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12月15日-04号

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  1. 高梁市議会 2020-12-15
    12月15日-04号


    取得元: 高梁市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-25
    令和 2年第8回12月定例会        令和2年第8回高梁市議会(定例)会議録(第4号) 令和2年12月15日(火曜日)            〇議   事   日   程             午前10時開議第1 一般質問            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇本日の会議に付した事件日程第1 一般質問     14番  倉野 嗣雄君     6番  森  和之君     7番  森上 昌生君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出   席   議   員1番  金  尾  恭  士 君          2番  平  松  久  幸 君3番  新  倉     淳 君          4番  小  柴  健  男 君5番  伊  藤  泰  樹 君          6番  森     和  之 君7番  森  上  昌  生 君          8番  石  井  聡  美 君9番  石  田  芳  生 君          10番  石  部     誠 君11番  三  村  靖  行 君          12番  宮  田  好  夫 君13番  小  林  重  樹 君          14番  倉  野  嗣  雄 君15番  川  上  修  一 君          16番  川  上  博  司 君17番  大  月  健  一 君          18番  宮  田  公  人 君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出席した事務局職員事務局長     加 藤 幹 生          局長代理     黄 江   浩議事係長     竹 竝 宗一郎            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇説明のため出席した者〔市長部局〕  市長      近 藤 隆 則 君      副市長     藤 澤 政 裕 君  政策監     前 野 洋 行 君      政策監     乗 松 晃 生 君  総務部長    佐 藤 仁 志 君      市民生活部長  赤 木 和 久 君  総務課長    赤 木 憲 章 君〔教育委員会〕  教育長     小 田 幸 伸 君      教育次長    竹 並 信 二 君〔消  防〕  消防長     平 松 伸 行 君       ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時0分 開議 ○議長(宮田公人君) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより令和2年第8回高梁市議会(定例)4日目の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付いたしておりますように、一般質問であります。 質問の順序は、通告質問一覧表のとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(宮田公人君) まず、倉野嗣雄君の質問を願います。 倉野嗣雄君。            〔14番 倉野嗣雄君 質問席〕 ◆14番(倉野嗣雄君) 皆さんおはようございます。14番の倉野です。 私は今定例会において、大きく3つの質問を通告いたしております。執行部の皆様方には、明確な答弁を求めます。 まず、定住対策についてであります。 本市の定住対策は、総合計画、市長の所信表明などで最重要課題と位置づけられております。その中でも、本市の人口減に伴って空き家が増えていると考えます。 そこでお尋ねします。 本市の空き家の状況はどのようになっているでしょうか。答弁を求めます。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長赤木和久君) おはようございます。 それでは、私からお答えをさせていただきたいと思います。 本市の空き家の状況でございますが、少し前になりますが、平成25年に総務省統計局が実施いたしました住宅・土地統計調査によりますと、本市の空き家の状況は、総住宅数1万7,680戸のうち、空き家は4,650戸でございます。空き家の割合は26.3%となっており、全国平均が13.5%でございますので、本市は2倍近く上回っているという状況でございました。このうち、長期にわたって不在の住宅の調査結果は2,750戸でございまして、空き家に占める割合といたしましては59.1%でありまして、全国平均が38.8%でございましたので、これを大きく上回り、高い水準でございました。 この結果を受けまして、本市では平成27年度から3か年をかけまして、実態調査を行ったところでございまして、その結果につきましては、長期にわたって不在の住宅、建て替えなどのため解体予定の空き家の数というものは1,096戸でございました。 状況については以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 倉野嗣雄君。 ◆14番(倉野嗣雄君) これは今後さらに増えていくと予想されるんですが、こういったところをどうするかということ、対策についてはいかがでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長赤木和久君) 引き続きお答えいたします。 対策でございますが、市では計画的に空き家対策を進めるために、本年3月に高梁市空家等対策計画というものを策定しているところでございます。この計画では、市の各所属が連携し、地域からの情報提供や空き家の所有者などに対しまして、適切な管理や利活用について相談に応じることとしております。 具体的には、移住・定住を推進するため、空き家情報バンク制度の運用であるとか、空き家のリフォームや家財整理に係る経費の補助など、空き家の流動化を図るとともに、倒壊の危険性が高い空き家については、除去に係る経費の一部を補助するなどの対策を講じているところでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 倉野嗣雄君。 ◆14番(倉野嗣雄君) そこで提案なんですけど、今、平川とか宇治とか有漢あたりもそうなんですけど、地域に空き家解消のようなグループがあったりして、移住者を迎え入れるような準備をしとるところは、空き家解消が進んどんです。うちのすぐ隣の巨瀬町なんかはそれはないです。そういったところを見ながら、まちづくりとか、コロナ禍でイベントが中止になっているので地域担当職員の方の協力を得ながら、空き家を探してそこへ人を連れてくるようなシステムというのは作る予定はございませんか。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長赤木和久君) 市ではこの空き家対策ということで、市役所の中もそうですが関係機関との連携や、空き家の掘り起こしなどを進めているところでございますが、さらなる空き家の利活用というものを推進していくためには、空き家の所有者をはじめ地域の皆様方、また多くの皆様との連携や情報提供、共有が不可欠であるというふうに考えております。市としては、移住・定住と空き家対策に取り組む地域などとしっかり連携し、支援もしてまいりたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 倉野嗣雄君。 ◆14番(倉野嗣雄君) それはよく分かるんですけど、そのために各地域局とかそういうところへそういうグループが欲しいんじゃないか。そうすることによって相互の連携も図られて、例えば有漢でこういう人がいて有漢にそういうところがなかったら、例えば備中にありますよとか、そういう連携ができるんじゃないですか。あなた任せ、情報任せ、梁クラスへ任してるけえそれでいいという、それじゃあいっこも進まんと思うんです。 空き家も、情報ください、情報くださいじゃなしに、空き家をどうするんですかというのは積極的に言うていかんと。待ってから壊すときに一部補助しますから、危ないから壊しませんかじゃ、家は10年も置いたら、まあ3年も風通さなんだら本当に傷むんですよ。使える状態であればリフォームもできますし、そういうことをやったら市内の経済も回るんじゃないですか。そういうことは考えられませんか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 今、空き家等の、いわゆる移住を担当しとる住もうよ高梁推進課の中に、いなか暮らし推進係という係を、こういう係名をつけて持っております。議員おっしゃいましたように、こちらから積極的に情報を取りにいくということは大事だと思っております。10年と言わず、5年たったらもう家が非常に厳しくなるので、風を入れていない限りは本当に家の傷みというのは激しくなります。そうなったらもう壊さにゃいけん、特定空家といいますが、壊さないと危険だという空き家になってしまっては、これは税を投入して壊すだけの話になってしまいます。したがって、それを有効活用できるようにということで、そこら辺を少し強化をしていこうというふうに考えております。これは組織も含めての話になりますが、移住・定住というのを一番に掲げましたので、力を入れるべく対応を取らせていただきたいと考えているところでございます。 ○議長(宮田公人君) 倉野嗣雄君。
