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12月05日-01号

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  1. 半田市議会 2017-12-05
    12月05日-01号


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    平成29年 12月 定例会(第6回)          平成29年12月5日 午前9時30分開会1.議事日程(第1号)                     |付託委員会 日程第1 会議録署名議員の指名について            | 日程第2 諸報告について                   | 日程第3 会期の決定について                 | 日程第4 報告第11号 専決処分の報告について(施設の管理瑕疵に|            起因する事故の和解及び損害賠償の額の決定|            )                   | 日程第5 報告第12号 専決処分の報告について(施設の管理瑕疵に|            起因する事故の和解及び損害賠償の額の決定|            )                   | 日程第6 報告第13号 専決処分の報告について(施設の管理瑕疵に|            起因する事故の和解及び損害賠償の額の決定|            )                   | 日程第7 報告第14号 専決処分の報告について(施設の管理瑕疵に|            起因する事故の和解及び損害賠償の額の決定|            )                   | 日程第8 議案第69号 平成29年度半田市一般会計補正予算第5号 | 日程第9 議案第70号 平成29年度半田市乙川中部土地区画整理事業|            特別会計補正予算第1号         | 日程第10 議案第71号 平成29年度半田市JR半田駅前土地区画整理|            事業特別会計補正予算第1号       | 日程第11 議案第72号 平成29年度半田市介護保険事業特別会計補正|            予算第3号               | 日程第12 議案第73号 平成29年度半田市立半田病院事業会計補正予|            算第3号                | 日程第13 議案第74号 半田市個人情報保護条例の一部改正について| 日程第14 議案第75号 半田市職員の育児休業等に関する条例の一部|            改正について              | 日程第15 議案第76号 半田市遺児手当支給条例の一部改正について| 日程第16 議案第77号 半田市母子・父子家庭医療費の助成に関する|            条例の一部改正について         | 日程第17 議案第78号 半田市中小企業従業員退職金等福祉共済条例|            等の一部改正等について         | 日程第18 議案第79号 雁宿公園再整備工事(その1)請負変更契約|            の締結について             | 日程第19 議案第80号 アイプラザ半田の指定管理者の指定について| 日程第20 議案第81号 半田市成岩地区総合型地域スポーツクラブハ|            ウスの指定管理者の指定について     | 日程第21 議案第82号 和解及び損害賠償の額の決定について   | 日程第22 議案第83号 損害賠償の額の決定について       | 日程第23 議案第84号 常滑市道路線の認定の承諾について    | 日程第24 市政に関する一般質問                |2.出席議員は次のとおりである(21名)   1番  中川健一             2番  竹内功治   3番  山本佳代子            4番  小栗佳仁   5番  小出義一             6番  加藤美幸   7番  成田吉毅             8番  岩田玲子   9番  鈴木幸彦            10番  沢田 清  11番  山田清一            12番  鈴木好美  13番  山本半治            15番  久世孝宏  16番  澤田 勝            17番  中村宗雄  18番  渡辺昭司            19番  石川英之  20番  嶋崎昌弘            21番  榊原伸行  22番  新美保博3.欠席議員は次のとおりである(なし)4.地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(41名)  市長         榊原純夫   副市長        堀嵜敬雄  企画部長       竹部益世   総務部長       滝本 均  市民経済部長     笠井厚伸   福祉部長       新村 隆  健康子ども部長    折戸富和   建設部長       榊原康仁  水道部長       笠原健次   病院事務局長     竹内甲司  防災監        斉藤清勝   企画課長       山田 宰  市民協働課長     加藤明弘   総務課長       江原包光  環境課長       長谷川信和  生活援護課長     間瀬直人  国民年金課長     間瀬浩平   幼児保育課長     高浪浅夫  保健センター事務長  岩橋平武   スポーツ課長     竹内宏行  都市計画課長     柘植信彦   市街地整備課長    大松季也  建築課長       神戸伸公   病院管理課長     大嶽浩幸  病院医事課長     沢田義行   教育長        加来正晴  教育部長       小坂和正   学校教育課長     沼田昌明5.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(6名)  議会事務局長     小野田靖   議事課長       関 正樹  同副主幹       鳥居高宏   同主事        堤 友香  同主事        宗森正樹   同書記        榊原有佳子---------------------------------------     午前9時30分 開会 ○議長(久世孝宏議員) 皆様、おはようございます。 ただいまから平成29年第6回半田市議会定例会を開会します。 ただいま出席議員21名です。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元にお配りしたとおりですので、よろしくお願いします。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名について ○議長(久世孝宏議員) 日程第1、会議録署名議員の指名についてを行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により加藤美幸議員、沢田清議員、中川健一議員を指名します。--------------------------------------- △日程第2 諸報告について ○議長(久世孝宏議員) 日程第2、諸報告についてを行います。 議案説明のため、地方自治法第121条の規定により、市長初め関係職員の出席を求めましたので御報告します。 次に、監査委員から議長のもとに、地方自治法第235条の2第3項の規定により、平成29年7月分から平成29年9月分までの例月出納検査結果報告書が提出されましたが、お手元にお配りしたとおりですので、これをもって報告にかえます。--------------------------------------- △日程第3 会期の決定について ○議長(久世孝宏議員) 日程第3、会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 今期定例会の会期は、本日から12月15日までの11日間としたいと思います。御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、会期は11日間と決定しました。--------------------------------------- △日程第4 報告第11号 専決処分の報告について(施設の管理瑕疵に起因する事故の和解及び損害賠償の額の決定) △日程第5 報告第12号 専決処分の報告について(施設の管理瑕疵に起因する事故の和解及び損害賠償の額の決定) △日程第6 報告第13号 専決処分の報告について(施設の管理瑕疵に起因する事故の和解及び損害賠償の額の決定) △日程第7 報告第14号 専決処分の報告について(施設の管理瑕疵に起因する事故の和解及び損害賠償の額の決定) ○議長(久世孝宏議員) 日程第4、報告第11号から日程第7、報告第14号までを行います。 当局の報告を求めます。 ◎建設部長(榊原康仁君) ただいま御上程いただきました報告第11号専決処分の報告について御説明申し上げます。 議案書の1ページをお願いいたします。 本報告は、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、次のとおり専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により御報告申し上げるものでございます。 専決処分の内容について申し上げます。 平成29年9月17日、半田市石塚町一丁目184番地、半田市市営緑ヶ丘住宅駐車場において、緑ヶ丘住宅12棟の屋根材が飛散したことにより発生した車両損傷事故における、当事者(甲)半田市と当事者(乙)記載の相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により、次のとおり平成29年11月17日に専決処分をいたしたものでございます。 和解及び損害賠償の額の決定につきましては、1、和解の内容は、本件車両損傷事故の責任割合において、当事者(甲)は当事者(乙)に対し、車両修繕費の全額を負担し、損害賠償の責めを負うものであります。 2、損害賠償の額は金22万5,159円で、3、損害賠償の相手方は記載のとおりでございます。 続きまして、報告第12号専決処分の報告について御説明申し上げます。 議案書の3ページをお願いいたします。 本報告は、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、次のとおり専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により御報告申し上げるものでございます。 専決処分の内容について申し上げます。 平成29年9月17日、半田市石塚町一丁目184番地、半田市営緑ヶ丘住宅駐車場において、緑ヶ丘住宅12棟の屋根材が飛散したことにより発生した車両損傷事故における、当事者(甲)半田市と当事者(乙)記載の相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により、次のとおり平成29年11月17日に専決処分をいたしたものでございます。 和解及び損害賠償の額の決定につきましては、1、和解の内容は、本件車両損傷事故の責任割合において、当事者(甲)は当事者(乙)に対し、車両修繕費の全額を負担し、損害賠償の責めを負うものであります。 2、損害賠償の額は37万7,985円で、3、損害賠償の相手方は記載のとおりでございます。 続きまして、報告第13号専決処分の報告について御説明申し上げます。 議案書の5ページをお願いいたします。 本報告は、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、次のとおり専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により御報告申し上げるものでございます。 専決処分の内容について申し上げます。 平成29年9月17日、半田市石塚町一丁目184番地、半田市営緑ヶ丘住宅駐車場において、緑ヶ丘住宅12棟の屋根材が飛散したことにより発生した車両損傷事故における、当事者(甲)半田市と当事者(乙)記載の相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により、次のとおり平成29年11月17日に専決処分をいたしたものでございます。 和解及び損害賠償の額の決定につきましては、1、和解の内容は、本件車両損傷事故の責任割合において、当事者(甲)は当事者(乙)に対し、車両修繕費の全額を負担し、損害賠償の責めを負うものであります。 2、損害賠償の額は16万5,520円で、3、損害賠償の相手方は記載のとおりでございます。 続きまして、報告第14号専決処分の報告について御説明申し上げます。 議案書の7ページをお願いいたします。 本報告は、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、次のとおり専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により御報告申し上げるものでございます。 専決処分の内容について申し上げます。 平成29年9月17日、半田市石塚町一丁目184番地、半田市営緑ヶ丘住宅駐車場において、緑ヶ丘住宅12棟の屋根材が飛散したことにより発生した車両損傷事故における、当事者(甲)半田市と当事者(乙)記載の相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により、次のとおり平成29年11月17日に専決処分をいたしたものでございます。 和解及び損害賠償の額の決定につきましては、1、和解の内容は、本件車両損傷事故の責任割合において、当事者(甲)は当事者(乙)に対し、車両修繕費の全額を負担し、損害賠償の責めを負うものであります。 2、損害賠償の額は23万3,483円で、3、損害賠償の相手方は記載のとおりでございます。 今後このような事故を二度と起こさないよう、市営住宅の状況把握に努めるとともに、施設の適切な維持管理を行ってまいりますので、何とぞ御了承賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(久世孝宏議員) 報告は終わりました。 御質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 これで本報告を終わります。--------------------------------------- △日程第8 議案第69号 平成29年度半田市一般会計補正予算第5号 △日程第9 議案第70号 平成29年度半田市乙川中部土地区画整理事業特別会計補正予算第1号 △日程第10 議案第71号 平成29年度半田市JR半田駅前土地区画整理事業特別会計補正予算第1号 △日程第11 議案第72号 平成29年度半田市介護保険事業特別会計補正予算第3号 △日程第12 議案第73号 平成29年度半田市立半田病院事業会計補正予算第3号
    △日程第13 議案第74号 半田市個人情報保護条例の一部改正について △日程第14 議案第75号 半田市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について △日程第15 議案第76号 半田市遺児手当支給条例の一部改正について △日程第16 議案第77号 半田市母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について △日程第17 議案第78号 半田市中小企業従業員退職金等福祉共済条例等の一部改正等について △日程第18 議案第79号 雁宿公園再整備工事(その1)請負変更契約の締結について △日程第19 議案第80号 アイプラザ半田の指定管理者の指定について △日程第20 議案第81号 半田市成岩地区総合型地域スポーツクラブハウスの指定管理者の指定について △日程第21 議案第82号 和解及び損害賠償の額の決定について △日程第22 議案第83号 損害賠償の額の決定について △日程第23 議案第84号 常滑市道路線の認定の承諾について ○議長(久世孝宏議員) 日程第8、議案第69号から日程第23、議案第84号までの16議案を一括議題とします。 日程の順序に従って、当局の提案説明を求めます。 ◎総務部長(滝本均君) ただいま御上程いただきました議案第69号平成29年度半田市一般会計補正予算第5号について御説明申し上げます。 議案書9ページをお願いいたします。 平成29年度半田市の一般会計補正予算第5号は、次に定めるところによります。 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,728万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ370億4,427万7,000円といたします。 第2項として、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によります。 第2条 翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表 繰越明許費」によります。 内容について、事項別明細書により、歳出から御説明いたします。 24、25ページをお願いいたします。 なお、職員給等の増減は、正職員については人事異動、新陳代謝、退職者の変動などによるものであり、臨時職員の賃金は当初の配置見込みと実際の配置との差異などによるものであります。これらの内容の詳細な説明は省略させていただきますので、よろしくお願いいたします。 3 歳出、1款 1項 1目 議会費336万円の追加、2款 総務費 1項 総務管理費 1目 一般管理費5,784万5,000円の追加は、職員給等であります。 26、27ページをお願いします。 5目 財産管理費112万円の追加は、25節 積立金で、寄附金を財源とする各基金への積立金であります。 8目 計算事務費は財源更正で、情報システム運用事業における介護保険システム改修費に対する国庫補助金が増額内示されたことによるものであります。 9目 交通安全対策費121万1,000円の減額、28ページ、29ページをお願いします、2項 徴税費 1目 税務総務費691万7,000円の減額は、職員給等であります。 3項 1目 戸籍住民基本台帳費399万9,000円の追加は、職員給等が増額となるほか、30、31ページをお願いします、個人番号カード交付事業に従事する臨時職員の共済費、賃金の計上であります。 4項 選挙費 1目 選挙管理委員会費77万1,000円の減額、6項 1目 監査委員費377万円の追加は、職員給等であります。 32、33ページをお願いします。 3款 民生費 1項 社会福祉費 1目 社会福祉総務費58万円の減額は、職員給等が減額となる一方、13節 委託料が432万円の増額で、これは、障がい者等自立支援事業で、平成30年度からの制度改正に向け、障がい者自立支援給付支払等システムの改修業務を委託するものであります。 2目 老人福祉費115万4,000円の減額は、28節 繰出金で、介護保険事業特別会計における職員給等の変動に伴う一般会計からの繰出金の減額であります。 34、35ページをお願いします。 3目 国民年金事業費17万8,000円の減額、5目 国民健康保険費258万5,000円の減額は、職員給等であります。 2項 児童福祉費 1目 児童福祉総務費1,244万1,000円の減額は、職員給等が減額となる一方、36、37ページをお願いします、13節 委託料は239万8,000円の増額で、これは、児童手当等支給事務で、平成30年度からの遺児手当制度の改正に向け、支給のためのシステムの改修業務を委託するものであります。 2目 児童福祉費810万8,000円の追加は、職員給等が増額となるほか、20節 扶助費で692万5,000円の増額で、これは、児童手当支給費で、児童手当の額が不足する見込みとなったことから増額するものであります。 38、39ページをお願いします。 4目 保育園費4,929万7,000円の減額、5目 児童発達支援センター費220万6,000円の減額、40、41ページの3項 生活保護費 1目 生活保護総務費89万9,000円の追加、4款 衛生費 1項 保健衛生費 1目 保健衛生総務費66万6,000円の減額、42、43ページの2項 清掃費 1目 清掃総務費1,331万9,000円の減額、5款 農林水産業費 1項 農業費 2目 農業総務費295万9,000円の減額、44、45ページの6款 1項 商工費 1目 商工総務費125万4,000円の減額は、職員給等であります。 4目 観光費は財源更正で、観光サイン設置事業半田赤レンガ建物管理運営事業半田赤レンガ建物周辺土地保全事業に対する国庫・県補助金の増額内示及び新規採択によるものであります。 7款 土木費 1項 土木管理費 1目 土木総務費282万9,000円の追加、46、47ページの2項 道路橋梁費 1目 道路橋梁総務費213万4,000円の追加は、職員給等であります。 2目 道路維持費は財源更正で、道路維持修繕事業(維持修繕・改修)に対する国庫補助金の減額内示、48、49ページの4目 道路舗装費も財源更正で、道路舗装事業(維持修繕・改修)に対する国庫補助金の減額内示によるものであります。 3項 河川費 1目 河川総務費37万8,000円の減額、5項 都市計画費 1目 都市計画総務費250万1,000円の追加は、職員給等であります。 50、51ページをお願いします。 2目 土地区画整理費199万2,000円の減額は、職員給等が増額となる一方、28節 繰出金が236万6,000円の減額で、これは、乙川中部土地区画整理事業特別会計とJR半田駅前土地区画整理事業特別会計における職員給等の減額に伴う一般会計からの繰出金の減額であります。 4目 公園費39万2,000円の減額は、職員給等が減額となる一方、15節 工事請負費が100万円の増額で、これは、雁宿公園再整備事業で、寄附金を財源に時計塔の設置工事を行うものであります。 その下の公園整備・改修事業の財源更正は、国庫補助金の増額内示、県補助金の減額内示によるものであります。 52、53ページをお願いします。 5目 都市景観費も財源更正で、半田運河周辺整備事業景観形成推進事業に対する国庫補助金の増額内示によるものであります。 6項 住宅費 1目 住宅管理費7,280万円の追加は、職員給等が減額となる一方、15節 工事請負費が7,559万円の増額で、これは、計画的修繕等整備事業で、本年9月17日の台風18号の暴風雨により屋根材が飛散しました緑ヶ丘住宅の高層12号棟の屋根と同住宅内で飛散の可能性のある中層6号棟の屋根と外壁の改修を行うものであります。 8款 1項 消防費 1目 常備消防費4,000円の減額、54、55ページの9款 教育費 1項 教育総務費 2目 事務局費813万4,000円の減額は、職員給等であります。 3目 学校教育指導費122万1,000円の追加は、職員給等が増額となるほか、19節 負担金、補助及び交付金が101万7,000円の増額で、これは、幼稚園型一時預かり事業で、市内の私立の認定子ども園1園が一時預かり事業を開始したため、国庫・県補助金を受け、事業費を負担するものであります。 56、57ページをお願いします。 2項 小学校費 1目 学校管理費467万1,000円の追加は、職員給等であります。 2目 教育振興費160万6,000円の追加は、20節 扶助費で、要・準要保護児童就学奨励事業及び特別支援学級児童就学奨励事業において、対象児童数の増加により扶助費の額が不足する見込みとなったことから増額するものであります。 