  高木伐採については緊急雇用の方々でしていただくことも、実は元民間保養施設に高木がございましたので、隣接する家屋の住民の方からの強い要望で、高木の伐採をまず業者に見積もりましたら6,000千円から8,000千円ということでありましたので、緊急雇用の方々で伐採していただくということで、現地でしましたらとてもとてもそれは素人では危険性があるということから、どうしたほうが一番安価で、なおかつ緊急雇用の方々も危険性を回避できるかということで、クレーンの会社の方とたまたま会いましたので、クレーンで高木をつってくださいと、あとチェーンソーで切る人はある程度経験のある人ということ、あとの枝落としとか、あとの清掃、または低木については緊急雇用の人でしていただくということで実際してみました。そうしましたら、できましたし、物すごく安価でできました。本当、クレーン借り上げ代の1日何万円かでできました。  ただあれは敷地内ですのである程度できたんですけど、防犯灯があるところはやはり交通量が多いと思うんですよ。クレーンでつることもできない、何か電気工事するようなバケットみたいな、ああいうのしかできない。それを操作する人が本当に緊急雇用の1日6,200円か8,000円ぐらいで来ていただくかというと、とてもそういう見込みもないということと、あわせて民地でありますので、どこまでを、緊急雇用といえども町の職員ですから、どこまで対応するか、しないかについては、ケース・バイ・ケースというか──で対応しなきゃならないと思います。すべて緊急雇用の方でやるといってもできないところもあるし、経費についても緊急雇用で出せない範囲もありますから、ケース・バイ・ケースで対応していきたいと思っております。  いずれにしましても、ちょっと検討させてください。申しわけございません。 199 ◯議長(宮原宏典君)  田尻総務課長。 200 ◯総務課長(田尻茂喜君)  フレンドゾーンを利用して歩行者用の道路はできないかということですけれども、これにつきましても私のほうでも勉強させていただいておりますので、よろしくお願いします。 201 ◯議長(宮原宏典君)  以上をもちまして、通告第4号、16番岡廣明議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程を全部終了いたしました。本日の会議はこれをもちまして散会といたします。お疲れさまでした。                 午後4時46分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...