    ◆14番(倉野嗣雄君) 市長から前向きな答弁をいただきました。ありがとうございます。 こういうことで、移住・定住に力を入れていかなくちゃ、高梁市の消滅集落が日本で一番というようなこともありました。だから、本当にここの部分はしっかりやっていかんと、移住・定住へつながっていかないと思うんです。せっかくある空き家を無駄にせずに、公共で建てるのもいいですけど、公共で建てるのはまたお金も要りますし、あるものを有効に利用するということをひとつ考えていただきたいと思います。 続きまして3番で、その情報をしっかり発信するためにはどういうふうな手段を取られているんですか。答弁お願いします。 ○議長(宮田公人君) 赤木市民生活部長。 ◎市民生活部長赤木和久君) それではお答えしたいと思いますが、空き家情報ということでお答えをさせていただければと思います。 市では、空き家の有効活用を図るために、空き家情報バンク制度を通じて市内の空き家の情報提供を行っているというところでございます。この制度は平成19年に創設しておりますが、以来400件以上の物件が登録されている状況でございます。本市の物件数であるとか、入居者の人数の実績は県内でもトップクラスというふうな状況でございます。 情報発信の方法としましては、議員も申されました市のホームページや広報紙などで情報発信をいたしておりますが、毎年4月にお送りしております固定資産税納税通知書の送付の際に、空き家情報バンク制度のチラシなども同封して、所有者、納税者に対して制度の周知を図っているところでございます。これ以外にも、移住相談などのあらゆる場面でこのバンク制度、物件についての周知なども行っているところでございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 倉野嗣雄君。 ◆14番(倉野嗣雄君) よく分かりました。この前和歌山のほうから40代の独身女性が桃を作りたいんで、有漢のほうでどこかないかと言われたので、ホームページに載っとらんかなって尋ねたら、いや、それは載ってねえんですって言うて、よそのほうからその情報があったのを拾い出して聞いたんですと言われたんですが、高梁市のホームページに載っていないようなことでもほかのところに載ってるのもあるんで、もう少し情報を広げて皆さんに周知したら、移住者は結構おられるらしいですよ。だから、それに見合うだけの物件がないということなんで、しっかりと掘り出していただいて、移住・定住につなげていったらと思います。 それでは、次の質問へ入ります。 次は、行財政改革についてであります。 行財政改革は本当に待ったなしでやらなくちゃ、市の財政が大変な状況でございます。 今年、国勢調査がありましたが、この国勢調査による人口減によって地方交付税への影響はどのようになるのかお尋ねします。 ○議長(宮田公人君) 佐藤総務部長。 ◎総務部長佐藤仁志君) お答えいたします。 普通交付税の算定に使用される国勢調査人口につきましては、通常調査年度の翌年度には速報値が基礎数値となることから、令和3年度の交付税算定から人口減が反映されるものと考えておりますけれども、通常は人口の速報値が2月公表となっておるんですけれども、今回はコロナの影響で調査票の回収が延期されたことによりまして、速報値が6月に延期される見込みとなっております。そういったことで何らか影響があるかもしれませんが、通常ですと翌年度に基礎数値として算定に使用されるということになります。 その上で、国勢調査結果による人口減少につきましては、財政シミュレーションを作成する段階である程度見込んでいるところでありますけれども、市税や地方交付税への影響は避けられないところでありますので、本市の財政状況はなお厳しい状況になるものと認識しております。 ○議長(宮田公人君) 倉野嗣雄君。 ◆14番(倉野嗣雄君) 私もこの前まで監査委員だったんで財政が厳しいのはよう分かるんですが、そういった中で、もう自主財源が3割に落ち込んでいるということは、我々の町の時代に三割自治と言ようたんですが、合併前の町は三割自治だったんです。市はその頃4割近うあったと思うんですが、もう今3割ぐらいになってると思うんです。 その中で、町だったら何もできないから国県補助金を取ってくるしか方法がなかったんです。そういう中で、この国県補助金に重点を置いていこうとしたら、市長、どのように財政運営をされるんですか。市長も副市長もベテランの職員さんだったんですが、どのようなお考えでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 佐藤総務部長。 ◎総務部長佐藤仁志君) お答えさせていただきます。 議員おっしゃいましたとおり、自主財源の比率が高いほど行政活動の自主性と安定性が確保されることとなりますけれども、令和元年度決算で見ますと、本市の自主財源比率は29.8%となっております。過去の決算では、ほぼ25%から30%台となっております。 今後の財政見通しにつきましては、地方交付税や市税等の一般財源について、人口減少、高齢化などによりまして、次第に減っていく見込みでありますが、一方で義務的経費を中心とした経常経費、こちらは増加傾向にありますので、こういったところを見ますと、年々財源不足が大きくなっていくというふうに予想されます。引き続き行革を推し進めまして、施策、事業の見直し、こういったことを推し進めまして、財源を確保するなどの取組をより一層強化しまして、適切な財政運営に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(宮田公人君) 倉野嗣雄君。 ◆14番(倉野嗣雄君) 京都市では財源不足が500億円、それから岡山県でも220億円財源不足だと聞いたんですが、そうなれば県のほうも大変厳しくなってくる。地方公共団体はどこももう厳しい財政運営をせざるを得ないと思うんですが、その中で今佐藤総務部長も言われたように、切り詰めていかにゃ、入るもんが入らなかったら出るものを抑えるしかないんですね。そうすれば、ここでは3番目ですけど、本市の1人当たりの公共施設床面積が非常に大きいですわね。この部分をどういうように考えられて削減していかれるのか。その部分をお尋ねします。 ○議長(宮田公人君) 佐藤総務部長。 ◎総務部長佐藤仁志君) お答えいたします。 市が保有する公共施設の全体の状況を把握しまして、財政の負担軽減、平準化をするということで、高梁市公共施設等総合管理計画のほうを平成29年に策定しております。この計画では、財政シミュレーションを立てる中で、公共施設の更新に充当できる財源と公共施設の更新に必要な費用を比較したところ、今後40年間に約40%の床面積を削減しないと更新に係る必要な財源が確保できないといった分析をしております。県内自治体との人口での比較におきましても、平均より約40%多いという状況でありまして、この計画を基に公共施設マネジメントを一層推進していくことが必要であると認識しております。 ○議長(宮田公人君) 倉野嗣雄君。 ◆14番(倉野嗣雄君) 総務部長が言われるとおりで、もう待ったなしなんです。持続可能な高梁市を続けていく限り、無駄は切っていかにゃあ、無駄ということはねえんですけども、使わないとか利用度が少ない施設とかはそうせざるを得ない状況にもなってきていると思うんです。このコロナの中で、本当にコロナから立ち直るというたらコロナが収束して最低5年と言われるんですけど。これから5年ではなかなか厳しいんじゃないかと思うんですが、国も国債を発行してお金を出しているんですから、それは回収しなくちゃ借金が残るだけなんで。 その中で、本当に行財政改革が待ったなしなんで。何回も言いますけど、前もAからCまで、そんな資料を出されてこれをやるんですよと言うたけど、現実的にあまりそれが実行されていない。それは地元にとっちゃ惜しい、残してくれと言うたら残さないけんのんかもしれんけど、そこらはやっぱり市長には前も言うたんじゃけど、不退転の決意でやってもらわにゃいけんと、大なたを振ってもらわにゃいけんと言ったんですけど、市長、その覚悟ありますか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 今後見込まれる数字として、今の公共施設が全てあったとして、それを全部更新していくとして、約400億円ぐらい要るという数字でございます。とてもじゃない無理な話でありますから、そこは例えば国県補助が取れるもの、橋梁とかそういったものであります。そういったものはしっかり取ってきて、これは維持せにゃいけんものでありますし、今議員おっしゃっていただいたように、地域にとっては要るという御判断もあるかもしれませんが、市全体を眺めて、ここは一緒にしましょうとか、ここは申し訳ないですけど地域の方で管理をしてくださいとか、そうした形に持っていかざるを得ないというふうなことは考えております。 ただ、平成30年7月豪雨で、その間約2年か2年半ほどその作業が止まっておったということは事実でございますが、改めて3期目の当初でも申し上げましたが、この行革と公共施設の再編というのは絶対にやっておかなければ、これから後世にツケを残してしまうというおそれがございますので、改めてこれをやらせていただくという不退転の決意というものを表明はさせていただきたいと思います。 ○議長(宮田公人君) 倉野嗣雄君。 ◆14番(倉野嗣雄君) 市長のその答弁が聞きたかったんで、本当に待ったなしでやっていただかなければ、高梁市が持続可能なまちにならないと思うんです。移住者を入れて、出ていかれる方は仕方がない。若い人は街へ出たいというのもあるのかもしれないけど、やっぱり郷土愛も育まにゃいけんし、よそから来てもらう人も必要なんで、出ていく代わりに入れるもんも必要なんで、それをやっぱりしっかりやって高梁市の人口を減さないように、なるべく1人でも減さないような体制を取っていただきたいと思います。 それでは、最後に職員の意識改革でございます。 これは3月に市長選挙への出馬の意向を私がお尋ねしたときに、その中でいろいろ言ったんですが、職員の意識の改革はどうだったんだろうかと言ったら、まだこれは十分じゃなかったと言われて、それが3月でしたが、今度4期目当選されまして、今の思いはどのようなところでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 前回御質問をいただいたときと認識としては変わるものではございません。やらなければならないと思っております。ただ、いろんな要因があるんだろうと思います。ある程度のこととして、時代がこういう流れの中でありますので、しっかりそれぞれの職員の個性というものをもっと磨いていってやらないといけないのかなということも思うわけでございます。 ただ、好きな仕事をやっていればええということではございません。公務という現場でございますので、それぞれいろんな公務現場があるわけでございます。そうしたところに対応できるようにということが必要だろうと認識をしておるところでございます。 もう一つは、やはり組織でございますので、じゃあ、課としてどういう方針でいくのかというのを、今少し変わってきているのは、毎週1回は最低でも課で朝礼なりを行う、また課内会議をし、どういうことをするというのを情報共有するような取組がほぼできつつあるところではございます。 