潮来市議会 > 2013-12-19 >
12月19日-04号

  • "霞ヶ浦問題協議会"(/)
ツイート シェア
  1. 潮来市議会 2013-12-19
    12月19日-04号


    取得元: 潮来市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-26
    平成25年 12月 定例会(第4回)          平成25年第4回潮来市議会定例会議事日程(第4号)                         平成25年12月19日(木)                         午前10時開議日程第1 市政一般に関する通告質問-----------------------------------出席議員(18名) 議長18番   内田正一君   副議長12番   根本又男君    1番   後藤博子君       2番   村山正光君    3番   原 浩道君       4番   田崎 清君    5番   沼里真一郎君      6番   笠間丈夫君    7番   柚木 巌君       8番   吉川 俊君    9番   橋本きくい君     10番   大平幸一君   11番   薄井征記君      13番   今泉利拓君   14番   小沼英明君      15番   藤崎忠徳君   16番   杉本俊一君      17番   粟飯原治雄君欠席議員(なし)-----------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長        松田千春君   副市長       小林貴成君   教育長       仲澤富正君   総務部長      窪谷俊雄君   市民福祉部長福祉事務所長     建設部長      佐藤正美君             矢幡安一君   環境経済部長農業委員会局長    教育次長兼学校教育課長             坂本行祥君             立原英男君   会計管理者     志村俊男君   秘書政策課長行財政改革推進室長                               川井恒夫君   人事財政課長    岩本 是君   総務課長      岸根則夫君   かすみ保健福祉センター長      市民福祉課長    石田裕二君             長谷川哲也君   保険年金課長    茂木 衛君   環境課長      仲澤正夫君   農政課長      前島正治君   観光商工課長    額賀 浩君   道路建設課長    吉田信好君   上下水道課長    土子正彦君   都市計画課長    米川弘蔵君   企業誘致推進室長  塙 誠一君-----------------------------------事務局職員出席者   議会事務局長    柏崎義一君   係長        小澤美津子君   書記        茂木 豊君----------------------------------- △開議の宣告 ○議長(内田正一君) 皆さんおはようございます。大変ご苦労さまです。 これから本日の会議を開きます。 ご報告いたします。16番、杉本俊一議員から会議規則第2条により欠席の届け出がありましたので、ご報告いたします。 次に、本日説明のため出席した執行部の職員はただいま着席のとおりでございます。ご報告いたします。                             (午前10時00分)----------------------------------- △市政一般に関する通告質問 ○議長(内田正一君) 議事日程に入ります。 日程第1、市政一般に関する通告質問を行います。 通告質問については、質問事項ごとに、初めの質問は大項目で一括で質問し、一括で答弁願います。再質問がある場合は、項目ごとに一問一答方式により行います。また、質問については、潮来市議会会議規則遵守の上、質問願います。市民の立場に立った的確な質問と簡単明瞭で的を射た答弁をお願いしたいと思います。----------------------------------- △後藤博子君 ○議長(内田正一君) 1番、後藤博子議員の質問を許可します。後藤議員、質問席に移動願います。 後藤議員。     (1番 後藤博子君 登壇) ◆1番(後藤博子君) 1番議員、後藤博子でございます。ただいま議長より質問の許可をいただきましたので、通告により質問をしてまいります。 日の出地区の道路復旧・復興工事と液状化対策について質問をいたします。 1つ目としまして、平成25年6月議会において、日の出地区の道路事業として市道1級12号線、1級13号線の電柱類地中化と市道1級12号線、1級13号線、1級14号線の地下水低下工法による液状化対策事業の質問をいたしました。さらに先月11月27日には、浦安市議会議員の当市へ液状化対策工法の視察を受けまして、当市の職員であります塙氏の案内のもとに私も同行させていただきまして、日の出八丁目地区のボックスカルバート設置現場を見学いたしてまいりました。 その際に、浦安市議会議員さんが、浦安市は調査の段階でさまざまな諸問題が出てきております。潮来市は200町歩の日の出地区に対してほとんど住民負担がなく、液状化対策をされることはすばらしいことですね、とのお言葉を頂戴いたしました。私も日の出地区がどこを掘っても粒子のそろったしゅんせつ土と貝殻のみが出てくる場所であったために、今回の地下水低下工法が有効な工法であると再認識をさせていただきました。そこで、現在の進捗状況をお伺いいたしたいと思います。 2つ目としまして、液状化対策事業地下水対策事業では十番地区に新たに貯水池とポンプ場を設置するとお聞きいたしました。貯水池の容量はどのくらいなのかお伺いいたします。 ○議長(内田正一君) 吉田道路建設課長。 ◎道路建設課長(吉田信好君) 私のほうから1点目の現在の進捗状況についてご説明させていただきます。 日の出地区の幹線道路1級12号線、1級13号線、1級14号線の液状化対策事業につきましては、東日本大震災により著しい液状化の被害を受けた日の出地区の復興に当たって、液状化に強いまちづくりを進めていくことや電柱の倒壊、電線の垂れ下がりをなくすため、電線を地中化することで、国の復興交付金事業の交付決定を受けております。 工事につきましては、1級12号線、1級14号線の液状化対策工事を6月に4工区で発注し、4工区とも災害復旧工事とあわせて工事を進めております。現在は雨水幹線排水路、先ほど後藤議員がおっしゃられたボックスカルバート、これを車道に敷設する工事を行っております。また、1級13号線の液状化対策工事は今月10日に入札を行っております。災害復旧工事液状化対策工事を同時に発注することで効率的な工事として進めてまいります。そして電線地中化ですが、東京電力、NTTなどの電線事業者と工事の施工方法等について協議を進めております。工事については電線事業者と協議設計が完了次第発注をしてまいります。工事の完成時期につきましては、平成27年度中の完成を目指しております。 以上です。 ○議長(内田正一君) 米川都市計画課長。 ◎都市計画課長(米川弘蔵君) 私のほうから街区の液状化対策事業の進捗状況についてお答えいたします。 日の出地区全体の液状化による被害を防止するため、液状化対策検討委員会から答申を受け、本地区に最も適した工法として、地下水低下工法を採用しました。この地下水低下工法は、地下水を地面から3メートル程度の深さまで下げることにより、液状化の発生が抑制できるものであり、方法としては地下約3メートルに暗渠管を埋設し、地下水を自然流下により一極に集め、常陸利根川へ排水するものであります。また、この事業を国の補助、復興交付金を受けて進めていくためには、日の出地区土地所有者の3分の2以上の同意を必要とするものであり、これまで同意取得を進めてきたものであります。3分の2の同意は4月26日に達成し、現在95.7%の同意が得られたことは早期復興を願う多くの方々の賛同があったものと思われます。これに伴って事業化となり、対策事業に着手してきたところであります。これまで実績を進めてきており、12月定例議会に昨日の入札結果により工事請負契約の追加議案を提出させていただく予定です。事業費的には一刻も早い復興を図る必要があるため、当初予算とは異なり、工期短縮から3カ年度の継続費を設定した上で、全体工事等分を本年度で発注したいと考えております。そして平成28年3月の整備完了に向け進めてまいります。 以上です。 ○議長(内田正一君) 土子上下水道課長。 ◎上下水道課長(土子正彦君) それでは、2点目の十番地区に新たに貯水池とポンプ場が設置されるということで、貯水池の容量についてのご質問でございますが、貯水池の容量につきましては、面積が1,135平米、深さが2.1メートルでございます。約2,300立米でございます。これはおおむね小学校プール7杯分に相当いたします。さらに設置されるポンプの容量でございますが、1分間で107.4立米が排出できるということでございます。同じ1つのプールであれば、約3分で排水ができると。貯水池2,300立米であれば、約21分半程度でくみ上げができるというような能力を持ってございます。今回十番地区にできる排水ポンプ場でございますが、こちらパネルを用意いたしました。こちらが中学校でございまして、そこから真っすぐ常陸利根川に向かう、こちらが常陸利根川でございますが、日の出五丁目から外に出た十番地区、こちらの日の出から見ると右側に調整池ができます。調整池の横に排水ポンプ場が設置されるというような予定で今、きのう入札が終わりまして、あした追加議案で承認をいただく予定でございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 後藤議員。 ◆1番(後藤博子君) 幹線排水路の整備や十番排水ポンプ場ができることで地下水低下が可能となり、液状化対策が機能いたしますので、早期の完成を望むものですけれども、日の出地区の懸案であります雨水対策も改善されますか。また、ことし10月の台風26号等の大雨には対応できる能力なのでしょうか。お伺いしたいと思います。 ○議長(内田正一君) 土子上下水道課長。 ◎上下水道課長(土子正彦君) ただいまのご質問は2点目の再質問というような形で私のほうから答弁させていただきます。 幹線排水路や十番排水ポンプ場が完成することで、日の出地区液状化対策と同時に、雨水排水の対策も大きく改善されます。現在工事を行っている大型の箱型暗渠、ボックススカルバートですね。その両側に埋設している円形の暗渠管は雨水や地下水を集めるための施設になります。特に大型の箱型暗渠、ボックスカルバートですが、地下水と雨水を流すための幹線排水路として重要な役割を果たしております。さらにこの幹線排水路は速やかに雨水排水の改善のため、これまで日の出地区全体を3つの区域に分けていましたが、今回は4つの区域に分けるという計画でございまして、それぞれの区域の排水の強化になっているということでございます。 こちらは計画でございます。先ほど申しました4つの区域に分けたということでございますが、八丁目の部分、それと五丁目、三丁目の入る部分ですか、二丁目ですね。三丁目は北側というようなこと。それと、一丁目、二丁目につきましてはセバミの水門のほうに流れると、この4つに分かれます。現在なんですが、現在は3つというようなことで色分けしてございます。今現在3つのものを4つに分けるということでおのおのの排水を強化していくというようなことになります。 それで、もう一つなんですが、先ほど吉田建設課長のほうから説明がありましたが、幹線排水路、こちらが車道のほうに埋設されているというようなことでございまして、こちらのほうに雨水排水を流すという部分と、この両サイドの下側になりますが、暗渠管、これは地下水をくみ上げるパイプでございます。そちらをこちらの幹線排水路に流し込んで、先ほどの十番ポンプ場のほうに流すというようなことでございます。これ大きさなんですが、うちの職員が中に入っているわけなんですけれども、一番大きなボックスでございますが、人が入って両手を広げてもまだ余るような2,200の横幅、高さが2メートルのボックスカルバートが入るというようなことでございます。それで、こちらは通常排水しているというようなことですから、このボックスカルバートの中は常に空の状態というような形になります。 それで、今回先ほど申しましたが、現状で言いますと雨水ですが、十番ポンプ場、十番水門ですか、そちらに行く部分はこれまで自然流下というようなことで流しておりました。それで、大雨時、常陸利根川の水位が上がるというような場合なんですが、この場合は十番の水門を閉めまして、三丁目と八丁目の雨水排水は八丁目にある既設の日の出雨水排水ポンプ場に頼る状態であったというようなことでございます。今回十番排水ポンプ場が完成すると、常陸利根川の水位が高い場合でも10番水門から強制的に排水が可能になります。このことから既設の日の出雨水ポンプ場と十番ポンプ場の2カ所から排水ができるということでございますので、雨水対策も兼ね備えた施設となっております。 最後になりますが、台風26号による10月の大雨でございますが、こちらのほうでの調査によりますと18時間で293ミリ、時間最大で40ミリを記録しております。これに対しまして十番排水ポンプ場の機能でございますが、貯水池まで含めると1時間に約50ミリまでの降雨量に対応した能力となります。したがいまして、台風26号の大雨にも対応可能な施設となっております。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 後藤議員。 ◆1番(後藤博子君) ご答弁ありがとうございました。今後も安全な工事を続けていってほしいと思っております。 それでは、次の質問にまいります。 特別栽培米コシヒカリ潮来あやめちゃん」、早場米「一番星」について。 1つ目としまして、潮来市には特別栽培米コシヒカリ潮来あやめちゃん」があります。昨今の地球温暖化等環境の変化が見られておりますが、昨年とことしの出来高の推移はいかがかお伺いいたします。 2つ目としまして、「潮来あやめちゃん」の販路の現状と今後についてをお伺いいたします。 3つ目としまして、早場米「一番星」について販路の現状と今後についてをお伺いいたします。
    ○議長(内田正一君) 前島農政課長。 ◎農政課長(前島正治君) それでは、ご質問のほうにお答えいたします。 まず1点目の特別栽培米コシヒカリ「あやめちゃん」の昨年とことしの出来高の推移ということでございますが、「潮来あやめちゃん」の作付面積は24年産、25年産ともに20ヘクタールでありました。全般的に天候にも恵まれ、ほぼ同じ収穫量でありました。本年産の「潮来あやめちゃん」の生産量は1,600俵を確保することができました。特に本年産の品質のバロメーターであります食味値が昨年と比較しますと平均で2ポイント向上し、81ポイントになっております。80ポイント以上も昨年に比べ多くなってきています。 また、皆さんご存じのとおり、「潮来あやめちゃん」は統一基準がありますが、事食味値に関しましては大変おいしいと言われています食味値75以上のお米だけが「潮来あやめちゃん」として認められております。「潮来あやめちゃん」は食味値75から79点の銅のかんざし、食味値80から84点の銀のかんざし、食味値85点以上の金のかんざしの3種類を取りをろえております。本年産におきましては、貴重な箱入り娘として販売できるえりすぐりの食味値85以上の金のかんざしも3年ぶりに生産されました。このことは生産者、関係者、米産地としても大変喜ばしい出来事であると思います。この金のかんざしは希少価値で品薄状態でありますので、お早目に購入することをお勧めいたします。 ことしの梅雨明けは例年になく早く7月上旬になり、稲の生育にも影響が出ると心配しておりましたが、行方地域農業改良普及センター水稲生育段階ごとの技術指導をしました現地検討会の成果により圃場の水管理、病害虫の適期防除、収穫の適期刈り取りを大規模稲作研究会の会が実施しまして、品質の向上につながりました。「潮来あやめちゃん」の栽培マニュアルを活用し、環境の変化にも柔軟に対応しておりますので、影響は少ないものかなと考えられます。 次に、「潮来あやめちゃん」の販路の現状と今後についてお答えいたします。 平成20年に「潮来あやめちゃん」としてデビューした当時は東京都内で4店舗での取り扱いでございました。現在都内で8店舗のお米屋さんで「潮来あやめちゃん」を通年を通し販売をしていただいております。販売量は年間600俵までふえてきております。実は私が学生時代にアルバイトで大変お世話になった世田谷のお米屋さんもこの中に含まれております。そのお店では購入者の中にも固定客の方も年々ふえており、「潮来あやめちゃん」は粒が大きく、甘味と粘りがあり、口に入れた瞬間うまみが広がるお米と評判を伺っております。もう少し範囲を広げてみますと、関東地方では市内中学生が宿泊学習で行きます日光江戸村でも「潮来あやめちゃん」が使用されております。このことを知ると、生徒たちも驚きと郷土の誇りであると感心した様子であったと聞いております。 一方、地元におきまして学校給食、かあちゃん手むすび、旅館、スーパーマーケット、県、市、個人などあらゆる方々に購入していただいております。市内の小・中学校で実施されています学校給食では昨年秋、天皇陛下に献上された「潮来あやめちゃん」と同じお米ということでご飯を残さないようになり、おいしくいただいているというお話を聞きますと、大変うれしい限りでございます。 道の駅「いたこ」のかあちゃん手むすびは心が込められたおむすびとして潮来市を訪れる方々に「潮来あやめちゃん」のおいしさをアピールする定番商品として人気を博しております。あわせて米産地の潮来の名を全国に向けて発信し続けています。そして個人購入者の中にも、後藤議員にも毎年「潮来あやめちゃん」を購入していただいて、お知り合いの方に食べていただいていると伺っております。ありがとうございます。 なお、地元道の駅におきましてお客様の要望にお応えしまして、本年産より「潮来あやめちゃん」の販売が開始されております。道の駅「いたこ」におきましては、その波及効果として全体的に潮来産米が好評に売れております。議員の皆様、ぜひご利用ください。よろしくお願いいたします。 今後につきましては、米産地潮来の代表であります潮来あやめちゃんの作付面積の拡大とともに、東京大田市場の中にあります茨城県農産物販売推進東京本部のご紹介、各種イベントや商談会などあらゆるネットワーク、機会を活用し、潮来の誇るおいしいコシヒカリ、「潮来あやめちゃん」の販路拡大について関係者一丸となって進めてまいりたいと考えております。 続きまして、早場米「一番星」について販路の現状と今後についてお答えいたします。 ことし農家の皆様の丹精込められた「一番星」がデビューしました。県内でも一番早く8月5日に生産者の内野幸夫さんの田んぼで稲刈りが実施されました。お盆前から集荷が始まり、JAなめがたへ1,600俵ほど出荷され、主に首都圏の卸売業者から米穀店へ流通し、消費者へ届けられております。また、これまで「潮来あやめちゃん」と取引のある世田谷の米穀店、5店舗でも「一番星」を販売していただきました。PR活動といたしまして、稲刈り交流会での「一番星」の食味、地元スーパー店舗試食販売の実施、東京銀座茨城マルシェにおきまして店頭販売を行いました。また、読売タウンニュースを通じ、北関東一円に「一番星」の通信販売を実施し、PR効果と販売につながりました。何といっても10月26日の土曜日の夕方には人気番組、日本テレビの「満点青空レストラン」で五つ星お米マイスターとして全国的に有名な「スズノブ」、西島豊造氏から注目の新品種のお米として「一番星」が紹介されました。その反響で多くの問い合わせが寄せられました。そのほか各種新聞にも取り上げられております。 一方、消費者の「一番星」の評価ですが、大粒でもちもち感があっておいしいと高い評価のほうを得ています。今後は「一番星」の作付面積の拡大と付加価値を高めるために来年産は新たな取り組みとして特別栽培農産物認証を取得し、販路拡大につなげてまいりたいと考えております。そしてことしから市場に出荷された「一番星」の知名度を上げるため、各種商談会に参加し、多くの取引先にアピールをしてまいります。特性であります早期出荷と高品質を備えた「一番星」は生産、販売面で大いに期待ができます。引き続き議員各位、関係機関のご支援のほどよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(内田正一君) 後藤議員。 ◆1番(後藤博子君) ただいまのご答弁の中で1つ目ですけれども、食味値という言葉をいただきました。おいしさのバロメーターと言われる食味値についてもう少し詳しくご説明をいただけますでしょうか。 ○議長(内田正一君) 前島農政課長。 ◎農政課長(前島正治君) 食味値についてのご説明でございますが、食味値につきましては近赤外線分析器でお米のアミロース、たんぱく質、水分、脂肪酸度の4つの成分を測定いたしまして、食味方程式により食味値を出します。