3項 中学校費 1目 学校管理費46万4,000円の減額は、職員給等であります。 58、59ページをお願いします。 2目 教育振興費178万8,000円の追加は、11節 需用費が14万6,000円、18節 備品購入費が10万4,000円の増額で、中学校教育振興事業において、JFEオープンゴルフ大会チャリティー募金からの寄附金を財源に理科教材を購入するものであります。 20節 扶助費の153万8,000円の増額は、要・準要保護生徒就学奨励事業において、対象生徒数の増加により扶助費の額が不足する見込みとなったことから増額するものであります。 4項 1目 幼稚園費2,221万6,000円の減額、60、61ページの5項 社会教育費 1目 社会教育総務費197万6,000円の追加、3目 図書館、博物館費834万5,000円の追加、62、63ページの7目 新美南吉記念館費206万円の減額は、職員給等であります。 なお、新美南吉記念館屋外休憩所建設事業の財源更正は、国庫補助金の増額内示によるものであります。 6項 保健体育費 3目 学校給食費550万5,000円の減額は、職員給等であります。 64、65ページをお願いします。 4目 体育施設費は財源更正で、半田運動公園改修事業に対する国庫補助金の増額内示によるものであります。 13款 1項 1目 予備費500万円の追加は、今後の不測の支出に備え増額するものであります。 続きまして、歳入について申し上げます。 18、19ページをお願いします。 2 歳入、10款 1項 1目 地方交付税1億1,435万4,000円の減額は、1節 地方交付税で、普通交付税の額の確定によるものであります。 14款 国庫支出金 1項 国庫負担金 1目 民生費国庫負担金848万3,000円の追加は、2節 児童福祉費負担金で、児童手当支給費の増額に伴うものであります。 2項 国庫補助金 1目 総務費国庫補助金251万1,000円の追加は、1節 総務管理費補助金で、個人番号カード交付事業費の増額に伴うものであります。 2目 民生費国庫補助金309万4,000円の追加は、1節 社会福祉費補助金が200万円の増額で、障がい者自立支援給付支払等システム改修費に対する補助金の計上、2節 老人福祉費補助金が75万5,000円の増額で、介護保険システム改修費に対する補助金の増額、3節 児童福祉費補助金が33万9,000円の増額で、市内の私立の認定子ども園1園が一時預かり事業を開始したことに伴う補助金の計上であります。 4目 商工費国庫補助金2,034万4,000円の追加は、1節 観光費補助金、5目 土木費国庫補助金3,917万6,000円の追加は、1節 道路橋梁費補助金が3,962万5,000円の減額、2節 都市計画費補助金が4,947万9,000円の増額、20、21ページの3節 住宅費補助金が2,932万2,000円の増額で、それぞれ社会資本整備総合交付金または防災・安全社会資本整備交付金の各事業に対する内示状況及び追加要望に基づく補正であります。 7目 教育費国庫補助金1,762万4,000円の追加は、2節 小学校費補助金が40万9,000円の増額で、小学校の特別支援教育就学奨励費の増額に伴うもの、4節 社会教育費補助金1,589万1,000円の増額、5節 保健体育費補助金132万4,000円の増額は、それぞれ社会資本整備総合交付金の各事業に対する内示状況に基づく補正であります。 15款 県支出金 1項 県負担金 1目 民生費県負担金77万8,000円の減額は、3節 児童福祉費負担金で、児童手当を支給する児童の年齢構成の変動により減額となるものであります。 2項 県補助金 1目 総務費県補助金318万6,000円の追加は、1節 総務管理費補助金で、元気な愛知の市町村づくり補助金の内示状況に基づく増額であります。 2目 民生費県補助金33万9,000円の追加は、3節 児童福祉費補助金で、認定子ども園1園が一時預かり事業を開始したことに伴うものであります。 6目 土木費県補助金384万円の減額は、潮風の丘緑地の整備事業に対する内示状況に基づく減額であります。 22、23ページをお願いします。 17款 1項 寄附金 1目 総務費寄附金112万円の追加は、1節 総務管理費寄附金でありまして、69ページの寄附一覧もあわせてごらんください。 まず、社会福祉基金寄附金として、地域福祉のために、岡村一市様から10万円、1名の匿名の方から3万円、高齢者福祉のために、北川顕澄様から1万5,000円、1名の匿名の方から3万円、子育て支援のために9名の匿名の方から41万円を、環境保全基金寄附金として、環境保全のために、廣安雅美様から1万円、1名の匿名の方から5万円を、半田赤レンガ建物基金寄附金として、半田赤レンガ建物整備のために2名の匿名の方から8万円を、国際交流基金寄附金として、国際交流事業のために澤田明宏様から1万5,000円を、緑化基金寄附金として、緑化事業推進のために、プレデーク・シェーン様から10万円、2名の匿名の方から8万円を、新美南吉文学顕彰基金寄附金として、新美南吉の文学を顕彰する事業のために1名の匿名の方から3万円を、観光振興基金寄附金として、観光振興のために4名の匿名の方から17万円を、2目 教育費寄附金25万円の追加は、4節 中学校費寄附金で、理科教育教材充実のために、第20回JFEオープンゴルフ大会会長、三宅亮一様から25万円を、4目 土木費寄附金100万円の追加は、2節 都市計画費寄附金で、雁宿公園整備のために、知多信用金庫理事長、齋藤健一様から100万円の御寄附をいただいたものであります。御趣旨にのっとり、有効に活用させていただきます。ありがとうございました。 再び、22、23ページをお願いします。 19款 1項 1目 繰越金6,913万4,000円の追加は、1節 繰越金で、本補正予算で必要な一般財源を前年度一般会計からの繰越金の増額で賄うものであります。 以上、本補正予算は歳入歳出それぞれ4,728万9,000円の追加で、収支の均衡を図っております。 続きまして、13ページをお願いします。 繰越明許費につきまして御説明いたします。 「第2表 繰越明許費」で繰り越しをお願いするのは、7款 土木費 6項 住宅費、事業名は計画的修繕等整備事業、金額は7,559万円で、緑ヶ丘住宅の屋根、外壁の改修工事に相当の期間を要し、本年度内に支出が終わらない見込みのため、繰越明許費の設定をお願いしたいとするものであります。 以上で説明を終わりますが、66ページから76ページに参考資料を添付いたしておりますので、御参照の上、よろしく御審議いただけますようお願い申し上げます。 ◎建設部長(榊原康仁君) 続きまして、議案第70号平成29年度半田市乙川中部土地区画整理事業特別会計補正予算第1号について御説明いたします。 議案書の77ページをお願いいたします。 平成29年度半田市の乙川中部土地区画整理事業特別会計補正予算第1号は、次に定めるところによります。 第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ43万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億9,912万6,000円といたします。 2項といたしまして、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によります。 事項別明細書により、歳出から御説明いたします。 84、85ページをお願いいたします。 3 歳出、1款 1項 1目 乙川中部土地区画整理費43万9,000円の減額は、職員給等で、人事異動などによるものであります。 次に、歳入について御説明いたします。 82、83ページをお願いいたします。 2 歳入、3款 繰入金 1項 他会計繰入金 1目 一般会計繰入金43万9,000円の減額は、1節 一般会計繰入金であります。 歳入歳出予算の補正額はそれぞれ43万9,000円の減額でありまして、収支の均衡を図っております。 以上で説明を終わりますが、86ページから90ページに参考資料として給与費明細書を添付いたしておりますので、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 続きまして、議案第71号平成29年度半田市JR半田駅前土地区画整理事業特別会計補正予算第1号について御説明いたします。 議案書91ページをお願いいたします。 平成29年度半田市のJR半田駅前土地区画整理事業特別会計補正予算第1号は、次に定めるところによります。 第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ192万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億9,591万8,000円といたします。 2項といたしまして、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によります。 事項別明細書により、歳出から御説明いたします。 98、99ページをお願いいたします。 3 歳出、1款 1項 1目 JR半田駅前土地区画整理費192万7,000円の減額は、職員給等で、人事異動などによるものであります。 次に、歳入について御説明いたします。 96、97ページをお願いいたします。 2 歳入、2款 繰入金 1項 他会計繰入金 1目 一般会計繰入金192万7,000円の減額は、1節 一般会計繰入金であります。 歳入歳出予算の補正額はそれぞれ192万7,000円の減額でありまして、収支の均衡を図っております。 以上で説明を終わりますが、100ページから104ページに参考資料として給与費明細書を添付いたしておりますので、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ◎福祉部長(新村隆君) 続きまして、議案第72号平成29年度半田市介護保険事業特別会計補正予算第3号について御説明申し上げます。 議案書105ページをお願いいたします。 平成29年度半田市の介護保険事業特別会計補正予算第3号は、次に定めるところによります。 第1条 保険事業勘定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ135万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ81億5,686万4,000円といたします。 第2項として、保険事業勘定の歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によります。 内容につきまして、事項別明細書により、歳出から御説明いたします。 114、115ページをお願いいたします。 3 歳出、1款 総務費 1項 総務管理費 1目 一般管理費125万7,000円の減額及び3項 介護認定審査会費 2目 認定調査等費13万1,000円の増額は、いずれも職員給等で、職員の人事異動等の影響によります。 116、117ページをお願いいたします。 3款 地域支援事業費 1項 介護予防・日常生活支援総合事業費 2目 一般介護予防事業費22万9,000円の減額は、職員給等で、職員の人事異動等の影響によります。 次に、歳入について御説明申し上げます。 110、111ページをお願いいたします。 2 歳入、2款 国庫支出金 2項 国庫補助金 2目 地域支援事業交付金(介護予防・日常生活支援総合事業)5万8,000円の減額及び3款 1項 支払基金交付金 2目 地域支援事業支援交付金6万4,000円の減額並びに4款 県支出金 2項 県補助金 1目 地域支援事業交付金(介護予防・日常生活支援総合事業)2万9,000円の減額は、いずれも補助対象人件費の減額に伴い、それぞれの負担割合に応じて減額するものであります。 6款 繰入金 1項 他会計繰入金 1目 一般会計繰入金115万4,000円の減額は、2節 地域支援事業繰入金(介護予防・日常生活支援総合事業)2万8,000円の減額と、4節 職員給与費等繰入金112万6,000円の減額は、いずれも職員給等で、職員の人事異動等の影響により、その合計を減額するものであります。 112、113ページをお願いいたします。 2項 基金繰入金 1目 介護給付費準備基金繰入金5万円の減額は、人事異動等によるもので、1号被保険者分として減額するものであります。 以上、歳入歳出それぞれ135万5,000円を減額し、収支の均衡を図っております。 以上で説明を終わりますが、119ページ以降に給与費明細書等を添付いたしておりますので、御参照の上、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ◎病院事務局長(竹内甲司君) 続きまして、議案第73号平成29年度半田市立半田病院事業会計補正予算第3号について御説明申し上げます。 議案書の125ページをお願いいたします。 第1条 平成29年度半田市立半田病院事業会計の補正予算第3号は、次に定めるところによります。 第2条 平成29年度半田市立半田病院事業会計予算第2条に定めた業務の予定量を、次のとおり改めます。 その内容は、1号 年間患者数を、外来は9,760人減員し、22万9,360人といたします。 2号 1日平均患者数を、外来は40人減員し、940人といたします。 3号 主要な建設改良事業を、施設整備は6万1,000円減額し、2,311万5,000円といたします。 第3条 予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正いたします。 その内容は、収入において、第1款 病院事業収益で、補正予定額3億2,879万8,000円を追加し、130億9,645万3,000円といたします。 内訳は、第1項 医業収益で、3億2,879万8,000円を追加し、124億9,851万円といたします。 次に、支出において、第1款 病院事業費用で、補正予定額3億1,820万5,000円を追加し、130億5,703万円といたします。 内訳は、第1項 医業費用で、3億300万5,000円を追加し、125億3,113万1,000円といたします。 第2項 医業外費用で、1,520万円を追加し、1億8,535万円といたします。 第4条、予算第4条に定めた資本的収入及び支出の予定額を次のとおり補正し、本文括弧書き中、不足する額5億1,233万9,000円を不足する額5億1,227万8,000円に、過年度分損益勘定留保資金5億1,175万8,000円を過年度分損益勘定留保資金5億1,169万7,000円に改めたいとするものであります。 その内容は、収入において、第1款 資本的収入で、補正予定額27万円を追加し、4億6,857万5,000円といたします。 内訳は、第5項 寄附金で、27万円を追加し、113万円といたします。 126ページをお願いいたします。 次に、支出において、第1款 資本的支出で、補正予定額20万9,000円を追加し、9億8,085万3,000円といたします。 内訳は、第1項 建設改良費で、6万1,000円を減額し、4億5,716万8,000円といたします。 第3項 投資で、27万円を追加し、3,965万円といたします。 第5条 予算第9条に定めた職員給与費の予定額について、補正予定額8,594万4,000円を追加し、63億6,810万9,000円に改めます。 第6条 予算第10条に定めた棚卸資産購入限度額について、14億6,886万5,000円を16億7,406万5,000円に改めます。 次に、内容について、事項別明細書により御説明申し上げます。 138、139ページをお願いいたします。 収益的収入及び支出でありますが、収入から申し上げます。 1款 病院事業収益 1項 医業収益 1目 入院収益につきましては、当初予算において、1人1日当たりの診療単価を6万300円として積算計上しておりましたが、年間延べ患者数13万5,050人、1日平均患者数は370人と増減ないものの、抗がん剤治療の増やSCU開設による加算など実績増により診療単価は6万1,700円へ増加見込みであることから、1億8,907万円を追加したいとするものです。 2目 外来収益につきましては、当初予算において、年間延べ患者数23万9,120人、1日平均患者数を980人、1人1日当たり診療単価を1万4,300円として積算計上しておりましたが、年間延べ患者数22万9,360人、1日平均患者数は940人と減少見込みであるものの、泌尿器科、呼吸器内科の抗がん剤治療の増加の影響で診療単価は1万5,400円へ増加見込みであることから、1億1,272万8,000円を追加したいとするものです。 3目 その他医業収益 5節 その他医業収益2,700万円の追加は、医師賠償責任保険金であります。 次に、支出について申し上げます。 140、141ページをお願いいたします。 1款 病院事業費用 1項 医業費用 1目 給与費8,600万5,000円の追加は、職員の異動の増減差額によるものであります。 142、143ページをお願いいたします。 2目 材料費1億9,000万円の追加は、1節 薬品費1億9,000万円の追加で、泌尿器科、呼吸器内科の高額な抗がん剤の使用量が増加していることによるものであります。 3目 経費 20節 補償金2,700万円の追加は、損害賠償金であります。 2項 医業外費用 3目 雑損失1,520万円の追加は、1節 その他雑損失の貯蔵品に対する消費税増額分で、先ほどの薬品費の追加分1億9,000万円にかかる消費税8%に相当する額を追加するものであります。 なお、薬品費追加分及びこの消費税相当分の合計額である2億520万円が、126ページで御説明しました第6条 予算第10条に定めた棚卸資産購入限度額の補正額に相当するものであります。 144、145ページをお願いいたします。 資本的収入及び支出でありますが、収入から申し上げます。 1款 資本的収入 5項 1目 1節 寄附金27万円の追加は、病院整備基金寄附金であります。 寄附の内訳につきましては、148ページの寄附一覧をごらんください。 半田病院の整備のために、森智弘様から10万円、芥子久倫様から10万円、3名の匿名の方から7万円を御寄附いただいたものであります。御趣旨にのっとり、有効に活用させていただきます。ありがとうございました。 次に、支出について申し上げます。 146、147ページをお願いいたします。 1款 資本的支出 1項 建設改良費 3目 病院建設費6万1,000円の減額は、職員給与費の実績による減であります。 3項 投資 2目 1節 基金27万円の追加は、先ほど収入において御説明いたしました寄附金全額を病院整備基金として積み立てるものであります。 以上で説明を終わりますが、127ページ以降に、補正予算実施計画を初め、関係書類を添付しておりますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ◎総務部長(滝本均君) 続きまして、議案第74号半田市個人情報保護条例の一部改正について御説明申し上げます。 議案書149ページをお願いいたします。 本案は、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律が改正されたことに伴い、同法の例により、半田市個人情報保護条例の一部を改正したいとするもので、個人情報の定義の明確化、個人識別符号や要配慮個人上の整備等を行うものであります。 条文について御説明いたします。 第2条は定義で、第2号の個人情報について、特定の個人を識別することができるものをより明確に規定し、さらに、個人識別符号が含まれるものを加えます。 第3号として新たに加える個人識別符号は、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律に規定するものと定義し、同じく第4号に加える要配慮個人情報も、同法の例に倣い定義をし、明確化します。 第6条第4項は文言の整理で、第14条第1項第6号は、個人情報取扱事務の届け出に係る届け出事項として、新たに要配慮個人情報の有無を追加するものであります。 第17条第2号及び150ページの第18条第2項は、市に対して自己情報の開示請求があったときに、その情報に請求者以外の個人識別符号が含まれていた場合には、当該個人識別符号を不開示とする規定の整備であります。 第24条第2項及び第40条は文言の整理です。 附則といたしまして、第1項は施行期日で、本条例は平成30年4月1日から施行したいとするものであります。 第2項は、半田市情報公開条例の一部改正で、文言の整理を行うものであります。 以上で説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ◎企画部長(竹部益世君) 続きまして、議案第75号半田市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。 議案書151ページをお願いいたします。 本案は、雇用保険法等の一部を改正する法律において、地方公務員の育児休業等に関する法律が改正されたことに伴い、半田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正いたしたいとするものです。 条文について申し上げます。 半田市職員の育児休業等に関する条例の一部を次のように改正いたします。 第2条の4を第2条の5とし、第2条の4として新たに、非常勤職員が育児休業を延長することができる規定を追加いたします。 新たに追加する第2条の4は、非常勤職員が1歳6カ月から2歳に達するまでの子を養育するため育児休業を延長できる場合として、第1号、1歳6カ月到達日において育児休業をしている場合、第2号、継続的な勤務のために特に必要と認められる場合として市長が規則で定める場合に該当する場合のいずれにも該当するときは、子が2歳に達する日まで育児休業をすることができることとするものであります。 第3条第6号は、育児休業の再度の取得を認める特別な事情に、保育所等における保育の利用を希望し、申し込みを行っているが、当面、その実施が行われないことを追加するものであります。 第4条は、育児休業期間の再度の延長を認める特別な事情に、保育所等における保育の利用を希望し、申し込みを行っているが、当面、その実施が行われないことを追加するものであります。 第11条第7号は、育児短時間勤務終了から1年経過していない再度の育児短時間勤務を認める特別な事情に、保育所等における保育の利用を希望し、申し込みを行っているが、当面、その実施が行われないことを追加するものであります。 附則といたしまして、この条例は公布の日から施行いたしたいとするものであります。 以上で説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 議案第76号半田市遺児手当支給条例の一部改正について御説明いたします。 議案書の153ページをお願いいたします。 離婚等によるひとり親家庭等の児童を養育する方に支給している半田市遺児手当は、これまで愛知県遺児手当の制度改正やひとり親家庭等の自立に向けた支援事業の展開にあわせ、近年では平成18年度と23年度に制度改正を行っています。 ひとり親家庭等への支援については、国、県においても、遺児手当などによる金銭給付中心の事業から、就業支援など自立支援に重点を置いた事業に転換を図っています。 半田市では、平成27年度及び28年度に自立支援施策を拡大し、ひとり親家庭等へより細やかな支援を行っていることから、今回、制度の見直しを図るものであります。 また、近隣他市町の遺児手当制度の水準と開きが生じていることから、制度の水準を合わせた内容に改正いたします。 条文について申し上げます。 半田市遺児手当支給条例の一部を次のように改正いたします。 第3条第7項第2号のただし書きを削ります。 第5条中、月額2,300円を月額2,500円に改めます。 