そうした中で、課の長である課長が、その課のマネジメントをできるような、そういうしっかりとした職員の研修であるとか育成もやはりこれは大事だなというのを改めて思ったところでございます。言うなれば、公務現場としての職員研修のみならず、民間企業の発想も取り入れながら、いわゆる管理職として組織をどう動かしていくのかということの研修というものをしっかり受けていただく必要があるかなと思っております。私もそういったところに興味を持っておりますので、いろんなそういう形で参画をするということによって意識を変えていただく、変えていく。それはひいては市民の皆さんへのサービスを向上していく、福祉を守るということにつながっていくということを大前提として、認識を改めてしてもらうということを行っていきたいと思っております。 ○議長(宮田公人君) 倉野嗣雄君。 ◆14番(倉野嗣雄君) 昨日の質問でもあったんですが、公務員になるときに宣誓をして入られているそうですね。公務員とは皆さんの公僕であると。全体の奉仕者であって、個々の奉仕者ではないというのも基本だと思うんです。 そういう中で、傍聴席に研修の皆さんおられるけど、入ったときのその気持ちが続いていかなくて、いつの間にか与えられた仕事をしょうりゃあええんじゃと、今年令和2年に入られた職員がエレベーターの中に乗ったら、2年、3年、4年とずんずんずんずん落ちることなく上がれるんですよ、公務員というのは。ところが、民間はそうじゃないんです。業績が上がらん人はぽんと切られる。ボーナスも下げられる。じゃけど、ここにおる方はそうじゃないんですねえ。議員は4年に一遍選挙が来ますけど、入ったらもうずっと最後までこう上がっていくんですよ。そんな中でもう、だんだんそれは欠如してくる。 だから、最初のその気持ちというのをいかに持続させるかということで今市長も言われましたけど、市長も副市長もここの市役所の中で大きくなった方なんですけど、何か自分でそのときに思ったことで、こうなっていくというのがありませんか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 市に入るときの気持ちというのは多分いろいろ皆さんお持ちだと思いますが、当然公務員になるということでありますから、今議員おっしゃったように最初に宣誓をします。全体の奉仕者としてこれから頑張っていきますよということを誓うわけです。 その中で、どうしても自分の職種に得手不得手がありますんで、なかなか取っつけないものも出てくるだろうとは思います。でも、そこを克服する、勉強しようという努力が足らないのかもしれません。 私が就職したときは、僕は教育委員会へ入りましたから、教育六法の本を持ってこれを読めと言われて、それで始まったところがあります。今そういうことを言う人って、本自体をあまり見ないんで、なくなったと思いますが、それは違う方向で研修を、管理職なりがしっかりとそこを見て、そして指導していくことも必要なんだろうと思っておりますし、全体の奉仕者としてということでありますが、これは経験値から申し上げて、ここへ就職するに当たって、民間企業を経験された方というのは、ある意味、ある程度もまれてきておられると思いますが、学校を卒業して新採用ですぐ就職した場合に、そこまでの学校生活の中でどういう経験をしているかなというのも大きな人間性に関わるものだと思っております。そういう人間性についても、しっかり知っとくべきだろうと思いますし、それが課の中で役立つことにもなるんだろうと思います。 そういうことをやりましょうということで、2年前だったか、こういう形でというのを少しヒントは出したんですが、取り組んでくれているところもございますんで、そういう形で少しずつ、要は職員をしっかりお互い知って理解しておかないと、その課の仕事というものが回っていかないとなりますし、あの君今日ちょっとおかしいなということになったら、そこですぐ声をかけてフォローができるような態勢というのも必要だと考えております。そういうものが今少し希薄になってきているかなという思いがしますので、そこをぜひもう一回、私が初めて職に就かせていただいたときのような気持ちで、上司でもそうでありますが、しっかり見ていただけるように体制づくりなり、研修等を通じて、気持ちというものを改めて持つということをさせていきたいなと思っております。 ○議長(宮田公人君) 倉野嗣雄君。 ◆14番(倉野嗣雄君) では、次の2番の職員教育の現状は今の市長の答弁のとおりなんですか。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えします。 今私が申し上げたのは、これからやろうとしているところでありまして、今現状で職員研修ということに関しましても、これはいろんな形で研修には行かせていただいております。地方自治体同士がする研修所も2か所ほどございますんで、そういったところでも様々な分野別で研修にも行かせていただいているところでもございます。また、例えば技術的なものであれば、災害のときの対応の仕方であるとかいろいろそういったことも研修がございますので、参加をさせていただいておりますし、また人間力をつけるという意味からの研修等につきましても、これは専門家の方にも入っていただいたりして、それぞれ逐次行わせていただいているところでございます。 基本的には、全職員が研修は一通りは受けているという認識でございますが、さっき申し上げましたようなことが少しまだ不足している、足らないかなという思いをしておりますので、そういった方面の研修というのは多分今までやったことがないと思いますんで、民間の発想でいったらどうなるのかというのもぜひ取り入れてみたいと思っております。 ○議長(宮田公人君) 倉野嗣雄君。 ◆14番(倉野嗣雄君) これは一例なんですけど、市役所に入ってからすぐ、ポルカかどこかそういう店で研修かなんかされて、窓口業務につくと。行って帰ったときにはさすがにいらっしゃいませ、こういう挨拶もできよったんじゃけど、だんだんたっていってみると、今日は何しに来たんかなというような顔をして皆ぱっと一斉に振り向いて見るとかね。上から目線でこれはこうこうしてくれなんだら、ちゃんとこうして書いてもらわないけんでしょとかというて、何か上から目線で物を言われようるというのは、捉えるほうも捉えるほうかもしれませんけど、そういうのが市民にそういう感じを与える。 これは言うてええか悪いか分からんけど、この前も大阪のほうから移住の相談があったときも、そういう対応だったと。本人はそうじゃなかったっていうからそりゃそうなんでしょうけど、現場をおったわけじゃないから私はやり取りを知りませんが、その人に高梁市みたいな自治体はないよとぼっけえ叱られたんですけど。もうちょっと親切に、やっぱりサービス機関ですからそういうことをしっかりと研修も積んでやっていただきたいということを申し添えておきます。 これで私の一般質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(宮田公人君) これで倉野嗣雄君の一般質問を終わります。 ただいまから10分間休憩いたします。            午前10時31分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時41分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次は、森和之君の質問を願います。 森和之君。            〔6番 森 和之君 質問席〕 ◆6番(森和之君) 皆様おはようございます。 令和2年も残すところあと2週間ばかり、この1年間を振り返りますと、全世界が新型コロナウイルスの脅威にさらされた1年でありました。このウイルスによってむしばまれた人の心、経済が一日でも早く回復することを願い、また最前線でこのウイルスに向き合っている医療従事者の方に感謝の意を表しまして、令和2年12月議会の通告質問に入らさせていただきます。市長をはじめ執行部の皆様には、誠意ある御答弁よろしくお願い申し上げます。 それでは、1、ママ・サポート119についてであります。 現在、出産ができる施設がない高梁市が取り組んでいる事業の一つが、高梁市子育て世代包括支援センター事業、要するに妊娠から出産、そして育児、子育て、就学前、就学後まで幅広い形で子育てをサポートするというような事業であります。 この事業の中の一つに(資料掲示)、ちょっと見えにくいかもしれませんが、このピンク色で示したママ・サポート119なるものがあります。このママ・サポート119ですが、なかなか周知の薄い部分も若干あるのかなと思っていますので、簡単にこの119について御説明願えるでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。 ママ・サポート119のまず制度の概要ということですけども、妊婦の皆さんの安心・安全をサポートするということで、高梁市内へ在住の方、それから里帰り出産をされる方、また市内へ通勤をされている方も含めまして、妊婦の希望者の皆様に、緊急時に救急要請をする場合に、あらかじめ妊婦さんの情報をこちらのほうへ登録していただければ、救急要請のときにスムーズに搬送が行えるということで、妊婦さんの氏名、生年月日であるとか、出産予定の医療機関であるとかそういった情報を登録いただいております。そして、緊急時で自家用車などのほかの搬送手段がない場合、救急車を要請されたときに、安心して出産をサポートできるようにとのシステムでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ありがとうございました。 平成27年度からこの事業がスタートしております。今年は令和2年、平成27年度から令和2年までの救急搬送時に、何か問題点はなかったのかどうか御質問します。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) それでは、お答えいたします。 ママ・サポートが始まってから現在まで、835件の登録がございまして、そのうち救急搬送が53件でございます。その53件のうち、実は車内分娩というのが2件ございましたが、その2件につきましても、その後母子とも問題はないと聞いておりますし、そのほかの救急搬送においても問題があったという報告は受けておりません。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 自分はこの119なるものを聞いたときに、とてもいい取組だなと思いました。ただ、車内分娩があるなどということなんかは自分の頭の中にはなかったんです。とあるところから情報を得まして、車内分娩が行われたケースがあると。