食味値は数値が高いほどおいしいお米になります。最近の良食味品種の増加やおいしい米づくりの努力により、日本産では60から65点が標準となっております。7割から8割の人がおいしいと認める70点以上のお米が良食米とされております。食味値74点以下では「潮来あやめちゃん」にはなれません。「潮来あやめちゃん」は食味値が75点以上でありますので、とてもおいしいお米であると言えるかなと思います。 以上です。 ○議長(内田正一君) 後藤議員。 ◆1番(後藤博子君) それでは、1つ目の再々質問ですけれども、あやめちゃんの栽培にはどのような手間暇をかけていらっしゃいますか。その米づくりの特色を説明願えましたらお願いいたしたいと思います。 ○議長(内田正一君) 前島農政課長。 ◎農政課長(前島正治君) 「潮来あやめちゃん」の栽培上のどういう手間をかけているかということでございますが、市内の畜産農家の牛ふん堆肥を使用して健全な土づくりをしまして、土壌診断に基づいた適正施肥、統一した栽培基準による品質管理を実施しています。もう既に来年産に向けた堆肥の散布のほうを先週実施しております。種子の温湯消毒を初め、化学肥料や農薬を極力抑えて環境保全型の農業を実施しております。特に慣行栽培と比べ、農薬及び化学肥料を50%以下に抑えて栽培する特別栽培農産物認証制度にも平成19年度より取り組んでおります。品質の徹底を図るため、肥料や農薬の使い方を統一して栽培方法を明らかにしているのが特色かなと思われます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 後藤議員。 ◆1番(後藤博子君) 2つ目の質問の再質をさせていただきます。 食品も手軽にインターネットからの注文が普及しているところでありますが、「あやめちゃん」のインターネットからの購入は可能でしょうか、お伺いいたします。 ○議長(内田正一君) 前島農政課長。 ◎農政課長(前島正治君) ご質問のインターネットからの購入の件でございますが、潮来市のホームページにおきまして大規模稲作研究会の「潮来あやめちゃん」の注文コーナーが設けられていますので、インターネットから24時間申し込みが可能であります。お米の購入種類も精米2キロから5キロ用意し、お客様のニーズに合わせ、玄米30キロの紙袋、通称半俵と言われますものの販売の対応もできます。ぜひご利用のほうをいただきたいなと思います。 以上です。 すみません。先ほども答弁いたしましたが、「潮来あやめちゃん」は食味値75から79点、食味値80から84点、食味値85点以上の3種類が設けられておりますので、追加でご答弁させていただきます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 後藤議員。 ◆1番(後藤博子君) ことしのあやめまつりにおいてあやめ園内での「潮来あやめちゃん」の販売がなされておりました。その際、いかがですかと質問をいたしておりましたら、重いので、持って帰りたいんですけれども、持って帰れないと話をされておりますお客様がいらっしゃいました。あやめ園内には郵便局のテントもあることですし、「潮来あやめちゃん」の郵便局や宅配業での自宅への配送サービスを行っていただけましたら、来場者、購入者もふえることになると思いますが、いかがでしょうかお伺いいたします。 ○議長(内田正一君) 前島農政課長。 ◎農政課長(前島正治君) それでは、ただいまの再質問にお答えいたします。 ことしの水郷いたこあやめまつり大会は震災後最多の72万6,000人の方が来場いたしました。全国各地より訪れた観光客に十分楽しんでいただけたと思います。ことしよりあやめ園内で潮来市観光協会にお世話になりまして、「潮来あやめちゃん」を使用したお弁当とともに「潮来あやめちゃん」を販売いたしました。PRも兼ねまして、米産地潮来として大いに効果があったと感じております。全国の皆さんにおいしい「潮来あやめちゃん」を味わっていただくためにもサービスを充実させることが大切であると考えてございます。次回あやめまつり大会についてはそのようにさせていただきたいと思います。 なお、大規模稲作研究会、道の駅「いたこ」での購入の際にも宅配サービスが利用できますので、ぜひご利用ください。 以上です。 ○議長(内田正一君) 後藤議員。 ◆1番(後藤博子君) 次の質問にまいります。犯罪被害者支援について。 平成25年2月にグアムで発生いたしました無差別殺人事件では3名の日本人が殺害され、潮来市民であった私の同級生も犠牲となりました。また、奥様も同様に被害に遭われ、現在も療養中でございます。犠牲となった同級生は小学校のころより両親思いで、同級生の中でもリーダー的な存在でありました。それは大人になってからも家族思いであったことは私たち同級生の皆がよく知るところでありますことから、潮来市立潮来第一中学校第17回卒業・よしきり会会長を初め、同級生有志の協力のもとに、海外で被害に遭われた方の支援のために活動を行ってまいりました。5月には粟飯原議員らにより請願が提出され、その後、国への意見書も提出されております。今回潮来市では独自に海外での犯罪被害者に対する支援を措置すると公表されました。市の措置に改めて感謝を申し上げます。 1つ目といたしまして、海外犯罪被害者支援について市の対応をお伺いいたします。 2つ目としまして、支援の対象者や支援内容について具体的にお伺いいたします。 3つ目としまして、海外犯罪被害者支援について今後のスケジュールをお伺いいたします。 ○議長(内田正一君) 小林副市長。 ◎副市長(小林貴成君) それでは、お答えさせていただきます。 まず、1つ目の海外犯罪被害者支援について市の対応についてでございますが、先ほど後藤議員からお話のありましたとおり、本年2月にグアムで発生しました無差別殺傷事件で潮来市在住の方が亡くなられまして、その奥様が負傷をされました。この事件を受けまして、地元中学校の同級生の方々を中心に5月に潮来市議会に対して海外犯罪被害者支援の請願が出されたところでございます。 現在、国内での犯罪被害者に対しましては、犯罪被害者等給付金の支給等による犯罪被害者等の支援に関する法律を初めとして、犯罪被害者給付制度が整備されているところでございます。しかし、国外、海外での犯罪被害者に対しては犯罪被害の事実をなかなか把握するのが難しいということから、いまだ未整備の状態でございます。現在、国のほう、内閣府のほうでございますけれども、犯罪被害給付制度の拡充及び新たな補償制度の創設に関する検討会というものが開かれております。これまで16回、最新のところではことしの10月23日、16回目が行われておりますが、これも今議論をされているところでございます。このような中、潮来市では国の議論の一考として国外の犯罪被害者支援、つまりは被害者に対する見舞金を創設し、自治体としてできる限りの支援をさせていただきたいと考えているところでございます。 続きまして、支援の対象者やその支援の内容についてのご質問の件でございます。 現在、潮来市のほうでは潮来市国外犯罪被害者等見舞金の支給に関する条例案を検討しているところでございます。具体的な内容でございますが、まず対象者でございます。対象者は国外で発生した犯罪により被害を受けた潮来市在住の方と、その遺族ということになります。見舞金の対象となる犯罪行為でございますが、これは国外で故意に殺害または傷害をされた行為とします。いわゆる過失による殺人や傷害は対象外というふうになるものでございます。これは国内の犯罪被害者給付と合わせたものでございます。また、自殺者や行方不明者もこれは対象外とさせていただくところでございます。見舞金を支給する場合、今回所得制限としまして、総所得額の512万9,000円を上限としまして、所得制限を設けさせていただく予定でございます。 次に、見舞金の種類と金額でございますが、遺族見舞金、いわゆる被害者の方が亡くなられた場合の遺族見舞金として30万円、傷害見舞金としまして20万円、これは入院などで30日以上入院された場合が条件でございます。具体的には海外で入院をされた日数、そして国内での合わせた日数、これが合算して30日以上というものでございます。 次に、この見舞金支給の制限でございますけれども、やはり一つ難しいのは、そこがいわゆる安全なところなのか、そうじゃないのかというのも一つ大きな議論でございます。そこで被害者が日本を出国する時点、いわゆる日本から出発する時点で外務省の海外安全ホームページというものがございます。ここの渡航情報、危険情報というのが出ておりますけれども、この渡航情報や危険情報が出ている国や地域に行って、そこで犯罪被害を受けた場合は見舞金の支給はされないというものでございます。 次に、見舞金の申請期間でございますが、これは犯罪が発生してから2年というふうにさせていただくものでございます。 最後に、適用でございますが、これは本年1月1日にさかのぼって遡及して適用するものでございます。 最後に、3番目の今後のスケジュールでございますが、先ほど申しました潮来市国外犯罪被害者等見舞金の支給に関する条例案をあす議会に上程させていただき、そこで議決をいただく予定でございます。条例案が成立いたしましたら、年内に公布、施行を目指すものでございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 後藤議員。 ◆1番(後藤博子君) 2つ目の再質をさせていただきます。 通常条例の適用は制定された日以降になります。本年2月にグアムで被害に遭われました横田さんは見舞金の対象になるとの見解でよろしいのでしょうか。また、横田さんは条例で定められる見舞金の要件を満たしているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(内田正一君) 小林副市長。 ◎副市長(小林貴成君) お答えいたします。 ご質問にございましたとおり、通常条例、これは条例に限らず法律でもそうなんですが、適用されるのが、それが成立し、公布、施行されてからというものでございます。が、今回のこの条例案、見舞金支給につきましては、平成25年1月1日にさかのぼって適用するものでございます。したがいまして、本年2月に発生しましたこの事件の被害者の方もさかのぼって適用対象になるものでございます。 次に、この条例に適用されるかどうかということでございますが、現在のこの案に仮に当てはめた場合でございますが、まずグアムというのは渡航情報というのが出ていない。いわゆる危険とかそういうのが出ていない点。さらにはその被害に遭われた場所というのが何か非常に治安のいいところであるという、本当に安全なところで被害に遭われてしまった。 次に、被疑者は既に逮捕されて、現在裁判所のほうで殺人罪などで審理を受けているところでございます。このようにもう犯罪行為というものがあって、それで被害を受けたのはもう明確であると。こういった点から適用されるものと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 後藤議員。 ◆1番(後藤博子君) 2つ目の再々質をさせていただきます。 それでは、条例案で本当に見舞金が必要な方に支給されるということはとてもよいことと考えます。しかし、その一方で不正に申請する場合も考えられると思います。その場合、どのように対応されるのでしょうかお伺いいたします。 ○議長(内田正一君) 小林副市長。 ◎副市長(小林貴成君) お答えいたします。 今、後藤議員のお話のありましたように、今回この条例案でございますが、その見舞金の支給を受ける場合には、まず、ごめんなさい、今回のポイントでございますが、要は少しでも被害に遭われた方を救いたいというのが市のほうでも考えてございますが、やはり限られた財政面や我々の能力などの限界があることはご理解をいただきたいと思っております。 一方で、やはり不正な支給についてというものは厳正に対応する必要性があるというふうに考えているところでございます。今条例案でございますが、見舞金の支給を受ける場合には、まず被害者など遺族の方が申請をするという申請主義をとっている点、そしてその際にはそれらを立証するための書類などを求めるものでございます。その中で犯罪被害に遭ったことが判明できない場合などには見舞金は支給しないということで対応してまいる予定でございます。 また、不正に支給されたことが判明した場合には、見舞金の返還を請求することを予定しておりまして、不正受給がないよう厳正に対応してまいる予定でございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 後藤議員。 ◆1番(後藤博子君) ご答弁ありがとうございました。 それでは、次、子供の医療費支援策について質問いたします。 こちらは長年柚木議員からのご質問をされていたものですが、私も子供を育ててまいりました母親として伺わせていただきたいと思います。 子供の医療福祉については県のマル福制度は2歳までの乳幼児が対象であったところを、市は上乗せする形で就学前までと拡大し、平成13年4月1日の合併以来単独事業として進められてきたところであります。潮来市は合併の主要な事業として積極的に取り組まれてきたと聞いております。そのような中、近年多くの県内自治体が中学3年生までに拡充をされていると聞いているところでございます。今回のマル福の単独での拡充は子供の健康、保護者の経済的負担の軽減、少子化対策などその効果は大きいと思われます。1つ目としまして、今回のマル福拡大の事業はどのようなものになりますか。この拡大でどのように変わるのですかお伺いしたいと思います。 2つ目としまして、松田市長の選挙公約に中学生までの入院医療費無料化を挙げていらしゃったわけでございます。このたびはこれまでの入院に加え、外来も対象に制度を拡充、そして子供を持つ保護者の所得に関係なく公平に実現できるよう努めたとのこと。そして県外医療機関で受診した場合には、県の壁があり、これまでどおりとなりますが、県内の医療機関で受診した場合に一度立てかえて、申請に市役所へ行かなければならなかったものを省くことができるといった現物払いの制度にされるとのこと。かなり経済的利便性も確保できる制度と評価しております。そこで、拡充に伴う対象者及び事業費はどのようになりますか。 以上2点をお伺いいたします。 ○議長(内田正一君) 小林副市長。 ◎副市長(小林貴成君) すみません、大変申しわけございませんでした。先ほどの犯罪被害者で1点訂正をさせていただきます。 私、先ほどの答弁の中で過失による殺人と申してしまいましたが、これは過失による死亡、過失致死のことを指すものでございます。申しわけございませんでした。     (「議長、これ4番と5番はやらないんですか。通告に従いという、4番と5番は」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) とりあえず5番やります。 石田市民福祉課長。 ◎市民福祉課長(石田裕二君) 大変申しわけございませんが、ただいまのご質問のほう私のほうからお答えをさせていただきます。 ご質問のマル福の拡充について今回どのようになるかというご質問でございます。まず県の制度でございますが、小児マル福制度、いわゆる子供を対象としたマル福でございますが、ゼロ歳から小学3年生まで、さらに親などの扶養義務者の所得制限がございます。市は現在ですが、この所得制限によりマル福を受けられない乳幼児、児童に対しまして市単独でマル福を適用しているところでございます。また、中学3年生まででございますが、入院に限りまして同様に助成をしています。それと手続でございますが、これまでは申請をいただいた後から戻すという医療費の助成を行ってきました。今回のマル福の拡充でございますが、来年4月からでございますけれども、中学3年生まで通院、入院、すべての医療費が助成ということになります。あわせて公費負担番号制を導入することによりまして、茨城県内の医療機関で受診をされた方につきましては、これまでの立てかえ払い、それがなくなりまして、役所にての申請というものもなくなります。これにより利用者の利便性を図るということと、事務についても簡素化がされていくというところでございます。 2点目のご質問ですが、拡充の対象者及び事業費はどのようになるかというご質問でございますが、拡充の対象者、小学校の4年生から中学3年生までは約1,600人を想定しているところでございます。事業費は平成25年度、今年度でございますが、389万8,000円に対しまして平成26年度の見込みでございますが、2,200万円の事業費を見込んでいるところでございます。この差額でございますが、扶助費と審査の手数料合わせまして1,800万の予算の増というものを見込んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 後藤議員。 ◆1番(後藤博子君) 今回のマル福拡大事業は保護者にとって実に心強い子育て支援になると思います。ありがとうございます。 すみません、議長、先ほど同級生の件で少し動揺してしまいました。 次に、児童・生徒の市内各施設の訪問について質問させていただいてよろしいでしょうか。 ○議長(内田正一君) 大きな5番はこれで済みですか。 ◆1番(後藤博子君) はい、4番を質問させていただいてよろしいでしょうか。 ○議長(内田正一君) だから大きな5番は済みですか。     (「6番」と呼ぶ者あり) ◆1番(後藤博子君) はい、6番は以上で。 ○議長(内田正一君) ④お願いします。大きな4番。 ◆1番(後藤博子君) はい。児童・生徒の市内各施設の訪問について質問をさせていただきます。 潮来市では小学校4年生の田の森浄水場施設見学、中学生の福祉施設訪問、職場体験等がなされているとお伺いいたします。1つ目としまして、現在市内各施設への児童・生徒の訪問状況をお伺いいたします。 2つ目としまして、デイ・サービスなど福祉施設より児童の訪問等の要望がございますが、市としての対応をお伺いいたします。 ○議長(内田正一君) 立原教育次長。 ◎教育次兼学校教育課長(立原英男君) 1点目でございますが、市内各施設への児童・生徒の訪問状況についてお答えをいたします。 田の森浄水場を初め市内のさまざまな施設へ児童・生徒が訪問し、見学や体験活動をしているところでございます。社会科見学では小学3、4年生を中心に延べ400人以上の児童・生徒が市立図書館やクリーンセンター、田の森浄水場、道の駅「いたこ」、給食センター、潮来消防署などを訪問しております。また、図工や美術の鑑賞学習で水郷まちかどギャラリーを、写生の学習では神社や寺院等を350人ほどの児童・生徒が訪れております。体育の学習では前川市民プールを各学年で6回ずつ訪問し、水泳の学習に利用をしております。また、県民の森を生活科や社会科の見学だけでなく、持久走大会を利用している学校もございます。キャリア教育として職場見学や職場体験学習等で市役所や公民館などの公共施設、保育園等の福祉施設、行方農協、ライスセンターを初め、さまざまな施設に延べ400人ほどの訪問をしております。また、ボランティア教育としまして、あやめ園の整備活動に延べ500人以上が参加し、除草作業等を行っております。福祉教育としましては、デイ・サービスセンターや特別養護老人ホーム等の福祉施設には延べ200人の児童・生徒が訪問しております。そのほかかすみ保健福祉センターを初め、さまざまな施設に訪問をしており、見学や体験する活動は児童・生徒の学習に大きな役割を果たしているところでございます。 2点目のデイ・サービスなど福祉施設より児童の訪問等の要望がありますかという中での市の対応ということで答弁をさせていただきます。 教育委員会としましては、デイ・サービスなど福祉施設への児童・生徒の訪問につきましては、社会教育やキャリア教育などの充実という点から非常に意義のあるものと考えております。ある小学校の高学年の児童が訪問した際には、高齢者の皆様方に歌や劇などを鑑賞していただいたり、直接触れ合い、会話をするなど、高齢者の皆様の子供たちの元気になる交流を行っております。また、ある中学校の訪問では、吹奏楽部の生徒による生演奏の披露などを行っております。今後は福祉施設の職員の方々との連携を図り、施設の声を大切にしながら児童・生徒の施設訪問を学校の先生方とともに積極的に進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(内田正一君) 後藤議員。 ◆1番(後藤博子君) それでは、再質問をさせていただきたいと思います。 一般的に小学校低学年による福祉施設訪問等は感情や情緒を育み、創造的で個性的な心の働きを豊かにするために効果があると言われております。潮来市では福祉施設への児童・生徒の訪問する年齢の幅を小学校低学年までに拡大していただくことはできますか。また、全施設を年1回でも回っていただけましたら施設の方々も大変喜んでくださると思いますが、こちらは教育長にお伺いしたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(内田正一君) 仲澤教育長。 ◎教育長(仲澤富正君) それでは、お答えいたします。 今日核家族化が年々進む中では、このようにおじいちゃん、おばあちゃんのいる高齢者福祉施設ですか、こういうところに子供たちが訪問することは大変意義があることと考えております。特にただいま後藤議員から出ましたこのような訪問を小学校の低学年まで拡大してはということでございますが、本当にこの小学校低学年の子供たちの明るく元気な笑顔はきっと高齢者の方々にも大変喜ばれることと思っております。 また一方、小学校の低学年の子供たちもこのような高齢者の方々と施設で触れ合うことで、きっと高齢者を大切にする気持ち、あるいは人への優しさ、温かさ、そういったいわゆる福祉教育、人間教育を無意識のうちに後藤議員がおっしゃるように育まれていくことと思います。そうしたことから、今後一層小学校の低学年まで拡大しまして、潮来市内の高齢者の施設等に年1回以上は訪問して、こういったことを実現してまいりたいと考えます。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 後藤議員。 ◆1番(後藤博子君) ご答弁大変ありがとうございました。 これで1番議員、後藤博子の質問を終わりにしたいと思います。 ○議長(内田正一君) 坂本環境経済部長。 ◎環境経済部長農業委員会局長(坂本行祥君) 後藤議員の2の3のほうの早場米「一番星」についての販路の現状ということの答弁につけ加えたいというふうに思います。 「一番星」につきましては、品種的に超早場米「一番星」ということで、県のほうで試験開発してきました。この超早場米「一番星」という品種名が生産につきましても販路につきましても本当に大切なキーワードでございます。超早場米「一番星」を生産しているということで答弁のほうをつけ加えたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ◆1番(後藤博子君) 大変今回は動揺が大きくて失礼いたしました。5番につきましては再度考えてまいりたいと思います。 これで1番議員、後藤博子の質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(内田正一君) 以上で1番、後藤博子議員の質問が終わりました。----------------------------------- △沼里真一郎君 ○議長(内田正一君) 次に、5番、沼里真一郎議員の質問を許可します。沼里議員、質問席へ移動願います。 沼里議員。     (5番 沼里真一郎君 登壇) ◆5番(沼里真一郎君) 5番議員、沼里真一郎です。ただいま議長より質問の許可をいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。 まず1点目に、今回の台風26号、27号の被害と対応について質問いたします。 質問に際しまして、まず今回は10年に一度という大雨に対処されまして大変だったと思います。ご苦労さまです。そこで、質問項目が多いのですが、簡潔にご答弁、議長がおっしゃるように簡単明瞭にご答弁いただくようお願いいたします。全部で17点になります。 それでは、まず簡単に質問していきたいと思います。まず1点目に、今回の台風被害は市全体でどうだったのか。それぞれの被害件数もお願いいたします。これはきのうの各議員へもご答弁いただいて、全体の件数で簡潔に答弁いただくようお願いいたします。 2点目に、防災無線での避難勧告体制以外に避難指示体制はどうなっているのかお尋ねいたします。台風26号時に避難指示は出せなかったのかお尋ねいたします。 3点目に、災害時の市民への現状伝達体制はどうなっているのかお尋ねいたします。区との連絡伝達体制、そのマニュアルと市民への伝達体制についてお聞きいたします。 4点目に、前川排水機場を運転開始に至るまでの国交省と市の連絡体制、マニュアルはどうなっているのかお尋ねいたします。 5点目に、前川排水機場運転開始の基準は何かお尋ねいたします。 6点目に、誰が運転開始を判断して運転に至るのかお尋ねいたします。 7点目に、今回は運転に至るまでどういう経過だったのかお尋ねいたします。今回は朝9時の運転でありましたが、どういう経過だったのかお尋ねいたします。 8点目に、台風26号時、なぜ雨上がり後の朝9時からの運転になったのかお尋ねいたします。 9点目に、水門を閉めてからでないとポンプは稼働できないのか。30分前から水門を閉め始めて、9時から運転を開始したわけですが、水門を閉めながらポンプは稼働できないのかどうか。水門をあけた状態のままで閉めながらやポンプ稼働はできないのかお尋ねいたします。 10点目に、また焦点が変わりまして、自治体での災害保険には加入しているかお尋ねいたします。 11点目に、自治体での災害保険は今回では加入して適用される場合でありますが、今回ではどの被害へ支給できるのかお尋ねいたします。これは各被害について質問いたします。 12点目に、大雨時に水がたまりやすいところがあります。10年に一度でたまりやすいところ、10年に一度の大雨ではなくても、それぞれ水がたまりやすいところがあります。それぞれについて質問いたします。津知小学校区で言えばまず(1)で後明公民館前、(2)縦貫道の鉄橋下、JR鉄橋下、(3)稲井川周辺、(4)その稲井川上流の江寺坂下のところ、(5)津知小学校校庭も水がたまりやすいですが、その原因は何か。改善対策はとれないかお尋ねいたします。 13点目に、さらに今回は(1)稲井川流域一帯、そして常南医院周辺、(3)として辻歩道橋から縦貫道交差点間の国道でも水があふれ、冠水しました。原因は何か。改善対策はとれないのか質問いたします。 ⑭の質問といたしまして、津知小学校区以外でも、(1)潮来高校下、(2)徳島堤防沿い地区、また(3)日の出地区も大雨で水があふれやすいところであります。原因と改善策についてお聞きいたします。 15点目に、今度は土のうのことについてお聞きいたします。⑮土のうは台風前にはどのくらい備蓄していたのかどうかお尋ねいたします。自分は消防団に以前から入っておりますし、震災以降は水防訓練でも土のうは多くつくるようになって、多くは備蓄していたと思いますが、どのくらい備蓄していたのかお尋ねいたします。また、土のうが数少なくなった場合の増産体制はどうなっているのかお聞きいたします。今回はどうだったのか。台風26号時に防災無線での土のうの配布の呼びかけはできなかったのかどうかお尋ねいたします。 ⑯といたしまして、民間地で大きく崖崩れした場合に、その後家へ流入する危険がある場合、重機を使ったこれ以上の崖崩れ防止策を民間地とはいえ、市のほうでできないかどうかお尋ねいたします。 最後の17点目、⑰といたしまして、今回の防災訓練で各地区で、牛堀小の今回の防災訓練で、市内各地区では避難集合訓練を行いました。その避難集合訓練時に参集の合図としてサイレンは鳴らせないかどうかお尋ねいたします。 以上17点でありますが、簡単明瞭に簡潔にご答弁いただきますようお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) それでは、お答えをさせていただきます。 まず1点目に入る前に、議員おっしゃられていました10年に一度というような台風ということでおっしゃっておりましたけれども、国土交通省のほうでの確認ですと、100年に一度というようなことで私どもは受けとめていますので、よろしくお願いしたいと思います。 そしてまず1点目の質問でございますが、小沼議員にお答えしたとおりの26号と27号の被害の報告となります。 続きまして、2点目の避難勧告となります。これはきのう柚木議員のほうからすばらしい防犯パブセットができたというようなことでお褒めの言葉をいただきました。そして私のほうでも全66地区でこの中の抜粋でまず勉強会をやらせていただいたと。そういった中で、今回議員さんご存じではないかと思うんですが、この中に水害というような項目がございます。その中で伝達手段が、経路が載ってございますんで、それをちょっと見ていただければと思います。そして、今回の26号に避難指示は出せなかったのかということでございますが、きのうもお話はさせてもらったんですが、夜半から早朝にかけてというようなところで防災無線による勧告ないし指示を出して、2次的な被害を招くというようなことがあってはならないということで判断をしてございます。ということで2番のほうの回答でございます。 続きまして、3番の災害時の氏名の伝達状況、連絡体制、これもマニュアル、この防災パンフレットのほうにございまして、できておりますんで、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、4点目でございますが、これも運転開始に至るまで、あとは国交省と市の連絡体制、マニュアルはどうかということでございますが、これも小沼議員の質問の中でお答えしているとおりでございます。 続きまして、5点目の基準でございますが、これも小沼議員のところでの操作方法ということで答弁してございますんで、よろしくお願いします。 6点目ですか、誰が運転開始を判断するのかということでございますが、霞ヶ浦河川事務所長でございます。 7点目の今回は運転に至るまでどいういう経緯だったのかということでございますが、これも小沼議員のところで河川事務所の状況というところでご報告をさせていただいて、ご答弁をさせていただいております。同じでございます。 それと、8点目のなぜ雨上がりの9時からの運転になったのかということでございますが、これも小沼議員の質問でお答えをしてございます。 9点目、水門を閉めてからでないとポンプは稼働してないのかというようなことでございますが、これもすみませんが、昨日小沼議員が質問しておりますんで、よろしくお願いします。 それと10番目、自治体での災害保険加入でございますが、議員おっしゃっている災害保険というのはどのようなものかちょっと理解しかねるんですが、とにかく今現在市として加入している保険は建物総合損害保険ということでございます。 そして11番目ですね。自治体での災害保険は今回ではどのような被害へ支給されているのかということですが、保険の支給はありません。 私のほうはとりあえず以上です。 ○議長(内田正一君) 吉田道路建設課長。 ◎道路建設課長(吉田信好君) 私のほうからは12番目からご説明をいたします。12番目のまず(1)の後明公民館前についてですけれども、こちらについては以前に排水対策ということで排水路改修を行っております。今回は下流の稲井川の排水能力を超える雨量による稲井川が増水したことが原因ということで考えております。 また、(2)の縦貫道の鉄橋下、これは茨城県の管理であります。こちらの原因の究明と対策については県のほうに要望してまいります。 (3)の稲井川とその上の江寺坂、これも稲井川の先ほど言いましたけれども、排水能力を超える雨量であったことが原因と考えられます。これの対策でございますけれども、ほかの議員さんからも質問がありましたけれども、茨域県では今年度稲井川の水の流れをスムーズにするために、常南医院通りの稲井川直下にある川底の段差の解消を行うということです。また、今回氾濫した稲井川の川幅拡幅工事は前川の河川改修後に行うことを予定しているいうことであります。 以上です。 ○議長(内田正一君) 立原教育次長。 ◎教育次兼学校教育課長(立原英男君) 5点目の津知小学校校庭では原因は何かと。また、改善策はとれないかというご質問ですが、昨日小沼議員に対しまして総務課長から答弁がされた内容と同じでございますが、内容につきましては、原因につきましてはやはり今回の大雨ということでいただいております。 また、この対策につきましては、昨日答弁しましたように、現在排水ですね。これが2本あるのをもう1本ふやしていくということで考えております。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉田道路建設課長。 ◎道路建設課長(吉田信好君) 13番目の(1)稲井川流域一帯、(2)常南医院周辺地区、(3)の辻歩道橋から縦貫道交差点間のこれの原因ですけれども、原因と対策ですが、これは先ほどお答えしたとおりでございます。 続いて、14番目についてお答えいたします。 まず、(1)の潮来高校下についてですけれども、これも昨日ほかの議員の質問にお答えしているとおりでございます。 (2)の徳島堤防沿いの地区ということでございますけれども、ここにつきましては地盤の低い箇所が水があふれる箇所となります。この地区については大雨になった場合、排水路から鰐川に通じる樋門の開閉を適切に行うことで排水対策に努めているところでございます。また、今回の大雨のように、外水が高く、水門をあけることができず、内水が上昇し、排水路に水があふれる場合には強制排水の対策をとってまいります。 (3)の日の出地区につきましては、これも昨日ほかの議員のご質問にお答えしているとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) それでは、15点目ですね。土のうの状況と防災無線ですか。答弁でございますが、台風前の土のうをどのぐらい備蓄したのかということでございますが、約2,000袋の土のうを備蓄しておりました。土のうが少なくなったときは市の職員がつくったり、建設業組合にお願いしてつくっておりました。また、状況によって消防団員の方への土のうづくりを協力を求めることもございます。今回は市職員と建設業界で対応したところでございます。それと土のうの配布を防災無線で呼びかけるということでございますが、きのうも答弁でお話しさせていたできました。団長の指示で地元全消防団に指示を出しまして、パトロール警戒等をしていただきました。そういった中で土のうの配布や土のう積みをいただきました。それとうちのほうでも窓口対応ということで電話を受けまして、土のうの状況、各自取りに来ていただける方には土のうの設置してある場所等を報告させていただいたり、届けてほしいという方があれば当然それは職員であったり、地元消防団の協力を得まして配布させていただいたところです。ですから、現在防災無線を使っての呼びかけは考えてございません。 それと、16点目の質問で、重機を使ってこれ以上の崖崩れの防止を市ではできないのかという質問でございますが、重機を使った防止ということでございますが、家へ流入するというほどであれば作業員の2次災害の危険性が最も避けなければならない事例だと考えてございます。崖崩れ防止はできかねます。また、その危険がない場所での市民ということであれば、土地所有者の問題になりますので、市が関与することはできません。 続きまして、17番ですね。避難集合訓練にサイレンは鳴らせないのかということでございますが、これはサイレンよりも内容がわかる放送のほうが誤解されることも少なく、いたずらに不安をあおることもないと考えた中でございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) そういう各議員への答えたとおりという答弁を何度もいただいたわけでありますが、わざわざ答弁を求めて簡潔に答えてくださいとお願いしているわけで、全体の数字で簡潔にお答えくださいと言いましたので、これから再質問を1個1個していきます。その際に対して簡単にそれぞれお答えいただきますようお願いいたします。それにあわせまして、まず①の再質問をいたします。 今回の台風や市全体どうだったか、それぞれの被害件数についてでありますが、全体の数字を昨日のそれぞれの議員の答弁でお答えいただいたわけで、床上11件、床下39件等もあります。一部損壊7件等、市内市営住宅、床下雨漏り23件、土砂崩れ33件、うち倉庫の全壊1件、道路の冠水が市道116件、のり面42件、路肩25件、路面20件、冠水11件、道路が全体で116件、倒木11件、県道のことについてもそれぞれお答えいただきましたが、その数字は確かにいただきましたが、車の水没被害ということについてきのうの答弁ではなかったので、車の水没被害、把握しているかどうか。把握していれば数をお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) それでは、再質問ということで車の水没でございますが、私どものほうへ報告が入ってますのは、行方警察署のほうから2台ほど入ってございます。それは牛堀の県道、牛堀・繁昌線の道路で夜越川付近になりますが、あの辺で2台あったというような報告は受けてございます。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) 答弁漏れで、それぞれの件数についてお答えいただいてないので、簡単に答弁。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) 車両の水没ということです。先ほどの質問に私今答えたつもりです。私の市のほうで把握しているのは以上の行方警察署から受けた正式なものは以上です。 ◆5番(沼里真一郎君) 車の水没をお答えいただいたんですけれども、昨日ほかの議員に答弁いただいたような全体の数字を簡単にお答えいただければと思います。ほかの質問に対しても、議員の答えたとおりではなく、簡潔に答弁いただくように、答弁漏れをお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) 私の答弁が未熟なのかわかりませんけれども、沼里議員も先ほど数字はおっしゃった数字、その数字をまた私繰り返すようになりますんで、それでご了解いただきたいと思います。1番のところ、被害状況としては、その………、 ○議長(内田正一君) 沼里議員。再々になります。 ◆5番(沼里真一郎君) はい、わかりました。車の水没ありがとうございます。車の水没の件で再々質問をいたします。 それで、それぞれ車の被害に遭われた方はもっと多いと思います。市へ補償を今のところ求めてきてないとか、市へそういう被害があったと報告していないということで、市が把握されていない。そういう相談が来ていないということなんだと思います。2件しか把握していないということなので、それで、これからその稲井川流域一帯も増水いたしましたし、前川も100年に一度短時間に大雨が降ったということで増水いたしました。その10年に一度と同じ、排水機場があったので10年に一度と同じ程度の増水を瞬間的にでありますが、増水してしまいました。その車の水没被害についてこれから実態調査されるつもりがあるか。そして水没への補償への対応について市のほうへ何らかするつもりがあるかどうか再々質問いたします。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) それでは、お答えをさせていただきます。 議員先ほどから10年に一度というような発言をしていますけれども、それで、私のほうで先ほども言いましたけれども、きのうも答弁してますけれども、河川については河川管理者おりますね。道路については市道、国道、県道ありますね。管理者当然おりますんで、そちらで対応するということでうちのほうでは考えてございますんで、あとはだから先ほども言ってますけれども、その被害状況の調査も当然きのうもお話ししましたけれども、自主申告でございますんで、報告があればあれですけれども、今のところ車両の報告もございませんので、特別今後する予定も市のほうはございません。 ○議長(内田正一君) 沼里議員、次お願いします。 ◆5番(沼里真一郎君) わかりました。2点目の防災無線での避難勧告体制以外に避難指示体制はどうなっているか。出せなかったのかについて再質問いたします。 26号時には2次被害の懸念ということで出さなかったという答弁をいただきました。その後の台風27号時にはそういう自主避難、避難所の自主避難のことについても各地区公民館を避難所に設置して呼びかけたり、車の避難についても防災無線で3回ずつぐらいほど、もっとですかね。計17回なので。呼びかけたと思いますが、その27号時にやったということで、それは反省を踏まえて、そういうふうに27号時にはその避難指示等防災無線でお知らせしたほうがいいとのことでやったことなのかどうかお尋ねいたします。 また、再質問といたしまして、今回そういう100年に一度の大水で稲井川周辺地域一帯もあそこまで冠水したのは初めてのことだと思いますが、その中で老人が平屋で孤立してしまった場合も、前川の増水に関しても●●●●●●に行った例もあります。先ほども第1回目の質問で津知小学校区の各地区の増水しやすいところも質問いたしましたが、台風の2次避難所に設定した津知公民館までは道が水であふれるところが周囲に多いわけでありますが、江寺、坂下も稲井川周辺とかもその県道の縦貫道のJR下とか周辺も水があふれた場合は車で水没してしまうということもありますので、そこら辺の避難指示体制は2次公民館、各地区集会所へ避難したほうがいいとか、場所によってはそういう連絡体制もとったほうがいいのではないかと思いますが、その考えについてお聞きいたします。