附則として、この条例は平成30年4月1日から施行し、改正後の規定は平成30年4月分以降の手当の支給及び額について適用し、平成30年3月分までの手当の支給及び額については、なお従前の例によるものといたします。 以上で説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ◎福祉部長(新村隆君) 続きまして、議案第77号半田市母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。 議案書155ページをお願いいたします。 本案は、所得税法等の一部を改正する等の法律による所得税法の一部改正により、同法において定めております用語の意義が平成30年1月1日から改められることに伴い、関係する条文の一部を改正したいとするものです。 改正内容としましては、所得税法において規定しております控除対象配偶者の名称が同一生計配偶者に改められることにより改正するものです。 それでは、条文について申し上げます。 半田市母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部を次のとおり改正いたします。 第2条第2項第1号中、控除対象配偶者を同一生計配偶者に改めます。 附則としまして、この条例は平成30年1月1日から施行したいとするものです。 以上で説明を終わります。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ◎市民経済部長(笠井厚伸君) 続きまして、議案第78号半田市中小企業従業員退職金等福祉共済条例等の一部改正等について御説明申し上げます。 議案書157ページをお願いいたします。 本案は、本市中小企業従業員退職金等福祉共済制度を廃止し、中小企業退職金共済法に基づき設置された独立行政法人勤労者退職金共済機構が所管をいたします中小企業退職金共済制度へ適正かつ迅速に移管させるため、本制度移管に関係する半田市中小企業従業員退職金等福祉共済条例の一部改正と移管後の条例廃止、半田市中小企業従業員退職金等福祉共済基金の設置及び管理に関する条例の一部改正と移管後の条例廃止、半田市中小企業従業員退職金等福祉共済事業特別会計の移管後の条例廃止を行うため、半田市中小企業従業員退職金等福祉共済条例等の一部を改正する等の条例を制定したいとするものであります。 それでは、条文について申し上げます。 第1条は、半田市中小企業従業員退職金等福祉共済条例の一部改正で、契約の申し込みを規定した第5条を削除して新規加入者を停止し、契約の解除を規定した第8条に解除ができる条件として、独立行政法人勤労者退職金共済機構への資産移管が困難であると市長が認めた場合を第6号として追加いたします。 また、掛金の増口を規定している第9条第4項を削除し、掛金の増口ができないことといたします。 さらに、解約手当金が支給できる条件を規定する第24条第1項第1号に、独立行政法人勤労者退職金共済機構への移管が困難であると市長が認めた場合を加えます。 次に、第2条として、半田市中小企業従業員退職金等福祉共済基金の設置及び管理に関する条例の一部改正として、基金の処分について規定している第6条を改め、独立行政法人勤労者退職金共済機構への資産移管に係るものを追加いたします。 第3条として、半田市中小企業従業員退職金等福祉共済条例を廃止することを定めます。 附則第1号として、この条例は平成30年4月1日から施行することとし、次の158ページをお願いいたします、中小企業従業員福祉共済条例の廃止を規定した第3条は平成31年4月1日から、附則第4号で規定する基金及び特別会計設置に関する条例の廃止については平成31年10月31日から施行することといたします。 附則第2号で経過措置を定め、条例廃止の平成31年4月1日前に請求のあった退職一時金、脱退手当金、解約手当金または見舞金、その他の福祉事業に係る支給または返還は従前どおりといたします。 また、附則第3号として、本市退職金等福祉共済事業の廃止に伴い、積み立てられた資産は、中小企業退職金共済法施行規則に基づき、独立行政法人勤労者退職金共済機構へ引き渡すことといたします。 附則第4号で、半田市中小企業従業員退職金等福祉共済基金の設置及び管理に関する条例及び半田市中小企業従業員退職金等福祉共済事業特別会計設置に関する条例の廃止を定めることといたします。 以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◎建設部長(榊原康仁君) 続きまして、議案第79号雁宿公園再整備工事(その1)請負変更契約の締結について御説明申し上げます。 議案書の159ページをお願いいたします。 雁宿公園再整備工事(その1)について、次のとおり工事請負変更契約を締結したいとするものであります。 1、工事名は雁宿公園再整備工事(その1)、2、工事場所は半田市雁宿町二丁目1番地ほか、3、変更前請負契約金額は金3億2,292万円、4、変更後請負契約金額は金3億3,787万1,520円、5、変更による契約金増減額は増額金1,495万1,520円で、6、請負契約者は半田市成岩東町77番地、株式会社七番組、代表取締役澤田雄二であります。 本工事は、雁宿公園の旧交通公園跡地整備並びに半田球場の改修のため、本年7月10日に契約し、工事を進めてまいりました。 当初は老朽化したバックスクリーンを撤去する計画でしたが、愛知県軟式野球連盟半田支部を初め野球関係者からの設置要望を受け、バックスクリーン設置工を新規計上するとともに、現場の状況を精査したところ、舗装面積などの数量の変更が必要となったため、変更契約を締結したいとするものであります。 参考資料として、工事請負変更契約書、位置図、工事概要、平面図を添付いたしておりますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ◎市民経済部長(笠井厚伸君) 議案第80号アイプラザ半田の指定管理者の指定について御説明申し上げます。 議案書165ページをお願いいたします。 アイプラザ半田の指定管理者を指定したいので、地方自治法第4条の2第6項の規定により議会の御議決を求めるものであります。 同施設につきましては、平成22年度に愛知県から建物譲渡を受け、平成27年度からは観光情報発信拠点として位置づけ、指定管理者制度を導入し、本市の重要施策の1つである観光振興の推進に努めております。 当該候補者は、NPO法人として、案内所の運営を初め、観光イベントの企画調整、市内外への観光情報発信など多くの観光関連事業を実施している団体で、任意指定により、本年10月31日開催の指定管理者選定委員会において指定管理者の候補として選定されたものであります。 内容について申し上げます。 1、管理を行わせる公の施設の名称はアイプラザ半田、2、指定管理となる団体の名前は特定非営利活動法人半田市観光協会、3、指定の期間は平成30年4月1日から平成33年3月31日までの3年間であります。 以上で説明を終わります。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 続きまして、議案第81号半田市成岩地区総合型地域スポーツクラブハウスの指定管理者の指定について御説明申し上げます。 議案書167ページをお願いします。 半田市成岩地区総合型地域スポーツクラブハウスの指定管理者を指定したいので、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 なお、当該候補者は任意指定により、本年10月31日開催の半田市指定管理者選定委員会において指定管理者の候補として選定されたものであります。 内容について申し上げます。 1、管理を行わせる公の施設の名称は半田市成岩地区総合型地域スポーツクラブハウス、2、指定管理者となる団体の名称は特定非営利活動法人ソシオ成岩スポーツクラブ、3、指定の期間は平成30年4月1日から平成33年3月31日までの3年間であります。 以上で説明を終わります。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ◎建設部長(榊原康仁君) 続きまして、議案第82号和解及び損害賠償の額の決定について御説明申し上げます。 議案書の169ページをお願いいたします。 本議案は、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定に基づき議決を求めるものでございます。 議案の内容について申し上げます。 平成29年10月24日、半田市宮本町三丁目209番3地先、市道宮本45号線で発生した車両損傷事故における、当事者(甲)半田市と当事者(乙)記載の相手方との和解及び損害賠償の額の決定について御審議いただくものでございます。 和解及び損害賠償の額の決定につきましては、1、和解の内容は、本件事故の過失割合において、当事者(甲)は当事者(乙)に対し、修理費等の全額を負担し、損害賠償の責めを負うものであります。 2、損害賠償の額は金57万7,887円で、3、損害賠償の相手方は記載のとおりであります。 今後このような事故が発生しないよう、道路施設の維持管理に努めてまいりますので、何とぞ御了承賜りますようお願い申し上げます。 ◎病院事務局長(竹内甲司君) 続きまして、議案第83号損害賠償の額の決定について御説明申し上げます。 議案書の171ページをお願いいたします。 本議案は、平成28年6月15日、半田市立半田病院において発生した右腎盂尿管がんに対する右腎尿管全摘出術及び膀胱部分切除術に係る医療事故における、当事者半田市と当事者記載の相手方との和解に伴う損害賠償の額の決定について、半田市病院事業の設置等に関する条例第9条の規定に基づき議決を得たいとするものでございます。 1、損害賠償の額は金2,700万円、2、損害賠償の相手方は記載のとおりであります。 今回の医療事故に関しまして、お亡くなりになった患者様に改めて哀悼の意を表しますとともに、御遺族様に対して心よりおわび申し上げます。 今後とも職員一同、医療安全の徹底とともに再発防止に向け取り組んでまいります。 以上で説明を終わります。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ◎建設部長(榊原康仁君) 続きまして、議案第84号常滑市道路線の認定の承諾について御説明いたします。 議案書の173ページをお願いいたします。 常滑市長より、本市の行政区域内の次の区域を常滑市道路線として認定することについて承諾依頼があったため、道路法第8条第4項の規定に基づき議決を求めるものでございます。 認定承諾箇所の起点、終点、延長、道路幅員は記載のとおりであります。 175ページをお願いいたします。 具体的な場所は、市道路線認定図に示す5119号線及び5126号線の承諾依頼箇所であり、拡大図中の網かけ部分になります。 以上で説明を終わります。よろしく御審議いただけますようお願い申し上げます。 ○議長(久世孝宏議員) 提案説明は終わりました。 以上の各議案に対する質疑及び委員会付託は、一般質問終了後に行います。 しばらく休憩します。---------------------------------------     午前10時40分 休憩     午前10時55分 再開--------------------------------------- ○議長(久世孝宏議員) 会議を再開します。--------------------------------------- △日程第24 市政に関する一般質問 ○議長(久世孝宏議員) 日程第24、市政に関する一般質問を行います。 お手元にお配りした通告一覧の順に行います。 小栗佳仁議員の発言を許します。     〔4番 小栗佳仁議員 質問席へ移動〕(拍手) ◆4番(小栗佳仁議員) 議長のお許しをいただきましたので、さきに通告しました主題、骨髄移植のドナー支援充実についてを、要旨の順に質問させていただきます。 骨髄移植を初めとする造血幹細胞移植は、白血病等の難治性血液疾患に対する有効な治療法です。我が国では、公益財団法人日本骨髄バンクの呼びかけによって、平成29年1月末現在のドナー登録者数は約47万人となり、患者とのHLA、ヒト白血球抗原適合率は96.4%であるにもかかわらず、実際に移植に至るのは54.4%にとどまっています。 この背景には、ドナーが骨髄等の提供に必要な検査、入院等で休業した場合の金銭的な補填がないことや、勤務先や同僚の理解が得にくいこと、健康不安を感じる年代のドナーがふえていることなどが挙げられます。 1人でも多くの患者が1日でも早く、骨髄移植を初めとする造血幹細胞移植を受けられるようにするために、ドナーが安心して骨髄等を提供できる仕組みをつくることが喫緊の課題と思っています。白血病を含むがんは、青年層の死因として交通事故に次ぐ第3位で、皆様自身も発症する可能性がある病気です。白血病になったときに助けになるのが、骨髄移植提供者、ドナーの存在です。 さて、11月3日の中日新聞朝刊に、「骨髄ドナー 支援もっと」の見出しで、亡き元名古屋市議の日比健太郎さんが政策提言した骨髄移植ドナー助成制度について、遺志を継いだ全国の地方議員が一斉に提案したことなどから、導入した市町村が過去10カ月間に全国で192から311に増加した、3日の1周忌を前にした2日、この活動にマニフェスト大賞の最優秀政策提言賞が贈られ、妻で名古屋市議の美咲さんは涙ながらに喜んだとの記事でした。 日比健太郎さんは、市議だった2016年5月に急性白血病と診断され、その有効な治療法である骨髄移植を目指し、白血球の型が適合するドナーが4人見つかったが、移植の同意が得られずに現職のまま亡くなられました。その同意が得られなかった大きな理由は、骨髄移植の準備の都合がつかないだったとのことです。ドナー候補は、検査や骨髄液採取のため、4日程度の入院が必要で、仕事を持つドナーが提供を断念するケースが多いとのことです。 日比健太郎さんは生前、がん患者となった経験を議員の仕事に生かし、多くの苦しむ人々のために取り組みたいと、抗がん剤治療の副作用で苦しみながらも、白血病治療や骨髄ドナー登録に関する問題提起を行い、改善のための政策提言を行いました。この日比さんの政策提言をもとに、骨髄ドナー登録推進プラン、通称日比プランを作成し、運動を展開しているところです。 日比さんの政策提言は、以下の5本柱になっております。 患者と適合者のミスマッチ解消のための助成制度導入、若者を中心とした新規骨髄ドナー登録をふやすための普及啓発活動、献血センターでのドナー登録を促すため、都道府県議会から働きかけをする、臍帯血の安定的保有量の確保、患者に寄り添う家族への経済的負担軽減。 以上の5本柱から、当市で取り組んでいただきたいことについて、要旨の順に質問していきます。 要旨1、市内在住者の白血病等の患者について。 半田市在住者の過去3年間の白血病等の難治血液疾患の患者数は、どのような状況なのでしょうか。実数でわからない場合は、愛知県の患者数からの人口割での推定値でお伺いします。 要旨2、ドナー登録者数と登録推進について。 1点目、市内のドナー登録者数は何名で、登録可能人口のどのくらいの比率で登録されているのでしょうか。また、愛知県全体と比較してどのような状況なのでしょうか、お伺いします。 2点目、ドナーリクルート、ドナー募集の推進についてですが、現状の市内のドナー登録者数増に向けた取り組みや啓発活動、どのようなことをされているんでしょうか、お伺いします。 3点目、ドナー登録推進団体の活動はどのような活動があり、その育成支援はどのように行っているのか、お伺いいたします。 要旨3、ドナーが安心して提供できる、登録できる環境整備について。 1点目、ドナーが骨髄等の提供に伴う通院や入院等をするための助成制度を創設してはと思いますが、見解をお伺いいたします。 2点目、骨髄等の提供に伴う通院、入院等をするための休暇制度を設ける市内企業に対し、助成制度を設けてはと思いますが、見解をお伺いします。 以上で質問席からの質問を終わります。     (拍手・自席へ移動)     〔健康子ども部長 折戸富和君 答弁席へ移動〕 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 小栗佳仁議員の御質問、主題1、骨髄移植のドナー支援の充実についての要旨1、市内在住の白血病等の患者についてお答えいたします。 御質問の過去3年間の白血病等の難治性血液疾患の患者数につきましては、市町村単位における毎年の統計はありませんが、3年に1度、厚生労働省が都道府県単位の患者調査を実施しています。最近の平成26年患者調査における愛知県の白血病の推計患者数から人口比により算出した本市の白血病の推定患者数は16人であります。 続きまして、要旨2、ドナー登録者数と登録推進についての御質問の1点目、市内の登録者数についてお答えいたします。 ドナー登録者数については、市町村単位の統計はありませんが、愛知県の登録者数から人口比により本市の推定登録者数を算出しますと、平成29年10月末現在316人となります。なお、ドナー登録が可能な18歳以上54歳以下の人口に対する登録率は0.6%で、愛知県全体と変わらない状況となっています。 御質問の2点目、ドナーリクルートの推進についてお答えいたします。 本市においては、ドナー登録に関する普及啓発物の公共施設への設置や、献血会場等におけるパンフレット等の配布に加え、献血時にドナー登録を受け付けるなど、ドナー登録の推進を図っています。 また、市内の高校3年生を対象とする献血セミナーでは、NPO法人あいち骨髄バンクを支援する会の方を講師とする講演会を開催し、実際に移植を受けられた方の生の声により、直接ドナー登録の大切さを伝えています。さらに、半田常滑看護専門学校においては、学生を対象にドナー登録の大切さを伝える講演会を開催するとともに、献血とドナー登録とを同時に実施し、ドナー登録の推進を図っています。 御質問の3点目、ドナー登録推進団体の育成支援につきましては、現在、半田市内には全国骨髄バンク推進連絡協議会に加盟するドナー登録推進団体はありません。しかし、ドナー登録の推進は大変重要なことであると認識しており、今後は市内の献血推進団体に協力を求めるなど、ドナー登録の推進に取り組んでまいります。 続きまして、要旨3、ドナーが安心して提供できる、登録できる環境整備についての御質問の1点目、ドナーに対する助成制度の創設及び御質問の2点目、ドナー休暇制度を設ける市内企業に対する助成制度の創設については、関連がありますので一括してお答えいたします。 骨髄バンク事業は、ドナーの善意で提供していただいた骨髄等の移植によって、白血病等の治療が困難な血液疾患の患者を広く公平に救うものであり、人の命をつなぐ大切な事業であると認識しています。また、患者と白血球の型が適合したドナーであっても、休暇取得や経済的な問題等の理由により骨髄等の提供に至らないケースがある状況は改善されなければならないと考えています。 一方で、骨髄移植は全国のドナーと患者との間で行われるため、国全体の統一された制度により改善が図られることが大切であると認識しています。 本市といたしましては、ドナーや事業所に対する助成制度を独自に創設する考えはございませんが、今後、骨髄等のドナー登録及び提供が適切に推進されるよう、国及び県に対し、事業所におけるドナー特別有給休暇制度導入の推進及びドナーの通院や入院等に伴う経済的補償制度の創設を要望してまいります。 以上で、小栗佳仁議員に対する答弁とさせていただきます。     (自席へ移動) ◆4番(小栗佳仁議員) 先ほどの答弁で、白血病患者数の推定、市内に16名ということでございました。愛知県のホームページから見ていきますと、患者登録者数が2,294人、それに対して移植数が1,268で、愛知県55.3%の状況です。市内の患者数推定16名のうち、この比率からいきますと9名が移植を受けられた勘定になります。 こうした移植率、こういったものを100%にどうやって近づけていくのかというところでございますが、やはり、まず、この改善としては、ドナー登録者数をふやす、また、冒頭でも述べました移植の同意を得られないような状況を減らすという、この2点だと思っております。 再質問の1点目になりますが、若年層への普及啓発策として、高校や大学等での登録会開催を推進していただけるよう依頼をしていただけないかと思いますが、当局の見解をお伺いいたします。 ◎健康子ども部長(折戸富和君) ドナーの登録の対象年齢、18歳から54歳というふうでありますけれども、今後の安定的なドナーの確保のためには、やはり若年層のドナー登録が非常に重要であると考えています。 半田市としましては、将来のドナー登録につなげるために、今後、半田保健所や関係団体との連携のもとに、さらに多くの市内高校において、骨髄ドナー登録の大切さを伝える講演会を開催していただけるよう取り組んでまいります。 また、半田常滑看護専門学校における献血時にドナーの登録ができる取り組みにつきましても、今後も継続で実施できるよう、看護専門学校のほうと半田保健所と連携してまいります。 ◆4番(小栗佳仁議員) そういった若年層への働きかけ、ぜひともやっていっていただきたいと思っております。 次に、市内企業へのドナー登録推進に向けた働きかけをしてはと思いますが、例えば、市内企業の献血や健康診断にドナー登録啓発活動を実施していただくなどの協力要請はできないのでしょうか、お伺いいたします。 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 献血とドナー登録を同時に実施することは、ドナー登録の推進の有効な手段と考えています。今後事業所内においても、献血とあわせてドナー登録が御案内いただけるよう、献血とドナー登録を同時実施にしていただけるような働きかけをしてまいります。 ◆4番(小栗佳仁議員) ぜひとも、そうしたことによってさらなる推進ということでお願いしたいと思います。 もう一つの手段として、臍帯血、こういったものがあります。赤血球、白血球、血小板など造血幹細胞が骨髄と同じぐらい含まれているようで、骨髄移植と同様の治療を行うことができると言われております。 胎盤と、へその緒、臍帯の中に含まれている血液のことでございますが、およそ40から100ミリリットルの量があります。公的バンクと提携している病院で出産すると、臍帯血を提供することができます。病院で出産前に同意書にサインし、出産の際に採取しますと、すぐに臍帯血バンクに運ばれて、保存の処理が行われます。寄附の形になりますので、料金はかかってまいりません。 こういったことを、妊婦健診時や広報等、妊婦の臍帯血バンクへの登録推進を強化できないのでしょうか、お伺いいたします。 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 臍帯血につきましては、出産時に採取されるわけですけれども、現在、市内に臍帯血を採取できる病院はありません。また、県内においてもそういう病院が限られておることから、妊婦への臍帯血の提供の推進は非常に困難な状況にあるということであります。 ◆4番(小栗佳仁議員) こういったことも重要かと思っていますので、そういったことを各病院にいろいろ依頼しながら、こういった活動の働きかけを県のほうに申し入れていっていただきたいなと思っております。 次に、造血幹細胞移植するにはHLAの型が一致する必要があります。輸血のときと同様で、ABOが一致することが必要であると同じような感じでございますが、HLA型の適合率は一般的に4,000から8,000人に1人の割合と、かなり低いようでございます。市内推定患者数16名としたときのドナー登録者数でございますが、このときは6万4,000から12万8,000人必要なわけで、その確率で16名の方たちにドナー提供できるという状況であろうかと推定します。 ここまで、皆さん方に啓発活動についていろいろお願いしてきたところでございますが、市内にこういったドナー登録推進団体はないということで、血液推進協議会などで協力を求めていくという答弁でございましたが、この血液推進協議会などに、ドナー登録推進事業の育成のための公的な支援というものは行えないのでしょうか、お伺いいたします。 