件数までは把握してなかったんですけども、取りあえず2件あったことは間違いないということでよろしいですね。 子供を産むということは、日本では当たり前のことのように安全だと思われていますが、本当に危険なことであることは間違いないんであります。この車内分娩が本当に安全に行われているのかどうか。また、その車内分娩に立ち会う救急隊員に対して、そういった研修などがしっかり行われているのか。また、それを想定した上で、救急隊員に対して研修であったり体験、そういったものに対して予算組みはしっかりされているんでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) 救急車内の分娩については、これは全救急隊員が救急隊員の資格を得る研修の中で学んでおります。それに付け加えまして、このたびのママ・サポート119の運用が始まった後に、市内の尾島クリニックの先生のほうから全救急隊員に対して、新生児に対する分娩介助等についての研修会を実施しております。その後も、いろんな研修がございますが、新生児蘇生法講習会であるとか、周産期医療従事者研修会、それから病院外、病院前での緊急時の分娩対応を学ぶ研修などを職員は受講しております。また、今年10月には、倉敷市消防局において、備中地区の救急隊員を集めまして、倉敷中央病院の医師、助産師、看護師を講師に招き、研修会も行っております。そういった各研修に参加した職員が、消防署に帰ってきて、それをほかの救急隊員にフィードバックしていくといったことを続けております。 また、予算の面に関しましては、講習会に行った後、訓練をするための、実は分娩介助の訓練を行うトレーナーという機械がございます。こういったものを予算化をして購入し、分娩介助トレーナーといいますけども、そういったものでの訓練もしております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 少しそのトレーナーというのが分かりにくかったんですが、具体的に説明願えるでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) 要は、妊婦さんの体の一部を再現した機械でございまして、中には胎児も入っております。そういったものを出す、それから手当てをするための機械、人形です、を購入して訓練に当たっています。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) いろんな研修があるのは僕も調べております。また、消防署のほうからもBLSOっていうんですか、ベーシックライフサポートインオブステトゥリクスなる研修を受けているんだと聞いております。これは1年間に2名という形でよろしいでしょうか、研修を受けているのは。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) 現在予算化をして研修を受けている者は年に2名ずつでございます。その者が帰ってきてほかの隊員に講習をしていくという体制をつくっております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) これも隊員、署員からのあれなんですけども、1年間に2名しか受けれないと。でも、自分は万が一のことも考えて、自分のスキルアップのために自費でこういったものの研修に参加しているというような声も聞きます。消防署のほうからしっかりした予算請求が出たときに、副市長のほうがチェックを入れるのかどうかよく分かりませんが、しっかりとそういった予算計上には応えていただきたいと思うんですが、副市長、何かありますか。 ○議長(宮田公人君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 私がどうのという話ではございませんが、一般論として申し上げたいと思っています。 冒頭議員言われましたように、高梁市には分娩の施設がございません。そのことが定住にとって大きな障害といいますか課題になっているという認識の下に、そういった方面の予算確保については万全を期していきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 少し意地悪な聞き方で誠に申し訳ございませんでした。 それでは、3番の質問に移らさせていただきます。 緊急搬送される妊婦の不安解消のために、助産師の同乗は考えられないかということの御質問をします。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) それでは、お答えさせていただきます。 消防が勤務している中で、分娩もそうですけどもほかの救急事案全てですが、24時間365日、いつ起こるか分からない状況に備えております。そういった中で、全ての分娩に備えるために助産師の方を常にキープしておくということは非常に困難であるというふうに思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) こういった救急搬送時の隊員の数ですよね。24時間365日と言われましたが、何名ぐらいで回しているのか教えていただければ。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) 救急隊員自体は、救急車が3台ございますので、1日9人を割り当てております。ただ、それが全て救急のために待機しているわけではなくて、当然火災が起きれば、そのうちの1隊は残しますけども、火災の対応に行かなければいけませんので、何人で対応しているかというと、本署に3台救急車があって、3人ずつで行きますので9人、西分駐所に1台救急車がありますので、3人で1台という体制を取っております。 もう一つ、救急救命士が必ず1人乗って救急出動するようにしておりますので、それで24時間365日、必ず1人乗るためには、火災やほかの事案にも対応しながらすると、大体2つの係がございますので、1つの係に最低でも8人、余裕を持って休みとかを考えると9人ぐらいいないと、常に1人をという体制が難しいというふうに考えて、今救急救命士の養成は行っています。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 分かりました。 それでは、少し質問の切り口を変えまして、助産師を同乗させるのは難しいと言われました。高梁市総合計画策定に向けた意見、提言取りまとめ結果というのがここにあるんですが(資料掲示)、この中に、ちょっと分かりにくいかもしれない、黄色のラインを引いたんですけども、ママ・サポ119の充実っていう質問事項が3点ぐらいあるんです。 それには、市内に出産できる場を求めるというのもあるんですが、この中で救急隊員が4名で対応しているから大丈夫ではなく、妊婦のメンタルの話だと思う。女性の助産師についてもらいたいと思う方は多いと思うと、女性の助産師を求めてます。助産師が難しいんであれば、女性の救急隊員をそこに同乗させて、女性は女性で接していただいて、少しでも安全に病院へ送り届ける。または、緊急時には声を掛け合い、女性ならではのケアで無事に子供を出産していただくなんてことが本当に考えられるんでありますが、この救急隊員に関して、女性隊員のほうは起用されているんでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 平松消防長。 ◎消防長(平松伸行君) お答えさせていただきます。 実は、今年4月に高梁市消防署初めての女性消防士が誕生しました。1名でございますけども。その1名の女性消防士は現在岡山県消防学校で行われます救急課程の研修に行っております。12月17日に卒業して帰ってきます。その後、同乗実習といいますけれども訓練を重ねて、独り立ちしていきます。まだ1人の段階ではございますけれども、その女性職員が勤務中のときには、そういった分娩の救急要請があった場合には同乗させることが市民の皆さんの不安の少しでも解消につながればと考えております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) すばらしい考えだと思います。なかなかこういった男性の職場に女性を起用するというのは難しいし、女性のほうが来てくれるということも難しいんでありましょうが、今男女均等な社会であります。できれば女性隊員を何名か増やして、こういった妊婦さんの声に応えてもらいたいと思います。 また、自分も1期目の質問のときの第1問目か2問目か忘れましたが、高梁市に出産できる施設が本当にできないのかというような質問をした記憶がございます。本当にハードルは高いのでしょうが、最近市長とそのことについて語るときに、何か案でも持ってらっしゃるんじゃないかなというようなことを自分ながら感じることがあります。市長、なかなかそういうことに関して答弁は難しいかもしれませんが、もしウルトラCなるものが市長の中に考えがあられるんであれば、少し答弁を願えるでしょうか。 ○議長(宮田公人君) ここは森議員、すいませんが通告から外れますので、また次の機会でお願いしたいと思います。 質問を続けてください。 ◆6番(森和之君) はい。2期目でも間違うこともあるということです。 それでは、すみません、2の質問に移らさせていただきます。 2、学校薬剤師についてであります。 質問を始める前に、学校薬剤師とはどんなものか簡単に説明願えるでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) 学校薬剤師の質問については、私のほうからお答えさせていただきます。 学校薬剤師は、学校保健安全法という法律に基づきまして、学校には学校薬剤師の設置が義務づけられております。その法律に従いまして、各学校へ薬剤師を派遣していただいているという状況でございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ありがとうございました。 学校薬剤師は換気であったり、あと教室内の二酸化炭素の濃度、プールの塩素濃度、今だったら手指消毒、手洗い、うがい、そういったものを学校の養護教諭と一緒になってアドバイスをして、子供たちの衛生環境面についてしっかりと学校を見守るという活動をされている人であるということです。 では、(1)コロナ禍の中、インフルエンザの蔓延も心配される季節を迎えますが、学校における学校薬剤師の取組に対して変化はあるのでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 まず、先ほど議員おっしゃってくださいましたように、薬剤師としての仕事ということには先ほど述べられたようなものがございます。