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) それで、まず避難指示というのは、これは災害対策基本法という法律があるのは議員ご存じかと思うんですが、その中で市町村の役割というのがございます。それは事前に措置をするというような流れで26号、27号ですね。水害もそうなんですが、一般的にはそういうことでございます。そういう中で指示を出すようなことで市も考えてございます。基本的にやっぱり水害とかということであれば、当然高台への避難を呼びかけます。でないとやはり不安を抱くというようなことでの判断をしてございます。ですから、やはり人命を守るという中では反省ということよりはやはり指示系統がありますんで、その指示系統の中では対応してございますんで、ですから、26号に当たっては、やはりきのうもお話ししましたけれども、やはり100年に一度の大雨が降ったという中で被害が発生したということでございますんで、よろしくお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) 昨日のほかの議員の答弁の中では、その反省を踏まえて27号ではそういう指示を出したということでありますが、どういった意味になるのか。27号については26号の2次被害よりもやっぱり出したほうがいいという、そういうきのうの答弁の中でも、そういうときには事前に防災無線で呼びかけてほしかったというのが市にも来ているという答弁でありましたし、自分も直接何件もそういうことを伺っています。26号のそういう状況を踏まえて27号にそういう対応をとったと思います。これからはそういう対応をしていただけるということなのかどうかお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) それでは、お答えをさせていただきます。 26号の台風の接近は15日の夜半から朝方にかけてと。27号については昼なわけだったんですけれども、ですから、26号については夜防災無線を使うということにおいては、やはり不安を抱くなり、2次被害が発生するということを踏まえて防災無線はしなかったと。27号については昼間ということで明るい時間での事前の放送を流したということでございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 窪谷総務部長。 ◎総務部長(窪谷俊雄君) 私のほうから誤解を招くといけませんので、申し上げますけれども、議員質問の中で前川から老人を救出したというご発言がございましたよね。我々が救出したのは潮来高校下の家屋の浸水被害からの救出でございます。これでよろしいですか。潮来高校下の浸水被害の家屋からボートで救出したということです。     (「自分が言っているのはその件ではありません」と呼ぶ者あり) ◎総務部長(窪谷俊雄君) それと台風26号、27号、26号で雨によって崖崩れが起きたり、いろいろな被害を受けております。そういった点から踏まえて、27号では早目の対応をしたということでございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 沼里議員、次お願いします。 ◆5番(沼里真一郎君) ③の災害時の市民への現状伝達体制はどうなっているか。区との連絡体制、そのマニュアル、市民伝達体制について再質問いたします。 先ほどのお答え、●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● 3点目の再質問……     (発言する者あり) ◆5番(沼里真一郎君) はい、別の件、消防団が救出した。市がやったようにちょっと自分がそこまで言わなかったから受け取られたかもしれません。     (発言する者あり) ◆5番(沼里真一郎君) その件なんで、それは別なんで。     (発言する者あり) ○議長(内田正一君) 休憩。                             (午前11時40分)-----------------------------------
    ○議長(内田正一君) 再開します。                             (午前11時41分)----------------------------------- ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) 先ほどの●●●●●●●●●●●●●●●●は確認がとれない。削除いたします。     (「そういう問題でない」と呼ぶ者あり) ◆5番(沼里真一郎君) でお願いします。 ○議長(内田正一君) 続けて。 ◆5番(沼里真一郎君) 3点目の再質問を改めてさせていただきます。 市民への現状伝達体制はどうなっているか。区への連絡体制、そのマニュアルと市民への伝達体制について、その防災パンフレットに書かれているとの、その全体的なことは書かれておりますが、実際には現場の中では市もそういう100年に一度の台風被害の対応が大変だった中で、区への十分現状が、その伝達が行ってなかった部分も今回は大変だったと思います。そういう部分があると思いますので、区のほうにそういう連絡体制をこれから強化するような形で何かそういう策はないかどうかお尋ねいたします。 また、その地区担当職員についても区のほうへどういった方が地区担当職員なのか、そういう連絡体制をとった、もっとちゃんと伝えたほうが、もっと確実に伝えたほうがいいと思うので、そういう連絡体制について再質問いたします。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) 26号、27号への区との体制でございますが、きのうもお話をさせていただいたように、被害を受けた51号沿いの区の方が避難してますよね。それは区長さんと連絡を図り、市の施設へ避難していただくか、区がいいのか、それは相談をして、地元の集会所がいいよということで連絡をとってやらせてもらってます。 それと小泉地区でもありましたよね。小泉地区においても地元の区長さんと相談をさせていただいて、どこへ避難していただくことが一番いいのか話した結果、小泉の集会所でいいですよということできのうも話しした地区、3地区においては自主防災組織として避難所を開設していただいたという話を私はしたかと思います。ですから、やはり何を優先するかと何回もお話ししているように、人命をやはり一番優先するということで目的をもとに、災害が起きた場合の対策は講じてございます。と緊急性ですね。ですから、もう職員を派遣して呼びかけ、いろいろやったことはきのう報告させてもらってますんで、ご理解いただきたいと思います。それで27号に対しては、うちのほうの総務のほうで各区長さんへ連絡をとりました。避難の呼びかけ、集会所の開設等がきちっと行ってございます。区長さんがいなかった地区もございました。いなかった地区については申しわけなかったんですが、代理さんのほうへ声をかけさせていただきまして、そのような体制はとってございます。ですから、今後もそういったことで緊急性を要する場合と事前にできる場合、それはきちっと体制を組んでいきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) はい、わかりました。自分はその後のほうに言った全体的に各区への連絡体制について、現在の被害状況とかの体制を教えていただかないと、各区の自主防災組織のほうでもどういった対応をしていいかという部分もあるので、そういう伝達体制を、台風27号のときは事前にやっていただいたということなんで、その26号での反省を踏まえて、そういう状況を踏まえて、これからはそういうふうに伝達体制をとってもらえるのかどうか。そして、先ほども質問いたしましたが、地区担当者についてもっと区への伝達、誰が担当者なのか、そういう伝達の強化についてどうなのか。そして防災組織図について各区へ配ったり、そういう地区担当職員とか防災組織の、区のほうに配ったりとか、それぞれ各地区公民館へ掲示したりとか何か、そういうふうな配布したりできないのかどうか。それについて再質問いたします。 ○議長(内田正一君) 再々。 ◆5番(沼里真一郎君) 再々。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) これもやはりきのう大平議員で11月24日の防災訓練の結果ということでお話をさせていただきました。その際にやはり情報伝達訓練、避難訓練もろもろしてございます。ですから、やってないんじゃなくて、実際にそういう取り組みをしていますんで、議員も来ていたんではないかなと思うんですが、ですから、実際想定訓練でもうその辺をやってございます。 それと事前にこれ防災訓練やる前には、各地区公民館利用しまして説明会も開催してございます。そういったところでも重々お話、区長さん方には負担をかけて申しわけないんですが、そういったことで取り組みもしてございますんで、ご理解いただきたいと思います。 地区担当制については今回もまだ1回目ですか、この防災の学習会をやってございますんで、今後こういったものは引き続き、地区担当制はできておりますんで、区長さんも地区担当制はもちろん知ってございますんで……、     (「担当のことを知っているか」と呼ぶ者あり) ◎総務課長(岸根則夫君) 66地区の地区担当制の職員はやはり地元の職員でございますんで、区長さん方は知っております。 以上です。     (「体制の配布、答弁漏れ。体制の配布。組織図。防災組織図」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) 先ほども言ってますけれども、体制というのは今も話しさせていただいているように、自主防災組織という中で動いてございますんで、区長さん方にはその辺よく話ししてございますんで、申しわけございませんけれども、議員のほうがわからない、こういう言葉を言ってはあれなんですが、区長さん方と連絡とって体制は整ってますんで、よろしくお願いします。 ○議長(内田正一君) 沼里議員、次お願いします。 ◆5番(沼里真一郎君) 自分が何人か聞いた中で地区担当者を知らない区もありましたので、より一層の周知徹底をお願いいたしたいと思います。 4点目についてであります。前川排水機場運転……     (「休憩願います」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) 休憩。                             (午前11時49分)----------------------------------- ○議長(内田正一君) 再開します。                             (午前11時51分)----------------------------------- ○議長(内田正一君) 沼里議員、④の再質問。 ◆5番(沼里真一郎君) 前川排水機場運転開始に至る国交省と市の連絡体制、マニュアルはどうなっているかについて再質問いたします。これもほかの議員へお答えいただいたとおりということなので、簡潔にお答え願います。もう一度お答え願います。ちゃんと中の内容を説明してお答え願います。 そしてもう1点さらに再質問いたしますが、こちらのパネルのページを。昨日原議員が作成してお使いになったパネルをお借りしたものなんでありますが、この水位が急上昇した8時半ごろになって、この水位が一致したころにちょうどなると思いますが、なって水門を閉め始めて30分かかってポンプを運転開始したわけでありますけれども、その市との連絡体制、そのポンプのスイッチを入れるのに、きのうのご答弁では国交省の河川事務所のほうがそれぞれ水位を見てポンプのスイッチを入れるということでありましたが、その市との連絡体制はどうだったのか。市とそういうふうに水位の情報を交換してポンプを始動しますよという、そういう同意を市に得ることは必要なかったのかどうか。そういう連絡は来てなかったのかどうかお尋ねいたします。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) すみません、きのうも報告はしているんですが、大平議員のところでお話しさせていただいているんですが、対策本部長が現場にいて、当然本部長1人でございません。職員もおりました。そういった中で今回の操作に当たってはきのうも話ししましたけれども、前川排水施設操作要領がございます。要領に基づきまして国土交通河川事務所のほうで操作をします。ですから、その水位状況もやはり河川事務所のほうでの要領に基づきまして操作をしてございます。そこには当日は本部長、職員、団長もいたんですが、そういった中では操作してます。そういう状況ですから、私どもが操作はできるという状況にないことはご存じで確認なんですが、よろしいですね。できません。ですから、お話ししたように、その辺の運用、操作についても要請したということもわかっていただいてますよね。その操作ということで開始に至るまでということでお話はさせていただいたので、ご理解いただきたいと思います。 それと連絡体制でございますが、これは十分に連絡をとりながらですから、水位がこういう状況ですよ、ああですよというのは連絡をとりながらの報告は受けてございますんで、こちらからも報告をしてございますんで、よろしくお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) わかりました。 それでは、市へのそういう状況報告は来ていたということで、そして操作に関しては市の同意は必要ないということで間違いないか再々質問をお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 窪谷総務部長。 ◎総務部長(窪谷俊雄君) 私のほうから答えさせていただきます。 今、総務課長が申し上げましたように、霞ヶ浦河川事務所が前川排水ポンプの運用はしているわけですね。市の同意云々ありましたけれども、我々は同意、不同意関係ございません。あくまでも事務所が運用しているということです。 以上です。 ○議長(内田正一君) 沼里議員、次お願いします。 ◆5番(沼里真一郎君) 5点目の運転開始の基準は何かについてお伺いします。じゃ、フリップのほうになりますが、この午前6時前の時点では常陸利根川の水位のほうが高くなっていて、これは常陸利根川潮来観測所で最も前川に近いところの観測の数字であります。そして前川の水位はこれはまこも橋の観測の数値でありますが、この数値を見ると、常陸利根川の水位のほうが前川よりも数値が高くなっております。この6時前以降の話でありますが、この時点では国交省のそのお話、市から伺ったお話では、国交省の基準では前川のほうの水位が高ければ自然流量のほうが大きいので、国交省はあけているとのことでありましたが、この時点では常陸利根川の水位が高いというデータ上なっておりますが、この6時以降前の時点では水門を閉めてポンプを稼働していたのかどうかお尋ねいたします。 そしてまた、この最後の急増水したところで、きのうの答弁で8時27分に水門を閉め、初めてその8時57分に水門を閉めて、9時からポンプを稼働したとのことでありますが、そのときに水門は途中まで閉まっていたのかどうか。それとこの水位が逆転したから水門を閉め始めたのかどうか。それについてお答え願います。 ○議長(内田正一君) 窪谷総務部長。 ◎総務部長(窪谷俊雄君) 16日の6時の時点は前川は1メートル64センチですね。常陸利根川が159センチです。当然前川から水は常陸利根川に流れております。この時点ではポンプの運転開始の要件になりません。 これは水門は雨が降っていても降ってなくても特に操作は関係ございません。8時27分に水門のこれは閉鎖を開始しました。この時点で常陸利根川と前川の水位が同じになりました。194センチです。同じになったために水門を閉鎖をしております。8時57分水門の閉鎖が完了して、ポンプを稼働させております。 以上です。 ○議長(内田正一君) 沼里議員、次お願いします。 ◆5番(沼里真一郎君) 先ほどと前川の水位でありますが、まこも橋観測所のほうの数字で見ると、前川のほうが水位が低いわけでありますが、市の持っている資料の数字だと前川のほうが水位が高かったということで、前川の水位の観測所がもっと水門に近い場所とかほかにあったのかなと思いますが、そこはどこの観測所の数値なのか、その違いでこのデータ上違うのかどうか。6時に確かにその数字で水位は。     (発言する者あり) ○議長(内田正一君) 窪谷総務部長。 ◎総務部長(窪谷俊雄君) 私が持っているデータは潮来大橋、これは六丁目のまこも橋ですね。これは県の土木事務所の水位のデータでございます。     (発言する者あり) ○議長(内田正一君) 以上ですか。 ここで暫時休憩します。 再開は1時30分とします。よろしくお願いします。                              (午後0時01分)----------------------------------- ○議長(内田正一君) それでは、休憩前に引き続き再開いたします。 16番、杉本俊一議員が午後から出席をいたしました。                              (午後1時27分)----------------------------------- ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) まずはお昼からの再開に際しまして、先ほど消防団が救出した例を挙げさせていただきましたが、確認がとれてあったということで、そのことだけお伝えいたします。 それでは、6点目の再質問をさせていただきます。 誰が運転開始を判断して運転に至るのかということの再質問でありますが、市長の市政報告会に自分も出席させていただきましたが、いろいろ聞いて覚えたメモもいろいろとらせていただいたんですけれども、その中で市長は8時半ごろ前川水門に行って水門を閉めさせて、ポンプを稼働したとのことでありますが、その運転開始に至るまで市長のほうはどういう動きをされているのか。直前から流れを、そのときまで流れを教えていただけたらお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 沼里議員、今の質問なんですが、通告外ということで、もう1回。 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) では、わかりました。6点目では通告外。 じゃ、7点目、今回は運転に至るまでどういう経過だったのかということに関して、市長が当日現場にいたとのことで、その市長の動きのほうを運転開始までの直前から教えていただけたらお願いします。     (発言する者あり) ○議長(内田正一君) 沼里議員、⑦の質問内容と違うんですよね。ちょっと外れてしまっているので。 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) じゃ、具体的に説明、今回は運転に至るどういう経過だったのかとのことで、市長がほかの議員への答弁の中でも現場にいて水位を確認してたとのことなんで、その運転に至るまで市長の動きのほうをどういう動きだったのか教えていただくように。     (「運転だから、市長の動きじゃないから」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) そうなんですよね。 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) はい、わかりました。 じゃ、8点目のほうの再質問に移ります。 台風26号時なぜ雨上がり後の朝9時からの運転になったのかとのことで再質問いたします。 先ほどのボードを使ったその中で、事前運転はこのデータ上は前川の水位が前川のまこも橋の観測所と常陸利根川の潮来観測所も前川の観測数値上は常陸利根川のほうが水位が高いようにデータ上はなっておりますが、事実は前川のほうが水位が高く、事前運転はしてないとのことでありました。それで、国への要望の中では、27号時以降の監視では事前に水門を閉めて、水位を下げておくよう要望してあるのもありますし、大雨のその前の27号の台風来る前の大雨のときからもそうしていたとのことであります。この事実の確認で、今回の26号のときはこの朝6時前の時点でも水門はあけていたのか。前川のほうが水位が高くてあけていたのかどうか確認のほうをお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 窪谷総務部長。 ◎総務部長(窪谷俊雄君) お答えします。 8時27分に水門を閉める作業に入ったわけですから、当然その前はあいていたわけですね。 以上です。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) はい、わかりました。6時以前にも前川のほうが水位が高くて、あいていたということはわかりました。それで水門を閉め始めるときに、水門が途中まで水位のところまで閉まっていたと見たという方がいらっしゃるんですよ。