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 骨髄等の提供及び移植につきましては、対象はやっぱり全国のドナーと患者との間で行われる行為になってきます。さきの答弁でもお答えしましたように、ドナー登録団体等への補助金等の交付に係る公的助成制度については、やっぱり国の補助制度により実施されるべきものであると考えております。 ですから、市単独の補助金制度による助成制度は現在考えておりませんけれども、先ほどの答弁にありましたように、国ないし県のほうにこういうような必要性があるということは声を大にして働きかけていきたいと考えております。 ◆4番(小栗佳仁議員) ぜひとも、声を大にして働きかけをお願いしたいと思います。 今度はドナーに対する補助、助成についてでございますが、冒頭でも申し上げましたように、日比健太郎さん、この方が、白血球の型が適合するドナーが4人見つかったという状況の中で、移植の同意が得られずに現職のまま亡くなっているんですね。その理由は、骨髄移植の準備がつかなかった、こういったことだそうです。 一般的に3泊4日程度の、ドナーは入院が必要で、お仕事を持つドナーが提供を断念するケースが非常に多いそうです。こうしたことからも、収入を補填する助成制度を設ける必要があるかと思っておりますが、いかがでしょうか。 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 骨髄バンクの事業は、人の命をつなぐ大切な事業であると認識をしています。先ほどの答弁でお答えしたことになるんですけれども、患者と白血病の型が適合したドナーであっても、休暇取得や経済的な問題等の理由によって骨髄等を提供に至らないケースがある状況は改善されなきゃならないと考えております。 一方で、骨髄移植は全国のドナーと患者との間で行われるため、国全体の統一された制度によって改善を図られるべきであると考えております。 半田市独自のドナーに対する助成制度を創設する考えは現在のところございませんけれども、先ほど言いましたように、今後、骨髄等のドナー登録及び提供が適切に推進されるよう、国とか県に対して、ドナーの通院や入院等に伴う経済的保障制度の創設を要望してまいります。 ◆4番(小栗佳仁議員) 先ほども言ったように、この過去10カ月間で、全国192自治体から311に急増しているわけですね。助成制度を導入した市町ですよ。こういったことをやっていかないと、例えば、先ほど推計で16名の方がいました。ひょっとして日比健太郎さんのように、4人のドナーが見つかったけど移植を受けられないという状況が起きたときに、非常に残念だよなと思っています。 例えば、市内の患者さん、要は市内在住者の方が患者さんだった場合に、ドナー提供者が他府県であろうと、やはりこの収入という部分で補填していく必要があろうかと思います。それと、あと企業の協力も必要なんですが、まず、この制度、非常に重要かなと思っていますが、もう少し前向きな答弁というのはいただけないんでしょうか。 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 先ほどの答弁の繰り返しになるんですけれども、骨髄バンクの事業は本当に、人の命をつなぐ大切な事業であるという認識は、半田市としても持っております。そうした中で、やはり制度としては、本当に国全体で考えていかなければならない問題というふうに認識をしております。 国と県とへ要望していくことになるんですけれども、近隣市町のほうとも連携をとりながらみんなで、半田市だけじゃなくてやっぱり市長会全体で、こういうものは必要だということで、県のほうに話を、今後どんどんどんどん声を大にしていきたいと考えております。 ◆4番(小栗佳仁議員) やはりこういったことは、まず各自治体がいろいろやっていくことによって県、国が動いていくかと思っていますので、ぜひとも、今、311自治体もあるわけですね、全国に。隣の東浦町でももう既に実施しているわけですよ。こういったことが非常に重要な活動かなと思っています。他の市町を見ながらという話ではなくて、市単独で、やっぱり単独とは言いませんが、実施しながら、国、県を動かすんだという気持ちが非常に重要なことだろうと思っていますので、今後、引き続き検討をいただければなと思っております。 続きまして、市内の企業の助成についてのことでございますが、仮に、提供者、ドナーが見つかっても、骨髄や移植に至らない、こういったものが、一例でも減らす、こういう例を減らすということが重要かなと思っております。こうしたことは、企業の協力も必要であろうかと思います。 例えば、先ほどお金の面で助成は行えないというお答えをいただきましたが、例えば半田市のホームページに、骨髄ドナー休暇制度やボランティア休暇制度を導入している企業、こういったものを団体として掲載してはいかがかと思っています。 また、市長さんが一筆書いて、そういった企業に対して貢献していただいたという形のお礼状を贈るなどの活動をぜひ行っていただきたいと思いますが、こういった活動に対していかがお考えでしょうか、お伺いします。 ◎健康子ども部長(折戸富和君) ドナーの休暇制度を設ける企業に対しましては、社会貢献活動の1つとして敬意を表するところでございます。 表彰に関する規定もある中で、現在、感謝状まではちょっと考えておりませんが、今後は半田市のホームページにおいて、休暇制度を導入している企業、団体名を紹介するとともに、日本骨髄バンクホームページへのリンクを行うなど、ドナー登録及び提供が適切に推進されるよう、普及啓発活動に努めてまいりたいと思っております。 ◆4番(小栗佳仁議員) ぜひとも、そういったことを広げながら、いろんな企業に対して感謝の気持ちを込めながら実施していただきたいと思っています。 最後の質問にいたしますが、ドナー登録にかかわる啓発活動や、ドナー、提供者の助成制度、また、ドナー休暇制度、こういったものは非常に重要なことでございまして、1人の命でも救うという気持ちで考えていただきたいと思っておりますので、まず市長にそういった見解を伺うとともに、愛知県や市長会などに市長として推進するよう提案していただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お伺いします。 ◎市長(榊原純夫君) ありがとうございます。 愛知県市長会、県市懇談会の中でも、大府市だったか豊田市さんだったか、少し記憶が定かではないんですが、小栗議員御主張の制度的なものを国に求めていく意見が出されまして、私も大変その意見書には賛成するということで表明させていただきましたが、今後も御指摘の趣旨を踏まえて、また、愛知県市長会としても、県、さらには国に伝えてまいりたいと思います。 それから、市内企業の関係でございますが、一度半田商工会議所にも、御指摘の点を踏まえて、議員さんからこういう提案があったので、ぜひ商工会議所に加盟する事業所においてもそういったことの普及啓発について、半田市とともに力を合わせてやっていただけるようなことは提案をさせていただきたいと思いますし、収入の補填という点につきましては少し検討すべき課題があると思いますが、ドナーの提供制度の普及啓発は大変必要な観点でございますので、御指摘の点を踏まえて、いろんな手段を講じて求めてまいりたいと考えます。 以上です。 ○議長(久世孝宏議員) 小栗佳仁議員の質問を終わります。 しばらく休憩します。---------------------------------------     午前11時27分 休憩     午後1時00分 再開--------------------------------------- ○議長(久世孝宏議員) 会議を再開します。 中村宗雄議員の発言を許します。     〔17番 中村宗雄議員 質問席へ移動〕(拍手) ◆17番(中村宗雄議員) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、主題、半田市の将来に向けて責任ある市政運営についてを質問させていただきます。 最近、市民の方とお話をすると、よくこう聞かれます。半田病院って、結局どうなっちゃうの。 また、市外の方とお話をすると、このように言われます。半田市、今、大変だよね。 これらのコメントは何を意味するかといいますと、今から2年5カ月も前に、平成27年7月から長い月日をかけて議論をし、そして決定した市職員駐車場を新病院の建設候補地にするという案を、榊原純夫市長が政治判断により白紙にしたことに始まり、この先の新病院問題に多くの方が不透明感を感じている証拠だと私は思います。 私は、市長の市職員駐車場の建設断念の決断は評価をしております。また、建設時期は一刻も早い病院建設が必要なのは、誰もが望んでいることだとも思います。 しかし、建設を急ぐ余りに、半田市の将来のまちづくりや周辺地域への影響を考えず、早く建てることができる高い場所という理屈で安易に場所の決定をすべきではないと思います。 私は、今回の質問を通して、新病院問題の建設予定地から影響を及ぼす半田市の将来のまちづくりがどうあるべきかを明確にするために、質問をさせていただきます。 それでは、質問の1番目、半田病院の移転先を遅くとも平成29年度3月には明らかにすると、11月1日の全員協議会で榊原純夫市長が発言をされました。現時点での新病院の全体スケジュールはどのようになっていますか。 以前は、市職員駐車場以外の場所に新病院を建設する場合にはおよそ10年おくれると言われておりました。用地取得や、不明確な部分もあると思いますが、建設場所決定後から新病院開院までどれだけの時間を要する見通しなのかをお答えください。 質問2、平成29年11月15日付の中日新聞の報道によれば、新病院建設場所を、新たに検討会議と呼ばれる会議体を立ち上げ検討していくこととありました。その検討会議とはどのような会議体なのでしょうか。検討会議の座長、構成する有識者の分野、人数、市民の参加、会議の開催回数など、詳細にお答えください。 質問3、現在のところ、新病院の有力な建設候補地としております半田運動公園東付近に半田病院が移転した場合、半田市の将来あるべき姿を取りまとめました半田市都市計画マスタープランに示された都市の中心的な軸である活力軸から外れた場所になります。 映像をお願いしたいと思います。 これが、都市マスタープランという、半田市の将来像を取りまとめたものであります。そして、これが活力創造軸。これ、どこかといいますと、ここの部分の、雁宿公園から衣浦港までの、今、赤く四角く囲ったところを活力創造軸というふうに、都市マスタープランでは取り決めております。 そして、その中で、特に半田市は今まで、病院から知多半田駅までのこの区域、この軸をよく都市軸という表現をされておりまして、今、JR高架などの事業もこの都市軸の分断を解消するためにということで、これを非常に大切にしてきた経緯があります。 映像、結構です。 その中で、将来に向けた半田市の都市構造や都市軸の形成やその対応について、半田市はどのようにお考えかをお答えいただきたいと思います。 そして、質問4、常滑市民病院の建てかえ時の経営計画は、半田病院が東洋町にあることが前提となっているそうです。 こちらもお願いしたいと思います。 これ、常滑病院、いわゆる飛香台というところに、ここに今、常滑の病院があります。そして、今、建設が有力だと言われている半田運動公園、ここですね、ここに新しく、どうも病院が建てられようとしているようです。 この距離というのは、ナビではかってみますと4.1キロ。ここが病院、ここが運動公園ですね。きのう車で走ってみましたら、市境までが2分、そして病院までが2分46秒、合計で4分49秒、約5分弱で行けちゃう距離にあるわけですね。 これ、何を言っているかと申しますと、もともと常滑病院の経営というのは、半田病院が常滑病院から10キロ25分のところにあって、なかなかお互いの距離が離れているということが前提に、常滑の方は常滑病院に来る、そして、半田の方は半田病院に行くという、そういう考えのもとに経営の計画がなされているそうです。 その中で、新病院を常滑との市境に建設した場合に、従来半田病院に行かれた患者さんが、高機能な新病院、いわゆる半田病院、その病院が患者を吸い上げてしまい、結果的に常滑市民病院の経営悪化という問題が起こり得る可能性があると考えますが、このことについて市長はどのようにお考えか、お答えいただきたいと思います。 そして、質問5、常滑市民病院の経営的な問題だけでなく、これだけ、お互いが5キロという、4キロですか、4.1キロという間に、この大きな病院、市民病院があった場合、この近い距離に2つの病院があるならば、それぞれが本来ならば役割分担を明確にして、近い将来、常滑病院と半田病院の経営統合なども視野に入れて取り組むべきだと考えますが、このことについて市長はどのようにお考えか、お答えいただきたいと思います。 そして、質問の6番目、知多半田駅前というのは、長きにわたる区画整理事業におきまして空洞化が進み、中心市街地としてはふさわしくない状態が続いております。そして、区画整理後の未利用地の率もいまだ高い状態であります。 いわゆるこれが知多半田駅前土地区画整理事業、この位置でありますね。この中で、今、JR、この青いところが、JR半田駅前の区画整理事業が今、始まろうとしているわけなんですが、先日も地域公共交通会議というバスルートを選定する会議に出ましたところ、やはり市民の方が最も行きたい場所の上位は、買い物ができるスーパーと病院ということでありました。 そこで、1つのアイデアといたしまして、半田病院の移転という問題で、今現在の半田市が抱えるこの中心市街地の空洞化というものを解決するためには、今、ひょっとしたら、この知多半田駅前のエリアか、これから始まるJRの駅前の区画整理に半田病院の移転を取り込めば、この中心市街地の活性化の解消の起爆剤になると考えますけれども、このことについて市長はどのようにお考えか、お答えいただきたいと思います。 以上で壇上での質問とさせていただきます。     (拍手・自席へ移動)     〔病院事務局長 竹内甲司君 答弁席へ移動〕 ◎病院事務局長(竹内甲司君) 中村宗雄議員の御質問、主題1、半田市の将来に向けて責任ある市政運営についての要旨1、半田市の将来に向けて責任ある市政運営についてお答えいたします。 御質問の1点目、現時点での新病院建設のスケジュールについてお答えいたします。 新病院の移転先につきましては、建設候補地を検討するための新たな会議体を設置し、今年度末をめどに決定する予定をしております。建設場所により、用地取得も含め必要な諸手続が異なる場合もあるため、スケジュールが大きく変動する可能性もございますが、仮に、大村愛知県知事から助言のございました半田運動公園を来年3月に建設予定地と決定した場合の、現段階でのスケジュールについて御説明いたします。 平成30年度から、建設予定地の測量や周辺の交通量調査等の各種調査や、土地利用計画の作成等を行い、32年度には設計業者の選定後、基本設計を実施し、33年度からは実施設計を行います。その後、34年度には敷地の造成工事を行い、36年度にかけて病院本体の建設工事を行います。 その後の医療機器等の搬入や移転作業を含めますと、開院は平成37年度になる見通しであり、建設場所の決定から7年以上を要するものと考えております。 その間に、都市計画マスタープランの部分改定や公園の都市計画変更、開発協議などの必要な諸手続につきまして、事業の進捗に支障を来さないように、これらと並行して進めてまいります。 なお、このスケジュールの中には、代替公園の取得や整備に要する期間は考慮しておりません。 建設予定地が決まり次第、さらなる工期短縮を含め、新病院の早期開院に向け、努力してまいります。 次に、2点目、新病院建設候補地の検討会議とはどのような方をメンバーとした会議体なのかについてお答えいたします。 この会議体は、新病院建設候補地について検討するために設置するものであり、検討委員には、医療関係者、学識経験者、半田市内の各種団体に所属する方、その他市長が必要と認める方の中から10名以内、会議の開催回数は4回程度を考えております。 具体的な委員といたしましては、半田市医師会会長や都市計画分野の有識者、市民代表として半田市区長連絡協議会会長などの方々を考えておりますが、座長につきましては委員の互選により決めていただきたいと考えております。     (自席へ移動)     〔建設部長 榊原康仁君 答弁席へ移動〕 ◎建設部長(榊原康仁君) 続きまして、御質問の3点目、半田運動公園東付近に半田病院が移転した場合、半田市都市計画マスタープランに示された活力創造軸から外れることになるが、将来に向けた半田市の都市像についてはどう考えているのかについてお答えいたします。 都市計画マスタープランにおいては、半田の歴史や文化を感じる、半田らしさがある雁宿公園から衣浦港までのエリアを、緑豊かな都市基盤の充実、都市機能の集積を図ることで市民が誇れるにぎわいと活力に満ちた空間を創出する活力創造軸に位置づけています。 この活力創造軸の中には、2つの鉄道駅、名鉄知多半田駅、JR半田駅や、適切に配置された幹線道路のほかにも、さまざまな都市機能が集積しております。 具体的には、西の端には古くから市民に親しまれている緑豊かな雁宿公園があり、また、名鉄知多半田駅周辺エリアでは、雁宿ホール、市民交流センターなどの公共施設に加え、ビジネスホテル、マンション、各種の診療施設や店舗などの立地が進んでいます。 さらに、JR半田駅前から半田運河周辺エリアでは、半田運河沿いの蔵のほかにも、ミツカンミュージアム・MIMや、國盛酒の文化館、半六庭園、小栗家住宅などの歴史的な建造物が活用され、本市の観光拠点となっています。 この東側にも、災害時に対策本部となる半田市役所、海上からの緊急物資を受け入れる衣浦港があるなど、多種多様な都市機能が集積されています。 半田病院は、多くの市民利用があるとともに、医師など多くの病院関係者も働いており、活力創造軸の中にあることが望ましい施設であるため、病院がこの地区から外れることは、にぎわいや活力に少なからず影響を及ぼすものと考えられます。 しかしながら、このエリアの中では今後も、JR武豊線の高架化やJR半田駅前での土地区画整理事業を進めるほか、都市計画道路や衣浦港の整備、半田病院の跡地の活用などにより、さらなる都市機能の充実を図ってまいります。 こうしたことから、半田病院がこの活力創造軸から外れた場所へ移転した場合であっても、将来に向けた本市の都市構造や都市軸の形成に変更はございません。     (自席へ移動)     〔病院事務局長 竹内甲司君 答弁席へ移動〕 ◎病院事務局長(竹内甲司君) 続きまして、4点目、新病院を常滑市との市境付近に建設した場合の常滑市民病院の経営問題が起こり得る可能性と、5点目、近未来的に常滑市民病院との経営統合などの考えはについては、関連がございますのであわせてお答えいたします。 半田病院と常滑市民病院との間におきましては、今までにも半田市・常滑市医療連携等協議会を設置し、救急患者の受け入れや相互における患者紹介などの医療体制、医師や看護師の確保及び育成などについて協議を行ってまいりました。また、本年2月にはICTを利用した地域連携システムを開始し、患者さんの診療情報を閲覧することができるようになりました。 仮に、新病院が常滑市との市境付近に建設された場合には、両院の診療圏や医療機能等が重複もしくは競合することが予想され、常滑市民病院の経営面に与える影響を懸念しております。将来にわたり良質な医療を安定的、継続的に提供するためにも、また、両院を存続させていくためにも、連携をより強化することが重要であると考えております。 最後に、6点目、新病院建設場所を知多半田駅前もしくはJR半田駅前の土地区画整理事業に組み込む考えはないかについてお答えいたします。 知多半田駅前土地区画整理事業は平成28年3月に換地処分しており、区域内の宅地や道路等は全て計画的に整備し、多くの方に利用されています。一部に空き地などはありますが、これまでに建築された店舗や住宅などと混在しているため、新病院建設地として必要な用地を確保するためには相当数の建物移転が必要となります。また、大きな区画もないことから、病院として必要な敷地を整備するためには、道路のつけかえや廃止等も必要となります。そのため、これらに対処するためには、さらに多くの費用と長い期間が必要になります。 次に、JR半田駅前土地区画整理事業は、道路や宅地の整備、建物移転はこれから進めますが、事業区域は南北に細長い形状であり、整備後に商業施設や住宅等として利用可能な宅地面積は合計で約2万7,000平方メートルしかないため、区域内で新病院建設用地を確保することはできません。事業区域と区域外とをまたいで敷地を確保することも理論的には可能ですが、この場合、多くの住民の方々の地区外への移転が必要であり、多額の費用と長い期間がかかります。 したがいまして、一刻も早い新病院建設を考えなければならない現段階においては、いずれの御提案も実現は困難であると考えております。 以上で、中村宗雄議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。     (自席へ移動) ◆17番(中村宗雄議員) それでは、再質問したいと思いますけれども、まず、今のスケジュールで場所が決まれば7年後の平成37年に建つということだったんですが、11月1日の市報に、表紙から2ページ目ですか、多くの市民の方はこの言葉で衝撃を受けていました。 皆様、半田病院は今、病院消滅の危機にあります。これ以上おくれれば、経営が難しくなります。 えっ、そうなのと多くの方が思っただろうと思うんですが、もともと半田病院、計画では平成34年に建っていたと、最短で。今だと37年ですので3年おくれて建つというときに、ここで言われている、これ以上おくれるともう後がないですよという、生き残りが難しくなりますという、要するにレッドゾーンに来ちゃっているのか、それかまだここは安全なセーフティーゾーンにいらっしゃるのか、その平成37年というのはどういう時期なんでしょうか。 ◎病院事務局長(竹内甲司君) 34年度の開院予定から3年ほど延びることに今の想定ではなるわけですけれども、例えばで申しますと、34年度まで何とか我慢して使っていこうと思っていましたナースコールですとか電話交換機の交換、それから、医療ガスの整備など、予定をしていなかった工事などを、延びたがためにやらなければいけなくなった、その経費が約1億6,000万円ほどということになりまして、この3カ年に計上させていただいておりますけれども、やっぱりそういった経費も必要になってくる。 それから、これは直接関係あるかどうかわかりませんけれども、研修医の確保も非常に難しくなってきたということで、それに対して私ども病院関係者としては、本当に倒れないように努力はさせていただきたいと思いますけれども、絶対安全かというよりも、やはり危機感を持って経営に当たっていきたいというふうに思っております。 ◆17番(中村宗雄議員) 危機感を先にあおったのは病院側だと思うんですね。危ないと言い出して、このままじゃだめだと言ったわけですので、だから平成37年は、まだ大丈夫なんですか、それか危ないんですかということをお聞きしている。マルかバツでお答えいただければいいと思いますので、1億6,000万かかるとか、そんなことはわかり切った話ですので、その部分をちょっと明確にお答えいただければというふうに思います。 ◎病院事務局長(竹内甲司君) ここで病院が本当に倒れてしまうということは言えないと思いますけれども、非常に危険なゾーンに来ているということは間違いないというふうに思っております。 ◆17番(中村宗雄議員) 一刻も早く建てなきゃいけないということは、これは誰もが思っていることですので、その気持ちはよくわかりました。 そうなりますと、新たなる検討会議というものをまたつくって検討していくと。