御質問のインフルエンザ等の季節、これにもう一つ今年は新型コロナウイルスというものが加わっておりますけれども、それでインフルエンザや新型コロナウイルスは室内の換気等が非常に大事になってきますので、これは国からの通知等もありますけれども、教室内の二酸化炭素濃度を測定したりとか、換気が十分に行われているかどうか確認したり、また新型コロナウイルスやインフルエンザ予防に関します様々なことについて学校からの相談に応じたり、検査をしたりというようなことで、例年よりも今年は学校を訪れていただいたり電話等で相談することが増えているという状況を確認しております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 3月から、卒業式、入学式、体育祭なんかにおいても席の配置であったり消毒の方法などで相談件数が増えているというようなことを学校薬剤師の方から聞きました。例年の5倍ぐらい相談件数が上がっていると。また、この学校薬剤師なる方は、1人で何校も掛け持ちしてその活動を行っているわけです。人手不足などには陥っていないかなと心配されるんですが、どうでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 学校薬剤師につきましては、岡山県学校薬剤師会高梁支部のほうへお願いして、そこから各学校への薬剤師を推薦していただいて、高梁市教育委員会のほうは学校薬剤師高梁支部のほうと委嘱の契約書を結んでいる状況でございます。非常に厳しい中、高梁支部のほうでしっかりと人を確保していただいて、それを各学校へ推薦していただいております。ただ、1人3校とか、いろいろ複数ということは当然ありますけれども、お世話になっておるところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) すいません、人手不足に陥っていないかという答弁をいただきたいんですけど。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) 人手不足がどういう状況かということで判断はいろいろあると思いますが、それぞれ全校に一応配置はしていただいているという意味で、人手不足は発生しておりませんが、恐らく複数のところをお願いしとるということで、かなり御心配なり御苦労をかけているということは思っておるところでございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) それでは、(2)の質問に移ります。 学校から依頼されている学校薬剤師は高梁市内において何名かおられるんでしょうが、その学校薬剤師の皆様は共通の認識で活動しているのか。また、協議会なるものは存在しているんでしょうか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) まず、協議会ということでありますけれども、先ほど申しました高梁支部の方から推薦をしていただき、協議会といいますかそれはありませんけれども、例えば共通認識というようなところでいきますと、薬剤師会高梁支部の総会が行われた後に、学校薬剤師の方だけが集まられて共通認識を図ったり、あるいは県主催の研修会等にも参加され、共通認識を図ったり、さらに御自分たちの研修をされたりということが行われているという状況でございます。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) この質問を出したのは、1人の薬剤師さんから、森議員、話があるんだと。自分の思いを聞いてくれないかなということで、この質問を上げました。話を聞きに行くと、本当に自分が好きなタイプの人でありました。熱いんであります。思いが熱い。自分のことだけを言わずに、地域のことに関して力を貸したいという思いがあるというような人でしたので、自分もこの質問を取り上げて、少しでも何か高梁市に波紋が起きればなという思いでこの質問を上げました。 話を聞かせていただいた学校薬剤師さんは、コロナ感染症対策として、従来なら1月に行う換気の検査を、やはり今の岡山県の状況を踏まえて12月に行ったと聞いておりました。共通の認識で活動し、しっかりとした研さんを積まれていると今言われましたが、そうであれば恐らくこの薬剤師さんの思いは皆さんに伝わり、いろんな学校で12月に換気検査なんかが行われてしかるべきじゃないかと僕は思うんですが、なかなかそれも難しいんでありましょう。 学校薬剤師なるもの、金銭的なメリットを求めることは非常に難しいんであります。業務も薬剤師の仕事をこなしながらという大変なものであります。活動を支える核となるものは、地域に貢献したい、地域に通う子供たちを見守りたいという思いがこの学校薬剤師の活動に当たってのコアになっている部分だと僕は思います。 学校以外で、この学校薬剤師の方が(災害備蓄品へのアドバイスなど)と書いておりますが、学校以外でもこういった学校薬剤師の活動なんかが市のほうに取り入れられることなんかはないのでしょうか。御質問します。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 その前に1つ付け加えさせていただきたいのですけれども、学校薬剤師の活動として、これは12月以降、国からの通知も受けまして、今年の場合特に早めに教室内の二酸化炭素濃度を測定すること、換気が十分に行われているかということを全国的にチェックを強めてくれというような通知を受けて、かなりほかの方もたくさんやられているということをまずお知らせしておきます。 学校外での学校薬剤師の方の活動ということでございますけれども、基本的には学校の中の環境衛生検査でありますとか様々な指導助言ということで契約しておるという形でございます。例えば、災害等で避難所等の衛生管理とかそういうようなことでありますと、そんなときは学校の冠を外して、薬剤師会のほうへ市からお願いするとか、そういうような状況でお願いしているという状況でありまして、基本的に学校薬剤師として学校以外のところへ行ってくれとかそういうことは今考えておりませんし、そこのあたりは薬剤師会さんのほうでも柔軟に学校を取ったり学校をつけたりされながら貢献していただいておるというふうに認識しております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 市のスタンスが今の答弁だったとすれば、それに関して僕は文句は言いません。ただ、自分はこの話を聞いて、最後にこの方が言われたことが本当にいい言葉、いい思いをもっていらっしゃるなと思ったことを伝えておきます。 岡山県の感染症に対する認識は本当に低いと感じると言われておりました。同じ感染レベル1の滋賀県では、岡山県より感染が広がっていないことでも、対策意識の高さを感じると。迅速に感染拡大状況に応じた情報発信を更新すること、学校薬剤師など専門家の連携を深めながら、市政を進めていただければ幸いと思っていますとこの方は言われておりました。 その言葉を伝えて、できれば教育委員会の中で滋賀県の教育委員会ホームページも見てもらえればなということを伝えまして、次の質問に行かせていただきます。 ○議長(宮田公人君) 森議員、質問の途中でありますが、ただいまから室内換気の関係で10分間休憩をいたします。            午前11時10分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時18分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 引き続き森和之君の質問を願います。 森和之君。
    ◆6番(森和之君) それでは、3、部活動の再編と外部指導者について質問いたします。 11月初めに高梁中学校から高梁、玉川、落合、松原、福地小学校に向けて、中学校入学時の入部希望に関するアンケート調査というものが届きました。対象となる学年は、小学校4年生から5年生、6年生の3学年であります。何げなく娘が持って帰ったアンケートを見て、何げなく自分は記入したんですけども、しっかり文面を読みますと、1年生が在籍していない部活動が2つあり、今後の活動を見据えると設置数の見直しを検討せざるを得ない状況が生じておりますと、ちょっとショッキングなことが書いてありました。 生徒数が減少する中、当たり前のことなんでしょうけれども、その中でこれから部活動がどういった形で行われるんであろうかというような心配をしております。高梁市として、この現状を捉えてどう取り組むのか、御質問します。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 高梁市として部活動の現状をどう捉え、今後どうしていくかという御質問だと思っております。 まず、高梁市の部活動、現在一番厳しいのは、生徒数減による1つの学校で1つのチームが編成できないというような状況、あるいは編成できたとしても3年生から1年生まで全員入れてやっと試合に出れるくらいというような運動部の状況。また、文化部のほうでは、高梁中学校にしかないというような状況があります。そうした中で、平成30年2月から令和元年6月まで、高梁市中学校部活動のあり方を考える会というようなところで論議をいただき、答申もいただいたわけでございますが、そうした中で、今後こういう部活動をどうやって発展していくか、あるいは守っていくかというようなことを論議していただき、そのときの答申を今の方針にしております。 基本的には、まず単独校でチームが編成できないようなときの合同チームをどういうふうに作り、安定させていくか。そして、1つの学校で解決できないようなときには、地域の方のお力もお借りし、あるいは競技団体等の力もお借りし、学校だけでなく地域でも支えていただきながら、何とか少人数の部活でも子供たちがその中でしっかりと活動できるようにしていきたいということを思っておるところでございます。 現在、高梁市だけでなく、ほかの地域も同じような困り感を持っております。あるいは、中学校の部活動は教員の献身的な努力といいますか、そういうもので成り立っているようなところもありまして、令和5年ぐらいをめどに、地域での、特に土日は地域で子供たちを見れるような仕組みを作ったり、あるいはそれに対する支援等もしていくというような方針も出ております。高梁市もそういった方向にかじを今も切っておりますが、さらにかじを切っていきながら、地域と学校と合わせて何とか部活動を守ったり発展させていきたいという大きな方向性を持っているところであります。