事実市のほうの事実はどうだったのか。水門は全開だったのか。水面まで途中まで水門が下がっていたのか。そのとき運転開始前どうだったのかわかればお願いいたします。     (「推測するには水門はゆっくりだからとまっているように見える。それはもう推測の範囲だ」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) 窪谷総務部長。 ◎総務部長(窪谷俊雄君) それでは、お答えします。 水門を閉め始めたのは8時27分。完了したのが8時57分です。 以上です。     (「大体限界だったかどうか。限界だから閉め始めたのか」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) お願いします。 ◎総務部長(窪谷俊雄君) 水門は当然今まで閉まっていたわけですから全開から全閉にしたわけですね。そういうことです。 ○議長(内田正一君) 沼里議員、次お願いします。 ◆5番(沼里真一郎君) 水面までは途中までは下がっていなかったということはわかりました。ありがとうございます。 9点目の再質問をいたします。 水門を閉めてからポンプは稼働できないのかとのことでありますが、昨日の小沼議員への答弁を最後のほうで国への要望事項ということで水門を閉めながらポンプを動かすようにという4点目のところで要望しているということは、水門を閉めながらポンプも稼働できる。今回は稼働してなかったから要望したということで間違いないかどうか。     (「休憩」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) 休憩。                              (午後1時35分)----------------------------------- ○議長(内田正一君) 再開します。                              (午後1時36分)----------------------------------- ○議長(内田正一君) 窪谷総務部長。 ◎総務部長(窪谷俊雄君) それでは、お答えします。 昨日の小沼議員からの質問にこれについてはお答えしております。河川事務所へ4点を要望しましたということです。1点目は、前川の水が前川から常陸利根川へ流下しているとき。このときでも排水ポンプを稼働させること。2点目が、事前に水門を閉めて、前川の水位をできる限り低下させること。これは既に台風26号のときに実施をいただいております。加えて3点目、事前に水門ゲートを水面近くまで下げておくと。これによりまして水門の閉鎖開始から全閉まで大幅に時間が短縮できます。4点目、水門を閉鎖しながら排水ポンプを稼働させること。この4点を要望しております。2つは実施していただきました。 以上です。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) きのうの要望に関しましてさらに詳しく教えていただきましてありがとうございます。2点目の事前に水門を閉めて水位を下げたのは台風26号のときに実施しているとのことですが、それは事前に水門を下げて水位を事前に下げていたのはいつの時間まで下げていたのかお願いいたします。先ほどの4点の要望の中で改めてご答弁いただきましたが、そのときに2点目の事前に水門を閉めて、前川の水位を下げておくということに関しては台風26号のときに既に実施しているとのご答弁だったので、その26号のときに事前に水門を閉めて水位を下げていたのはいつの時間までか。いつからいつの時間までかお願いいたします。 時間とめてもらえますか。答弁考える間……     (「とめてやってください」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) とめました。 窪谷総務部長。 ◎総務部長(窪谷俊雄君) それでは、お答えします。 事前に水門を閉めて水位をできる限り低下させること。これは26号の反省を踏まえて、26号対応でした。大変失礼しました。 ○議長(内田正一君) 沼里議員、次お願いします。 ◆5番(沼里真一郎君) 10点目です。10点目の自治体での災害保険には加入しているかについて質問いたします。 先ほどのご答弁、損害保険には加入しているとおっしゃいます。損害保険のことなので、11点目、損害保険ということで今回はその被害へ支給できないかどうかお尋ねいたします。 ○議長(内田正一君) 沼里議員、これ⑩か⑪か。どちらも災害保険なんですよね。どちら。 ◆5番(沼里真一郎君) 10点目でございます。 ○議長(内田正一君) 10点目でお願いします。     (「休憩願います」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) 休憩。                              (午後1時41分)----------------------------------- ○議長(内田正一君) 再開します。                              (午後1時41分)----------------------------------- ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) それでは、11点目の自治体での災害保険で市の施設への被害はありませんでしたので、保険の支給はございません。同じ答弁になります。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) では、再々質問で、今回の自然災害で車を水没された方も大勢いらっしゃって、個人の保険とかで直せる方が多くて市のほうには情報が入っていないとも思いますが、地元の自分の新町消防団では団員がその出動中に、前川の急増水のときに、雨降ったので前川の急増水のときに車が水没してしまったという例もあります。そういうときに適用できないかということと、また、一般でも車でもそういう市道の用水路とかのせいで、その未整備のせいで水没したなら、そういう損害保険で適用できないか。そして3点目に、倉庫が全壊になったという例もありまして、崖崩れによりまして。そのときにも何か適用できないかということであります。それをお尋ねいたします。というのは、被災者にとりましては本当に、本来は自分修理とのことがありましたが、今回は自然災害でありまして、本当に大変な思いをされている状況でありまして、少しでも補助をしてあげればと。自分が保険適用ができなくて困っている場合は本当に少しでも補助をしてあげられたほうがいいんじゃないかと思いまして、国への要望と、あと市でも単独でできないかということについて先ほどの3つの場合適用できないかどうかお尋ねいたします。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) それでは、先ほど私が答弁したのが何か理解されてないのかなと思うんですが、10番で自治体で災害保険に入っているのかということに関しては、話を私しましたのは、保険は建物総合共済ということで、これはちょっと議員の質問の趣旨がちょっとわからないというか、あれで答弁は用意させていただいたんですが、これは公共施設の建物の保険でございます。そういった中での今の質問ですと、個人の財産的な部分での保険ということになりますと、それはもう市で対応するんじゃなくて、個人の土地、財産は自分で管理するというような法律等ございますんで、そこまでは市のほうでは考えておりませんし、それは個人でやるべきだという考えでございます。これで答弁でよろしいですかね。 ○議長(内田正一君) 沼里議員、次お願いします。 ◆5番(沼里真一郎君) 各場所について12点目、13点、⑭までの間で各場所について質問いたしましたが、きのうのご答弁でもいろいろ対応策が見えて、大幅にカットしながら再質問いたしたいと思います。 まず12点目の後明公民館前、これは市の社協やシルバー人材センターの前のところでありますが、これは大雨時に水がたまりやすいところでありますが、それは改良したとのことで、今回は100年に一度の大雨だったから、それでも改良したがたまってしまったということなのかお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 吉田道路建設課長。 ◎道路建設課長(吉田信好君) 今、沼里議員がおっしゃったとおりでございます。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) わかりました。縦貫道のJR鉄橋下は県のほうで対応してくださるということで、稲井川周辺についてはリラ坂下も含みますが、そこの水がたまりやすい場所については稲井川の暗渠の橋の部分のところを改良してくださるということで、それで流れやすくなるとのことがわかりました。そのまた津知小学校、稲井川のことに関してでありますけれども、常南病院からJAなめがたに向けて一帯の地域が今回は水没してしまっている。100年に一度の大雨であそこまで冠水してしまったわけで、その中で住宅地の側溝があふれたので、それを掃除してくれないかとか、U字溝が狭いんじゃないかという話がありますが、その稲井川の全体の橋の下のその改良すれば今のU字溝のままでも排水できるようになるのかどうかお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 吉田道路建設課長。 ◎道路建設課長(吉田信好君) そこの側溝とか、そういうものが大きければということでございますけれども、まず今回の一番の原因というのは、やはり稲井川、当然下流川がしっかりしてなければ、幾ら上流を直しても効果は上がらないということで、この稲井川を改修できれば軽減できるということでございます。 ○議長(内田正一君) 沼里議員、次お願いします。 ◆5番(沼里真一郎君) 津知小学校校庭は委員会で聞いて、1本ふやすという、そういう対処を考えているということでわかりました。ありがとうございます。 13点目は、先ほど稲井川のことでありますので、わかりました。 14点目の潮来高校下のことでありますが、これも国道下の暗渠の狭い部分を水がたまりやすいところでありますが、改良するということでわかりました。徳島の地区でお聞きしたいのですが、徳島の堤防沿いで自分も台風26号の翌日に消防団で排水で参加していたわけで、その中で住民から要望がありまして、その堤防沿いの道がちょっと水位が今回あふれて、車等出せなくなって孤立したという部分もあります。そこの部分に関して側溝もU字溝も入っておりますが、その道路高のかさ上げをすれば、少しの増水のときも孤立しないで済むので、そのかさ上げについてできないかという要望があったんですが、その部分にお答えいただけるかどうかお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 吉田道路建設課長。 ◎道路建設課長(吉田信好君) 道路高を上げればということでございますけれども、そこには道路もあれば宅地、人の民地もございます。逆にそちらのほうの対策というものも考えなければならないのではないのかと思います。 以上です。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) わかりました。また、日の出地区のほうでも、直接日の出地区の住民の方から家に水が入ってくるので、知人宅に避難したという話も聞いておりますので、その災害復旧工事、復興工事を早くやっていただければ、改善されて早くなっていただくようお願いいたします。 15点目のほうの土のうについて再質問いたします。 土のうの備蓄体制であります。先ほど数字いただきました。それでも台風26号は100年に一度の短時間で降ったということもありますが、自分も消防団で配布していて、もう数が少ないという不足をしてしまった状況もあります。そして市民からは市役所のほうにちょっとなくて申しわけないというようなことを言われたような話もして、そういう話でホームセンターに購入に行った方も、ホームセンターで購入した人もいらっしゃるんですけれども、次回からは27号に備えて今回土のうをたくさん用意したわけでありますが、次回の災害時からは欲しいと言った人にはあまねく配れるように、そういう体制をとっていただけるということなのかどうかお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) 最後のちょっと質問聞こえません。確認のためもう一度お願いいたします。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) 27号の台風では事前に多くの数の土のう、今もそのまま用意していただいているので、次回のこういう災害のときからは土のうが欲しいといった方にはあまねく配れるように緊急の増産体制もとっていただけるようにできるのかどうか確認をお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) 27号というか、専決で予算をいただいていまして、実際欲しい方には提供させていただいたり、事前に取り組んでいるということです。 ○議長(内田正一君) 佐藤建設部長。 ◎建設部長(佐藤正美君) ただいまの土のうの配給ですが、基本的には災害とかあった場合、まずみずから自分のところは守るのが基本です。したがって、やれる範囲の方についてはやっていただきたいと思います。しかし、大量の雨量が来るとか、個人で対応できない部分については、あるいは緊急にといった場合は私どものほうで土のうを供給しますが、すべての方に事前に用意してますから、お配りしてくださいは物量的にも資金的にも無理です。そこはご理解いただきたいと思います。
    ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) 自分も消防団で配っていたわけで、その中でちょっと数が残り少ないとかあったんで、そういう増産体制をやっていただいているとは思いますが、さらに引き続きお願いいたします。 16番の民地の崖崩れの場合について再質問いたします。 これはこういう例を挙げれば倉庫の崖崩れが、倉庫が全壊した例もきのうご答弁の中でありました。質問をされた方もいらっしゃいましたが、そういう場合、住民がみずからお願いしているというところもあります。そういう個別の判断によっては、当人からお願いは重機を使ったそういう大きい土のうを家にこれ以上流入しない。これ以上壊れないように置いていただけると、津知小学校の崖崩れのときのように、そういう作業員の安全面を確認できる。個別の状況によってはやっていただけるということがあり得るのかどうかお願いいたします。     (「時計とめてもらえますか」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) 時計とめてください。 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) それでは、お答えいたします。 先ほどもお話ししてますけれども、2次災害の危険性等々考慮すれば、当然そういった作業もできないしと考えております。それとあわせまして、当然市有地絡みであればあれしますけれども、民地に関しましては先ほど答弁したとおり、各自でお願いして、相談には応じますけれども、基本的には当事者の考え方で処理をしていただいております。 以上です。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) 民間地でありますが、市道の側溝の影響とか、そういう場合もありますので、そういう作業員の2次災害を防げる場合に関しましては、そうしたほうがいいと判断があるときは、そういう対応していただけるようお願いいたします。 再々質問いたしますが、こういうように今回、今質問しているのは崖崩れの事案でありますが、ほかの議員の答弁の中で前川の周辺のことに関しても水害に関しても、国へ要望がまとめてできないかとほかの議員がお尋ねしているので、個人がその補償を求めても、河川事務所から補償できないと言われた例もあると聞いておりますが、市がまとめてその損害補償、損害補償じゃなくても少しでも補助できるように国に要望をお願いできないのかどうか。個人ではなかなかできない。市がまとめて要望できないかどうかお尋ねをいたします。     (「時計とめてもらえますか」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) 時計をとめてください。 窪谷総務部長。 ◎総務部長(窪谷俊雄君) 今の質問ですけれども、市としてはできることはできる、できないことはできないと、そういう対応をしてきたというふうに思います。 以上です。 ○議長(内田正一君) 沼里議員、次お願いします。 ◆5番(沼里真一郎君) はい、わかりました。 最後は2点目の大きい項目に移ります。 滞納による水道停止時に安否確認をで質問いたします。 各家で公共料金を滞納した場合、電気、ガスがもし既にとまった場合には最後に水道がとめられます。最後のライフラインである水道をとめるときにはガスや孤独死を防ぐために市で安否確認をできないかどうかお尋ねいたします。お願いいたします。 ○議長(内田正一君) 土子上下水道課長。 ◎上下水道課長(土子正彦君) それでは、答弁する前にちょっと確認させていただきたいことがございます。今の質問の中に最後のライフラインである水道をとめられるというような表現がございました。この最後とは、電気がとまり、ガスがとまり、最後に水道がとまるということなのか、それとも、そういうことですか。ここで言うのもあれですが、給水停止する場合に、電気がとまってないお宅もあるということをここで最初に申し上げたいと思います。 安否確認ということができないかというご質問ですが、給水停止の際にお宅を訪問するということから、安否確認は行っているということになるということでございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) 一般的には滞納でとめられる順番として電気、ガス、水道ということでお尋ねしております。そういう例があるということはわかりました。それで、水道がとめられた場合にはちょっと命にかかわる危険が大きいということもあって、そういう意味でも質問しております。そして、滞納ということで安否確認を事実上しているとのことでありますが、そういう連絡がとれなかった場合にとめてしまって、全国で報道された例でもありますが、そういう補助も受けられる、生活保護も前には相談していたんですけれども、その後受けられずに亡くなられた、餓死されたという若い人の例もありましたので、そういう安否確認の、そういうちゃんとあるという安否確認の徹底はできるのどうかお尋ねいたします。そうしていただければお願いしたい。できるかお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 土子上下水道課長。 ◎上下水道課長(土子正彦君) 現在水道料金、下水道も供給しているところについては徴収業務は業者のほうに委託してございますが、給水停止になるまでに通知はいたします。ただ、訪問をしまして、実際にお客様と接触を図ります。ただ、不在の場合がございますんで、その場合は停止メモというお知らせを再度郵便受け等に入れますが、その際に郵便受け、どんな郵便物があるのかとか、そういった状況、それとか電気のメーター、そういったものを確認しながら、ガスメーターも含めまして生活の状況等を確認しているということでございます。給水停止の場合、アパートの住民の方もいらっしゃいますが、そういった場合、連絡がとれないということであれば、アパートの管理会社のほうへ問い合わせをするというようなことを行ってございます。こういった中で、生活に苦しい方も水道料金のほうは支払っていただいているという事実をここで確認してもらいたいということです。余りこの滞納のことについて詳しく説明すると助長しかねないという部分もございますので、これ以上の詳しい答弁のほうは差し控えさせていただきます。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) 滞納で水道をやむなくとめる場合に関してもちゃんとあって生活状況を確認していただいて、とめる作業をしてほしいと思います。それで生活が本当に困る。生死にかかわったり、そういうような状況であれば生活保護につなげたり、そういう決定も含めて安否確認の上に、そういうつなげるという役割も含めて安否確認をしてほしいという意味なんですが、そういう生活保護につなげると何らか命にかかわるのは守るように、そういったことに安否確認はできるでしょうか、お願いいたします。 ○議長(内田正一君) 佐藤建設部長。 ◎建設部長(佐藤正美君) 今、課長のほうから停止するまでの期間の水道課のほうの職員の対応のほうご説明申し上げました。