このことについては一回、どれだけ検討したかということを調べましたら、平成27年7月から5回に分けて検討して、次は29年1月からまた検討して、いろいろ28年8月からも検討したりとか、要するに検討する会議をたくさんやられていますよね。問題は、検討することよりも答えを出すことが本来一番先だと思うんですが、その答えが出たところがまた差し戻ってしまったという、大きな時間をここでロスしたと思うんですね。 今回、この検討会議はまた10名ほどの方を選ばれてということで、今までの検討してきた会議の方たちと、何か人選が違うんでしょうか、何か専門的なものがあるだとか。今回の検討会議も、これは後がない会議だと思うんですね。それもあと4回で答えを出すと。きょうが12月5日で、正月休みが入りますので3末までにあと100日ちょっとぐらいしかない中で出していくにはかなりの専門性が要ると思うんですが、先ほどお聞きしましたら、区長連絡協議会だとか、何かいつものようなメンバーでまたやろうとしているようですけれども、これで大丈夫なんでしょうか。 ◎病院事務局長(竹内甲司君) これまでにいろんな検討会議を重ねてまいりました。例えば医師会長などはその会議にほとんど参加していただいておりますけれども、中には今まで参加されていなかった方もみえますけれども、全て半田病院のことについてある程度の知識を持った方に参加していただきたいと思っておりますので、きちんと決めていただけるものと考えております。 ◆17番(中村宗雄議員) 僕、その自信がどこから来るかよくわからないんですけれども、決して今までの会議の方を批判するわけじゃないんですが、結局、市民のニーズが正しくつかめなかったり、重要な問題である観点が何か抜け落ちていたり、ひょっとしたら、これ、全会一致で今まで全部決まってくるわけですよ、全会一致で決まるということは、今はやりのそんたくじゃありませんが、市側の意向をきちんと受けとめちゃいたい、受けとめちゃいやすい体質というのか、何かそういうところがあると思うんですね。 今回のメンバーは前回のそういう方たちとどう違うか、僕、聞いているんです。4回しかなくて、場所をストライクで決めていかなきゃいけないんですね。もう迷っている場合がない。さっき後がないって言われたじゃないですか。だから、どう違うのか。今回、こういう方たちを集めてこういうふうで場所を決めていくんだというところが見えないんですよ。4回という数はわかりました。どういう方たちとどういうことを主眼にして決めていくんでしょうか。 ◎病院事務局長(竹内甲司君) 後がないということですので、検討委員になっていただく方にもそういったことをきちっと説明した上で協議していただきたいというふうに考えております。 ◆17番(中村宗雄議員) じゃ、きちんとお願いしたら、答えが仮に出てくるとするじゃないですか。今までは一つ一つが点でついているわけでもなくて、例えば幾つの候補地の中でどれを適地というふうに、全員賛成で決めちゃっているわけですよね。それを市長に答申して、市長がそれを受けるというのが通例だと思うんですけれども、今回もそのパターンでいくわけでしょうか。 ◎病院事務局長(竹内甲司君) その会議体で1つの場所を決めていただいて市長に答申をするというように考えています。 ◆17番(中村宗雄議員) 決める人たちに決めてもらっていいことと、こちら、市サイドが決めることは、僕、あると思うんですね。 例えば、どういう観点に重きを置いて決めてほしいかということは、こちらが先に、僕、オーダーすることだと思うんです。出てきたものをどういうふうに、本来、会議体も意見が割れてしかるべしだと思うんですね、真剣にやれば。まあええやとやっていくとそれでいきましょうという話になると思うんですが、おのおの専門性のある方たちが自分の見地で物を言えば必ず割れると思うんですね。1つの場所なんかでおさまるわけない。大体3つぐらいを出しますので、あとそちらで選んでくださいみたいな、そんな格好になるのかなと思っていたんですけれども、そういうイメージではない。 ◎病院事務局長(竹内甲司君) これはやっぱり、皆さん出てきた委員さんは、それなりに意見をお持ちでしょうから、一本化できればそれにこしたことはないですけれども、それが必ずしも一本化できるものでもないというふうに思ってもおります。その際にはやはり、最終的には市長が決断するものと考えております。 ◆17番(中村宗雄議員) じゃ、まあ、その会議体の方には十分期待をして、すばらしい答申ができることを願っております。 それでは、次に、活力創造軸の外に出ても変わりがないというお答えだったと思いますけれども、病院と市役所というのは半田市の中で2大重要な建物だと思うんですね、施設というのか。そのうちの1つが出ていってしまっても、この都市軸に対して影響はございませんと言ってしまったほうが、僕は違和感があると思うんですね。要するに半田市の軸というのが動くわけですよ。動こうとしているなら、動いたなら動いたなりに、本来なら変えなきゃいけないと思うんです、将来のまちづくりの構想を。 それを、出ていっても変わりありませんと言ってしまえば、何にも考えていないと言っているとほとんど近いと思うんですが、これ、こんなふうでいいんでしょうか。 ◎建設部長(榊原康仁君) 先ほどの答弁で申しましたけれども、半田病院が出ていくと、医師など多くの病院関係者が働いていると、多くの市民利用もあるということで、この軸の中にあることが望ましい施設であるため、この軸から外れることは、にぎわいや活力に少なからず影響を及ぼすものというふうに考えてはいます。 その後、じゃ、出ていってからどうするのか、そのままほかっておくのではなくて何らかの対策を立てなければならないんだろうと。それはそのとおりだと思います。 今、半田市では、JRの武豊線の高架化をやります。周辺の区画整理もやります。それは活力創造軸の中です。さらには、港湾も今後整備拡充をして、企業誘致だとか、そういったことも考えています。 その中で、半田病院が出ていった跡地についても、市長もちょっと一部考え方を申されましたけれども、そこの活用も考えることでここのエリアのにぎわいと活力をつくっていきたいというふうには思っています。 ◆17番(中村宗雄議員) 聞いてもいないことを答えてくれたものですから、半田病院の跡地の活用って、どんなことを考えていらっしゃいましたか。僕、初めてお聞きしたんですけど。 ◎建設部長(榊原康仁君) まだ具体的にはありませんけれども、その跡地の活用を考えていく必要があるということで述べさせていただきました。 ◆17番(中村宗雄議員) 半田病院が出ていけば少なからずとも影響があるというのは当たっていると思います。僕が言っているのは、今、国交省も言われているように、今から40年たつと日本の人口は30%減る。東京など一部のところは人口がふえても、この地域、国交省の色分けだと50%から1%の間で減ると言われる地域なんですね。ふえるわけがない地域なんです。 そうなったために、その地域が活力あるまちでいられるためにコンパクトシティー化をしろと言っているわけです、国が、コンパクトシティー化、ネットワーク化をしろと。だから、中心市街地や地域に、住民の生活だったり商業施設だったり医療施設を集積させて、なるべくちっちゃくまちを形成しろという方針で、今、世の中、動いていると思うんですね。その中で、ぼーんと外に、要するに5キロ飛んでいっちゃうわけですよ、向こうに。 そのときに、都市の軸もさわらずにそのままやっていけるなんていうことが本来おかしいと思うんですね。これは大きく、逆に都市軸が変わるわけですので、そういうところで対応を考えていかなきゃいけないということで言っているわけで、決して病院が出ていってはいけないと言っているわけじゃないんですよ。そこで、これからも都市軸や都市の形成には変更はございませんって言うものですから、それで本当にいいんですかということを言っているんですね。変更しますと言わなきゃ、僕はいけないと思うんです。変更しなくて対応できるわけがないですもの。そこら辺はいかがなんでしょうか。 ◎建設部長(榊原康仁君) 人口減少に伴ってコンパクトシティー化というのはおっしゃるとおりです。 先ほども答弁で申し上げましたけれども、ここにはいろんな都市機能がありまして、その一部に半田病院があると思っています。半田病院の機能というのは相当大きなものというふうに認識しておりますけれども、半田市のそもそもの都市軸、ここは、港ですとか運河周辺のところから、やっぱりここがへそになって半田市は発展していったわけですよね。武豊線もできて、その後名鉄もできて、どんどんどんどん発展していったこの半田市の中心、ここの都市軸は、やっぱり不変なもので、これは変わらないと思っています。 半田病院が出ていくことによって、確かに、確かに影響はあります。その影響を、どういう形でその跡地の活用ですとか、その周辺のまちづくりの取り組みですとか、半田市民のための中心市街地としての活性化のために考えていくかということでありますので、今後は、病院が出ていったことをきちっと踏まえて、この都市軸の中の活性化に取り組んでまいりたいと思います。 ◆17番(中村宗雄議員) 僕が言っていることは、先ほど言いましたが、病院が出ていくことはまかりならんって言っているわけじゃなくて、病院が出ていったら出ていったなりのまちづくりをちゃんとしようねと。 ましてや、さっき提案させていただきましたが、それが例えば駅前周辺に立地すればしたで、またそれはそれなりのまちづくりをしなきゃいけないだろうし、また、そうでないところに出ていったら出ていったなりに対応していかなければ、インフラの整備もそうですし、いろんなことが全部絡んでくるわけですよ。 だから、病院が低いところより高いところのほうがいいよねなんていう、そんな理屈で決めていると、まちが壊れちゃいませんかということを言っているので、そこら辺はよく考えていただけたらというふうに思います。 続きまして、常滑病院、ちょっと映像を出してもらってもいいですか。 常滑病院と半田病院の位置関係、今、実は半田病院と常滑病院との位置関係というのは、10キロ25分という距離に守られているわけですよね。これがこんなに近く、4.1キロのところに、仮に、これは運動公園東と言われるエリアに建った場合を想定してなんですが、この距離に建った場合に、常滑病院に経営的な問題が起きるということは認識されているというふうに理解したらいいですか。 ◎病院事務局長(竹内甲司君) 常滑市民病院の経営にも影響があると考えております。 ◆17番(中村宗雄議員) その影響というのは、軽微な影響でなく、経営の根幹が揺らぐという、そういう認識があるというふうにお考えですか。 ◎病院事務局長(竹内甲司君) 経営の根幹にかかわるような問題になる可能性を秘めていると思っています。 ◆17番(中村宗雄議員) そうですよね。僕も常滑病院の、商工会の方や病院の方とこの前そういう協議をする場がありまして、やはり医師と看護師と患者というものがバランスよく調達できれば、病院の経営はほぼうまくいく。そのバランスが崩れたときに経営の問題が勃発する。 よく言われるストロー効果じゃありませんが、近くにこういう巨大な半田病院というものができれば全部吸っていっちゃうんですね。これ、当たり前のことでありまして、緊急搬送でも、全て常滑の方も、みんな高度な医療を提供してくれる半田病院に行きたいに決まっているんですよね。そうしたときに、まだ建てて間もない常滑病院は、きっと経営が立ち行かなくなる。これ、よその自治体のことだから知らないという話には、僕はいかないと思うんですね。そこに建てるというのは、もともと経営の前提が、東洋町にあることを前提に彼らはこの計画を進めてしまったんですよね。 いろんなことがありまして、西のほうへ出ていくならば、僕は常滑病院までも含めて、経営の統合まで視野に入れてやってあげないと難しいと思うんですね。連携なんていうのはまだすごく遠い関係、経営統合なんていう言葉はまだこの段階で早いのかもしれませんが、近未来的にはちょっと視野に入れていかなきゃいけない問題だと思うんですが、そういうところにはお考えはないんでしょうか。 ◎副市長(堀嵜敬雄君) 実は11月24日でございますけれども、名古屋大学病院の石黒院長からお電話をいただきまして、私、半田の副市長と、常滑の山田副市長、それに愛知県の健康福祉部の保健医療局長の4者で、名古屋大学病院の院長室で話し合いの場を持っております。どんなことが話し合われたかといいますと、まさに今、中村議員が御心配しておった、半田病院と常滑病院の今後のあり方ということがテーマだということで呼ばれております。 そのときの話の中では、今おっしゃられたように連携をより強化することですとか、どんな形になるかわかりませんけれども、効率的な両病院の運営を目指すこと、あとは両病院間で慎重な協議を行うことを大前提とし、具体的な協議の進め方としては、愛知県の半田保健所、この半田保健所というのは知多半島医療圏の地域医療構想を取りまとめる役割を持っておるところなんですけれども、半田保健所長が調整役を担うので、その際には半田市も主体的に協議を進めてほしいということを言われておりまして、市長にも早速その旨は報告し、常滑市民病院のこととはいえ、知多半島医療圏全体のこともありますので、もし本当に半田市民病院が今の常滑に近い位置、運動公園のほうに移転するようなことになったら、早急にこの協議は進めていきたいというふうに思っております。 ◆17番(中村宗雄議員) 聞くところによりますと、常滑病院の建てかえのときには、半田病院との経営統合を県から促されたと、そういうふうに僕は聞きました。 それを常滑側が蹴って、今、お互いにこうやっている立場だと思うんですが、もともと半田と常滑というのは看護学校も一緒にやっていたり、本来つながれる素地があると思うんですね。それを常滑側が蹴られたから、今、こういう格好になっているわけですけれども、この移転という1つのことを契機に、本来あるべき姿に戻るというのはすばらしいことでありまして、半田病院が担う部分と常滑病院が担う部分を機能を分ければ、それだけもっと地域の医療は充実するわけですので、そういう面では、今、副市長が言われたようなところを推し進めていっていただければなというふうに思います。 それでは、時間もあれですので、先ほど言いました、中心市街地に持ってきたらどうだという案というのか、アイデアを御披露させてもらったわけなんですけど、これは決して中心市街地に持ってこいと言っている意味じゃなくて、中心市街地は中心市街地で空洞化していっちゃうという、そういう問題があるわけですよね。 これを具体的に解決する策がない。病院が移転すれば病院が移転したでいろんな問題がまた、そこまでのアクセスの問題とかインフラの問題とか、いろんなことが起きてくる。だから僕は、病院の移転という問題と空洞化という問題をぶつけて一遍に解決しちゃうというような、そういうようなアイデアがどうかなということで提案をさせていただきました。 もともと、さっきの答弁では、そんな場所はないという、そういう言葉だったんですが、先日の検討会議の資料をずっと見ておりましたら、候補地の4として、たしかJR半田駅東というのが出ていたと思います。最短で、平成37年にはできるよと。お金が約10億ぐらい余分にかかるのかな。そういうことで、できないという判断はされていないんですよね。 本来なら、今までこれだけの検討会議を続けてこられて、いろんな場所も候補地7ぐらいまである中で、これ、きっと点数づけがされていないものですから、どれがよいかという判断がきかないといたしましても、本来なら候補地の1がこけたら2番目がきっと上がってくる、繰り上げ当選みたいなふうになるのか、ちょっとそこはわかりませんが、こういう都市軸のこともありますので、その可能性について、少しは検討する御用意はあるんでしょうか。それとも、大村知事の御意向を得て、運動公園の東ということで決まりということなんでしょうか。その辺はどういうふうにお考えなんでしょうか。 ◎病院事務局長(竹内甲司君) 今、現時点では、できるだけ早く建てたいということもございまして、土地の買収を必要としない、半田市が持っている土地を中心に考えていきたいというふうに思っております。 ◆17番(中村宗雄議員) わかりました。 たまたまきょう来るときに、知多半田駅前にこうせい公園ってあるじゃないですか。御存じですか。センターワンの西というのか、あれぐらいの土地に病院が建つか建たないかという議論はいろいろあると思うんですが、建物というのは高層化すれば面積は稼げると思うんですね。こうせい公園は半田市が所有している土地でもありますし、僕は可能性はゼロじゃないと思うんですね。 だから、今回のことも、今回、市職員駐車場で長く協議をしてきてひっくり返っちゃったという、僕はこの経験をちょっと学ばなきゃいけないと思うんですが、やはり頭をかたくして、ここでなければいけないとか、何々ができないとか、そういうすごく狭い範囲で考えていくと、いい答えがなかなか見つけにくいと思うんです。可能性って全てのものにあるわけで、一長一短だと思うんですね。どれもが全てがすぐれていて、どれもが全て劣っているわけじゃないと思うんです。 今回、新たな場所をもう一回見つけたときに、僕、市長がどうやって市民の方に説明していくかということを最後にお聞きしたいと思ったんですね。よく政治家が、ブーメラン現象というんですか、自分が相手を批判した言葉や説明したことがブーメランのように自分に襲いかかってくるという。これだけ市職員駐車場の優位性を語って、そうでない場所の劣勢を今まで説明してこられたわけじゃないですか。これをこれから自分たちが論破していかなきゃいけないんですよね。逆のことをやっていかなきゃいけないわけじゃないですか。その辺って、市長、どういうふうに説明を考えられているんでしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) ありがとうございます、いろいろ御提言をいただきまして。 これからの病院は、次の病院をつくる考え方の基本にも少し書いてありますが、高齢化が進む中で高層化をしてワンフロア当たりの面積を狭くすることは、年をとられた方ですとか、いろいろ障がいのある方などが使いにくい病院になってしまうので、なるべく低層化をする中で、しかもフラットにして、バリアフリーにして、使い勝手のよい病院にすることも必要であります。 また、手術室などと集中治療室などが同じフロアにあることも必要になってきますので、御指摘の、中心市街地にある程度の限られた面積の中に高いものをつくるということは、少し、これからの病院のあるべき姿に合致していないのかなと。 それから、半田病院が目指しておりますのは、当然ながら知多医療圏の第3次救急機能を担う唯一の病院でございますので、そうしたものを取り込むためには、冒頭申し上げました、同じフロアの中にたくさん手術室があって、しかも最先端の医療機器の入れられる十分余裕のある手術室を入れて、同時にそこの隣に集中治療室などが完備することのできる一定の面積が必要でありますので、そういった観点で考えていきたいと思います。 いろいろ御指摘をいただきましたが、現在の半田病院は、ほぼ50%、入院、通院も半田市民でございますが、それ以外、例えば阿久比町から15%、武豊町から15%など、入院、通院の方もいらっしゃいます。 確かに半田市の市民の税金で建設をすることになりますので、そういった観点も大事ですが、逆に周辺市町も含めた皆さん方にとって使い勝手のよい病院である必要性もあろうかと思いますので、そういったことを考えて、なるべく早くつくることの必要性も勘案しながら、どれが一番ベターか、ベストかという選択を早急に決めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆17番(中村宗雄議員) じゃ、最後にもう一回だけ市長にお聞きしたいと思います。 今、先ほど一番最後に市長が言葉にされましたけれども、市長は今までの市職員駐車場の選択を、ベストでないけどベターな選択、そういうふうに表現されてきました。この姿勢がこういうことを招いていると思うんですね。 次回は、新しい検討会議が市長に答申してくれて、また市長が政治的判断で決めると思うんですが、次回はベストな選択をしていただけるんでしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) 民主主義というのは、100人の方がいらっしゃれば100通りの考え方がありますので、その100人が100人ともそれで了だとしていただけるならそれはベストだと思いますけれども、最終判断、自分の中ではベストだと思っても、それが市民の皆さんにとってベストかどうかはわかりませんけれども、1人でも多く皆さんが、なるほどそれがいいなというふうに思っていただけることを目指すのが、私、冒頭質問の中にもいただきましたが、責任ある市政運営だと思いますし、それが市長にとってのベストな選択だというふうに思いますので、そのように努力をしてまいります。 以上です。 ○議長(久世孝宏議員) 中村宗雄議員の質問を終わります。 しばらく休憩します。---------------------------------------     午後1時47分 休憩     午後2時02分 再開--------------------------------------- ○副議長(山田清一議員) 会議を再開します。 山本半治議員の発言を許します。     〔13番 山本半治議員 質問席へ移動〕(拍手) ◆13番(山本半治議員) 議長のお許しをいただきましたので、さきの通告に従いまして質問いたします。 主題1、運用3年、マイレポはんだの活用で市民協働の推進についてお尋ねします。 市民協働を支える制度としてマイレポはんだの運用が始まり、ことしで3年が経過しました。マイレポはんだは、スマートフォンを活用し、市民と行政が協働で、日常の課題や問題の解決を図ることを目指した本市独自の先進的な取り組みです。具体的には、24時間365日、いつでも、どこでも、何時でも、身近で起きた課題や問題をスマートフォンで投稿することができる便利なシステムとなっています。 例えば道路の陥没などを見つけたときに、市民の方がスマートフォンで陥没箇所を写真撮影することで、GPSが自動的に場所を特定することで、あとは、道路が陥没して危険ですとコメントを書き込み投稿するだけで作業は終わります。情報を受け取った担当職員は直接現場に向かい、簡単な問題はその場で解決します。その場で解決できないものは状況説明のコメントを入れて対応し、対応完了後には解決現場の写真を添えて報告します。 マイレポはんだを活用されている市民の方からは、説明の手間が省け、対応も早く、また、問題解決までの状況がわかりやすいので大変助かっていますとの声をいただいています。また、先進的な取り組みで経費も低額のことから、運用当初から、新聞やテレビなどマスメディアで紹介されたことから全国的に注目を集め、県内外の多くの市町が視察に訪れ、その中から実用化している市町もあらわれているようです。この3年間で、本市が目指すマイレポはんだを活用した市民協働はどれだけ推進されてきたのか検証するとともに、先進市として全国の模範となるマイレポはんだの活用で、市民協働をさらに推進していただきたいと思います。 そこで質問いたします。 要旨1、マイレポはんだ運用の充実についてお尋ねします。 全国から多くの視察を受け入れ、実用化されている市町があらわれているとのことです。 そこで質問いたします。 質問1、現在までの3年間の視察受け入れ件数と、その後にシステム導入した自治体の数は幾つあるか、お伺いします。 続きまして、マイレポはんだの活用で市民協働の推進を図るためには、投稿者をふやすことが重要と思います。 そこで質問いたします。 質問2、現在までの投稿者数と、投稿者をふやすための具体的な取り組みをどのように行ってきたか、お伺いします。 続きまして、本市では投稿者をふやすための方策として、地域に出向き講習や説明会を開いているとのことですが、なかなか結果があらわれていないようです。