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 先ほど教育長の言葉から、令和5年度には地域部活動が動き出すというような答弁がありました。 本当にこれは大変な問題です。土日だけとはいえ、地域でそういったような指導者が確保できるのか。また、学校としっかりその面において連携できるのかというと、自分の中ではいささかクエスチョンであります。自分は少年野球にも携わっているんですけれども、少年野球の面においても指導者の確保であったりプレーする選手の確保といったことがスムーズに行えていないような現状にあります。減るんであれば、新たな部を創設できるのじゃないかというようなことも保護者の意見として生まれてくると考えますが、そのことについて御答弁願えるでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 新たな部ということでございますけれども、基本的には厳しいものは当然ございます。しかし、少なくとも今ある部へさらに上乗せして新しい部をということができる可能性があるのは、恐らく市内では1校しかないと考えております。ほかのところは本当に子供の数等で限界があると思っておりますが、可能性としてはある部が生徒が入ってこなくてなくなる。しかし、多くの生徒が希望し、そしてある程度の教職員が何とか顧問としてつけるというような条件があれば、各学校あるいは保護者の方、特に部活動というのは基本的に生徒の自主的な活動ということでありますので、それを希望する生徒が多く、そして何とか条件が整えばという極めて可能性が低い部分ではありますが、そういうことがあれば新部も理論上は可能ということになると思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 生徒が希望しても、指導者が先生の中から用意できなければ、それは難しいということですよね。 案としまして、非常勤講師という方がおられます。こういった方を部活動指導員として活用できないかなと考えております。部活動指導員という名前がつけば、恐らく顧問の配置は要らないと思います。また、なおかつ部活動指導員であれば、引率も可能ではないかと考えているんですが、そういったお考えなどはないでしょうか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 議員先ほど言われましたことは全て可能でございます。現に、現在部活動指導員の中にも非常勤でほかのことを教えながら、非常勤の時間が終わった後、その人を今度は部活動指導員として委嘱いたしまして活動している者もありますし、中体連、高体連等でもそうした正規の教諭等でなくても部活動指導員でもベンチに入れ、その場で指導もできるというふうにルール改正もされておりますので、それは可能であります。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) そういった形でも可能だと言われました。 現に、そのことが可能と仮定して、スムーズにそれがどの部にも配置できるようなことは可能だと思いますか。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) これは2番の質問にも関係してくるんですけれども、現在市内では、2中学校で2名、3つの部活動に部活動指導員を配置することができております。また、部活動指導員というのは、例えば午後3時半とか4時ぐらいからという普通の人は勤務している時間に部活がありますので、そういう時間には来れないけれども、土日ぐらい面倒見ようかというようなボランティアで部活動を指導してくださる方というのは、市内7つの部活へ来ていただいております。これはかなりの数でございます。そういったボランティアの方等も含めて幅広くということになれば何とか可能ではありますが、さすがに指導者、特に専門的な指導者等というのには非常に困っている状況は、そう簡単には解消できないとは思っております。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 平成29年12月に外部指導者が何とかならないかという質問をしたんです。でも、そのときにはこの地域部活動という流れは想定しておりませんでした。この地域部活動がこれから動き出すとして、今から高梁市がしっかりとした方向性を定めていないと、これから先子供たちが路頭に迷うし、保護者も路頭に迷うと思うんです。 いろんな問題があります。合併を行うとしても、今成羽は哲西と野球チームなんかは合併していますし、高梁北中は川上中学校と合併なんかしたようなシステムで動いています。これは中体連の絡みもあるんでしょうが。これを、北中と東中、もしくは北中と高中、高中と成中とか近いところで合併チームなんかを作って、ある程度の人数をそろえて部活動は継続していくというようなことも考えていかないと、地域部活動が始まるからもう地域によろしくお願いしますよと急に言われても、恐らくそういうものって回っていかないと思うんです。この指導者の確保、これも重点的に多岐にわたっていろんなところに声を掛けて、何とか力を貸してくれないかというようなことを進めないと、この地域部活動って僕は絵に描いた餅にならないかなと思って心配しとるんです。 小田教育長はよくその地域のスポーツ団体で育った子が外へ出て、また地域へ帰ってきてその指導に当たってくれるとよく言われます。それが地域のスポーツを守る一つのポイントだと。僕もそれが正論だと思うんです。ただ、中学校の部活が体育部系にしてもそうですし、文化部系にしてもそうですし、指導者がいないから休部にする、廃部にするという流れが当たり前のように続くようであれば、人数が少ないからしょうがないと言われりゃそれまでなんでしょうけれども、本当に先々の方向性をしっかりと僕は定めてほしいと思うんですが、なかなか難しい質問でありましょうが、答弁をよろしくお願いします。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 まず、先ほどの地域部活動への移行というようなことで、そのときには例えば野球等にいたしましたら、合同チームがどこの地域で一緒になるかというのは非常に大きな問題になってくると思っております。現在は、中体連等の規則に沿いながら、各学校等で足らないところ同士が探り合って、毎年実は変わっていくようなところもありますが、将来安定的に地域で一緒にやっていく、しかも交通の便もある程度ありますから、そういう形になっていくべきだろうと考えておるところもありますし、現在、だんだんそういう方向での話も進めているところであります。 先ほどの地域部活動の話ですけれども、これは予算が取れるかどうかというところではありませんが、国の委託で地域部活動の推進事業というものがありまして、各県で2地区取れるわけですが、今それに来年手を挙げようとしております。そういうところで、しっかりとモデル的な形を研究して、うまくいけばそれをさらに拡大していくというようなところに今おるところでありまして、それが前に進みますように努力はしていきたいというふうに考えているところであります。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 国が定めるモデル地区になることを自分は期待しておりますので、よろしくお願い申し上げます。 この質問の最後に1つだけ聞かせてください。減らす部は休部なのか、廃部なのか、御質問します。 ○議長(宮田公人君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) 各学校、それは関係者も含めてでありますが、そこでの判断ということになります。当然、今高梁市はずっと子供が減り続けておりますけれども、将来的なことはまだ分かりませんし、努力もしていきたいと思っております。そうした中での学校の中での判断ということになると思います。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) しっかり取り組んでほしいと自分のほうから要望しておきます。 それでは、4の質問に入らさせていただきます。 4、新型コロナウイルスの感染に伴う情報拡散と風評被害についてであります。9月議会でも注意喚起の意味で取り上げた質問であります。また、森議員は同じ質問をなぜというような方も多いかもしれませんが、議員として知り得た情報の中での再質問であります。 (1)情報漏えいなどについて、関係機関としっかり協議できているのか。市職員のモラルハザードは大丈夫かを質問します。 ○議長(宮田公人君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) お答えいたします。 情報漏えいとモラルハザードということでございますけれども、感染症の情報につきましては、感染症の蔓延防止を図るために必要な情報が公開されてございます。これは、厚生労働省のほうからのそういったものの基本方針がございますが、それを受けて県のほうで公表する情報が判断されております。この情報が制限されているというのは、感染に対してその蔓延防止を図る、むしろその情報を出していくという意味と、それから個人情報をしっかり守っていこうという両面で判断されているものです。個人情報の保護には十分に配慮されないとならないということでございます。 市職員のほうでございますけれども、地方公務員法のほうで秘密を守る義務、守秘義務が業務にはかけられておりますので、職務上知り得た秘密を漏らすということは禁止されてございます。これは、その職を退いた後も同様でございます。こういったことについては、もちろん職員研修等を通じて職員のほうにも周知してございますので、当然職員のほうもそういった認識はあると、そういった対応をしているというふうに考えてございます。 それから、コロナにつきましては、もちろん先ほどの国の基本方針を受けて県のほうで情報が決められているということもございますので、そういったところで情報の内容が公表されているものというものがきちんと決まっているんですよということについては、職員に対しても周知をしてございます。以上でございます。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 前も僕ちょっと言ったんですけれども、リアルタイムでもいいですし遅れてでもいいです。いろんなSNSのツールがありますが、そういったものなんかは市のほうで確認なんかはされているのでしょうか。もう一遍質問します。 ○議長(宮田公人君) 乗松政策監。 ◎政策監(乗松晃生君) お答えいたします。 