議員さんからお話いただいている、そういった安否の確認とか対応については、これも今答弁しましたように、これまで事前にもやっておりますので、改めて要望をいただかなくても既にやっているということでご承知いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(内田正一君) 沼里議員、次お願いします。 ◆5番(沼里真一郎君) 大きな3点目に移ります。 介護保険で要支援がなくなる影響について質問いたします。 国のプログラム法案では、介護保険の要支援がなくなり、重難病者の負担が大きくなります。その場合、潮来市への影響はどのようなものが考えられるのかお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 茂木保険年金課長。 ◎保険年金課長(茂木衛君) 答弁をする前に、沼里議員の質問の内容について不明な点がちょっとございますので、質問の内容について確認したいのですが、議長、よろしいですか。 ○議長(内田正一君) はい。 ◎保険年金課長(茂木衛君) それでは、議長から了承を得ましたので、沼里議員の質問の内容について確認させていただきます。 沼里議員の質問では、国のプログラム法案では介護保険の要支援がなくなり、重難病者の負担が大きくなるとありましたが、私が確認した中では、そういった内容のことは確認できませんでした。何の情報をもとに今回の質問をされたのか教えていただければ、お願いいたします。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) そういう要支援がなくなる、そういった場合、そういうのを検討されているということなんで、そういった場合についてお聞きしたんですよ。答えられたらお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 茂木保険年金課長。 ◎保険年金課長(茂木衛君) ありがとうございます。それでは、答弁に移らせていただきます。 沼里議員からそういった場合という話がございましたが、一応質問内容でプログラム法案ということの前提で話をされているということを踏まえまして、こういった内容に関しましてちょっと実際プログラム法案、理解されてない部分があるのかなと思いますので、まずプログラム法案のことについてご説明させていただきます。 プログラム法案は、正式には持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律案と言います。平成26年度から平成29年度に行う医療、介護などの制度改革について改革の検討項目や実施時期、関連法案の国会提出時期を規定する法案でございます。 なお、この法案は平成25年10月15日に第185回国会臨時会に提出され、去る12月5日に可決成立してございます。成立したプログラム法の介護保険制度の要支援についての条文を要訳しますと、地域支援事業の見直しに合わせた、地域の実情に応じた要支援への支援の見直しとしているだけで、具体的な見直し内容までは記述されてございません。沼里議員の質問のような要支援がなくなり、重難病者の負担が大きくなることはこのプログラム法では示されてございません。よって、決まってないことに対しまして潮来市への影響についてお答えすることはできませんので、ご了承願います。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) はい、わかりました。 4点目のほうの質問に移ります。 秘密情報保護法案が可決した場合の市民への影響と注意点について質問いたします。 これは質問提出時点で、先月末の時点ではまだ可決していなかったので、こういうタイトルになりました。2点質問いたします。1点目に、秘密情報保護法案が国会で審議中だが、もし可決されて、もう可決されましたが、潮来市や職員や市民へどのような影響が考えられるか。 2点目に、もし可決された場合、可決しましたが、今後職員や市民が法律に違反しないために気をつけることは何かお尋ねいたします。 ○議長(内田正一君) 川井秘書政策課長。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(川井恒夫君) まず、確認でございますが、秘密情報保護法案と議員はおっしゃってますが、これは特定秘密情報保護法のことでよろしいですか。現在のところ、潮来市や職員及び市民への影響があるのか、ないのか現時点では判断はできません。 続きまして、2点目でございます。先般の臨時国会にて特定秘密情報保護法案が可決されました。現段階でこの保護法に挙げられている事項に該当する情報は本市においては保有していないと考えております。今後の動向を見守りたいと考えます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) この特定秘密保護法案は政府の法律違反も項目が曖昧なために隠蔽される可能性もありますし、また、職員や市民にとっては何が秘密か本人が知らずに、結果的に漏洩して違反になる場合も考えられますので、そういうような情報共有が進まなくなり、市政にとってマイナスになる部分があるのではないかとも質問いたしましたが、お答えいただいたのでわかりました。 次に移ります。 5点目のTPPによる地方自治体公共事業への外国企業参入と減反政策展開について質問いたします。 TPP交渉では地方自治体の公共事業へも外国企業が参入してくるようになります。農業ではTPPに先立って米が減反政策をやめ、飼料米補助をいたします。公共事業、農業それぞれ潮来市への影響はどのようなものが考えられるかお尋ねいたします。 ○議長(内田正一君) 前島農政課長。 ◎農政課長(前島正治君) 現在はTPP(環太平洋経済連携協定)トランス・パシフィック・パートナーシップは交渉中の段階であります。今の時点での判断はできません。また、多くの地方自治体がかかわりますので、潮来市の問題だけではないと認識しております。 以上です。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) まず、欧米では農業に補助をたくさん出している中で、その中で農作物の値段を安くしております。また、世界的には政府のそういう主要な米などのものを買い上げしないことも珍しいというか少ない状況でありますので、国が本来は全量買い上げして、余ったお米は途上国支援などで回せれば、外交的にもいいじゃないかと思いますということです。また、外国産業が公共事業に参入してくると、潮来市でも大変大きな影響があるのではないかということで質問いたしました。答弁はわかりました。 次の質問に移ります。 県でのマル福医療強化について質問いたします。これは柚木議員、後藤議員にも質問されて答弁されていることであります。また、私も教育福祉委員会でありますので、議会前の委員会の協議会、本議会前の協議会でもたくさんしましたし、議会中のこの前の委員会でも質問して聞いていることであります。質問の中でお答えいただくようお願いいたします。今回市、県での中学3年生まで医療費負担は現在どうなっているか。市のほうはそういう取り組むということで質問いろいろ聞いております。県でのほうはどうなっているのかお願いいたします。 ○議長(内田正一君) 石田市民福祉課長。 ◎市民福祉課長(石田裕二君) まず県の現在の小児医療費福祉費支給制度でございますが、ゼロ歳から中学校3年生までについて医療費の助成がございます。県費にて2分の1の助成でございます。件数ではその中に所得制限がございます。また、小学校4年生から中学校3年生までは保険制度では適用はされておりません。現時点ではそういうことでございます。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 沼里議員。 ◆5番(沼里真一郎君) わかりました。県で検討するんじゃないかという話をちらっと伺ったんですが、委員会の中では県では検討してないということで、そういうふうな今の状況がわかりました。委員会の答弁で22市が答弁して、県内の44市町村の中でも30幾つ、ちょっと今データありませんが、そのお答えいただいた中で多くの医療費負担は市独自で今回中3まで医療費を行いますが、その中で他市と近隣の市と同様な状況にもなりましたし、また、そういう近隣への流出も防げて潮来市にとどまっている人が多い。そして子育てしやすい環境の中で子供をどんどん生むことによって人口もふえて、潮来市の将来にもためになればと思うんで、今回の市の提案は賛成させていただく予定でありますが、委員会では賛成しましたが、本当にありがとうございます。これからも県で対応してくれることが一番で、市で今回対応していただいて、本当に感謝を申し上げまして、最後7点質問ができませんでしたが、以上で5番議員、沼里真一郎の終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(内田正一君) 以上で5番、沼里真一郎議員の質問が終わりました。----------------------------------- △吉川俊君 ○議長(内田正一君) 次に、8番、吉川俊議員の質問を許可します。質問席へ移動願います。 吉川議員。     (8番 吉川 俊君 登壇) ◆8番(吉川俊君) 議員番号8番、吉川俊でございます。ただいま議長より質問の許可がありましたので、市政一般に関し通告に従い順次質問してまいりたいと思います。 さて、近時行政を取り巻く環境は大変厳しいものがあります。市長を初め市職員各位のご尽力に感謝を申し上げたいと思います。 さて、今回は6項目についてお尋ねしたいと思います。 本会議の冒頭、議長から簡単明瞭で的を射た答弁をというご指摘がありました。執行部各位の誠実で簡潔、明快な答弁を期待したいと思います。 それでは、まず第1から入りたいと思います。日の出地区の復旧・復興についてお伺いいたします。その1つは、平成25年度潮来市主要事業の概要によりますと、日の出地区幹線道路液状化対策事業、市として84億600万円が計上されております。この内容について事業の基本的な考え、進め方と進捗状況をお伺いしたいと思います。 2つ目は、また、日の出地区街路液状化対策事業34億4,705万円とありますけれども、この事業の基本的な考え、進め方と進捗状況をお伺いしたいと思います。 そして3つ目でありますけれども、復旧・復興に関する住民からの意見、要望、提案、苦情と、この状況と対応状況についてお伺いいたします。 とりあえずこの3点であります。 ○議長(内田正一君) 吉田道路建設課長。 ◎道路建設課長(吉田信好君) 私のほうからは1点目のご質問にお答えいたします。 事業の基本的な考え方や進め方についてはこれまでも説明会やほかの議員さんのご質問に対してお答えをしているとおりで変わりはございません。 進捗状況ですが、これも午前中にお答えはしましたが、1級12号線、1級14号線の液状化対策工事は既に発注して工事を進めており、1級13号線についても発注をしたところでございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 米川都市計画課長。 ◎都市計画課長(米川弘蔵君) それでは、2つ目の質問にお答えします。 午前中に後藤議員にお答えしたとおりでございます。日の出地区街路液状化対策事業の内容は吉川議員のことしの6月と9月の定例議会の通告質問において説明させていただいております。何の変わりもございません。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 吉田道路建設課長。 ◎道路建設課長(吉田信好君) 失礼しました。それでは、3点目の復旧・復興に関する住民からのご意見等の回答ですけれども、まず、日の出地区の災害復旧事業は街区の道路について、平成26年3月の完成を目指して今工事を進めているところでございます。また、復興事業においても現在95%を超える95.7%という話がありましたが、地権者の皆様からご同意をいただき、液状化対策の工事を発注したところでございます。95%を超える同意を得たということは日の出地区地権者の皆様のこの事業に対する大きな期待のあらわれと感じております。その中で地権者の皆様からは一日でも早い事業への取り組みをしていただきたいというご要望や事業に対する個人負担金がなくてよかったというご意見、この事業を行うことで日の出地区の懸案事項である雨水対策にも大きな効果があるということで、大雨でも安心のまちになることを期待しているなどのご意見をいただいております。 また、市が日の出地区の復旧と復興に全力を傾けていることについて大変感謝しているというお言葉もいただいております。 また、災害復旧工事に関する問い合わせといたしましては、側溝のふたかけ、施工時の振動、騒音、迂回路などの問い合わせがございます。これらにつきましては業者への指導の徹底や復旧・復興事業であることをご説明してご理解をいただいているところでございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) まず1点目から再質問させていただきたいと思います。 今、担当課長から答弁がありましたけれども、84億600万円、この予算のほうの執行状況はどのようになっているかお伺いしたいと思います。予算何%ぐらい執行されているのかお伺いしたいと思います。 それとあと進捗状況は前と変わりないということですけれども、事業はどんどん進んでいると思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうかね。事業は何%くらい、その辺を聞きたかったんですけれども、予算の執行状況何%ぐらい。そして入札の関係などはどうなっているのか、この辺をお伺いいたします。 ○議長(内田正一君) 吉田道路建設課長。 ◎道路建設課長(吉田信好君) 率ということでございますけれども、ちょっと幹線道路の液状化対策工事の契約額ということでよろしいですかね。まずちょっと合計出してませんので、細かくなってしまいますが、まず1点目の……、     (「長くなりますか」と呼ぶ者あり) ◎道路建設課長(吉田信好君) そうですね、大体の概算金額は出せるんですが、長くなります。 ◆8番(吉川俊君) 簡潔にお願いします。 ◎道路建設課長(吉田信好君) わかりました。1級12号線の第1工区が2億4,885万円で発注しております。1級12号線の第2工区、こちらが5億4,600万で発注しております。1級14号線の第1工区が2億3,139万500円で発注しております。もう一つ1級14号線の第2工区が1億657万5,000円で、これは幹線道路の1級12号線の液状化対策工事でございます。 ちょっと一部概算になってしまいますけれども、こちら復旧工事、復興工事の合わせての金額になりますが、1級13号線、これの第1工区が5,670万円、2工区が1億3,965万円、第3工区が1億1,649万7,500円、第4工区が9,712万5,000円、第5工区が1億374万円、第6工区が1億3,261万5,000円、第7工区が1億4,070万円、第8工区が1億3,524万円、第9工区が1億605万円、第10工区が9,177万円です。こちら申しわけございませんが、復旧工事、復興工事の合わせての金額となっております。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) さっぱり聞いてもわかりません。多分説明された方もわからないと思いますけれども、全体で84億600万の何%くらいかなと思うんですけれども、ちょっとこれをお聞かせいただければいいと思うんですよ。84億600万円の何%が今執行されているということをお尋ねしたいと思います。 そしてあとは、いいですか。もう一つ、豪雨時の道路の冠水等の排除を図るとしておりますけれども、この辺はどういう取り組みをされているのかを伺いたい。 ○議長(内田正一君) 吉田道路建設課長。 ◎道路建設課長(吉田信好君) まず先に排水の取り組みということでございますけれども、まず幹線排水路、こちらを先ほど午前中にも下水道課長のほうがお答えしてましたけれども、そういう大きなものを車道に入れると。それと、今まで3排水区で日の出地区を分けていたものを4排水地区に分けて、排水能力を高めているということでございます。 それと十番のところに調整池と雨水排水ポンプ場、こちらのほうを設置しまして、排水能力を高めるということでございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員、次。 ◆8番(吉川俊君) 3回終わったんだね。 ○議長(内田正一君) 終わりました。 ◆8番(吉川俊君) じゃ、次2つ目にいきます。2つ目も先ほどご説明いただきましたけれども、前の定例会で説明したとおりというお話がありました。この30億4,705万円の執行率は現在どのくらいなのですか。これをまずお聞かせいただきたいと思います。 それで震災前よりも災害に強いまちづくりを目指しているということになっておりますけれども、具体的にどのような、地下埋とか何かということも出てくるんでしょうけれども、この辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(内田正一君) 米川都市計画課長。 ◎都市計画課長(米川弘蔵君) 再質問のほうで執行率というような質問でございます。それで、この36億4,705万円という金額が吉川議員もご存じのように、12月の議案第76号のほうで一般会計の補正というようなところで議決をいただいておりまして、内容が継続費を組ませていただきまして、トータルで85億9,140万円というようなところで、予算のほうを補正をとってございます。継続費で補正をとってございます。その中で執行率というようなところでございますが、延長で申しますと、午前中の後藤議員のほうにもお話ししたんですけれども、きのう入札のほうが執行されまして、あしたの議会の最終日に追加議案として提出されるわけなんですけれども、延長で申しますと81.6%の執行率というふうなところでございます。全体の金額から申しますと、おおむね50%の執行率かなと思います。 それと対策を施す上で今後の具体的な対応ということでございますが、議員もご存じのように、日の出地区全体の液状化による被害を防止するため、液状化検討委員会のほうから答申を受けまして、工法的には地下水低下工法ということを採用してございます。そういった中、この事業を起こすことによりまして、地震に強いまちづくりというようなところで今取り組んでいるような状況でございます。事業費的にも一刻も早い復興を図る必要があるというようなところで、工期を短縮して3カ年の継続費用を設定したところでございます。そうしまして、平成28年の3月の事業整備完了に向けて今進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) わかりました。ぜひ事故のない事業を進めていただいて、早期に復旧・復興できるようにご尽力いただきたいと思います。 1番目は結構です。 次に、第2番目でありますけれども、潮来市自治基本条例の制定についてお伺いいたします。ここでは3点ほどお伺いしたいと思います。 まず1つは、地方分権を効果的に推進するための自治基本条例の制定について潮来市長の所見をお伺いしたいと思います。 その2つ目であります。潮来市において自治基本条例を制定することのメリットとデメリットをお伺いしたいと思います。 3点目でありますけれども、平成25年度の潮来市主要事業の1つである市民協働政策であります。総合計画策定事業として500万円が計上されております。計画的な行政運営を推進するため、26年度から30年度を計画期間とする第6次総合計画後期基本計画を策定するとありますけれども、自治基本条例制定の位置づけをお伺いするものであります。この3点についてお願いします。 ○議長(内田正一君) 川井秘書政策課長。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(川井恒夫君) まず1点目でございます。以前にも吉川議員にはお答えはしておりますが、平成22年3月から自治基本条例策定委員会を開催し、9回の基礎研修を行っておりましたが、ご存じのとおり、東日本大震災の発生により休止状態でございます。よって、所見がございません。 2点目でございます。自治基本条例を制定するメリット、デメリットについては、それぞれであると考えております。 3点目でございます。位置づけを含めて現在策定中でございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) 今答弁いただきましたけれども、22年3月から9回基礎研修をやって、震災のため現在休止中だと。したがって、所見はないということですけれども、これでいいんでしょうかね。市長の直接見解を聞きたかったんですけれども、市長、見解述べていただけないでしょうか。いろいろ私も研究してみたんですけれども、第6次総合計画、この中で見ますと、何か担当課が企画財政課となっていたんですよね。ところが今度企画財政課なくなった。