マイレポはんだを活用することで市民協働が育まれ、それによって安心・安全なまちづくりにつながることを市民の方に理解していただくことが重要と考えます。現地に赴き、膝詰めで語るぐらいの熱い思いが必要だと思います。まずは、マイレポはんだの必要性を広く市民の方に理解していただく努力をしっかりしていただきたいと思います。 そこで質問いたします。 質問3、マイレポはんだの必要性を理解していただくには、年代別や各種グループごとにターゲットを絞り、その年代や各種グループごとに合った説明の場をふやすなど、さらなる投稿者をふやす取り組みを行うべきと思います。本市の見解をお伺いします。 また、本市独自の新たな投稿者をふやす取り組みがあれば、お伺いします。 続きまして、本年度から、台風や大雨などの災害時に災害対策本部が設置されることで、マイレポはんだに災害情報収集機能が追加されました。これにより、冠水や崖崩れなどの状況を写真と動画で投稿できることから、災害時の安全対策に大変役立つ取り組みとなりました。しかし、市民の皆様には、この情報が余り届いていないように思われます。 そこで質問いたします。 質問4、マイレポはんだに災害情報収集機能が追加されたことを周知徹底すべきと考えますが、本市の見解をお伺いします。 続きまして、マイレポはんだを活用して市民協働を推進するには、身近な課題や問題の中で、行政に全て頼るのではなく、市民の方でできることは市民の方に行っていただく、市民により問題解決できる仕組みづくりが必要だと考えます。 例えば、草刈りや簡単な修繕など、市民の方でできることは市民の方に行っていただき、その内容をマイレポはんだに投稿してもらうことで、さらなる市民の善意の広がりが期待されると思います。また、この取り組みについては、本市も実現を目指しています。市民の善意の行動を行政と市民で共有することで、市民協働は推進し、安心・安全なまちづくりにつながっていくと考えます。 そこで質問いたします。 質問5、市民協働推進に向けて、本市が求めている、マイレポはんだを活用して市民により問題解決できる仕組みをなるべく早くつくり、運用すべきと考えますが、本市の見解をお伺いします。 主題2、公的年金受給資格期間短縮25年から10年による受給対象者支援についてお尋ねします。 私たちの人生には、自分や家族の高齢化、障がい、死亡など、予測がつかないさまざまな要因で、自立した生活ができなくなるリスクがあります。こうしたリスクに備えるための仕組みが公的年金制度です。 公的年金制度は、自営業者などが加入する国民年金、会社員が加入する厚生年金、公務員などが加入する共済年金がありますが、日本国内に住む20歳から60歳の全ての人が保険料を納めることで、その保険料を高齢者などへ年金として給付する仕組みとなっています。年金を受け取れるのは、高齢になったときの老齢年金、重度の障がいを負ってしまったときの障害年金、一家の大黒柱が亡くなった後、遺族が受け取れる遺族年金があります。また、公的年金を受け取るためには、保険料を25年以上納める必要があります。しかし、病気やけがなど経済的な理由で、保険料を納めたくても25年以上納めることができなかった人は、年金を受け取るための受給資格がなくなってしまいます。10年、20年、24年11カ月、一生懸命保険料を納めてきても、受給資格がないために無年金者となってしまいます。 国では、このような無年金者となってしまう方を減らすとともに、年金に加入しやすいように、老齢年金を受け取ることができる受給対象者の年金制度を改正しました。その結果、年金受給資格期間を25年以上から10年以上に短縮し、約64万人の方が新たに年金を受け取ることができるようになりました。ことしの8月1日時点で受給資格期間が10年以上ある65歳以上の方などに、2月末より黄色の封筒で年金請求書が届けられ、10月から年金の支給が始まっています。しかし、年金を受け取るための年金請求手続をされている方が全国的に6割から7割と、3割から4割の方が年金請求手続をされていないために、受給対象者でありながら年金を受け取れない状況となっています。せっかくの無年金者対策が国民に広く浸透していないようです。 そこで質問いたします。 要旨1、本市ができる受給対象者への広報支援についてお伺いします。 本市におかれましても、年金制度の改正で新たに年金を受け取ることができる受給対象者が多くみえると思います。みずから納めてきた年金です。新たに対象者となる全ての方に年金を受け取っていただきたいと思います。全国的な受給状況から見て、日本年金機構からの情報だけでは足りないように思います。そこで、いろいろな広報を使い、市民に情報を提供している本市の協力が必要となります。また、全ての対象者に年金を受け取っていただくには、今回の対象者だけではなく、今後対象となる方、また、その家族など、広く市民に年金制度改正を周知し、理解していただくことが無年金者対策につながると思います。市民の方が日ごろから目にする市のホームページや市報、地域への回覧板での広報支援で全ての対象者に情報が届くよう、周知の協力をお願いしたいと思います。 そこで質問いたします。 質問1、改正された年金制度を、受給対象者、今後対象となる方、その家族など、広く市民に周知すべきと考えますが、本市の見解をお伺いします。 続きまして、年金の受給資格期間が10年未満の方でも……。 映像をお願いいたします。 任意加入制度を活用することで最長70歳まで国民年金に加入でき、資格期間を10年以上にふやすことで年金を受け取ることができたり、後納制度を活用して、過去5年間に国民年金保険料の納め忘れがある場合も、平成30年9月まで保険料を納めることで、保険料の納付期間を10年以上とすることができます。また、合算対象期間、空期間といって、過去に年金制度に加入していない、サラリーマンの配偶者だったり、また、学生だった期間、海外に住んでいた期間、脱退手当の支給対象者となった期間、これらの期間を資格期間にカウントできる場合があります。これらの空期間を足すことで10年以上となるケースもあります。 映像ありがとうございます。 どちらも、自己申告が必要となります。 そこで質問いたします。 質問2、受給資格期間が10年未満の方でも資格期間に加えることができる国民年金の任意加入制度や後納制度、合算対象期間など、広く市民に周知をすべきと考えますが、本市の見解をお伺いします。 続きまして、日本年金機構には、持ち主が確認できない記録が今なお2,000万件残っていると言われています。旧姓の方や読み間違いやすい名前の方、転居などを繰り返す人などは、年金加入記録が漏れることから年金通知が届かない可能性があります。自身の年金記録を確認することで、年金を受け取れる場合があります。 そこで質問いたします。 質問3、年金加入記録に漏れがあり、支給通知が届かない方への周知をすべきと考えますが、本市の見解をお伺いします。 続きまして、要旨2、無年金者救済の窓口サービスについてお伺いします。 日本年金機構では、今回の年金制度改正で、新たな年金受給対象者の相談窓口が大変混雑することが予想されています。実際に、知多半島全域を管轄する半田市西新町にある半田年金事務所も大変混雑しています。その中にあって、本市の国保年金課では、国民年金に関する業務を行っています。その業務の中に、新たな年金受給対象者になる方への業務を追加していただきたいと思います。無年金者救済のために、新たな年金受給対象者が相談できる独自の窓口サービスが必要となります。半田市から無年金者を減らすとともに、年金加入者をふやすための新たな取り組みを行っていただきたいと思います。 そこで質問いたします。 質問1、無年金者救済のための専門窓口を設置すべきと考えますが、本市の見解をお伺いし、質問席からの質問を終わります。     (拍手・自席へ移動)     〔企画部長 竹部益世君 答弁席へ移動〕 ◎企画部長(竹部益世君) 山本半治議員の御質問の主題1、運用3年、マイレポはんだの活用で市民協働の推進について、要旨1、マイレポはんだ運用の充実についての御質問の1点目、現在までの視察件数及びその後導入した自治体数についてお答えをいたします。 マイレポはんだは、全国に先駆けて平成26年10月から本格運用したことにより、各地から視察を受け入れております。その件数は、地方議会議員が54件、自治体職員が19件の計73件であり、本市を視察した5自治体を含め8自治体が導入しております。 続きまして、御質問の2点目、現在までの投稿者数と投稿者をふやす具体的な取り組み、御質問の3点目、年代別などターゲットを絞った説明会の開催及び本市独自の取り組みについては、関連がございますので一括してお答えをさせていただきます。 運用開始から3年となる本年9月末までの投稿者数は195人で、延べ693件の投稿がありました。これまで投稿者をふやす取り組みとしては、はんだ市報、ホームページによる広報に加え、実際にスマートフォンを用いて体験していただく説明会等を、自治区やPTA、消防団などを対象に22回行いました。今後も、日ごろから問題意識の高い地域の防犯パトロール隊や、小・中学校のPTAなどの若い世代に対しても説明会等を実施し、登録者、投稿数の増加に努めてまいります。 続きまして、御質問の4点目、災害情報収集機能の周知徹底についてお答えをいたします。 平成29年4月から追加導入している災害情報収集機能は、台風などの災害時に、道路冠水など自宅周辺の状況をマイレポはんだに投稿していただくことにより、市が被害情報を迅速かつ的確に把握し、対応が可能となるとともに、市民の皆さんも災害状況を知ることができます。この機能は、災害への関心が高まる中、マイレポはんだへ登録するきっかけとなるものであり、平常時の投稿者をふやすことにより、災害時にも被害状況の早期把握につながると考えております。 今後は、各地域で行われる自主防災訓練や防災講話の参加者や、災害対応を担っていただく消防団員などにも、さらに周知してまいります。 続きまして、御質問の5点目、マイレポはんだを活用した市民協働の仕組みづくりについてお答えをいたします。 マイレポはんだは、市民の皆さんから情報をいただき、地域の課題を市民と行政が共有し解決していくものであり、本市が目指す市民協働のあり方の1つであります。これまでは、マイレポはんだの簡便な情報収集機能に着目し、迅速な課題解決を図ることを成果の1つとして取り組んでまいりました。 一方、平成28年9月には地域の方から、亀崎駅駐輪場付近の草刈りをしたとの投稿もいただいており、そうした地域の方が解決に参加する取り組みをふやしていくことが市民協働の推進につながると考えています。 今後はマイレポはんだを、地域課題を共有するための情報発信ツールとしても活用し、市民の皆さんとともに課題解決できる仕組みづくりに取り組んでまいります。     (自席へ移動)     〔福祉部長 新村 隆君 答弁席へ移動〕 ◎福祉部長(新村隆君) 続きまして、主題2、公的年金受給資格期間短縮による受給対象者支援についての要旨1、本市ができる受給対象者への広報支援についての御質問の1点目、改正された年金制度の周知及び2点目、10年未満の方に対する周知、3点目、支給通知の届かない方への周知につきましては、関連がありますのであわせてお答えいたします。 市町村における年金事務につきましては国からの法定受託事務であり、国保年金課では、国民年金に関する相談業務を初め、免除申請や住所変更など、手続事務の一部を取り扱っております。 これまで、保険料の免除や納付猶予制度などを市報等で周知してまいりましたが、今回の受給資格期間短縮の改正に関しましては行っておりませんでした。 しかし、公的年金制度は老後の国民生活に極めて大切な制度であることから、制度の意義や役割について市民に周知を図ることは重要なことと認識しております。 今後、準備が整い次第、今回の制度改正の内容を初め、保険料の納付期間が10年に満たない場合や支給通知が届かない場合などの対応について、市報やホームページなどでわかりやすく周知を図ってまいります。 続きまして、要旨2、無年金者救済の窓口サービスについての御質問、無年金者救済のための専門相談窓口の設置についてお答えいたします。 本市では、これまでも国民年金に関する相談業務などを実施しており、内容によっては日本年金機構の半田年金事務所と連絡をとり合いながら対応しています。 要旨1でも申し上げましたが、年金事務に関しましては法定受託事務であることから、国保年金課の窓口では、来庁者の年金加入記録を初め、保険料の免除期間の納付状況などの詳細な情報は法的に扱えない立場にあります。そのため、年金事務所と同等にその場で判断できる専門相談窓口を設置することはできません。 しかし、現状の窓口において無年金者救済に支障が生じないよう、職員の知識向上を図るとともに、より丁寧な説明に努めてまいります。 以上で、山本半治議員に対する答弁とさせていただきます。     (自席へ移動) ◆13番(山本半治議員) それでは、再質問をさせていただきます。 すごいですね。3年間で議会が54、自治体が19、合計で73の方々に半田市に訪れていただいて、窓口で説明をしていただいた方には本当に感謝を申し上げます。私、この数字を見まして、前からすばらしい制度をしていただいたなというのは思っておりまして、そのためにも、3年間でかなり伸ばしていただくと、投稿の数もですし、投稿者もふやしていただけると一番ありがたいなと思っていたんですけれども、私自身は投稿者数が3年間で195というのはちょっと少ないなと思うんですけれども、行政の部長、担当部長はいかがお考えでしょうか、この数字を見られて。 ◎企画部長(竹部益世君) 市民からの要望につきましては、このマイレポはんだ以外にも多数方法がありまして、従来ある方法の1つとして、私ども、取り上げています。なので、実際には、登録をしている、アプリに登録している方はもっともっとたくさんいらっしゃると思いますが、実際に投稿している数195という数はなかなか評価しづらいですが、一定の成果は、いわゆる十分な成果はあったというふうに考えております。 ◆13番(山本半治議員) じゃ、ちょっともう一回、私、最初の質問でも言いましたけれども、全国でこういう制度は半田市が先進地ですよと、これで市民協働の推進の話も進めていきたいと、私、実は3年前にこの利用者をふやすための質問をさせていただきました。そのときにも、やはりこの制度を使って多くの方に、市民の方に協力をしていただくことを進めていきたいということがあったものですから、そして、そのときにも投稿者をぜひふやしていきたいというお答えがあったものですから、3年たって今回この質問をしているわけです。ですから、ちょっと今がっかりしたのは、企画部長から今のこの195で何か十分だったよというふうに聞こえてきたんですけれども、前、このマイレポを立ち上げた副市長はいかがお考えですか、今の言葉は。 ◎副市長(堀嵜敬雄君) いつもマイレポはんだを応援していただいてありがとうございます。 このマイレポはんだをつくったときから、目標は実は、1日1件投稿していただければ1年で365件、3年間やると1,000件、半田のまちがきっと変わるんじゃないかということを目標にしてまいりましたけれども、数字としましては先ほど企画部長が御披露したような数字にとどまっております。この3年間で693件ということで、1,000件目標のところ700しか行っていないということですので、もう少し、引き続きしっかり広報、宣伝をしていかなくちゃいけないなということを思う反面、最初のころは、まだ、数、ふやせるんじゃないかなと思っておったんですけれども、ちょっとお叱りを受けるかもしれませんが、実は半田のまちって意外に整備されていて、そんなに悪いところが、ひょっとしたらないまちではないかなということも、投稿がない数字を見ておると思っております。ほかのところに行ったときにも同じような視点でまちを見るんですけれども、実は道路なんかも、地方に行ったときの道路と比べると半田の道路って結構きれいだなということを私は感じておりますし、いろんなものが整っておるなと。ただ、そこに甘えておっちゃいけませんので、冒頭申し上げたように、この後も1日1件を目標に、さらに広報に努めてまいります。 ◆13番(山本半治議員) この取り組みが、行政の方にも目が届かないような、一般市民の方々の目についたことでもやれるよということなものですから、部長は、半田市がいいから、私は、まだまだこれは多くの方に広がっていないからと私は思っておりまして、今回のこの質問をさせていただいたわけでございますので、そのところを少し御理解いただきたいと思います。ましてや、これが進むことによって、毎回出てくる専決処分の無駄なお金も減ってくるのは当たり前ですし、これによって市民の方が、やはり自分で半田市をよくしたいという、よくしていこうという、そういう市民の方がふえていけば、本当に半田市がよくなる、安心・安全なすばらしいまちになるというのがこのマイレポの、私は基本だと思いますので、そのつもりで進めていただきたいと思います。 それで、今までも、自治区やPTA、消防団で22回もやっていただいた、この中で何名ぐらいの方が現場で登録をされてみえたか、その数がわかれば教えていただきたいと思います。 ◎市民協働課長(加藤明弘君) 22回の参加、説明会の参加者は、総勢で1,265人になっております。 そのうち、登録した人というのは、正確な数字はわかりませんが、その場でスマホを実際に使って登録をしておりますので、多くの方が、大部分の方がその場で登録をしていただいていると考えております。 ◆13番(山本半治議員) 1,265人の方が、それじゃ、その場で全員、一応、じゃ、アプリを登録しているということで、その理解でよろしいですか。もう一遍教えてください。 ◎市民協働課長(加藤明弘君) 参加された方全員がスマホをお持ちでない方もいらっしゃるものですから、お持ちの方にはその場でアプリの登録のほうをしていただいておりますので、おおむねしていただいておると考えております。 ◆13番(山本半治議員) よくわかりました。 私、ここでやっぱり問題になるのは、これだけの方が、やはり登録をしていただいても、なかなか使い切っていないという、1つ問題が出てくると思うんですよね。ですから、やはりその段階でこの方々に使っていただくための説明をちゃんとしていかないと、ただ登録してねでは、間違いなくしっかり説明をしていただいたと思うんですけれども、登録された方が使っていただくような、やはり説明、講習、そのことが重要かなと思うんですが、部長、いかがですか。 ◎企画部長(竹部益世君) 私も導入のときの担当課長でしたので、システム試行段階のときには、講習会をやったときに、そのまま外に出て、そのアプリを使ってみましょうと、半日かけて。登録作業を、例えば1時間、その後外に出て実際に練習の投稿をしたというようなこともかつてやりましたので、座学だけではなくて、実際外に出てやるという講習会、そんなやり方も考えていかなくちゃいけないなと思っています。
    ◆13番(山本半治議員) それから、私もこれ、知らなかったんですけど、このマイレポはんだ、ユーチューブでマイレポはんだと入れますと、5分ぐらいのユーチューブで非常にわかりやすい映像が出ていまして、スマートフォンを大体使ってみえる方なら、このユーチューブを見ていただけると登録も簡単にできますし、割とこれならやれるかなとお感じの方が多いんじゃないかと思うんですけれども、この説明会で、こういうユーチューブを、半田市がつくったユーチューブなどを見せて、見ていただいての説明会はあったんでしょうか。 ◎市民協働課長(加藤明弘君) ユーチューブのほうを作成してからは、説明会にもそちらを持ち込みまして、まず画像で見ていただいた後、実際に使ってもらうと。そういうような取り組みを行っております。 ◆13番(山本半治議員) じゃ、ユーチューブはいつつくられたんですかね。私も本当に、こんなわかりやすいものがあるというのをなかなか知らなかったものですから、やはり行政の方は、せっかくいいものがあっても、せっかくいいものをつくっても、市民の方に伝わっていない、周知されていないというのが非常に残念なんですよね。いつぐらい、これ、つくっていただいたんですかね。 ◎市民協働課長(加藤明弘君) 昨年の11月に作成いたしました。 ◆13番(山本半治議員) そうすると、そろそろ1年ですよね。ですから、なるべくそこで説明を受ける方々が少しでもわかりやすく、こういうことをどんどんしていっていただいて、何とか私、理解をしていただいて、投稿者をふやしていただきたいと思います。 あと、災害時の災害情報収集機能も、これもたしか前の担当者の方からつくりましたよという話は聞いていたんですけれども、これも、なかなか私も使い方がわからなくて、ちゃんとホームページを見ればわかるだろうとおっしゃるかもわかりませんけれども、私みたいな機械に弱い人間はやはり、ちゃんとした説明だとか、そういうことをしていただかないと、なかなかせっかくの機能があっても使えないということがありますので、その辺のことはいかがお考えでしょうか。 ◎企画部長(竹部益世君) 先日、半田市総合防災訓練でも、これは活用してトライしてみました。消防団の方にもたしか投稿いただいたかと思いますけれども、そういった災害現場に向かわれる、特に方につきましては、こういった登録を勧めて、実際にそういう場面もやっぱり練習できればいいかなというふうに思っています。 ◆13番(山本半治議員) そうすると、この機能を使って何件ぐらい今まで投稿があったか、それがわかれば教えていただきたいと思います。 ◎防災監(斉藤清勝君) 28年の4月から、実は災害板の試行が運用されております。本格運用は29年の4月からでございますが、現在まで、災害対応として投稿いただいた件数は28件というふうに把握してございます。 ◆13番(山本半治議員) この中には職員さんもかなりあると思うんですけれども、どうなんですか、職員さんはこの辺の中に何件ぐらいあるんですか。 ◎防災監(斉藤清勝君) このうちの職員対応についてはちょっと把握をしてございません。恐らく消防団、それから職員のほうが、例えば河川の水位であったり、こういったものはリアルタイムで、災害対策室のモニターで確認ができますものですから、相当数の件数は職員もしくは消防団を中心とした者からの投稿というふうに考えております。 ◆13番(山本半治議員) どちらにしろ、この機能を使うにしても、多くの方にやっぱり理解をしていただいてふやしていくことが一番大事だと思いますので、そのところ、今までもやっていただいておりますけれども、さらにまた細かくやっていただくと。そうですよね。小学校のPTAなどで若い方に説明をしていただくという、今回、説明なんですけれども、3年前のときもこんなような、一遍取り組みもしますよという話だったんですけれども、これはもう一度新たにということでよろしいですか。 ◎企画部長(竹部益世君) 3年前にも、私もPTAの会合に出かけて、その場で説明して登録をしていただいたこともやりました。その後も、それ以外のPTAの方にもやってはおりますが、さらにまだまだ十分やれるところはあるかと思いますので、今後も引き続きやらせていただきたいというふうに思っています。 ◆13番(山本半治議員) 外に出ていくというのは大変なお仕事だと思いますけれども、どうなんですか、今まで平日だったり、お休みのときだったりとか、そんな形で行っていると思うんですけれども、どんな時間帯で今までやっていただいたんですかね、この説明会というのは。 ◎市民協働課長(加藤明弘君) 例えば自治区の区長会などはやはり夜間に開催されるものですから、そちらのほうに企画課の職員と市民協働課の職員がお伺いしまして説明をさせていただいたり、団体の会合のあるときに時間を合わせて市のほうが現場に出向いているということでございます。 ◆13番(山本半治議員) じゃ、時間外で大変だと思いますけれども、このところも本当に、先ほど申し上げました全国の先進市として、やはり私はもっと、この使い方をふやして、なおかつ半田市が市民の力で安心・安全なまちになったと視察に来た方に言えるような取り組みをしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それから、この市民協働、もう一個、市民でできることは市民でやっていただく、これは前から、やっぱり副市長がこれを取り入れたときから、これをやりたいということだったと思うんですけど、私、いや、いつになったらこの実現だとか、取り組みの進め方が、説明が来るのかなと思ったんですが、なかなか来ないものですから、今回何とか行政の方のお尻を上げたいつもりでこの質問をさせていただいたわけでございますけれども、もう一度この取り組みに対しての思いを1つ、副市長、いかがですか。 ◎副市長(堀嵜敬雄君) ありがとうございます。 先ほど市民の方が協力していただいた例で、亀崎駅の駐輪場付近の草刈りという例を挙げさせていただきました。実はこの前にも、長泥の径の草刈りですとか青山武道館の前の草刈りを市民の方がやっていただきまして、そのときの投稿、どんな投稿だったかというと、草刈りをやって草を集めておいたので、草だけ申しわけないけど処分しておいてくださいという投稿でのやりとりを何件かしております。そういうものをまた見ていただいた次の市民の方が、こうやって亀崎のように違う形で御協力していただけるような例が、これも時間が少しかかっておりますけれども、徐々に徐々に広がっておりますので、少し地道に宣伝をしながら続けていきたいなというふうに思っております。 あと、もう一つ、災害版なんですけれども、これ、使う場面が来てほしくはないんですけれども、災害版の活用については、スマートフォンを立ち上げた段階で、災害が来て、台風が来ているときには、災害版への投稿に自動的に、投稿者の方、何もしていただかなくてもなりますが、ふだん投稿したことのない方が、そのときに初めて災害版で自分のところのため池があふれそうだよだとか、ここがこんなに冠水しているよということを投稿しようと思っても、なかなか難しいと思っています。そういう意味では、ふだんの投稿者の方の数を地道にふやしていくことが、来てほしくないんですけれども、いざ、そういった災害のときにも、速やかな情報収集につながることになると思いますので、山本議員御提案のようにしっかりと宣伝をして、もう少しマイレポはんだの投稿者の数をふやしていきたいと思っております。ありがとうございます。 ◆13番(山本半治議員) それから、私も経験があるんですけれども、余り使っていないとバージョンアップをしておりまして、投稿しようと思ったら、メールアドレスから、それから暗証番号からって、私も家族に叱られまして、アドレスも暗証番号ももうほとんど忘れておりまして、そんな方がはっきり言って多いと思うんです。ですから、これからもいろいろバージョンアップをしてくればそんな形になってくると思いますので、やっぱりそういうことも市民の方にわかっていただいて、いざというときにぱっと、すっと使えるような、そういう、また御説明もしていただきたいと思います。 それから、この質問で最後ですけれども、市民の方に草刈りや何かやっていただくことをやっていきますよということなんだけれども、なかなかすぐにできない、何か理由はあるんですかね。なかなかゴーという形でやれていないんですけれども、進んでいないんですが、やれない理由は何が一番ネックになっているんでしょうかね、これは。 ◎企画部長(竹部益世君) このマイレポはんだは、無料のアプリのフィックス・マイ・ストリート・ジャパンというアプリを活用しています。それがいい面でいけばコストがかかっていない、安くできるということなんですが、ある一面、投稿の、例えば投稿者のどなたが登録をしているかだとか、そういう管理ができないんですね。できないというか、私たちにはちょっとわからない。今回やりたいなと思っているのは、こういった案件があるので、この案件について、市民の方、協力できる方、いついつここに来てくださいねということをこのマイレポはんだで通知はしたいなと思っているんですが、ここはやっぱりシステム改修が必要ということになると、半田市だけではちょっと、半田市だけの事情で改修すれば、それは半田市に負担が求められるということで、今回、僕、答弁の中で申し上げさせていただきました他の自治体もございますので、そういったところと少し話もしながら、あるいは開発者とは随時協議をしていますけれども、そこをもう一歩踏み込めれば、少し進めやすいかなと。ただ、それとともにあわせて仕組みづくりは私ども半田市の中でやることですので、そこは別途考えていくべき内容かなと思います。 ◆13番(山本半治議員) それでは、楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。 じゃ、次の質問に移ります。 この公的年金、それこそことしの10月から、年金が25年から10年に短縮されたということで、本当に、今まで一生懸命納めていたけれども、年数がなくてもらえなかったという方は、非常に私、ありがたい話だと思います。 実は年金機構さんに連絡を入れまして、私、訪問してきました。じゃ、実際半田市に何人ぐらいの方が今回この対象者になるんですかと、それで、なおかつ、8月1日時点の方で何人ぐらいの方が申請されていますかというお話を言ったんですけれども、やはりなかなか何人の数は難しいと。しかし、半田市で、8月1日時点で382人の方がこの対象者だということがわかりました。この数字からいきますと、全国的にも7割から6割ぐらいの方しかもらっていないとなると、ひょっとしたら半田市でも100人以上の方が、まだこの権利があるのにもらえていない方がいらっしゃるんじゃないのかなと思いまして、そのことで、やはり日ごろ市民の方にいろんな情報を流していただいている半田市の協力が私は要るかなと思って今回させていただきましたけれども、早速市報やホームページでやっていただけるということで、ありがたいなと思います。 それで、市民の方といろんな話をしていますと、ホームページというのは見る方は見ている、市報もほとんどの方が見ていますけれども、回覧板がいいという方が多いんですよね。回覧板なら、俺、よく見るという方がいらっしゃるんだけれども、私は質問の中で回覧板というのもお願いしたんだけれども、これが入っていなかったんですけれども、これはなぜか、理由がわかれば教えていただきたいと思います。 ◎福祉部長(新村隆君) 特に意図はありません。幅広くいろんなツールを使って周知することが大切だと思っております。ですから、市報、ホームページ、回覧板、あと、幸いにも半田年金事務所が半田市にはございますので、そういったところの職員と協力しながら、地域のほうで要望があれば年金の説明会等も開催していくことが今後のやり方ではないかなというふうに考えております。 ◆13番(山本半治議員) ありがとうございます。それじゃ、本当に市民の方にわかりやすく、また周知していただくということで期待をいたしております。 今、説明会もというお話をしていただきましたけれども、私、その中で、要旨2の相談窓口ですけれども、やはり今回もこういう方々は、なかなか年金機構というのは何か敷居が高いという方が多いんです。その中で、半田市なら日ごろからよく来ているし、職員さんは非常に対応がいいので、半田市で簡単な説明が聞きたいという方が、私はあると思うんです。そんなときに、国保年金課受付窓口だけではなかなか市民の方がどこに行っていいのかわからないということで、私はそういう簡単な窓口を、サービスを設けていただくことによってこの市民サービスが広がるんじゃないかと思って、今回、この2番目の質問をしたわけでございますけれども、今回はそれが書いてなかったんですけど、それの理由は何かあるんでしょうか。 ◎福祉部長(新村隆君) 庁舎内の表示に関しましては、ある一定の方向性を持って表示がされているような状況にありますので、専用、国保年金課に年金の相談ができるよというような表示を独自にするようなことは今のところ考えておりません。ただ、集中してそういった制度が大きく変わった時期に関しましては、指示案内、児童手当等につきましては椅子を借りるような形で手当の支給窓口を設けたりということがありますが、今回のこの件につきましては非常に長期に及ぶようなものになってくると思います。ですから、現状の窓口において、より丁寧な説明が職員のほうでできるようにしていきたいということが、こちらからお伝えできる最大のことではないかなというふうに思っております。 ◆13番(山本半治議員) 今、窓口に来てもらえれば説明をしますよと。本当にありがたい話なんです。ところが、だけど、窓口に、こういう人たちが説明を聞くときどこなのかなと、国保年金課受付窓口ではわからないわけですよ。だから、私は難しいことを言っているわけじゃない。新しい制度の相談ができますよというのを、ちょっとここに、こんなものでもいいと思うんですよ。だけど、それがなぜできないのかなということで、ちょっと今、お話をしていますけれども、いかがですか。 ◎福祉部長(新村隆君) 現状におきましては、窓口内にはなりますが、国保年金課の中で窓口の案内係というものを配置しております。その者が、困ってみえるような方がみえた場合は、こちら側からお声がけをして、どういった御用件ですかということで担当のほうにつなげていくというような対応をとらせていただいているのが現状です。ですから、当然、年金のポスターだったりとか、そういったものは窓口周辺には張っていきたいとは考えております。 ◆13番(山本半治議員) これは福祉部だけなものだから難しいのかな。これは、どうですか、こういうものをつくるとなると、やっぱり企画だとか総務が関係してくるんですかね。何か問題があるんですかね。余りにも福祉部が、私はそんな難しいことじゃないと思うんだけど、窓口に来た人たちが、ねえ、だって、書いてなければわからないわけ。ちょっと書いてあればそこに、ここが新しく年金の相談ができるところだなと思って行けばすぐわかるのに、それがないものだから、もちろん国保年金課になっているけれども、それよりも新しい年金の相談ができますよということがわかるものを、だから、大々的な窓口と言っておるわけじゃないんですよ。副市長、どうですかね、私、言っておること。おかしなことを言っていますかね。 ◎副市長(堀嵜敬雄君) 庁舎が新しくなってから少し掲示なんかについてはルールが設けてあって、どこにでも張れるというものじゃありませんけれども、今おっしゃられているようなことだったらできるかと思いますので、一度相談して早急に実現させていただきます。 ◆13番(山本半治議員) じゃ、最後になりますけれども、本当にせっかくできた新たなこの制度でありますので、半田市から、新たに年金を受け取る方が全員受け取っていただきたいと思っています。最後、市長に、私のこの思いを市長はどのように考えてみえるか、ひとつよろしくお願いします。 ◎市長(榊原純夫君) 思いは同じでございます。担当課にも、うちのほうでいろんな資料がという話をしましたら、年金事務所と線を結んで画面で見るようなことはできないけれども、窓口にお見えになった方が御本人だということを確認をすれば、かけられた期間ですとか、そういった条件もお示しができるということを聞いていますので、先ほど副市長から答弁がありましたように、ここできちんといろんな年金の御質問を承らせていただきますということで表示をさせていただいて、1人でも多くの方がそういったことに陥らないように対処したいと思います。 以上です。 ○副議長(山田清一議員) 山本半治議員の質問を終わります。 しばらく休憩します。---------------------------------------     午後2時57分 休憩     午後3時12分 再開--------------------------------------- ○議長(久世孝宏議員) 会議を再開します。 竹内功治議員の発言を許します。     〔2番 竹内功治議員 質問席へ移動〕(拍手) ◆2番(竹内功治議員) 議長のお許しをいただきましたので、さきに通告しているとおり質問をいたします。 ことしの9月に愛媛県大洲市で、87歳の女性が福祉施設から帰宅途中にスズメバチの群れに襲われ、50分間弱の時間で約150カ所を刺されて死亡するという事件が起きました。この事件を起こしたスズメバチはキイロスズメバチだと考えられていますが、ほかにオオスズメバチなどと合わせてスズメバチ類に刺されることで起きる死亡事故の件数は全国で毎年20人前後あり、国内で有毒な生物が原因で起きる死亡事故の件数として最も多い状況になっています。 また、ことしの7月に兵庫県伊丹市で、10歳の男子児童がヤマカガシにかまれて一時的に意識不明の重体になる事件が起きました。ヤマカガシについて、以前は無毒と考えられていましたが、1972年に中学生がかまれて死亡する事件が起きてから改めて研究されるようになり、現在では、ハブの約10倍、マムシの約3倍の毒性があることがわかっています。ヤマカガシやマムシ、ハブなどの毒蛇にかまれて起きる死亡事故の件数は全国で毎年5人前後あり、国内で有毒な生物が原因で起きる死亡事故の件数として、スズメバチに次いで多い状況になっています。 ことしの5月20日に、中国の広州市から神戸港に陸揚げされた貨物船コンテナを尼崎市内であけたところ、床や壁面から約500匹のヒアリの死骸や卵が見つかり、少なくとも女王アリ2匹がいたことがわかりました。国立環境研究所によると、家族単位での移動が明らかになり、外で営巣に適した環境が見つかれば次世代につながる危険があると指摘しています。その後に、愛知県を含めて全国12都府県でヒアリが確認されており、定着する危険性、また、定着している可能性が高まっています。ヒアリは南米大陸原産のアリで、世界の侵略的外来種ワースト100に選定されるなど、世界的に問題になっているアリです。刺されると強く激しい痛みやかゆみを感じ、じんま疹や激しい動悸、目まいを起こすことがあります。また、アレルギー症状の中で危険性が高いアナフィラキシーショックが起きて死亡するケースもあり、殺人アリと呼ばれることがあります。 1930年代にヒアリが定着したアメリカ合衆国では、死亡事故も含めた人体への被害はもちろんのこと、家畜を襲うことや農作物への被害なども甚大になっており、被害額や駆除の対策費などが年間で7,000億円に上ると推測されており、社会的な問題の1つになっています。 このように、日本古来の有毒な生物、そして、諸外国から日本へ渡ってきた有毒な生物が生命の危機を及ぼすことは、大きな問題であると考えます。 そこで、半田市において、有毒な生物への対応についてお伺いします。 主題1、半田市に生息する、また生息の可能性がある、有毒な生物への対応について、要旨1、半田市に生息する有毒な生物への対応、対策についてお伺いします。 半田市には古来より、在来種の有毒な生物として、スズメバチやアシナガバチ、クマバチやミツバチなどの蜂類、マムシやヤマカガシなどの蛇類、ヒキガエルやニホンイモリ、ムカデ、また、亀崎の海岸や半田運河にはアカエイなどがいます。これら半田市に生息する有毒な生物の中でも、オオスズメバチやキイロスズメバチなど、何度も刺すことができて毎年全国で20件以上の死亡件数があるスズメバチ類、マムシやヤマカガシなど、毎年全国で5件前後の死亡件数がある蛇類などが、ふだんの生活の中で生命に危険を及ぼすことが考えられる、特に注意すべき有毒な生物であると考えます。 そこでお伺いします。 スズメバチ類や、マムシ、ヤマカガシなどの蛇類など、特に生命に危険を及ぼすことが考えられる生物の中で、半田市に生息する有毒な生物から受ける被害件数についてお答えください。 また、これら生命に危険を及ぼすことが考えられる有毒な生物から被害を受けないために実施している取り組みについてお答えください。 半田市では幸いなことに、スズメバチなどに刺され、また、マムシやヤマカガシなどにかまれて、生命まで及ぼすような大きな被害のニュースは聞いておりません。しかしながら、全国での被害状況を考えれば、今後に大きな被害が生まれることが十分に想定できます。 そこでお伺いします。 生命に危険を及ぼすことが考えられる有毒な生物から被害を受けた際の半田病院での医療体制についてお答えください。 昔から、スズメバチ類、マムシやヤマカガシなどの蛇類は、山間部の自然豊かな場所に多く生息していました。しかし、山間部を切り開き宅地開発が進むことにより生息場所を奪われたスズメバチ類、マムシやヤマカガシなどの蛇類が、公園や学校、公民館などの自然が多い公共施設などに多く生息している可能性が高くなっています。 これら有毒な生物が生息する場所は、市民にとって身近な場所でもあります。特に、被害を受けたら重症の可能性が高くなる幼児、児童・生徒などの子供たちについては、より一層の注意を行う必要があります。 そこでお伺いします。 幼稚園、保育園、小・中学校では、幼児、児童・生徒が有毒な生物から身を守るために、どのような対応、指導をしているのか、取り組みの内容についてお答えください。 要旨2、半田市に生息、また生息の可能性がある有毒な特定外来生物への対応、対策についてお伺いします。 もともと日本に生息していなかった生物を外来生物と呼びますが、その中でも生態系などへ影響や被害を及ぼす生物を特定外来生物と指定がされており、取り扱いを規制する法律として平成17年に、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律、いわゆる外来生物法が施行されております。その法律により、特定外来生物は駆除の対象であり、半田市に生息していると考えるセアカゴケグモ、生息の可能性があるヒアリなどは特定外来生物になります。その中でセアカゴケグモは、オーストラリア原産のクモで、平成7年に大阪府内で初めて発見されました。愛知県内では、平成17年8月に中部国際空港敷地内で初めて発見されて、その後は半田市内での各所で発見の事例があると聞きます。毒があるのは雌だけですが、その雌にかまれると、軽い痛みから頭痛や筋肉痛、重症化すると筋肉麻痺や、原産地のオーストラリアでは死亡例もある危険な毒グモです。 そこでお伺いします。 半田市に生息していると考えるセアカゴケグモについて、生息状況とその対策はどのように行っているのか、お答えください。 ことしの5月に日本国内で初めてヒアリが発見されてから、翌6月には名古屋港鍋田ふ頭コンテナターミナルで、愛知県内でもヒアリが発見されました。その後、交流拠点である名古屋市金城ふ頭において緊急点検を実施するなど、愛知県内の港湾では、ヒアリを侵入、そして繁殖させないための対策が進められております。 そこでお伺いします。 半田市に生息の可能性もあるヒアリについて、どのような対策を行っているのか、お答えください。 幼稚園、保育園、小・中学校では、自然が多く残っているため、在来種の有毒な生物だけではなく、有毒な特定外来生物について生息する可能性があると考えております。また、幼児が大好きな遊びの中に、アリなど小さな生物と触れ合うことや、生息の可能性がある場所での砂遊びや泥遊びがあります。ふだんの生活の中で有毒な生物や特定外来生物に接する可能性が高いのは、特に幼児、そして児童・生徒が多いと考えます。 そこでお伺いします。 幼稚園や保育園、小・中学校では、幼児、児童・生徒が有毒な特定外来生物から身を守るために、どのような対応、指導をしているのか、取り組みの内容についてお答えください。 以上で質問席からの質問を終了いたします。     (拍手・自席へ移動)     〔市民経済部長 笠井厚伸君 答弁席へ移動〕 ◎市民経済部長(笠井厚伸君) それでは、竹内功治議員の御質問、主題1、半田市に生息する、また生息の可能性がある、有毒な生物への対応についての要旨1、半田市に生息する有毒な生物への対応、対策についての御質問の1点目、有毒な生物から受ける被害件数についてお答えいたします。 私たちの身近なところに生息している生物の中で、人の生命を脅かす毒を持つものとしては、マムシ、ヤマカガシ、スズメバチなどが挙げられます。これらの被害には法令等による届け出義務がないため、詳細な件数の把握はできませんが、半田病院におけるマムシにかまれたことによる受診者のうち市民の人数は、平成28年度は3名、平成29年度は10月末現在で3名、スズメバチなど蜂類に刺されたことによる受診者のうち市民の人数は、平成28年度は41名、平成29年度は10月末現在で52名となっております。 次に、御質問の2点目、被害を受けないために実施している取り組みについてお答えいたします。 市民から通報をいただいたもののうち、場所が特定できた民有地内のスズメバチの巣などについては、所有者等への連絡にあわせ、市内の駆除業者を紹介し、その早期対応を依頼しております。また、市が管理する公園等においてスズメバチの巣などが発見された場合には市で駆除を行いますが、生息場所が特定できないマムシ、ヤマカガシなどが発見された場合には、発見場所周辺に注意看板を設置し、被害が出ないよう努めております。     (自席へ移動)     〔病院事務局長 竹内甲司君 答弁席へ移動〕 ◎病院事務局長(竹内甲司君) 続きまして、御質問の3点目、被害を受けた際の半田病院での医療体制についてをお答えいたします。 有毒な生物による被害にはさまざまなケースがございますが、緊急性を要する治療については半田病院の救命救急センターにて対応をさせていただきます。 スズメバチなど蜂の毒によるアナフィラキシーショックは、最悪の場合死に至る可能性があります。全身性じんま疹、呼吸困難、血圧低下など症状はさまざまですが、その症状を緩和する対症療法を早期に実施することで重篤化を回避します。 蛇類のうち、マムシの毒に対しては、血清であるマムシ抗毒素を常備しているため、早期投与が可能となっております。また、ヤマカガシの毒に対しては、全身の止血作用を失う危険性を防ぐための対症療法を実施いたします。 いずれにせよ、有毒な生物から被害を受けた場合には、一刻も早く受診いただくことが重要です。半田病院は、知多半島内唯一の救命救急センターとして、重篤な患者さんを24時間いつでも受け入れできる体制を整えております。     (自席へ移動)     〔教育部長 小坂和正君 答弁席へ移動〕 ◎教育部長(小坂和正君) 続きまして、要旨1の4点目、幼稚園、保育園、小・中学校での有毒な危険生物から身を守るための取り組みについてお答えいたします。 まず、幼児教育士や教職員に対してはふだんより、有毒な危険生物の種類、危険性及び対処方法等について、全員で共通理解を図っています。 園児や児童・生徒に対しては、どのような生物かわかるように写真等を利用し、かまれたり刺されたりした場合の危険性について周知しているほか、発見した場合には、近寄らない、さわらない、大人に知らせるということを指導しています。 保護者に対しては、注意喚起の通知をするとともに、必要に応じて学校メルマガ等で迅速に情報提供をしています。 また、実際に有毒な危険生物に遭遇し、園や学校で駆除することができない場合には、速やかに専門業者等により駆除するとともに、ふだんから生息しやすい環境とならないよう、草刈りなどの環境整備に取り組んでおります。 しかしながら、昨年からことしにかけて、園児、児童がこども園や小学校の外でマムシにかまれる被害が2件起きています。その際は、職員会議を開催し、全職員に周知した後、各担任から子供たちに、蛇やスズメバチなどは危険なので絶対に近づかないよう改めて指導することを徹底し、再発防止に努めております。     (自席へ移動)     〔市民経済部長 笠井厚伸君 答弁席へ移動〕 ◎市民経済部長(笠井厚伸君) 続きまして、要旨2、半田市に生息、また生息の可能性がある有毒な特定外来生物への対応、対策についての御質問の1点目、半田市に生息していると考えられるセアカゴケグモの生息状況とその対策についてお答えいたします。 本市におけるセアカゴケグモの生息状況については、平成24年に花園町内で発見されて以降毎年、市内各所で発見されていることから、その生息域は既に市内全域に広がっていると考えております。 