SNSということでございますが、ツイッターですとかフェイスブックとかいろいろあると思いますけれども、ツイッターのような誰でも見れるような環境のもの、フェイスブックで検索できるようなものについては、全てというのはなかなか難しいかもしれませんが、キーワードのようなところを使いまして、どういった情報が出ているということについては確認はしてございます。以上です。 ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) 今7例目ですか、高梁市で感染者が出て、いろんな情報が飛び交っています。3例目の感染者が出たときに、自分のほうに信じられないような形で電話がかかってきまして、───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── ○議長(宮田公人君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) ────────────── ─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── ─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── ────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── ○議長(宮田公人君) 森和之君。 ◆6番(森和之君) ──────────────────── ───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── ○議長(宮田公人君) もう一度明快に発言してください。 ◆6番(森和之君) ─────────────────────────────────────────────────────────────────── ─────────────── ○議長(宮田公人君) 非常に個別具体の案件については、今般は公の場でありますので、今副市長の答弁のとおりこれ以上のやり取りというのはある意味どうかと思いますので、切り口を変えて質問をされるようでしたら、このまま質問いただきたいと思います。 ◆6番(森和之君) 議長、休憩をお願いします。 ○議長(宮田公人君) ただいまから暫時休憩をいたします。            午前11時45分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時49分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 引き続き森和之君の質問を願います。 森和之君。 ◆6番(森和之君) 副市長の答弁を理解いたしました。 でも、情報ってしっかりと漏れないようにすることは大事だと思うんで、よろしくお願い申し上げまして、通告質問を終了します。 ○議長(宮田公人君) これで森和之君の一般質問を終わります。 ただいまから午後1時まで休憩をいたします。            午前11時50分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時0分 再開 ○議長(宮田公人君) 休憩前に引き続き再開いたします。 先ほどの森和之君の一般質問においては、後刻音声を確認し、不穏当発言があった場合は、会議録の調製につきましては議長において適切に対処いたしますので、よろしくお願いいたします。 通告質問を続行いたします。 次は、森上昌生君の質問を願います。 森上昌生君。            〔7番 森上昌生君 質問席〕 ◆7番(森上昌生君) 新しい議員構成で初めての議会の一般質問の最後の質問者となりましたので、よろしくお願いいたします。 本日は高梁市では初雪が降りまして、非常に寒い日を迎えていかにも冬本番という感じがいたします。 さて、今回の私の質問は、ただ1点、このたびの市長、市議会議員選挙に関してどのような印象をお持ちであるか、市長にお尋ねしたいということでよろしくお願いいたします。 その前に、高梁市でも新たな新型コロナ感染者が出て、感染者御本人の身体的、精神的な苦痛、御苦労を思うといかばかりかと思うところであります。先ほどの森議員の質問でも、これに関連したような話が出ておりましたが、このたびの新型コロナ感染症といえども、我々が罹患する可能性のあるウイルス疾患であり、決して特別なものとは言えません。 しかしながら、一部心ない者たちにより感染者に対する誹謗中傷が行われているとの話を耳にします。特に、ネットを中心にしたこうした根拠のない話により、罹病の苦痛に追い打ちをかけるような行為が横行していると聞きます。このような心ない行為が高梁市においては決してあってはならないことと、市民の皆様とともに肝に銘じておかなければならないと感じております。 こうした誹謗中傷は、疾病そのものよりさらに大きな負担と苦痛を感染者に与えるものです。岡山には誤った知識やいわれのない差別により想像も及ばぬ辛酸をなめた方々がおられるということを忘れることはできません。ぜひとも感染者の方々が、疾病の苦痛と負担以上の苦しみを味わうことのないよう願うばかりです。 それでは、一般質問の本題に戻ります。 ここ数年、高梁市では様々な災害により、市民生活に大きな影響が出ております。これらは、人間の力の及ばないところもあり、不可抗力という部分が大いにあると言えます。とはいえ、そうした災害から立ち直るのは、我々人間の力でしかなし得ないものであります。 そこでお尋ねします。こうした厳しい状況の過去3期の市政運営を踏まえた上で、新たな4期目の市政を担われる心境をいま一度お聞かせください。 この質問は、今回の一般質問の中で同僚議員方々から様々取り上げられておられるので、繰り返しとなるかもしれませんが、市長御自身に新たな体制での出発という思いを込めてよろしくお願いいたします。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) それでは、森上議員さんの御質問にお答えをしたいと思います。 4期目を担わせていただくこととなったということでございます。3期12年間の中で、平成22年に総合計画を立てました。「ひと・まち・自然にやさしい高梁」を都市像としたこの総合計画の完了というのは、ある意味、人口対策にもそして都市の基盤づくりにも、また歴史文化にも配慮した対策ということで、そこは言ってみればほぼほぼ出来上がってくるだろうなという思いを持って進めさせていただいておりました。議会の皆様方の御理解もいただきながら、様々な対策、施策を進めてきたわけでございましたが、御存じのとおり平成30年7月の豪雨災害、これは46年ぶりの本当に未曽有の災害であったということから、その時点でもう平成30年度の全ての政策的な経費を全部落とすという、過去に例のないような形で予算をやりくりし、そして全力で災害復旧に当たらせていただいたというのが今の感想というか思いでございます。 それが、じゃあ1年で災害復旧できる量だったかというと、御存じのとおりこれも3年たった今、まだ最後もう数%未着手のものが残っているというような状況でございまして、いかに高梁市の体力にとって甚大であったかということが痛感させられたところでございました。したがいまして、事実上2年半というものが全く手をつけることができずというような状況であったということもありましたし、もう一方で、この平成30年7月の豪雨災害を受けて、これでは駄目だと。やはり市の分担する施策、また市が分担する施策以外の県が分担する施策を我々がただ指をくわえて待っているのではいけないという思いから、この復興というものを県と連携をして、次の災害を防ぐ、また減災をする、そうした事業に必ず取り組んでいかないといけない。その道筋だけでもつけないといけないというのが私の強い思いであったわけであります。 そういう経緯、経過という大きな題目でありますが、そういう経緯、経過をもってこの4期目というものに挑戦させていただき、無投票という形ではございましたが負託をいただきましたので、今後4年間、また頑張らせていただくという格好でございます。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 先ほども申したように、これは復興ということは人間の力でしかなし得ない、我々の力でしかなし得ないということですので、議会、それから市民、そして執行部の皆さん、3者が力を合わせて、これから復旧・復興していかなければならないことだと思うので、よろしくお願いします。 さて、今回の一般質問の中心テーマであります市長、市議会議員選挙に関して質問させていただきます。 質問を始める前に、このたび初当選された新人議員諸公の決断と勇気に敬意を表するものであります。 私自身は、9月本会議において、今議会が最後の一般質問であると言明し、現在の新議会に参加するものはないものと考えておりました。しかし、今日私がここに立って一般質問をしているのは、9月議会の言葉に反するものであり、内心じくじとするものがあります。とはいえ、このたびの市議会議員選挙の状況は、私にとって9月議会での発言どおりに議会を去ろうという思いを通すことを簡単には許してくれない状況でした。 このたびの高梁市議会議員選挙は、高梁市始まって以来の定数割れに陥るのではという状況でした。これは、今年2月に行われた岐阜県飛騨市の市議会議員選挙において定数14名に対し、立候補者13名という選挙に続くものになりかねない状況でした。また、昨年4月の広島県府中市議会でも、このたびの高梁市議会議員選挙と全く同様の選挙が行われています。ここでは、引退表明した議員が再出馬せざるを得ない状況となり、辛うじて定数割れを回避しております。まさに今回の私と全く同様の状況に置かれた当事者の心境を思うと、誠に複雑な心境です。 ここで私自身の今回の選挙の経緯を簡単に述べさせていただくと、今回の選挙を前に、私自身も何とか定数割れを回避するために、候補者擁立に奔走しましたが、結局立候補の了解を得ることができず、前言を撤回し、立候補に踏み切らざるを得ないという状況でした。また、これとは全く別に立候補の動きが幾らかあったかのようには聞いておりますが、結局立候補の届出には至らず、苦渋の決断をせざるを得なくなった次第です。 現在、全国の地方議会を見渡すと、昨年の統計では都道府県、政令指定都市を除く1,721市区町村議会のうち、13%に当たる228議会が無投票という状況です。47都道府県のうち、長崎県を除く各都道府県に少なくとも1つは無投票の議会があるということです。さらには、11の自治体で定数割れが起きています。さらには、47都道府県と20の政令指定都市でも、東京、大阪、山口を除く44の道府県議会とさいたま市、それから熊本市の2つの政令市議会でも無投票となった選挙区がありました。 