この事業は現在どこで対応しているのかというのも、この辺などもちょっと私にはクエスチョンであります。それから、第6次総合計画を見ますと、第7章に市民協働政策、市民との協働による元気のあるまちを目指しますとありますけれども、自治基本条例の制定というのはまちづくりの基本だと私は思うんですよね。そういったことでもって市長の所見をさらにお伺いしたいと思います。 ○議長(内田正一君) 川井秘書政策課長。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(川井恒夫君) 事務局は秘書政策課でございます。震災後今後の策定委員会について各委員さんからご相談をさせていただいた際に、多くの委員の方から考えていた以上に自治基本条例策定の難しさを感じるとの声をいただいております。その中で安心・安全に対する考えや物の考えもそれぞれ変化をしてきております。策定自体白紙に戻したらどうかというご意見も多数ございます。この多数のご意見を尊重したいというふうに考えます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) 秘書政策課というのはわかりました。そして議員の中でも難しいという意向があったということも今初めてわかりました。これはどこでもってそういう話を聞いたんでしょうかね。私は今初めてここでこの白紙に戻すという話は聞きました。どこでこういう話が出たんでしょうか。私は認識不足か、そんなことないと思うんですけれどもね。ぜひ具体的にお聞かせいただきたいと思います。 そして第6次総合計画の中ではそれぞれ果たすべき責任と役割など基本的な原則を定めながら自治基本条例の制定を目指すとともに、まちづくりを担う人材の育成とネットワークを図りますとしているんですよね。ですから、ぜひここでもってもう一度メリットなり、あるいはデメリット、具体的にご答弁いただきたいと思います。 ○議長(内田正一君) 休憩。                              (午後2時33分)----------------------------------- ○議長(内田正一君) 再開します。                              (午後2時34分)----------------------------------- ○議長(内田正一君) 川井秘書政策課長。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(川井恒夫君) 今初めて聞いたと吉川議員が発言されましたが、私は以前、平成24年9月の議会で吉川俊議員の質問にお答えをしております。その中で私は昨年の、24年ですから昨年ですね。 昨年の3.11の震災により特に甚大な被害を受けた日の出地区の復旧・復興も道半ばでございます。被害を受けた委員の方もいらっしゃいます。また、委員の皆様には休止のご連絡をお伝えした際に、多くの委員の方から震災からの復旧・復興を最優先すべきである。長期の休止はやむを得ないというお話をいただいております。また、震災の発生により安心・安全に対する考え方を初め、物の考え方も変わってきているため、条例をつくるのであれば、ゼロからつくり直すことが必要ではないか。急いでつくることもないのではないか。委員会を解散して、一度白紙に戻してはいかがか。先々つくるという場合は改めてメンバーを募ってはどうかというふうな声がございました。これら委員の方々の意見も踏まえ、委員会の今後について慎重に判断してまいりたいと考えてます。以上です。 というふうに私は答えてますので、白紙という言葉をきょう初めて聞いたというのはおかしなことでございます。 それから、メリット、デメリットでございますが、これは受ける側によって異なります。一概に述べることは難しいというふうには思いますが、一般的に申し上げれば、自治基本条例のメリットといたしましては、自治体運営の原理原則を明文化することにより市民を主体としたまちづくりを持続的に行うことができる可能性があるのではないか。その策定過程に多くの市民が加わることでまちづくりのあり方などビジョンを共有することができる可能性があると言われております。また、デメリットとしては制定後効果をすぐに実感しにくい。条文化しても市民に条例の趣旨が伝わりにくい。策定過程に多くの市民の参加が得られなかった場合は条例を制定しても認知度が低い。多くの市民の参加で策定すると意見の集約が難しく、合意形成を得るのは難しいと言われております。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員、次お願いします。 ◆8番(吉川俊君) 今のでいいんでしょう。もう3回言った。まだいかないですよね。 ○議長(内田正一君) ①は3回言いましたよ。 ◆8番(吉川俊君) 今度②でしょう。 ○議長(内田正一君) メリット、デメリットは答弁してしまったよね。 ◆8番(吉川俊君) メリット、デメリットでしょう。そこで、今話聞きまして、確かにそのとおりわかりました、それは。     (発言する者あり) ◆8番(吉川俊君) いやいや、違うの。議員と先ほど聞こえたんです。委員が正しいんですよね。委員だったら今思い出しました。議員という言葉で私聞こえたから、そういったことでお話申し上げました。 そして3番目でありますけれども、3番目いきますけれども、今作成中というお話がありました。総合計画の策定中だと思いますけれども、今どの程度進んでいるのか。そしてその中に自治基本条例はどのような位置づけになるのかさらにお聞かせください。 ○議長(内田正一君) 川井秘書政策課長。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(川井恒夫君) 進捗率等々で言われるとお答えづらいんですが、現在後期基本計画は策定中であるというふうにご理解をいただきたいと思います。位置づけは策定委員の意見等を聞きながら判断する考えです。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) 3回目だね。この策定委員の意見等を聞きながら進めていることはわかりました。この作成はどこか外部のコンサルか何かに委託しているのか。その辺だけ確認したいと思います。 ○議長(内田正一君) 川井秘書政策課長。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(川井恒夫君) 外部に委託しております。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。次お願いします。 ◆8番(吉川俊君) 外部委託わかりました。ありがとうございます。 それでは、第3の高度化された防災情報への対応についてお伺いいたします。 ここでは2点ほどお伺いしたいと思います。まず、1点は気象庁は5月29日付、情報通信技術、ICTと言うんだそうですけれども、による防災情報の高度化を特集した「気象業務はいま2013」(気象白書)を発表いたしました。この中で特別警報の運用が8月30日から始まりました。気象庁は特別警報を発表した場合、新たに都道府県から市町村への伝達と市町村から住民への伝達措置を義務化いたしました。高度化された情報、防災情報への潮来市長の対応をまずお伺いいたします。 そしてもう1点は、豪雨などの災害が起こるおそれが高まった場合、住民は自分の身は自分で守るのが基本であります。そのため自治体は気象情報等を速やかに住民に周知する必要があります。2013台風第26号における潮来市の対応と課題をお伺いいたします。 以上2つです。
    ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) それでは、まず第1点目の答弁をさせていただきます。 特別警報の制度において義務化された県から潮来市への伝達については、茨城県防災危機管理課からファクスで伝達されます。同じく義務化された市から市民への伝達については特別警報受信後、速やかに防災無線、メルマガ、防災無線テレホンサービス、ホームページ、広報車両による広報、消防団による周知などあらゆる手段を利用し、迅速かつ正確に市民に伝えてまいります。 続きまして、(2)の質問でございますが、台風26号における本市の対応でございますが、豪雨などの災害が起こるおそれが高まった場合には防災無線やその他の手法を活用し、気象情報等を迅速かつ正確に市民へお伝えしていくことになりますが、台風26号の接近は15日夜半から16日にかけてとあったことから、暗く、風雨が激しい中、避難を呼びかけるということは2次災害を招くおそれがあることから見合わせました。今後災害が発生する時間帯を見きわめ、その時間帯にふさわしい手段で周知をしてまいります。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) 答弁いただきました。最初のほうでありますけれども、防災無線、広報あるいはメールなどで市民の方に周知ということでありますけれども、もっと潮来市独自の何か施策等は考えられているんでしょうか。まずこれが1つ。 そしてもう1点は、先般潮来市の地域防災計画ができたという話を聞いておりますけれども、この辺の見直しはされたのか、されるのか。新しく、説明がちょっと変わってきてますんで、この辺についてお伺いしたいと思います。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) それでは、質問にお答えしたいと思います。 まず初めに、潮来市としましては防災計画は策定させていただきました。その中で沼里議員のところでも報告をさせてもらいましたけれども、まず一般的な通常の警報に対しての伝達情報が確立されて、それを今周知してございます。そういった中、新たに特別警報というようなことで、国のほうで警報の部分の中である程度の基準を超えたものを特別警報というようなことで考えて基準をつくったと。その基準の中で国のほうを見ますと、本当に何十年に一遍というようなものを想定した中での特別警報というようなことでございます。その辺は潮来市の中でそれだけのものが来るかということも当然考えながら警報の取り扱いですか、考えなければならないと思います。ですから、その防災計画の中に新たにすぐ云々かんぬんということでなくて、やはりまず防災計画はできて、見直さなければならない部分というのはいろいろ出てきますけれども、とりあえず今は計画の中に盛り込むということじゃなくて、これはこれで今答弁させていただいたような対応で市民の方には周知していきたいと考えてございます。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) 答弁いただきました。私なりに解釈しましたけれども、潮来市の地域防災計画そのものは変更しない。運用上でやっていくというふうに理解してよろしいですね。私はそういうふうに理解しましたけれども、そして参考ですけれども、紀伊半島豪雨で被害を受けた和歌山、ここでは早く適切に経験がなくても対応できるようにということで避難勧告や指示を発令する場合のマニュアルをつくっているんですね。それから、熊本では夜間に大雨が予想される場合には、日没前に、先ほどもありました。深夜なんかの場合には困ってしまうということであります。日没前に避難を呼びかける予防的避難というのがことしの6月から始まります。ぜひそういった意味でも潮来市も弾力的に考えて、運用で対応するのも結構ですけれども、もっと今、熊本、和歌山、申し上げましたけれども、そういった対応も考えていっていただければ、安心・安全、命を守る潮来市になると思いますんで、その辺はいかがでしょう。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) 市としましては絵に描いた餅とすることなく、やはり防災訓練等々で実践で市民の皆様に対応していただきながら、今後そういった特別警戒における学習に努めていきたいと思ってます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。次お願いします。 ◆8番(吉川俊君) ぜひ潮来市民を守るという観点からもよろしくお願いしたいと思います。 そして2つ目であります。これは2013台風第26号については何回も今回聞かせていただきました。その中で課題についての今答弁があったかもわかりません。ちょっと私、今聞きそびれましたので、もう一度課題についてお伺いしたいと思います。そしてその課題に対する対応は市はどのように考えているのか、これをお聞かせください。2番目です。 ○議長(内田正一君) 岸根総務課長。 ◎総務課長(岸根則夫君) それでは、先ほどもお話しさせていただきましたけれども、最後のお話をさせていただきましたけれども、災害が発生する時間帯等々を見きわめまして、その時間帯にふさわしい手段で集中していきたいということで考えてございます。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) ぜひ安心・安全のできる潮来市をつくるためにも我々も頑張りますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 そして次は第4であります。北浦西湖岸に発生する泡対策についてお伺いいたします。 ここでは4点ほどお伺いしたいと思います。まず1つは平成25年度予算等に関する市長所信の要旨では、環境問題について本市が目指す将来の都市像である「豊かな自然 あふれる元気 みんなでつくる水の郷」の実現に向けて的確な推進を図るとしておりますけれども、この進捗状況をお伺いいたします。 そして2つ目であります。潮来市第6次総合計画の自然環境の保護には潮来市の自然環境保全の指針となる環境基本計画の策定を目指すとしておりますけれども、その策定状況をお伺いいたします。 3点目であります。潮来市第6次総合計画では、水質分析結果を含めた湖沼及び河川の現状をホームページ等で速やかに掲載するなど積極的な情報提供に努めるとしておりますけれども、情報提供の状況と反響、それから効果についてお伺いいたします。 4つ目であります。平成25年7月25日付の潮来市民の皆さんからの500余名の方の署名を添えた北浦西湖岸に発生する泡対策についての要望書が潮来市長宛てに提出されました。要望書の泡対策への考えと対応状況をお伺いいたします。 以上です。 ○議長(内田正一君) 仲澤環境課長。 ◎環境課長(仲澤正夫君) それでは、1点目から答弁させていただきます。 まず1点目の市長所信の要旨では環境問題について本市が目指す将来の都市像である「豊かな自然 あふれる元気 みんなでつくる水の郷」の実現に向けて推進を図る。進捗状況を伺うというご質問でございますが、1点目については自然環境の保護、水質浄化対策につきましては、潮来市家庭排水浄化推進協議会等での水質浄化活動及び各種のキャンペーン活動等による啓発活動に取り組んでいるということでございます。 続きまして、2点目でございます。潮来市第6次総合計画の自然環境の保護には潮来市の自然環境保全の指針となる環境基本計画の策定を目指すとしているが、その策定状況でございますが、環境基本計画は公害規制のほかに快適な環境の創造や自然環境の保全、環境の評価と利用に当たっての配慮事項、その指針など市の環境政策の根幹をなす事項を定める計画でございますので、研究課題とさせていただきたいと思います。 続きまして、3点目でございます。水質分析結果を含めた湖沼及び河川の現状をホームページ等で速やかに掲載するなど積極的な情報提供に努めるとしているが、情報提供の状況と反響、効果について伺うというご質問でございますが、定期的に行います湖沼、河川の水質検査の状況につきましては、国・県のホームページ等に掲載されております。市におきましては突発的な事故等の際はいち早く正確な情報を市民の皆様に提供できるよう努めており、現在広報紙を利用して水道水についての情報提供を行っているところでございます。 続きまして、4点目でございます。平成25年7月25日付の潮来市民500余名の署名を添えた北浦西湖岸についての泡対策についての要望書が市長宛てに提出された。要望書の泡対策への考え方と対応状況を伺うということでございますが、この要望書につきましては、国の機関に対しても提出されていると伺っておりますが、平成24年、昨年12月の議会におきまして、今泉議員より北浦西湖岸に所在する事業者からの排水についてのご質問が出され、事業者からの排水は基準どおり処理されていると前課長が答弁しております。北浦における泡の発生原因でございますが、平成16年の1月に出されました国土交通省霞ヶ浦河川事務所の報告書、こちら報告書がございますが、報告書によりますと、釜谷地先付近の発泡現象については界面活性剤、洗剤の主成分でございますが、は発泡限界濃度を超えておらず、原因とは考えにくい。D多糖類、天然の多糖類、デンプン等でございますが、それは発泡限界濃度を超えており、原因となっていると推察されるともございます。また、D多糖類の発泡限界濃度を超えている他の発生水域、霞ヶ浦水系では釜谷地先以外にも、こちら発泡現象が確認された水域がございます。こちらが稲敷市の浮島、土浦市の田村、かすみがうら市の安食、霞ヶ浦水域全域でこのような発泡状況が確認されておりますが、においても泡が発生している等から植物起因と考えられ、突堤などに当たる風によって湖水が撹拌され、多糖類などの界面活性物質により泡の表面張力が高まり、冷えにくくなったものと推察される。この報告がなされております。 以上の報告、その泡の発生原因から考えると、富栄養化による水質汚濁を防ぎ、水質の改善を図るため、流域一体となり水質浄化対策に取り組むことが泡対策の第1であることを考えております。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。次お願いします。 ◆8番(吉川俊君) 環境課長から答弁いただきました。まず第1点目であります。ここで家庭排水活動という言葉が出てきましたけれども、どういった方がどういった活動をいつごろからやるというのか、まずお聞きしたい。 ○議長(内田正一君) ここで暫時休憩をいたします。 再開は3時15分といたします。よろしくお願いします。                              (午後2時56分)----------------------------------- ○議長(内田正一君) それでは、休憩前に引き続き再開いたします。                              (午後3時14分)----------------------------------- ○議長(内田正一君) 答弁よろしくお願いします。 仲澤環境課長。 ◎環境課長(仲澤正夫君) では、吉川議員の再質問についてお答えさせていただきます。 まず、潮来市家庭排水協ですが、こちら正式に市のほうに補助団体として設立、届けが出されたのが平成5年でございます。 続きまして、家庭排水協の構成メンバーでございますが、区長会の代表の方2名、あと各地域の女性団体から辻、延方、大生原、日の出、牛堀、八代、こちらから各2名もしくは4名、あとは水質監視員の方が潮来、辻、大生原1名ずつ。最後に水環境ボランティアの方が7名ということでございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) ありがとうございました。1番目はこれで結構でございます。 そして2番目でありますけれども、環境基本計画については先ほど研究課題だというふうに聞いたんですけれども、それで間違いないんでしょうか。これいつまで研究をされるんでしょうか。第6次総合計画の中では当然私はもうできているのかなと思ったんですけれども、具体的にどのような内容なのか。そしてこれはパブリックコメントはされたのか。そこまで実はお伺いしたかったんですよね。北浦の水の位置づけはどんなふうにこれは入っているのかということなんですけれども、この辺について研究課題というご答弁をいただきましたけれども、ご説明いただければありがたいと思います。 そして、これは現在形にはなっているんでしょうか、なってないんでしょうか。形になっているとすれば、どこへ行けば閲覧できるのか。ここまでお伺いしたいと思います。 ○議長(内田正一君) 仲澤環境課長。 ◎環境課長(仲澤正夫君) 先ほど答弁させていただいたように、研究課題ということで、まだ基本条例等は策定しておりませんし、まだ未着手でございます。こちらの基本計画を策定する場合は、その前に条例の策定が必要になってまいります。したがいまして、条例策定後に計画という形になりますので、そちらのほうも今研究させていただいている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) わかりました。条例策定が前提だということで理解いたしましたけれども、今、水の問題、大きな問題でありますので、可及的速やかにご検討いただいて、未着手ということですけれども、早目に環境基本計画を策定すべきと私は思いました。当然この中には北浦の水の位置づけも入るでしょうね。