なお、市民がセアカゴケグモの被害に遭わないための対策として、個体の特徴、生息を好む場所の周知に加え、発見した場合には靴で踏み潰したり市販の殺虫剤を吹きかけるなどの駆除方法や、万一かまれた場合には傷口を水で洗い流し、激しい動悸や目まいなどの症状が出たときは医療機関にて受診をする等の処置方法を、市報、ホームページで紹介しております。 また、平成28年度からは、春の大掃除にあわせて、セアカゴケグモへの注意を促すチラシを全自治区へ配付しております。 次に、御質問の2点目、半田市に生息の可能性があるヒアリへの対策についてお答えいたします。 ヒアリは、中国からのコンテナが保管されている港湾施設などでその発見が報じられており、本市においても、クリーン・アップ大作戦、衣浦みなとまつり花火大会の前に、衣浦港中央ふ頭で職員により目視調査を行っております。また、市民からのヒアリに似たアリがいるので心配とのお問い合わせに対しても、本市及び愛知県で個体確認を行っておりますが、ヒアリは確認されておりません。 ヒアリへの対策としましては、過去にセアカゴケグモなどの外来生物が国内に侵入した例から、まずは海外からのコンテナが到着する港湾での早期発見と徹底した駆除が重要であると考えております。 現在、ヒアリが発見された名古屋港では、環境省、国土交通省が特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律に基づき、大規模な防除を行っておりますが、本市としましても、ヒアリが市内に侵入した場合に備え、情報収集に努めるとともに、ホームページ、市報等で市民に情報を提供し、共有していくことで、ヒアリに対する監視の目が緩むことのないよう、今後とも取り組んでまいります。     (自席へ移動)     〔教育部長 小坂和正君 答弁席へ移動〕 ◎教育部長(小坂和正君) 続きまして、要旨2の3点目、幼稚園、保育園、小・中学校において、有毒な特定外来生物から身を守るための取り組みについてお答えいたします。 園児や児童・生徒にとって危険である有毒な生物から身を守ることに関しましては、特定外来生物に指定されているかどうかにかかわらず、要旨1の御質問の4点目、有毒な危険生物から身を守ることの取り組みで答弁させていただきましたように、その危険性などについて教職員等の間で情報共有を図ること、子供たちへの注意や指導を徹底すること、保護者に対し情報提供を行うことなどの取り組みをしております。 以上で、竹内功治議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。     (自席へ移動) ◆2番(竹内功治議員) それでは、再質問のほうに移らせていただきます。 現実的に、日本国内では毎年のように、スズメバチ類、蛇類などの有毒な死亡事故が多い、半田市でも先ほど、蛇が2年で6件、蜂類だと2年で93件事故があったということで、いつ大きな事故になるかもしれないということがあるかと思います。特にスズメバチ類については、世界中で蜂類に刺された死亡事故の約半数が日本ということで、世界で最も危険な蜂類がオオスズメバチやキイロスズメバチなどの日本のスズメバチだということです。 そこでお伺いしたいわけですが、このように、私たちのふだんの生活環境の中で、スズメバチ類、また蛇類などもそうですが、生命に危険を及ぼす有毒な生物が現実に生息している、まずこの現状についてどのように考えておられますか。 ◎市民経済部長(笠井厚伸君) 有毒な生物がいるということは、これは紛れもない事実でございまして、それを我々はふだん生活する中で十分認識しておく必要があると考えております。これは、古来より生活を一緒に、ともに暮らしている生き物でありますので、そういった実態をよく承知した上で、どう対処すべきか、むやみにさわらないとか、危険なところに近づいていかないとか、そういった知識、また、万が一刺されたりした場合の対処法、そういったものをしっかり身につけることで、こういった危険から身を守ることができるものと考えております。 ◆2番(竹内功治議員) おっしゃるとおり、日本古来より生息する在来種につきましては共栄共存してきたという現実があるかと思います。でも、私たちが勝手に宅地開発などを進めていくことで有毒な生物も生息場所が奪われて、私たちの生活環境に危険を及ぼすようなことになっているのかなというのが現実だと思いますが、そういったことも含めてしっかりと、危険な生物がいるということをやっぱり認識した上で、しっかりこの生物に対する取り組みをしていただきたいと思います。 少し古いデータになりますが、美浜町の知多厚生病院で、2002年から2004年まで蜂に刺された状況を調べているデータがあります。その中の報告で、アシナガバチも入っておるんですが、いわゆる蜂類に刺された事故が164件ありまして、そのうち1件が、2カ所刺された高齢者がアナフィラキシーショックになってかなり重症になったという報告があります。 そういった上で考えると、やっぱり重症化することが一番恐れているわけですが、半田市内、近隣地域も含めてですが、過去の事例の中で、死亡を含めた、いわゆる重症化した事例というのはあるのでしょうか。 ◎病院医事課長(沢田義行君) 重症化ということで申し上げますと、特段そういったことはございません。ただ、蜂、件数のところでいきますと蜂刺症という病名で半田病院にかかった患者さんの数を確認したところ、昨年28年度で83人、29年度、10月末現在でございますが84人おみえになりました。ただ、その中で、入院に関してはゼロ件ということで、先ほど申し上げましたアシナガバチ等々含めた件数では、ほぼほぼこれぐらいの人数が被害に遭っております。 ◆2番(竹内功治議員) 重症化していないということで、それは安心するわけではありますが、先ほどの83人と84人、蜂類、あと、その後、先ほどの答弁にもありましたが、41名と52名が実際にスズメバチに刺されて受診しているということを考えると、もう少し注意を払っていく必要があるのかなと思うわけですけど、例えば幼児や児童・生徒が多い公園とか幼稚園、保育園、小学校の学校施設、また、運動公園などもそうだと思うんですが、こういったところはやはり蜂類、蛇類が多いと思うんですけど、いわゆる有毒な生物の動きが活発になる前に、例えば夏前だと思うんですが、そういったときに、被害を受けないために事前の調査や状況において巣の駆除など、そのような対応というのは行うべきかなと思うんですが、そのようなことは実施しているのでしょうか。 ◎環境課長(長谷川信和君) 公共施設における事前の調査ということになりますが、マムシ、ヤマカガシですとかスズメバチ、こういったものについては、活動を始める時期が一定ではなくばらつきがありますので、事前の調査という形では行っておりませんが、職員が施設を見回る中でそういったものを発見すれば、速やかな駆除ですとか、注意喚起を行うことによりまして、こういった被害の予防をしております。 以上でございます。 ◆2番(竹内功治議員) 駆除というところで言えば、やっぱり巣とか見つけたら即刻そういったものを実施していただきたいと思うわけです。 それで、ことしの9月に大洲市で起きた、高齢者がスズメバチに刺されて亡くなった事件について、これ、ニュース報道なんかでありましたが、助けに向かった救急車の職員が、いわゆる防護服などを着ておらずに、被害者に近づけずに助けることができなかったというようなことを聞いております。 そこでお伺いしたいわけですが、実際半田市において、こういう、スズメバチの大群が見つかった、また、蛇などで救助の要請などがあった場合に、いわゆる助ける、救助に向かうためのマニュアルみたいなものというのは、実際あるのでしょうか。 ◎環境課長(長谷川信和君) 今、お話がありましたような救助マニュアルといったものは、そもそも専門的な知識のない者が救助に入るということは、二次被害を発生させたりですとか、そういった危険性が極めて高いものですから、そういったものは準備をしておりませんし、作成するというような考えも持っておりません。 以上です。 ◆2番(竹内功治議員) 実際、専門的な知識がないというところで難しいことというのはわかるわけですけど、実際被害に遭われた方もおりますので、そういったものもいろいろ考えていっていただきたいかなと思っております。 実際のところ、専門知識がないというところでちょっと質問をさせていただきたいんですけど、南知多町、こちらのほうは、自宅に蜂がいる、また、自分の、いわゆる公園の中で蜂の巣があったという場合、行政にお願いすることが一番ですし、民間に頼むことが一番だとは思うんですが、自己責任というところであれば防護服というものを貸し出すという実案もあります。また、民間業者に対して、蜂の駆除をする場合に、いわゆる一定のお金を補助するといった自治体もあるというふうにも聞いております。 こういったことがいいのかどうかというのはわからないんですが、半田市として、こういった行政としてひとつ、蜂の巣を取るよとか、いわゆる駆除を必要であるというような考え方についての取り組みについての見解だけ、ちょっと教えていただきたいと思います。 ◎市民経済部長(笠井厚伸君) 私どもとしましては、これまでもそうでありますが、民間地でそういった蜂の巣等がありましたら、その所有者の方に駆除をしていただくようお願いをしておりますし、今、防護服の貸し出しみたいなお話もございましたけれども、蜂の駆除に関しましては非常に専門的な知識も必要ですし、仮に防護服を着ていっても、その着方が正しくなくて蜂が中に入ってくる、そして、また刺されるという可能性もありますので、そういったことは今のところ、私どもは考えておりません。 ◆2番(竹内功治議員) なかなか難しいものだというのはわかっておるわけですが、そういった中でもスズメバチの被害が実際には起きている、蛇の被害も半田市でも起きているということを考えると、いろいろ対策はしていただきたいかなとは思っております。 特に被害を受けるというところで考えれば、幼稚園、保育園の園児、また、小学校の低学年なのかなと思っております。公園や野外で遊ぶことが多いものですから、有毒な生物と接触する危険性も高いでしょうし、大人が思っている以上に子供というところは危険なところで遊んでおりますので、交通安全と同じように、もっと積極的に、有毒な生物への注意喚起や、また、刺された後の対応などの指導もしっかりしていただきたいとは思っております。 スズメバチに、先ほども答弁でもありましたが、刺されて重症化する原因は、アレルギー反応によるアナフィラキシーショックであります。アナフィラキシーショックというのは食物アレルギーと同じ、起きるアレルギー反応と基本的に似ているために、スズメバチに刺されて重症化するおそれがある場合、例えばアナフィラキシーショックの補助治療剤である自己注射剤のエピペンを注射することが最も有効というふうにも伺っております。全国的にはそういったこと、もちろん保護者に対して、こういう、エピペンみたいなものがありますよとか、そういったような案内をしているような学校もあると聞くんですが、そういったようなことまでは学校はしておるのでしょうか。 ◎学校教育課長(沼田昌明君) 把握している範囲では、そのような学校はないかと思います。 ◆2番(竹内功治議員) 現実的に、スズメバチなどに仮に刺された場合、重症化するケースをいろいろ調べさせていただいたら、やっぱりアナフィラキシーショックというのは短時間で起きることが多いので、エピペンが正しいということでもないんですが、エピペンなんかがいいでしょうし、例えば吸引器などで実際に患者の刺された患部から毒を吸引して助けているというような体制をとっているというふうな所があるというふうにも聞いておりますので、そういったことも今後、今、全然やっていないよということでしたので、そういったことも1つ、考え方の1つになると思いますので、今後の御対応をお願いしたいと思っております。 それでは、次に、セアカゴケグモのほうについてもお伺いさせていただきたいと思います。 先ほどのお話だと、半田市にはセアカゴケグモが恐らく生息している、繁殖しているということでしたが、実際のところ、市民の被害状況というのはあるのでしょうか。 ◎環境課長(長谷川信和君) セアカゴケグモにかまれたという被害についてですが、これについても法的な報告義務はございませんので、私どもとしては把握をしておりません。 ◆2番(竹内功治議員) これ、実際、半田病院においても、例えばセアカゴケグモでかまれたよというような報告もないということでしょうか。 ◎病院医事課長(沢田義行君) セアカゴケグモという特定はできておらないんですが、先ほど蜂に刺されたということで蜂刺症という件数を申し上げましたが、もう一つ虫刺症といいまして、セアカゴケグモに限らず、ムカデだとか、ブヨだとか、そういったものに刺された患者さんの数が、昨年28年度で56人、29年度10月末までで50人、そういった虫に刺されたよという件数は把握しております。 ◆2番(竹内功治議員) 現状で大きな被害状況って、虫に刺されたというところでもしかしたらクモがあるのかもしれませんけど、大きな被害がないということはいいのかもしれませんが、原産のオーストラリアでは実際に死亡事故の報告もありますので、さらに大きく繁殖していれば決して安心することはできないのかなと思っております。愛知県のホームページに、実際に被害を受けた場所だったり、そういったところがある中で、例えば半田市にもありまして、先ほど御答弁でもありました花園とか宮本町、川崎町とか、あと、乙川で卵の見つかったクモもいるということだったので、実際には、本当に有毒で危険な雌グモが多く生息しているのかなという状況にはなっております。 このように、先ほど繁殖しているということではありましたが、完全に市民生活の行われている住宅街でこのセアカグモが多く繁殖しているこの現状については、実際どのように考えておられますか。 ◎市民経済部長(笠井厚伸君) 実は、つい先ほど、先週ぐらいだったと思うんですけれども、日東町の企業の方とお話をする機会がございまして、その話の中でも側溝の中にセアカゴケグモを発見したということを何人もの方からお話を伺いました。そういった意味では、もうセアカゴケグモは、そう珍しい、めったに見られないというものではなくて、ふだんの生活のすぐそばにいる生物だという認識は持っております。ですから、そういったものに対する正しい知識を広く周知をすることによって、その被害から身を守る必要があろうかと考えておりますので、そういった形で我々は取り組んでまいりたいと思います。 ◆2番(竹内功治議員) 実際に多く生息しているというのが現状である中で、セアカゴケグモは特定外来生物ですので、スズメバチやマムシなどの先ほど質問した古来の生物とは違いまして、法律的にも駆除ができる対象だとは思うんですけど、なかなか繁殖も多く進んでおり難しい状況だというのはわかるんですが、ただ、危険な毒があるクモだというのは現実的なので、実際のところ本当なので、そういったことを考えると、もう少し生息を、根絶とまでは言わなくても減少させるような取り組みが必要だと思うんですが、そのあたり、考えてはおられませんか。 ◎市民経済部長(笠井厚伸君) 私どもとしましても、1カ所に大量発生をしたというような状況であれば、これは駆除することを考えてまいりますけれども、今のところ大量発生というところまで聞いておりませんので、たまに1匹見かけたとか、そういったものですので、根絶は、今の状況では非常に難しいかなというふうに考えております。 ◆2番(竹内功治議員) 実際、市民から、このセアカゴケグモが心配だとか、刺されたとか、見つけたとか、そのような声というのはどれぐらいあるのでしょうか。 ◎環境課長(長谷川信和君) セアカゴケグモを発見したというような連絡については年間数件程度でございまして、それほど多くはない状況となっております。 ◆2番(竹内功治議員) それでも年間数件あるということは、やっぱり繁殖しているということは確かですので、そういったところで取り組みを考えていただきたいと思います。 次に、ヒアリについてもお伺いしたいわけですけど、現在のところ、ヒアリは中国のコンテナの中から発見されております。しかし、実際ヒアリは、海の、海岸部のコンテナの中からではなくて、過去多くの中には、例えば愛知県では春日井市、茨城県だと常陸太田市、埼玉県だと狭山市など、いわゆる内陸部で、コンテナが輸送された先で見つかっていることが多くなっております。ですので、実際は海岸部、港湾部だけを対策するのではなくて、移動してくると。内陸部へ実際にヒアリが輸送されて、そこから移動してくることも考えるために、どの地点においてもヒアリ対策というのは、やはり重要だと考えております。 そこでお伺いしたいわけですけど、いろいろ対策をされているということでありましたが、国、県、各自治体との連携の強化というのはどのように進められておられますでしょうか。 ◎環境課長(長谷川信和君) ヒアリについては、県のほうが研修会というような形を開催しておりますので、そちらのほうに職員を派遣して、どのような状況かですとか、今の現状とか、そういうものを把握しておりますし、また、ヒアリの情報についてはホームページで情報公開をしておりますので、そういったところで市民の皆さんに伝えていきたいと、そのように考えております。 ◆2番(竹内功治議員) 実際に市役所のホームページに、ヒアリ、またセアカゴケグモの特徴、また、かまれた後の症状なども記載した注意喚起のページもありますので、そういったところは大変いいのかなとは思っておりますが、先ほどの答弁にもありましたが、ヒアリに対する監視の目が緩むことのないように取り組んでいきたいというようなお話がありました。そういったことで言いますと、例えば静岡県静岡市の清水区、これは実際ヒアリが見つかったところですけど、こちらのほうは、ヒアリの詳細等、危険性、安全管理などの記載されたチラシを清水区の全戸に配布したというふうに聞いております。ヒアリに対する監視の目を緩むことなくということであれば、例えばヒアリ、セアカゴケグモもそうかもしれませんけど、こういったものの注意喚起を行うために、情報提供なども目的として、チラシの配布なんかを考えてもいいのかなと思いますが、そういった取り組みは考えていますか。 ◎市民経済部長(笠井厚伸君) 例えば、これは愛知県内でどこか生息が確認をされて、それが半田市にも入ってくるというような状況が推定されればそのような取り組みも必要かと思いますが、今、現状ではそういう状況にはないというふうに考えております。とりあえず今の状況でいきますと、ホームページや市報でお伝えをするということで対応してまいりたいと考えております。 ◆2番(竹内功治議員) 実際ヒアリを運んでくるのは、湾岸、沿岸部に関係する民間業者のコンテナの中というのが現実であります。そのため、ヒアリの侵入を防ぐためには必ず民間業者の協力が必要だと思うんですが、このあたり、民間業者との連携、協力体制みたいなものはどのように行っていますでしょうか。 ◎環境課長(長谷川信和君) 民間事業者との連携という関係になりますが、現在、衣浦港務所のほうが港湾周辺企業のほうにヒアリのポスター等の掲示を依頼しまして、ヒアリの早期発見に向けて注意喚起等を行っているところになっております。このため半田市としましても、衣浦港務所と連携を図ることで、また早期発見に努めていきたいと考えております。 ◆2番(竹内功治議員) 現状では、ヒアリは半田市にはいないということでありますけど、もちろん侵入している可能性もゼロじゃないわけで、仮にですけど、市民がヒアリにかまれてしまった場合、市立半田病院としてはしっかり対応はできる体制というのは考えておられますか。 ◎病院事務局長(竹内甲司君) ヒアリにかまれた際には、その症状は痛みなどの軽い程度のものから呼吸困難や意識障がいを起こすようなアナフィラキシーショックなど重い症状を起こす可能性もございますので、スズメバチに刺された場合と同様に、それぞれの症状に応じた対症療法を適切に実施しますので、救命救急センターにかかっていただければと思います。 ◆2番(竹内功治議員) 半田病院もしっかり対応されているということでありますので、そのあたりは安心しておりますけど、いつどのような形でこのような外来生物が入ってくるかわかりませんので、そのあたりはしっかり対応していただきたいと思っております。 それで、現実的にヒアリ、セアカゴケグモもそうですけど、有毒な特定外来生物において一番被害を受けやすいのはやはり、何度も言っていますけど幼児や児童・生徒などの子供たちだと思っております。そういった幼児、保育園、小・中学校においては、先ほどは従来の有毒な生物に対しての取り組みと同じ取り組みだよということでありましたが、このあたり、実際のところ子供たちの中では、そういったところがなかなか、報道ではヒアリとかありますけど、例えば幼稚園の子たちなんか、アリなんかはすぐさわっちゃうとかありますので、もうちょっと、この特定外来生物に対しての注意喚起も強く強化すべきかなと思うんですが、そのあたり、どのように考えていますか。 ◎教育部長(小坂和正君) 例えば幼児ですと、アリの区別はなかなかつかないと思いますので、そういったところは職員がきちんと、ヒアリに関してもクモに関しても、県だとか市の環境部局から大きなポスターなりその姿をあらわすもののチラシ、ポスターのような情報提供がありますので、そういうのをきちんと確認して、子供たちに対しては職員がきちんと判断して、もし発見されれば、それはとても危険な生物であるということですし、今のところそういうことはないんですけれども、職員がきちんとした知識を持つということが、子供たちを守る安全対策の1つになると考えております。 ◆2番(竹内功治議員) 有毒な特定外来生物は、日本国内で生息する、本当は必要がありませんので、その中で危険性が高い生物、半田市内においては、本来であれば生息を根絶する、生息をさせないよう、国や県とも連携しながら進めていきたいわけですけど、実際、セアカゴケグモのように繁殖してしまうともう、それも不可能になりますので、ヒアリに関してはそのあたり、しっかり対応していただきたいと思いますし、クモのほうに関しましても何らか対応して、今後いろいろ考えていっていただきたいと思います。 それでは、最後に市長に質問したいと思います。 半田市には、古来より在来種である有毒な生物だけではなくて、新たな危険として有毒な特定生物の生息が危惧されております。実際に全国的に見れば死亡事故もあるという事例もありますので、そういったものをしっかりと考えていただきながら、市民の生命を守るための取り組みをより一層充実させていただきたいと思いますが、その見解をお伺いします。 ◎市長(榊原純夫君) 日本、我が国は、たしか立花隆さんの本の中の知識ですが、植物の樹種世界一だとか、それから、水の豊富さ世界一ですとか、それから、いろいろな生物の多様性についても世界一だというふうに聞いています。そういう中で、特にお子さんたちには正しい知識をきちんと伝えられるような、先ほど教育部長から答弁がありましたが、先生たちを通じて、この昆虫は安全だ、この生物は安全だということもきちんと伝えていく必要があろうかと思いますので、そういう観点で、生き物と共生していくのがやっぱり人間の必要な部分もありますし、例えば植物なんかは蜂が媒介をしてその植物が繁殖をするようなこともありますので、正しい知識を伝えて、いざというときはきちんと生命を守っていくという体制を整えてまいりたいと思いますし、また、ヒアリに関しましても、名古屋港のある弥富の市長さんが愛知県市長会の中で、国全体でそういうことの対策をということをおっしゃっていましたので、また、愛知県市長会から東海市長会、さらには全国市長会を通じて国民の生命を守るための施策はきちんと進めていきたいと思いますし、そういった声も、私も上げていきたいと思います。 以上です。 ○議長(久世孝宏議員) 竹内功治議員の質問を終わります。 お諮りします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本日は延会することに決定しました。 本日はこれにて延会します。---------------------------------------     午後3時58分 延会...