これらの事例は高梁市だけでなく、全国各地の自治体が直面している問題であります。今回の高梁市議会議員選挙は、私を含め現役議員4名が引退を表明し、また思い半ばで病に倒れられた内田議員とともに、5名の欠員が予想されておりました。これは新たに最低5名の新人の立候補がなければならないわけですが、先ほど述べさせていただいたように、全国的に地方議員の人材不足が言われる中、5名の新人立候補というのはかなり厳しい数字であったものと言えるのではないでしょうか。むしろ4名の新人議員候補の立候補があったことが、高梁市にとって喜ぶべきことだったのではないでしょうか。 こうした現状を踏まえ、高梁市議会でも特別委員会が組織され、議会のありように関する議論が今後行われる運びとなりました。その中では、議員定数に関するものも当然出てくるものと考えられますが、単純に定数削減で問題が解決するものとも思われず、どのような結論に導いていくのか難しい判断を迫られるものと考えます。 こうした事例を総務省のホームページに行くと、各地の自治体のそういう状況を表したグラフなどがあります。これを見ていただくと、本当に日本全国危機的な状況なんだなあという気がします。お時間がある方は見ていただいたらいいかと思います。 そこで、ただいまるる述べさせていただいた状況を踏まえ、2番目の質問に移ろうと思います。 今回の高梁市長、高梁市議会議員選挙において、市民に選択肢のない状況が生まれたことを3期の市政を担当されてこられた市政の責任者として、どのように受け止められておられるのかをお尋ねします。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 首長選挙と議会議員選挙では若干趣が違うというふうに理解をするところでございます。首長に至っては、それまでの成果、新人の方は分かりませんが、成果なりを評価されての無投票というのはあり得ることではないかなという理解もさせていただきますが、その分、私も4期目冒頭で申し上げましたが、責任の重さを痛感しているということではないかなと思っております。 議会議員の無投票ということに関しましては、これはいろんな情勢、状況、それぞれの都市、町の条件もあるんだろうというふうに理解をいたしますが、やはり議会というものと執行部というものがこうして両輪として成り立っていくからこそ、市民の皆様に対しての様々な福祉サービスというものができるわけであります。そこがしっかりと機能していただくということは必ず必要であると考えておりますし、議会の議論等を通じて市民の皆様方にもこういったことが話し合われてこういうふうに行くんだなということをしっかりとお知らせができる、また市議会議員の皆様方も私もそうでありますが、市民の皆様方の負託をいただいておるという点から申し上げますと、無投票でも一定の負託をいただいているという理解をしますが、さらにこれから課題というものはあるという認識を持ちながら、これから様々な展開というものがされていくんだろうと。基本的には、議会の皆様ともしっかりと議論、協議をしながら、これを進めていく必要があるんだろうなというふうに今考えているところでございます。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 今市長も述べられたように、首長と議員選挙というのはかなり状況が違うと思います。ただ、こうしたことが同時に起きたということ自体、これはかなり異常なことでもあろうと思います。こういう状況を生んでしまったということは、やはり我々議会、それから当然執行部、市長、あるいは市民、その三者に当然責任があるんだろうと思います。ただ、じゃあこれをどういうふうにして解決していくのかということが今後の課題になるんだと思います。 そこで、市長は今回の市長選における結果を当選後のインタビューの中で無投票も選挙の結果であり、市民の負託を受けたと発言されておられました。確かに、実際に選挙が行われていたとしても、現近藤市長が当選されていたんだろうというのは私も想像します。 しかしながら、私の耳にします市民の声には必ずしも市民全てが市長の4選に賛成しているわけではないということで、これはかなりの批判も耳にしております。とはいえ、市長に立候補するにはそれなりの相当な覚悟が必要です。決断も必要です。ですから、誰しも簡単に立候補などというのは考えも及ばないというのが実情だと思います。 このような現状を見ると、批判は批判として現市長の手腕に頼る以外に市民にとって方法はないんだろうと思います。しかし、ぜひとも少なからざる批判の声のあることをしっかりと認識していただいて、これらの声を拾い上げる努力をしていただきたいと期待しております。 さて、今回の選挙においてはどれだけの批判票があったのかは認識する方法がありません。選挙、特に首長選挙においてはこうした批判票の存在を認識するためにも、ぜひともそれが行われることが必要なんではなかろうかというふうに認識しております。 そこで、3番目の質問に移らせていただきます。 今後このような状況を再び繰り返すことのないようにするためには、どのような方策があるのか。市長の考える改善策はどのようなものをイメージされているのかをお尋ねしたいと思います。ただ、先ほども申しましたように、市長選挙と市議会議員選挙を単純に比べることはできない部分が多いと思います。さらに、この問題は人口減少、それから地域経済の疲弊といったことと深く関わり合っているものであり、これはこうしたらといった単純なものではないことは重々承知しております。しかしながら、このたびの高梁市のダブル選挙において、どちらの選挙においても市民に選択肢が与えられなかったという異常な状態であったということは否めないと思います。その上、危うく市議会議員選挙に至っては定数割れになっていたかもしれないという状況だったわけです。今後、この問題は市執行部、市議会、市民の三者が一体となって考えていくべきものだとは認識しておりますが、まずは高梁市政の責任者として市長の思いをお聞かせください。 ○議長(宮田公人君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 議員おっしゃいましたように、御批判は常にあろうと思います。100対0などはまずはあり得ない話でありますので、そこは真摯に今議会の一般質問の中でも少しお答えさせていただいておりますが、目安箱というかそういった御意見をいただく方策というものも、もう少し情報をしっかり発信をさせていただいて、こういう方法がありますということも必要でしょうし、市長と語ろう会ということも開催をさせていただいておりますので、そういった機会にもいろいろ御提案なり御批判を賜ればというふうに考えているところでございます。 こういう今回のような事態というものにならないためにということで、私思いますのは、やはり政治というものに対しての関心というものが薄くなってきているかなという思いがしております。と同時に、若干だろうと思いますが、コロナ禍というこの影響というのはあったと思っております。といいますのが、議員の皆さん方もそうでしょうし、私もそうですが、各地へ出向いていって、こういう考えを持っとんだという話をしっかりさせていただくという機会がございませんでした。そのことは、じゃあ今でいうSNSとかで発信すればということになりますが、やはり対面ということの重要性というのは認識をしておりますので、そういったものが事実上できなかったといったことに関しては、少し残念な思いをしておりますが、これはもう我々がどうこうというような事態ではございませんので置いておきますが、今、この議場をお借りしまして小学生子ども議会、中学生子ども議会、高校生議会、また女性議会という形で、様々な、それもこれから高梁市を担ってくれるであろう方々の御意見を議会形式という形で取り組ませていただいております。これは、単純に意見を聞くというだけでなくて、議会というものの仕組み、また高梁市役所の仕事ってどうなのというのを児童・生徒さん方にはしっかり分かっていただくということの意味も込めまして、開催をさせていただいているところでございます。 以前であれば、全部の対象の学年の生徒さん、児童さんに来ていただいて見ていただくのがよかったんですが、今年は残念ながらコロナ禍ということでございましたので、それはかなわなかったわけでございますが、でもやはり肌で感じていただくというのが大事だというふうに思っております。それは、ひいては人づくりなんだと思います。 人づくりをしていって、高梁市政をこうしたいんだという思いを持っていただくような、将来それを担ってくれる人を育てていくというのが大事なんだろうと思いますし、それを見た今の保護者の方なりそういった方々が、よし、わしもそれならこう思うと、多分コロナがない平時であれば思っていただいた方はいらっしゃるかもしれませんが、そういった気持ちに、家族でも高梁市政について関心を寄せていただく。このことがまずは大事なんではないかなというふうに理解をさせていただいております。 議会のほうでも報告会等もなされておるところでございます。また、先ほど申し上げました市長と語ろう会等も通じて、市政に対して関心を持っていただく、まずはこのことを中心に進めないといけないというふうなことを今考えているところでございます。 ○議長(宮田公人君) 森上昌生君。 ◆7番(森上昌生君) 市長のお答えの中にもあったように、市民が政治にもう少し関心を持っていただく、政治というか市政に関心を持っていただくということは、これから非常に大切なことなんだろうと思います。 実は、藤沢市が選挙を行った後に、選挙に行った方、行かなかった方のアンケートを取っているんですけど、これを見てみると非常に面白いといいますか、市民の声を代弁する人を選ぶために選挙は大切だと思いますというような非常に積極的な方もおられれば、誰が何をしているのか分からないというような答えをされている方もおられます。この辺のデータというのは高梁市でも参考になるんだろうと思いますので、こういうことを含めて今後高梁市の市政というものを議員、執行部、市民、三者一体になって考えていかなきゃいけないんだろうと思いますので、執行部もよろしくお願いいたします。 これにて私の今回の一般質問を終了させていただきます。 ○議長(宮田公人君) これで森上昌生君の一般質問を終わります。 これをもちまして一般質問を終わります。 以上で本日の議事日程は終了いたしました。 念のため申し上げます。次会は16日、議案質疑、委員会付託等を予定しております。 本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでございました。            午後1時24分 散会...