それだけ伺います。 ○議長(内田正一君) 仲澤環境課長。 ◎環境課長(仲澤正夫君) 環境基本計画につきましては、最初に説明したとおり、すべての環境に対する基本的な考え方でございますので、当然そこには水は入ってくるものかなと考えております。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。次お願いします。 ◆8番(吉川俊君) ありがとうございました。3点目に入ります。 水質の分析結果を含めた湖沼、河川の現状ということで、これをホームページ等で速やかに掲載するということ、これ国・県のホームページでやっているということでありましたけれども、潮来市はどうなんでしょうか。提案ですけれども、震災後水道水について情報版の「広報いたこ」に毎回載せてましたよね。そういった形で数字だけでも載せて、簡単なコメントをつけるといい啓発になるんじゃないかと思いますけれども、この辺はどうでしょうか。市民への周知方法、ご提案申し上げますけれども、この辺の見解についてお伺いしたいと思います。 ○議長(内田正一君) 仲澤環境課長。 ◎環境課長(仲澤正夫君) そちらの定期的な霞ヶ浦水系の水質データについては先ほどこちらのほうで回答いたしましたとおり、国・県のホームページ上で見ることができますし、そのデータ等については詳しく掲載されておりますので、市として独自にそのデータ、同様のものを掲載するという考え方はございません。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) おかしいと思うんですよね。市民の方がみんなホームページ見られるならいいんですけれども、見られない方もたくさんいるわけですよね。ですから、私の提案は情報版「広報いたこ」に同じ数字でも載せてはどうかということなんです。国・県のホームページに出ているから、それでいいよということでなくて、もう一度考えていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。ぜひ載せていただければありがたいと思いますけれども、この辺でさらにご答弁いただきたいと思います。 ○議長(内田正一君) 仲澤環境課長。 ◎環境課長(仲澤正夫君) 同じような答えになってしまうかとは思うんですけれども、定期的なデータについては国・県にお任せするように考えておりますが、このデータにおきまして、異常等が発生した場合、異常等があった場合については市のほうで掲載するということを考えていこうと思っております。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。次お願いします。 ◆8番(吉川俊君) 次行きます。 4番目でありましたけれども、泡対策への考えと対応状況について先ほどお伺いいたしました。るるご答弁いただきましたけれども、余りよく私は理解できない部分がありました。これわかりやすくちょっともう一度説明していただければありがたいと思いますけれども、いかがでしょうか。そして市長宛てに提出された要望書でありますけれども、市長はこの現場を視察されたかどうかお伺いしたいと思います。視察されたとすればその所見ですね。されないとすれば、視察されなかった理由をお聞かせいただきたいと思いますし、それから、国にも提出されたと聞いております。国交省との連携はどうなのかということもお聞かせいただきたいし、そして10月3日の日の県議会の第3回の定例会が開かれました。そのときの橋本知事が6期目の県政に向けた所信を表明しました。その中で生活環境整備では、霞ヶ浦の水質浄化に取り組む考えを明らかにされました。ですから、潮来市と茨城県との連携はどうなっているのかということもお伺いしたいと思います。 次また、これは市長にお伺いしたいと思いますけれども、平成19年2月18日施行の潮来市長選挙広報に、市長は松田千春の約束として、前川など利根川水系のさらなる水質浄化を掲げております。そしてまた、松田千春、「潮来をもっと元気に、潮来にもっと元気を」という講演会の第1号、ここでは前川など霞ヶ浦水系の水質浄化の目標値を設定しますとあります。そしてさらに松田千春の「潮来元気作戦」、これは講演会第2号でありますけれども、前川など身近な利根川水系のさらなる水質浄化を目指します。さらには講演会の第4号であります「松田千春が元気なまちをつくります」の中では、元気があれば何でもできる。そして水辺の公園整備、マリーナ、釣り公園を中心とした多彩な交流拠点と表記してあります。さらに潮来市長は、かつてインドにおいて開催された世界湖沼会議に参加されました。北浦を含む霞ヶ浦の水質浄化についての認識と世界湖沼会議での成果を生かす方策をお聞かせください。 以上であります。 ○議長(内田正一君) 仲澤環境課長。 ◎環境課長(仲澤正夫君) まず、私のほうで答えられる部分についてお答えさせていただきますが、まず、北浦の西湖岸の泡でございますが、その原因につきましては、平成16年の1月に霞ヶ浦河川事務所より釜谷地先付近の発泡現象についてという報告書が出されております。その中で泡の発生原因について、さまざまな角度から調査した結果、界面活性剤が原因とは考えられない。原因についてはD多糖類、こちらは天然の多糖類ということで、霞ヶ浦にある藻ですとか、水生植物等がそのD多糖類の主な原因でございますが、そちらが発泡限界濃度が超えておりまして、D多糖類、つまりその天然の多糖類が発泡原因ですよということでございます。それで霞ヶ浦の水系のほかの発生水域、こちら稲敷市の浮島ですとか、土浦市の田村、土浦市外というか土浦港の近くですが、あとはかすみがうら市の安食、霞ヶ浦というと、ちょうど霞ヶ浦水系の西北あたりになるんですか、そちらのほうでも泡が発生しているから、植物由来、植物が起因すると考えられ、結局D多糖類とか植物から発生した多糖類が突堤、堤防等に当たる風によって湖水が撹拌されて、それが泡となりましたよというこちらのご回答というか、書類でございます。風によって湖水が撹拌され、堤防に当たって撹拌されて、結局沈澱している、そういう多糖類、植物起因の多糖類が撹拌されて泡となりましたという発泡現象についてという報告書がされております。ということですね。 次に、県との共同での云々でございますが、潮来市は霞ヶ浦流域21市町村とともに、霞ヶ浦問題協議会というのを結成しておりまして、そちらの中で茨城県、あとは霞ヶ浦流域町村とともに水質浄化のためのさまざまな行動、要請活動も含めて行動等をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 松田市長。 ◎市長(松田千春君) D多糖類のお話はわかったでしょうか。おわかりになりましたでしょうか。本当におわかりにならないというならば、よくよく説明をさせていただきたいと思いますので、どうぞお申し込みいただければありがたいものかなと思います。 私が泡の現場を見たかというような話でございますけれども、泡の現場、この1点だけでなく、そのほかの地域も見させていただいております。また、魚が浮き上がった、そういった状況も私は拝見をさせていただいております。恐らく吉川俊議員よりも私のほうが多く拝見しているものかなと思います。そういったところでよりよい情報というものを私以上にいただけると大変ありがたいものかなと思います。 また、どのような取り組みをしているかというようなこと、今、課長のほうからもお話がございましたけれども、霞ヶ浦問題協議会のほうでは私も副会長という立場でございます。そういう中では霞ヶ浦全体、これは北浦も含めて、北浦も鰐川も常陸利根川も前川もすべてこの地域の水というものを一体として考えていくべきかなと思っております。そういう中では今回の議会でも今泉議員さんのところでしたか、下水道の進捗状況、大生原地区と新宮地区のお話なども入れさせていただきました。具体的にこの問題が水質浄化には大きい意義を持っていくものかなと思います。今、今回話題になっております泡問題はその北浦の一部のことを捉えて言っているものかなと思いますが、その一部の改善に対しては極めて有力な改善策になっていくものかなと思いますので、これからの公共下水道等に対しましては地域の皆さんにもご協力を得ていきたいなと思いますので、ご協力のほどいただきたいなと思います。多くの水に関しての私の公約というもの、一つ一つお話をさせていただきました。もっとあったかなと思いますので、そちらのほうもぜひとも紹介をしていただければありがたいものかなと思いますが、吉川議員に至っては私に負けないぐらいの気持ちで水の浄化に体を張って臨んでいただければありがたいものかなと思っております。 おおむねがそういったことでございますので、どうか今後とも真摯に水の問題と対峙をしていただければありがたいものかなと思います。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) 市長から明快な答弁をいただきました。大変ありがとうございました。心強く思っております。わかりました。そういうことで、全力でまた霞ヶ浦水系、北浦も含めて常陸利根川、前川の水がよくなれば、これだけによって立派なまちおこし、ぜひよろしく。     (「私よりも全力でやってくださいと」と呼ぶ者あり) ◆8番(吉川俊君) それはわかってます。ということで、この問題は終わりにしたいと思います。 そして第5であります。名誉市民、故村山密氏に対する顕彰についてお伺いいたします。 マスコミ報道によると、潮来市出身の洋画家、村山密氏が10月22日、フランス、パリ市内の病院で逝去されました。故村山密氏は、潮来市の名誉市民であります。故人の遺徳を顕彰するための潮来市長の対応をお伺いいたします。 ○議長(内田正一君) 川井秘書政策課長。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(川井恒夫君) 議長、その前に先ほどの基本計画の関係でちょっと答弁漏れがあったので、答えます。 ○議長(内田正一君) はい、お願いします。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(川井恒夫君) 先ほど私、総合計画策定の話をしました。そこで、策定は市が行い、コンサルはその策定を支援する立場でございます。 以上です。 それでは、村山密画伯のご功績とご遺徳をしのぶため、お別れの会を開催することにいたしました。吉川議員にも招待状は届いているかなと思いますので、ここで改めましてご報告いたします。日時については平成25年12月23日、来週の月曜でございます。午後1時30分から、場所は水郷まちかどギャラリーでとり行う予定でございます。招待者や内容については村山氏ご遺族の意思を取り入れ、村山氏側のご指名によるものが約6割、茨城県議会、潮来市議会、市内各種団体の長及び茨城県関係者等、総勢95名の方にご案内状を送りました。80名のご参加をいただいているところでございます。 また、式内容もご遺族のご意向により経費を抑えたごく一般的な形にいたします。そして12月8日、新聞折り込みの広報「いたこ」情報版で掲載をし、市民の方に周知をいたしました。招待者以外の方でも時間を分け、お別れ会の後自由にまちかどギャラリーに入っていただき、記帳のほか本市が所有する村山画伯の作品をごらんになることができます。また、新聞各紙への掲載についても依頼をさせていただきました。葬儀そのものについては10月29日にパリ市内のサンセベラン教会で近親者、友人のみで済ませられ、モンパルナスの丘にある墓地に埋葬された旨の報告をご遺族からいただきました。よって、ご遺族と協議をし、お別れの会になった次第でございます。 条例では像などをつくることができる旨の記載がございます。ご遺族に確認をとったところ、気持ちは大変ありがたい。しかしながら、建設に市のお金を使うのはしのびないです。本人は画家なので、市内の各施設に作品をぜひ飾っていただきたいという大変高潔なとてもありがたいご返事をいただきました。その意を酌みたいと思います。ここに改めて村山密画伯のご冥福をお祈り申し上げる次第でございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) 大変ご丁寧な答弁いただきまして、ありがとうございました。確かに今回の通告してからはがきが来たものですから、通知が来たものですから、もし事前に来ていればこの質問はなかったと思います。通告してしまってから通知いただきました。今、像についてお話がありましたけれども、潮来出身の方で大変すばらしいなと思ってましたんで、そのほかにこれは市長は議会の同意を求めてできることがありました。何かというと故人の伝記の編さんというのがありますので、こういったものを後々に伝えるためにもやっていただけるといいのかなと思いますけれども、ご提案申し上げますけれども、いかがでしょうか。答弁いただきたいと思います。 ○議長(内田正一君) 川井秘書政策課長。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(川井恒夫君) ご遺族と協議をしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) ぜひご遺族の方とご協議していただいて、伝記をつくっていただけると後々子供たちの教育にもなって、潮来の名誉でもありますので、お願いしたいと思います。 そして最後に…… ○議長(内田正一君) 川井秘書政策課長。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(川井恒夫君) 今回のお別れの会でございますが、ご遺族と協議をした結果、市にご迷惑はかけられないというのが強いご希望でして、今、議員が言われた伝記の編さん、これについても協議をしても、恐らくそれは辞退されるだろうというふうに思います。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) 辞退されるだろうということですね。かもわかりませんけれども、一応は相談してみて……、なるほどね、高潔な方ということでね。できれば何かの方法で後々伝えるようなことができればいいのかなと思います。 それでは、最後の第6、台上戸地内の市道改良工事の進捗状況についてお伺いいたします。 ここでは3点ほどお伺いしたいと思います。これは毎回私定例会で聞いてますけれども、前回も前々回も質問させていただいております。現時点での台上戸地内の市道牛堀の2級3号線改良工事事業の進捗状況と課題をお伺いいたします。 そして2つ目は今後の事業推進についての考え方と工程表をお伺いいたします。 そして3点目であります。本事業の進捗状況について地域住民への周知の状況をお伺いいたします。この3点であります。 ○議長(内田正一君) 吉田道路建設課長。 ◎道路建設課長(吉田信好君) 吉川議員のおっしゃるとおり、これ毎回ご質問をいただいているところでございます。この事業の進捗につきましては、現在工事の入札準備を行っております。課題についてはありません。 2点目の事業の進捗の考え方と工程ということですけれども、これまでも区長を初め地元関係者のご協力を得ながら事業を進めてまいりましたが、これからも同様の考え方でございます。工程につきましては他事業の関係もありますので、答弁は差し控えさせていただきます。 3点目の本事業の進捗状況について地域住民の周知を伺うということですが、地元の区長及び関係地権者の方と十分な連絡をとって行っておるところでございます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) 毎回毎回同じ質問で申しわけないとは思っているんですけれども、工程としては25年度、今年度は土地の買収と一部工事の着工というふうに理解しているんですけれども、これでよろしいんでしょうか。そして27年度には大体開通するというように聞いているんですけれども、この辺についても差し支えがあれば結構ですよ。差し支えなかったらばご答弁いただきたいと思います。25年度今年度土地の買収、それから一部工事着工、そして27年度には大塚と古宿の道路の…… ○議長(内田正一君) 吉川議員、何番目ですか。 ◆8番(吉川俊君) 全部まとめて。 ○議長(内田正一君) 総括まとめて。 ◆8番(吉川俊君) ということでお伺いしたいと思います。 ○議長(内田正一君) 吉田道路建設課長。 ◎道路建設課長(吉田信好君) この件に関しましては地元区長さんにはよくご説明していることでございますけれども、今年度事業については吉川議員のおっしゃるとおりでございます。いつまでかということにつきましては、先ほども答弁いたしましたけれども、答弁は差し控えさせていただきます。 以上です。 ○議長(内田正一君) 吉川議員。 ◆8番(吉川俊君) 大変ありがとうございました。そして議長、ちょっと一言おわびしたいと思うんですけれども、よろしいでしょうか。先ほど1番の質問の中で私いろいろ説明してもらったけれども、さっぱりわからなかった。ですから、一言余計なこと言いましたけれども、それは撤回させてください。もしかしたらわからないのかなと私は思った。というのは、例えばこういう通告したらば、それについてのデータは大体議場へ来るときに皆さん持ってくるんですよね。ですから、その中に当然あるのかなと思ったから私はお伺いしたんですよ。数字がなかなか細かいところで私わかりませんでしたから……     (「もう少し説明してください。よくわかるように。何を謝っているのかよくわか りませんので」と呼ぶ者あり) ◆8番(吉川俊君) 1番目です。1番目のところで吉田課長が、1番目の1番目です。細かく数字を説明してくれました。私はちょっと理解できなかった。そのことで実は本来ならば数字を持ってきておいて、ここで答弁してくれる。丸い数字でも何でも答えてくれるのか。もしかしたら私はわからないのかなと思ったから、そう言いました。その点を訂正したいと思います。     (「何を言ったのが悪いと言ったの」と呼ぶ者あり) ◆8番(吉川俊君) もしかしたらわからないのかなという感じを私は胸の中で思ったから、そのことです。 以上です。終わります。ありがとうございます。     (「何をおわびしているのかわからない」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) 松田市長。 ◎市長(松田千春君) 何をおわびしているかわかりません。 ○議長(内田正一君) 吉川議員、何をおわびしているかわからないということ。 ◆8番(吉川俊君) 第1項目めの日の出地区の復旧・復興について、この中の1番目でもって契約の額を説明してくれました。その数字がいろいろな数字が出てきたので、私自身はちょっとメモしても間に合わなかった。それで、吉田課長は一生懸命答えてくれたんだけれども、私は理解できなかった。もしかしたら全部まとまってないからと私は認識したんで、もしかしたらばそこまでやってないのかなということでちょっと言ったことであります。 以上です。 ◎市長(松田千春君) やっていないからということが不適切な発言だったということか。吉川さんのお話を聞いていると、自己弁護で、吉川議員が何か自分で変なこと言ったかなということで、何を言ったかがわからない。どの部分を課長におわびをしたいのかわからない。明確にどこの部分をということを言ってもらわないと、何を謝られたのか本人がわからない。     (「おわびするなんて言うからだめなんだ」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) いいですか。     (「謝らなくてよかったんだろうが」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) 松田市長。 ◎市長(松田千春君) 謝らなくてよかったという話は極めてよくわかります。何を言ったかというのは、おおむねの推測はつきますけれども、議員として真摯におわびをするところは真摯におわびをしていただきたいと思います。 ◆8番(吉川俊君) 真摯におわびをいたしました。 ◎市長(松田千春君) 何という言葉に対してですかと言っている。 ◆8番(吉川俊君) 真摯に伝えてくれたでしょう。答えたことについて私は理解できなかった。メモもできなかったし。     (「そんなのおわびの中に入らないでいいよ」と呼ぶ者あり) ○議長(内田正一君) 吉田道路建設課長。 ◎道路建設課長(吉田信好君) 説明者もわからないということです。 ○議長(内田正一君) 終わります。以上で8番、吉川俊議員の質問が終わりました。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(内田正一君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。 次会はあす20日、午前10時から本会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。                              (午後3時47分)...